Black Lilly ８
こんばんは～🎵
本日も『Black Lilly』です❣
ここら辺でやっと冒頭のシーンに戻ります。😊
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～(^O^)／
コメントありがとうございます。❤
ハイ！またまた事件です❣
ムフフ♥いいところ突いてますが・・惜しいです！
ア〇ティ〇チョーク様
こんばんは～(^^♪
コメントありがとうございます。🎵
司君たちの活躍によってなんとかストーカーから逃れることができましたが
当然ですよね！司君たちを怒らせちゃったんですから！
相変わらず司君は色々と暴走していますがやっぱり頼りになりますが
また事件が起こりそうな予感です❣
メープルラウンジの個室に
男が三人
特に何かあるわけじゃないが
司が牧野との婚約を正式に発表してからは
なんとなく周囲からのプレッシャーが大きくなり
時間が合えばまた学生の頃のように
ただ集まって時間を潰している
無駄と言えば無駄な時間
でもその無駄な時間が心地よかったりもする
涙ぐましい努力をしたのは・・
司だろうか？
牧野だったのだろうか？
まぁ、どっちもだと思うが
その方向性はかなり違う
だけど二人は同じ一つの道を歩いていくことを決めた
めでたしめでたし
二人を間近で見てきたから余計にそう思うのだろうけど
めでたしめでたし
だからといってゴタゴタが持ち込まれなくなったかと言えば
それはＮＯだ！
相変わらずゴタゴタは持ち込まれ
そして巻き込まれる
これはもう運命なのか？
それとも宿命なのか？
あいつらと出会ってしまった時点で
大人しく諦めるべきことなのか・・？
持ち込まれたくねぇし
巻き込まれたくもねぇし
諦めたくもねぇけど
やっぱりほらまた
厄介事の足音が遠くから聞こえてくる
今夜、俺と類をここに呼び出したのは総二郎
奴も司が婚約して以降は山のような釣書を目の前に置かれていて
最近ではよく飲み歩いている
但し、昔のような女遊びはしていない
最近はもっぱらお気に入りのバーで
一人静かにって感じだった
その総二郎が変な噂話を聞いたと話し始めた
「最近、行きつけのバーのマスターから
おかしな噂を聞いた」
「おかしな噂？
どんな噂なんだ？」
昔ほどじゃないが司が婚約してから
屋敷で肩身が狭いというか・・
なんとなく落ち着かなくて
飲みに出る事が多くなった
とは言え昔のように女遊びはしていない
落ち着いたと言うよりは次期家元としての自覚が芽生えたってのが正解で
足を運ぶのはもっぱら行きつけのバーだけ
このバーのマスターは以前、西門の屋敷で料理人をしていて
酒好きが高じて料理人を辞め
バーを開いてしまった
カウンターだけの狭い店だが
落ち着いた店内と元料理人のマスターが作る料理と
他ではなかなかお目にかかれないような
通好みの酒が数多く並んでいて
知る人ぞ知るって感じの隠れ家的なバーで
ファンは多いが看板が出でいるわけでもなく
店の場所も路地を入った先にあり
知らない者が入ってくる事は無く
気に入っている
先日、飲みに出かけた時にそこのマスターから聞いた噂話は
“最近、この辺りのバーやクラブに道明寺司の婚約者が頻繁に出入りしている”
マスターは昔の西門で料理人をしていたから
俺と司の関係を知っている
それに牧野の事も・・
昔、まだ大学生だった頃に屋敷で二、三度
顔を合わせている
そしてなんとなくだが過去の経緯も
司と婚約したのが牧野だって事も知っている
だから意外に思い
それとなく俺に探りを入れてきていた
まだ時間が早く俺以外に客はいない
「道明寺様の婚約者というのはあの牧野様でございますよね」
「あぁ、そうだ。
で、あの牧野がバーやクラブ？
有り得ねぇな。第一、牧野は酒に弱いから自分から飲みに行くなって事はねぇし
なによりあの司が四六時中へばりついてるから一人になる時間なんてねぇと思うぞ」
「でございますよね。
わたくしもあの牧野様がまさかと思ったのですが
それであれば何故このような噂が出回っているのか・・
なんせこんな小さなバーのマスターの耳にまで入ってくるほどですので
なにかあったのかと心配になりまして・・」
「それって出所は分かってんのか？」
「いえ、わたくしは先日、常連のお客様と一緒に来られた方にお聞きしただけです。
その方がおっしゃられるには最近、この界隈で
自ら道明寺様の婚約者だと名乗り派手に遊び歩いている
女性がいてその方も噂を耳にされただけのようでわたくしにどんな女性か知っているかと
お尋ねになられましたので存じ上げませんとお答えしただけです。
夜の街を遊び歩くなど・・わたくしが知っている牧野様のイメージとはかけ離れておりましたので
少し気になっておりました」
「分かった、俺も気になるから調べてみる
マスターも何か分かったら知らせてくれ」
「畏まりました」
その時はマスターとそんな会話を交わしただけだった
牧野が飲み歩くなんてあり得ない
甘い物やラーメン屋だとかっていうならまだ納得出来るけど
酒に弱い牧野と夜の街って対極過ぎて
現実味が無い
それに今の牧野に遊び歩く時間があるとは思えない
それも一人でなんて
世間での司のイメージは冷酷でニコリともしない
良く言えばクールな男
整った顔に長身に首相さえ逆らえない程の権力と国家予算並の財力
憧れている女は世界中に星の数ほどいるだろうが
その実態は・・
単なるストーカー
いや
今は晴れて婚約者様か・・
そんな男が四六時中
目を光らせているのに
一人で夜遊びなんて
もう一人、牧野がいなきゃ無理だろ？
だからその噂話は嘘
そう判断したがやっぱり気になって
少し探りを入れてみた
最近ではすっかり足が遠退いていた
嘗ての遊び場に久しぶりに顔を出し
群がってくる女達を適当にあしらいながら
その女達から情報を聞き出した
結果
どうやら
マジで
夜の街に
もう一人
牧野がいるようだった
そしてそのもう一人の牧野は
かなりヤバい奴らから金を借りているらしい
俺が調べられたのはそこまで
これ以上
調べようと思えば簡単だったが
蛇の道は蛇
適任な奴が他にいるだろ？
だからそいつをメープルのラウンジへと呼び出した
応援ありがとうございます。
本日も『Black Lilly』です❣
ここら辺でやっと冒頭のシーンに戻ります。😊
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～(^O^)／
コメントありがとうございます。❤
ハイ！またまた事件です❣
ムフフ♥いいところ突いてますが・・惜しいです！
ア〇ティ〇チョーク様
こんばんは～(^^♪
コメントありがとうございます。🎵
司君たちの活躍によってなんとかストーカーから逃れることができましたが
当然ですよね！司君たちを怒らせちゃったんですから！
相変わらず司君は色々と暴走していますがやっぱり頼りになりますが
また事件が起こりそうな予感です❣
メープルラウンジの個室に
男が三人
特に何かあるわけじゃないが
司が牧野との婚約を正式に発表してからは
なんとなく周囲からのプレッシャーが大きくなり
時間が合えばまた学生の頃のように
ただ集まって時間を潰している
無駄と言えば無駄な時間
でもその無駄な時間が心地よかったりもする
涙ぐましい努力をしたのは・・
司だろうか？
牧野だったのだろうか？
まぁ、どっちもだと思うが
その方向性はかなり違う
だけど二人は同じ一つの道を歩いていくことを決めた
めでたしめでたし
二人を間近で見てきたから余計にそう思うのだろうけど
めでたしめでたし
だからといってゴタゴタが持ち込まれなくなったかと言えば
それはＮＯだ！
相変わらずゴタゴタは持ち込まれ
そして巻き込まれる
これはもう運命なのか？
それとも宿命なのか？
あいつらと出会ってしまった時点で
大人しく諦めるべきことなのか・・？
持ち込まれたくねぇし
巻き込まれたくもねぇし
諦めたくもねぇけど
やっぱりほらまた
厄介事の足音が遠くから聞こえてくる
今夜、俺と類をここに呼び出したのは総二郎
奴も司が婚約して以降は山のような釣書を目の前に置かれていて
最近ではよく飲み歩いている
但し、昔のような女遊びはしていない
最近はもっぱらお気に入りのバーで
一人静かにって感じだった
その総二郎が変な噂話を聞いたと話し始めた
「最近、行きつけのバーのマスターから
おかしな噂を聞いた」
「おかしな噂？
どんな噂なんだ？」
昔ほどじゃないが司が婚約してから
屋敷で肩身が狭いというか・・
なんとなく落ち着かなくて
飲みに出る事が多くなった
とは言え昔のように女遊びはしていない
落ち着いたと言うよりは次期家元としての自覚が芽生えたってのが正解で
足を運ぶのはもっぱら行きつけのバーだけ
このバーのマスターは以前、西門の屋敷で料理人をしていて
酒好きが高じて料理人を辞め
バーを開いてしまった
カウンターだけの狭い店だが
落ち着いた店内と元料理人のマスターが作る料理と
他ではなかなかお目にかかれないような
通好みの酒が数多く並んでいて
知る人ぞ知るって感じの隠れ家的なバーで
ファンは多いが看板が出でいるわけでもなく
店の場所も路地を入った先にあり
知らない者が入ってくる事は無く
気に入っている
先日、飲みに出かけた時にそこのマスターから聞いた噂話は
“最近、この辺りのバーやクラブに道明寺司の婚約者が頻繁に出入りしている”
マスターは昔の西門で料理人をしていたから
俺と司の関係を知っている
それに牧野の事も・・
昔、まだ大学生だった頃に屋敷で二、三度
顔を合わせている
そしてなんとなくだが過去の経緯も
司と婚約したのが牧野だって事も知っている
だから意外に思い
それとなく俺に探りを入れてきていた
まだ時間が早く俺以外に客はいない
「道明寺様の婚約者というのはあの牧野様でございますよね」
「あぁ、そうだ。
で、あの牧野がバーやクラブ？
有り得ねぇな。第一、牧野は酒に弱いから自分から飲みに行くなって事はねぇし
なによりあの司が四六時中へばりついてるから一人になる時間なんてねぇと思うぞ」
「でございますよね。
わたくしもあの牧野様がまさかと思ったのですが
それであれば何故このような噂が出回っているのか・・
なんせこんな小さなバーのマスターの耳にまで入ってくるほどですので
なにかあったのかと心配になりまして・・」
「それって出所は分かってんのか？」
「いえ、わたくしは先日、常連のお客様と一緒に来られた方にお聞きしただけです。
その方がおっしゃられるには最近、この界隈で
自ら道明寺様の婚約者だと名乗り派手に遊び歩いている
女性がいてその方も噂を耳にされただけのようでわたくしにどんな女性か知っているかと
お尋ねになられましたので存じ上げませんとお答えしただけです。
夜の街を遊び歩くなど・・わたくしが知っている牧野様のイメージとはかけ離れておりましたので
少し気になっておりました」
「分かった、俺も気になるから調べてみる
マスターも何か分かったら知らせてくれ」
「畏まりました」
その時はマスターとそんな会話を交わしただけだった
牧野が飲み歩くなんてあり得ない
甘い物やラーメン屋だとかっていうならまだ納得出来るけど
酒に弱い牧野と夜の街って対極過ぎて
現実味が無い
それに今の牧野に遊び歩く時間があるとは思えない
それも一人でなんて
世間での司のイメージは冷酷でニコリともしない
良く言えばクールな男
整った顔に長身に首相さえ逆らえない程の権力と国家予算並の財力
憧れている女は世界中に星の数ほどいるだろうが
その実態は・・
単なるストーカー
いや
今は晴れて婚約者様か・・
そんな男が四六時中
目を光らせているのに
一人で夜遊びなんて
もう一人、牧野がいなきゃ無理だろ？
だからその噂話は嘘
そう判断したがやっぱり気になって
少し探りを入れてみた
最近ではすっかり足が遠退いていた
嘗ての遊び場に久しぶりに顔を出し
群がってくる女達を適当にあしらいながら
その女達から情報を聞き出した
結果
どうやら
マジで
夜の街に
もう一人
牧野がいるようだった
そしてそのもう一人の牧野は
かなりヤバい奴らから金を借りているらしい
俺が調べられたのはそこまで
これ以上
調べようと思えば簡単だったが
蛇の道は蛇
適任な奴が他にいるだろ？
だからそいつをメープルのラウンジへと呼び出した
応援ありがとうございます。
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