Black Lilly ２３
こんばんは～(^▽^)/
本日も『Black Lilly』です！
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～🎵
コメントありがとうございます❣
ハイ！行動開始です！
あたしの言葉に戸惑いの表情を浮かべている男性
でもあたしはそれには気が付かないフリで
なるべく明るく言葉を続ける
「冷蔵庫には何も入ってないし。
近くにスーパーなんかがあればいいんだけど」
「あぁ」
「今夜もまだここに泊まるんですよね？」
「あ、あぁ、その予定だけど・・」
「じゃあ尚更、食料は必要ですよね。
お買い物に行きましょう！
あっ！それからあたしの着替えとかどこですか？
流石にこの格好じゃお買い物に行けないので
着替えたいんですけど」
「あぁ、着替えはそのバッグに入ってるけど・・」
「ありがとうございます！
着替えてきますね！」
そう言って
戸惑ったままの男性を無視したまま早足で部屋はと戻った
少しでも戸惑いを見せると負けだと思ったから
お買い物に出たからといってその後の計画があるわけじゃないんだけど
とにかく少しでもここの周囲の状況を確認するために外に出られたらの一心だった
どこまで上手く行くかなんて今は考えない
行き当たりばったりかもしれないけれどとにかく行動してみる
少し大きめのボストンバッグの中には女物の衣類が入っていた
これって海ちゃんのなのかな？
分からなかったけれど
とにかく今はこれを着るしかないから
中に入っていた衣類の中からセーターとパンツを取り出し着替えた
なるべく動きやすい服装で
いざとなったら走れるように
手早く着替えて両手で頬をパンパンと二度叩き気合を入れて
部屋を出た
ここまでは作戦成功
戸惑いながらも車を出してくれた男性と近くの道の駅にやってきた
滞在している別荘からは車で約１０分ほどの距離
規模は小さいけれど広い駐車場には県外ナンバーの車も多数停まっていた
そこでとりあえずの食材を買い求める
新鮮なお野菜に果物にその地方特産の地酒やお菓子など
こんな状況じゃなきゃ思いっきり楽しめるんだろうけど
今はね・・
流石にそんな気分じゃなくて
男性の方も早く帰りたそうにしていて
ある程度、かごに食材を入れたところで
”もういいだろう？”と急かすようにレジの方へと行ってしまった
どうしよう？
そう長い時間はここにはいられない
なにか方法を・・
と思うんだけど
いい案は浮かんでこないし
なにより男性がピッタリと張り付いていて逃げ出す隙も
誰かに助けを求める隙も無い
どうしよう？
お会計も終わってレジ袋に買った物を詰め込み
後は車に戻るだけ
車に乗ってしまったら
ここで逃げ出すチャンスはもう無い
建物から出ても腕を持たれていて
一か八か
それを振りほどいて走る？
う～ん
歩くのには支障は無いんだけど
走るのはちょっと
足の調子が・・
じゃあ、誰かに声を掛ける？
近くにはあたし達と同じような買い物客がいる
その人達の誰かに声を掛けてみる？
冷静に考えてみるのよつくし！
ここに来るまでの道のりはほぼ山道
すれ違う車もまばらだった
もし走って逃げ出せたとしても逃げきれない可能性の方が高い
なら人目のあるこの場所で大声を出してみる？
上手く騒ぎになればいいけど・・
それになによりここで逃げ出したら男性にあたしの記憶喪失だって嘘がバレる
バレたらきっと次は無い
最初で最後のチャンス
どうしよう？
建物を出て車へと向かいながらも必死で考えていて
ふとトイレが目に入った
あれ使えるんじゃない？
ちょうどトイレに小さな女の子を連れたお母さんが入って行くのが見えて
咄嗟に思いついた
「あ、あの・・お、お手洗いに行ってきてもいいですか？」
「別荘まですぐだから我慢出来ない？」
「えっ・・あ、あの、・・ごめんなさい・・ムリなんです」
「分かった、俺もそこまで一緒に行くから」
「車で待ってってもらっても大丈夫ですけど・・」
「足ケガしてるだろ？
だから前まで一緒に行くよ」
「・・分かりました」
とにかくここで男性がついてくるのを拒否して怪しまれてもと
思い一緒にトイレの前まで来た
ここから先は流石に男性は無理
流行る気持ちを抑えつつゆっくりと中へと入って行き
男性から姿が見えなくなったところで大急ぎでさっき入って行った親子連れに声を掛けた
突然、声を掛けられたお母さんはすっごく驚いていて
警戒しているようだったけれど今はそんな事気にしている時間は無い
だから強引だと思ったけれど手短に自分の名前と誘拐されている事
外に誘拐犯が待っていて逃げられないことそして咄嗟にお手洗いの壁にあった
掃除の予定表を引き破り道明寺の携帯の番号を書いてここに連絡して欲しい事を伝え
手だけ洗ってお手洗いを出た
このお母さんが連絡をしてくれるかは分からない
本当に一か八かの賭けだったけれど
祈るような気持ちで男性の元へと戻った
応援ありがとうございます。
本日も『Black Lilly』です！
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～🎵
コメントありがとうございます❣
ハイ！行動開始です！
あたしの言葉に戸惑いの表情を浮かべている男性
でもあたしはそれには気が付かないフリで
なるべく明るく言葉を続ける
「冷蔵庫には何も入ってないし。
近くにスーパーなんかがあればいいんだけど」
「あぁ」
「今夜もまだここに泊まるんですよね？」
「あ、あぁ、その予定だけど・・」
「じゃあ尚更、食料は必要ですよね。
お買い物に行きましょう！
あっ！それからあたしの着替えとかどこですか？
流石にこの格好じゃお買い物に行けないので
着替えたいんですけど」
「あぁ、着替えはそのバッグに入ってるけど・・」
「ありがとうございます！
着替えてきますね！」
そう言って
戸惑ったままの男性を無視したまま早足で部屋はと戻った
少しでも戸惑いを見せると負けだと思ったから
お買い物に出たからといってその後の計画があるわけじゃないんだけど
とにかく少しでもここの周囲の状況を確認するために外に出られたらの一心だった
どこまで上手く行くかなんて今は考えない
行き当たりばったりかもしれないけれどとにかく行動してみる
少し大きめのボストンバッグの中には女物の衣類が入っていた
これって海ちゃんのなのかな？
分からなかったけれど
とにかく今はこれを着るしかないから
中に入っていた衣類の中からセーターとパンツを取り出し着替えた
なるべく動きやすい服装で
いざとなったら走れるように
手早く着替えて両手で頬をパンパンと二度叩き気合を入れて
部屋を出た
ここまでは作戦成功
戸惑いながらも車を出してくれた男性と近くの道の駅にやってきた
滞在している別荘からは車で約１０分ほどの距離
規模は小さいけれど広い駐車場には県外ナンバーの車も多数停まっていた
そこでとりあえずの食材を買い求める
新鮮なお野菜に果物にその地方特産の地酒やお菓子など
こんな状況じゃなきゃ思いっきり楽しめるんだろうけど
今はね・・
流石にそんな気分じゃなくて
男性の方も早く帰りたそうにしていて
ある程度、かごに食材を入れたところで
”もういいだろう？”と急かすようにレジの方へと行ってしまった
どうしよう？
そう長い時間はここにはいられない
なにか方法を・・
と思うんだけど
いい案は浮かんでこないし
なにより男性がピッタリと張り付いていて逃げ出す隙も
誰かに助けを求める隙も無い
どうしよう？
お会計も終わってレジ袋に買った物を詰め込み
後は車に戻るだけ
車に乗ってしまったら
ここで逃げ出すチャンスはもう無い
建物から出ても腕を持たれていて
一か八か
それを振りほどいて走る？
う～ん
歩くのには支障は無いんだけど
走るのはちょっと
足の調子が・・
じゃあ、誰かに声を掛ける？
近くにはあたし達と同じような買い物客がいる
その人達の誰かに声を掛けてみる？
冷静に考えてみるのよつくし！
ここに来るまでの道のりはほぼ山道
すれ違う車もまばらだった
もし走って逃げ出せたとしても逃げきれない可能性の方が高い
なら人目のあるこの場所で大声を出してみる？
上手く騒ぎになればいいけど・・
それになによりここで逃げ出したら男性にあたしの記憶喪失だって嘘がバレる
バレたらきっと次は無い
最初で最後のチャンス
どうしよう？
建物を出て車へと向かいながらも必死で考えていて
ふとトイレが目に入った
あれ使えるんじゃない？
ちょうどトイレに小さな女の子を連れたお母さんが入って行くのが見えて
咄嗟に思いついた
「あ、あの・・お、お手洗いに行ってきてもいいですか？」
「別荘まですぐだから我慢出来ない？」
「えっ・・あ、あの、・・ごめんなさい・・ムリなんです」
「分かった、俺もそこまで一緒に行くから」
「車で待ってってもらっても大丈夫ですけど・・」
「足ケガしてるだろ？
だから前まで一緒に行くよ」
「・・分かりました」
とにかくここで男性がついてくるのを拒否して怪しまれてもと
思い一緒にトイレの前まで来た
ここから先は流石に男性は無理
流行る気持ちを抑えつつゆっくりと中へと入って行き
男性から姿が見えなくなったところで大急ぎでさっき入って行った親子連れに声を掛けた
突然、声を掛けられたお母さんはすっごく驚いていて
警戒しているようだったけれど今はそんな事気にしている時間は無い
だから強引だと思ったけれど手短に自分の名前と誘拐されている事
外に誘拐犯が待っていて逃げられないことそして咄嗟にお手洗いの壁にあった
掃除の予定表を引き破り道明寺の携帯の番号を書いてここに連絡して欲しい事を伝え
手だけ洗ってお手洗いを出た
このお母さんが連絡をしてくれるかは分からない
本当に一か八かの賭けだったけれど
祈るような気持ちで男性の元へと戻った
応援ありがとうございます。
スポンサーサイト
