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彼と彼女の場合(仮) 7

こんばんは(^^♪
本日2回目の更新です。❤
広げすぎて終わらない…( ;∀;)
それではどうぞ~♪

尋常ではない量の雨が降り続いております。
皆さん、気を付けてお過ごしくださいね。😊



更新情報です。
14日(土)『月夜に』135
15日(日)『月夜に』136
16日(月)『月夜に』137
17日(火)『月夜に』138

朝7時に予約投稿しております。
お時間のある時にでもお楽しみいただければ…❤

そして『月夜に』に関して一つお知らせです。
現在、ストックがここまでしかありません…( ;∀;)
引き続き妄想しておりますが続きはしばらくお待たせしてしまうと思います。
なるべく早くいい加減、完結させたいと思っておりますのでもう少しお待ちくださいませ!m(__)m










私信です。
☆様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます!😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ちょっとでも見えなくなるとほんと焦りますよね…😢
私もちょっと目を離したすきに見失って焦りましたもの~!
あの経験は心臓に悪いです…














「そろそろきちんとした説明をお願いいたしますわ」

「そうだよ!全部吐け〜!」

「とにかく分かるように説明してください」


桜子に滋に優紀ちゃんまで


司が貸し切りにしたファーストクラスの広い機内で
離陸した途端、周囲を取り囲まれ
責め立てられている俺

なんで三人が三人共に俺を責め立てるのかは分からないが
とにかく女達の圧が凄い

「分かったから!説明するから!
ちょっと落ち着いてくれよ!」

隣には総二郎が
その斜め前には類が座っているが
女達から俺を助ける気はないようで
総二郎は時折こちらに視線を流すだけで
さっそくCAをナンパしてやがるし
類なんて乗り込んだ途端に寝る体制で振り返りもしねぇ

両手を挙げ降参のポーズでここに至った経緯を説明する俺


「えーっ!じゃあずっと四人でつくしのストーカーしてたってこと?!」

声がデカいって!


「滋!ストーカーしてたのは司だけだ!」


「でも手先だったんでしょ?
だったら一緒じゃん!」

「一緒にすんな!」

「一緒ですわ。
要は共犯者ってことですわよね?」


「きょ、共犯者って・・わけでもねぇーよ!」


「協力してたんだから立派な共犯者だと思います!」


優紀ちゃんまで・・

三人にジト目で攻められ暑くもないのに背中に嫌な汗が伝う

「ご、ごめん・・」


「わたくし達に謝っていただかなくても結構ですわ。
ですがわたくし達を除け者にしていた事は謝って下さいね」


「そうだよ!あきら君達だけずる〜い!」

「そうですよ。
つくしの幸せのためだったら私達は幾らでも協力したのに」


「・・・・・・あぁ、わりぃ・・」


予想外の展開にちょっと混乱しているが
そんな俺には構わずますます圧を強め
俺を取り囲む女三人組


「それで、この先はどういったスケジュールになっているんですか?」

「あぁ・・えーっと・・」


取り囲む女達にこの先のスケジュールを説明する俺

一番前の席に並んで座る司と牧野の方をチラチラと見ながらの説明に
早速、桜子からダメ出しが入る


「それじゃダメですわ」

「そうだよ!そんな緩いスケジュールじゃムリだよ!
だよね、優紀ちゃん?」

「ええ、皆さんつくしの事分かってなさすぎですよ」

思いがけないダメ出しに戸惑う


「ど、どこがダメなんだよ?」


「まずお式は到着してすぐに変更して下さい。
先輩に考える時間なんて与えたら
逃げられるだけですよ。
ハワイまで連れて行ったら先輩も諦めて無駄な抵抗しなくなるだろうとか
考えてるんでしょうけど甘いですよ。
普通の女性ならそこまでされたら
こんなにも愛されて本望だって感じるでしょうけど
間違えても先輩はそんな風には感じませんから
祭壇に縛り付けられても逃げようとするはずです」

「だよね〜!つくし、逃げ足速いから」

「えぇ、逃げますね」

「で、でもハワイ到着は早朝だぞ!?」

日本を23時に出発してハワイ到着は前日の早朝4時の予定

計画ではハワイ到着後はすぐにホテルに向かい
休憩を挟み夕方、沈む太陽をバックに
ホテルの前のプライベートビーチで
ビーチウェディングって予定だったが
それを変更しろと言う女達

「そんなこと分かってますわ。
その上で言ってるんです」


「あぁ、分かった・・変更させる。
それから?他にあるか?」


いつの間にか俺の方が前のめりになって
女達と角を突き合わせて密談している

確かに女達の言う通り一筋縄ではいかない
筋金入りの頑固女だがら
納得出来ないことは梃子でも動かない
司の強引さが唯一通用しない相手だ

「ねぇねぇ、あきら君?」


「ん、なんだ?」


「今、こんなんじゃつくしを結婚させるなんてムリじゃないかって考えてるでしょ?」


「あぁ・・」


「そんな深刻な顔しなくても大丈夫だよ!」


「えぇ、大丈夫ですわ。
先輩は道明寺さんと結婚します。
そうですわよね、優紀さん?」


「はい、すると思います。
だってつくし今でも道明寺さんのこと好きですもん。
ただ、その気持ちに気がついてないですけど・・」


「そ、そうなのか?!」


「そうだよ!あきら君達こそ気がついてなかったの?!」


「あぁ・・俺らはてっきり・・・」


「皆さんも先輩のこと鈍感だとか言えないですわね」


「えっ・・あぁ・・だな・・
で、でも本当なのか?
今でもあいつ・・司のこと・・?」


「えぇ、それはもう熱烈に。
美作さんはあの二人を見ていて感じないんですか?
だとしたらかなり鈍感ですよ」

牧野並みに鈍感だなんて心外だぞ!


牧野が今でも司に惚れている

それも熱烈にって・・

女達の言葉は俄には信じられなかった


桜子は今の二人を見てとか言ってるけれど

今の二人を見てって・・・


司は・・・


言わずもがなだわな

鼻の下なんて伸び放題でめっちゃ上機嫌で
隣に座る牧野の髪に指を絡ませたり
頬に指を滑らせたりととにかくイチャイチャモード全開だけど
牧野の方はと言うと・・

不機嫌って言うのはきっとこういう顔の事を言うんだろうなぁって表情で
髪に絡む指も頬を滑る指も鬱陶しそうに払いのけ
近づいてくる司の顔を押し退けていて

ここから見ている分には熱烈とは程遠い


「あっ!そうだ!忘れるところだった!
はい!これ!」


女達の言った事を考えていた俺に
滋がバックから徐に取り出したファイルを
俺へと差出したからとりあえず受け取ったけれど


「なんだこれ?」


「請求書だよ〜ん!」


「ハァ?請求書って・・・なんのだよ?!」


「それはあきら君とニッシーが木っ端微塵にぶっ潰してくれた
結婚相談所に掛かった経費だよ〜ん!
優良企業だったんだからね!
ちゃんと払ってね!」


ハァ?





応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 2

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2021/08/16 (Mon) 01:03 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

瀬◯様

こんばんは~😃🌃
コメントありがとうございます。(^^♪


やっと上がりましたね~(´▽`) ホッ
お墓まり大変でしたね…お疲れ様でした。
でもまた降るようなのでまだまだ油断は大敵ですね…
この数日はこちらでもエアコン無しで過ごせるほど快適でしたが
とにかく雨ばかりで洗濯物も乾かず浴乾が大活躍でした!❤

さてさてなぜか責められやすいのか?標的にされてしまったあきら君です!(笑)
これはもう彼の運命ですよね…(笑)
いろいろと広げすぎてどうやって結婚式まで展開させようかしら?と思案中ですが
なんとか?無理やりにでも?(笑)
結婚式まで雪崩こもうと考えておりますので最後までお付き合いよろしくお願いします!😊

2021/08/16 (Mon) 19:52 | EDIT | REPLY |   

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