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遥か 4

こんばんは~(^^♪
本日も『遥か』です。❤
なんだか話し広げすぎているような…💦
それではどうぞ~🎶





私信です。
の◯子様
こんばんは~(^▽^)/
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!きっとすぐに気付いて抱き着いちゃったりして…(笑)
司君が暴れる?的な展開に!(笑)



☆様
こんばんは~😊
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
持ってきますよね~!
絶対に持ってくると思います❣(笑)













「離れたくないって思ってるのは俺だけか?
お前は違うのか?」


そう言った俺にキョトンとした表情を浮かべている牧野

「・・・えっと・・そういうんじゃないんだけど・・」

「じゃあ、どういうんだよ?!
俺はもうお前と一秒だって離れたくないと思ってるんだぞ!
それなのにお前は俺と一緒じゃなくても平気なんだろ?!」


俺はもう一瞬たりともこいつと離れたくない・・

いや

離れられない・・

そう思っているのにこいつは俺がNY在住なのを知っていて
来年の春から英徳の大学部に通うと言う

有り得ねぇーだろ!?

そうだ!

有り得ねぇーんだよ!

そう思い話しながらも段々と語気が強くなり始める俺


「・・そ、そんなわけじゃないんだけど・・」

「じゃあ、どういうわけなんだよ?!」

「そ、そんな怖い顔で言わないでよ!
話せないでしょ!」

「こんな顔させてんのはお前だろうーが!
さっさとわけを話せよ!」







一緒にいたくないのかと問われて

そんなわけないと答える

そんなわけないじゃん!

あたしだってもう離れたくないって思ってる

心の底からそう思っている

だけどね

そんな簡単な事じゃないの・・


道明寺はわけを話せとすごんでくるけど
上手く説明できる自信が無い

だってね

ノープランだったの

今日、ここに来たのだって道明寺に会える確証があったわけじゃなくて

朝、降っていた雨を見て
頭の中に浮かんできた道明寺の顔が泣いているみたいで

とりあえず

取る物もとりあえず

なんの根拠も確証もないままに

会いに来ただけだからね

はっきり言って

先の事は考えていなかった


大学の事にしてもあたしが決めた・・

う~ん

英徳にってのはあたしの希望だったんだけど

日本へ帰国するって言うのは両親の都合

って言うか

当初はね両親だけ日本へって話しもあったのはあったの

あたしの大学が一段落ついて
両親も日本へ帰国する

そのタイミングであたしだけあっちに残るか
もしくは他の大学にってなった時
ママはあたしの好きにしなさいって言ってくれてたんだけどねパパがね・・

”まだ18歳の女の子がアメリカで一人暮らしなんて絶対に反対だ!”

だとか

”はるちゃんになにかあったらと思ったら心配で夜も眠れない!”

だとか

”パパははるちゃんと離れたくない!”

だとかね

もうそれはそれは

泣きながら訴えるパパに負けちゃって

結局、家族で日本へと帰国してあたしは英徳に通うってことが決まったのよね

今のパパって超~過保護なの

日本と違って治安の悪いアメリカだったから
元来の心配性が余計に悪化気味ではあったんだけどね

ここにきて今のパパがこれほど強敵になるとは予想していなかった

あたしとしては両親が日本へと帰国した後
道明寺のいるNYの大学にって考えていて

いくつかの候補を絞ってリサーチを始めてたりもしたんだけど

パパの泣き落としによってその計画が崩れてしまっていた

だからね

とりあえず英徳に通いながら時期を見て
NYへ留学しようかなぁ~って考えてみたり

パパの事はママに説得してもらおうかなぁ~って考えてみたり

色々とね

作戦ってほどじゃないんだけど
考えてはいたの

考えてはいたんだけど

答えはまだ出てなくて

そして今日はノープランで

思いがけず再会が出来て

やっぱり

あたし

道明寺のことが好きだなぁ~
なんて中華を食べながら思ったり

目の前に座る彼を見て
やっぱりちょっと歳を取ったなぁ~なんて思ってみたり

あの頃には無かった
喉ぼとけだとか髭だとか
大人の男って感じにちょっとドキッとしたり


なんかね

さっきまでは再会出来たって事が嬉しくて

やっと待ちに待った瞬間が来てそのことに舞い上がっていて
ちょっと落ち着いて色々と話していく内に現実に気が付いたって感じなのよね

現実はなかなか問題が山積み

まぁ

牧野つくしだった頃に比べれば
こんなの全然問題じゃないのかもしれないけれど

今のママはとにかく

パパは牧野つくしだった時のパパと比べて別の意味で手強い

パパはずっと主夫をしていてこの18年
文字通りあたしとベッタリだったの

学校への送り迎えは勿論なんだけど
早い段階からスキップなんてしていて
学校では同級生はみんな年上って状況だったから
同年代のお友達もいなかったし

特に大学に通い始めてからは周囲の年齢層は上がり
周りはみんな運転免許を持っていて自分の車で通学している人達が多かったんだけど
あたしだけはずっとパパ

それも時間通りに迎えに来ちゃうから

講義の始まる前に行って終わったら直ぐに帰宅って毎日で
大学でも親しい友人は出来なかった

ママはそんなあたしの様子を見て
お友達がいるいないに関わらずいつも自分より年上の人達に囲まれて
人付き合いが出来ない子になるんじゃないかって心配してたみたいで
幼い頃には近くの野球チームなんかに通わせてくれてたりもしたんだけど
どこに行ってもパパの心配性が炸裂していて
ある意味、純粋培養でここまで来てしまった


だからね

はるちゃん命のパパはきっと今も家であたしが帰ってこないって大騒ぎしてると思うの

ちょっとお買い物に行ってくるとだけ告げて家を出て
さっきお友達と遊んでるから今日は帰れないかもしれないけど心配しないでねって
ママには連絡を入れておいたからパパにも伝わってるとは思うんだけど・・

きっと今ごろ心配で大騒ぎしているはず

だって

あたしにお友達なんていないのパパが一番知ってるんだもん



「ハァ〜、だったら今すぐお前の今の両親のとこに挨拶に行くぞ!」


考えうる諸々の問題を出来る限り話したあたしに対して
ため息を付きながらもそう言った道明寺


「へっ!?い、今から?!」


「あぁ、俺はもう一秒だってお前から離れるつもりはねぇって言っただろ?」


「う、うん・・」


「俺はお前と一緒にいるためなら
この先、手段は選ばない!
例え、お前の親父さんがどんなに反対しても
諦めるつもりはねぇーし
もし邪魔するようなら一族根絶やしにしてやる!」

真剣な顔をして物騒な発言をする道明寺


「いやいや!一応、あたしの両親なんだから・・
怖いこと言わないでよ!
とにかく今日はもうこんな時間だし
いずれは会ってちゃんと話して欲しいけど・・
今夜は・・ね・・///////なんにも気にせず・・
二人だけで・・過ごしたい・・あー!もぅ!恥ずかしいこと言わせないでよ!バカ!」













応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 4

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2021/10/04 (Mon) 20:37 | EDIT | REPLY |   

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2021/10/06 (Wed) 00:12 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

の◯子様

こんばんは~❤
コメントありがとうございます!😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m

ですよね~溺愛中の愛娘が歳も自分と変わらない
いわゆるおっさんを連れてきたら…泣いちゃいますよね~(笑)

2021/10/06 (Wed) 19:04 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

瀬◯様

こんばんは~🌙😃
コメントありがとうございます。❤

まだまだ暑いですよね…☀
嫌になっちゃいます( ;∀;)
災難でしたね…😢
ガラスは怖いです!ちょっと触れただけでも結構傷は深かったりして
ズキズキしますよね…あれ嫌いです↷
それに腰まで!本当に災難でしたが無理はしないでくださいね。
やる事がたくさんで気持ちばかりが焦ると思いますが
こんな時は無理せず開き直って?(笑)休んでくださいね。❤

さてさて今回のパパさんは溺愛中で超過保護になっていただきました!
司君の新たなライバルです!(笑)
司君は一族根絶やしだなんて言ってますが…どうなることか?(笑)

2021/10/06 (Wed) 19:12 | EDIT | REPLY |   

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