Black Lilly 25
こんばんは~😊
本日は『Black Lilly』です。
いよいよ緊迫してきました!
昨日の番外編は本当におバカな内容でごめんなさい・・m(__)m
笑っていただけたでしょうか?(#^.^#)
番外編といいつつ番号が付いていたので・・
お察しの方も多いとは思いますが・・続きます!(笑)
もうしばらくお付き合いくださいね。❤
それではどうぞ~🎵
私信です。
☆様
こんばんは~🌙
コメントありがとうございます!
そうですね~タイプ的には弟君タイプかもです。
ちょっと俯瞰で司君たちを観察しております❣(笑)
四日目になっても進展はみられず
連日、捜索に出ているSP達の間にも疲労と焦りの色が濃くなり始めております
そういうわたくもここまで情報が少なすぎると次に打つ手が見つからず
焦りだけが募ります
そんな中、やっと山の捜索をしていたSPから牧野様の痕跡を見つけたと連絡が入り
回収されたドレスの切れ端とおぼしき布に付着していた血液をDNA鑑定した結果
牧野様の物で間違いないと出た
さらにその周辺を重点的に捜索させておりますが
今のところこれ以上の痕跡は発見出来ないままでした
そんな中、司様のスマホに見知らぬ女性から連絡が入り
事態が一変いたしました
急遽、その女性に会いに道の駅に向かいます
花岡様と名乗られたその女性は小さな女のお子様をお連れになられたお母さまで
こちらにお買い物に来られていて偶然、お手洗いで牧野様と遭遇なされたようでございました
お手洗いの中で突然、話しかけられ
その突拍子もない内容に最初は戸惑い
いたずらだと思われたそうですが
あまりにも鬼気迫るご様子の牧野様のお姿にもしもの事を考え
ご連絡をいただけたようでした
花岡様は牧野様が一緒にいた男性の姿と乗っていた車も目撃されておられ
そして目撃だけではなく念のためにと車のお写真もお撮りいただいておりました
これは重要な情報です
今まで白石祐輔の乗った車の車種やナンバーは分かっておりましたが
その行方は用として知れず
また白石祐輔が限りなく怪しくはありましたが
誘拐犯だと確証は得られていなかったからです
花岡様がお撮りになられていたお写真には
運転席に座る白石祐輔の姿がはっきりと写っておりました
これで彼が牧野様の誘拐犯だという事がはっきりとしました
最後に花岡様には謝礼として少しばかりですが現金をお渡しし
今回のことはくれぐれもご内密にとお願いを申し上げたのですが
花岡様が現金を受け取られませんでしたのでわたくしの名刺をお渡しし
今後、もし何かお困りの事がございましたら遠慮なくご連絡をと申し上げ
戻ってまいりました
牧野様は白石祐輔によってこの近辺に拘束されている
大至急、車の捜索を開始しましたが
街中とは違い山間の小さな集落が点在している土地柄
防犯カメラの数が少なく捜索は難航しておりましたが
やっと一件の元ペンションに辿り着きました
クソッ!
俺を置き去りに時間だけが過ぎていく
絶対ぇ許さねぇ
牧野に指一本触れた奴はまとめて地獄へと送ってやる
どす黒い負の感情ばかりが胸にこみ上げてきて
足元を覆いつくす闇が俺を包み込もうとする
怒りや焦り
なんと表現すればいいのか分からない負の感情の数々を抱え込みながら
過ごした4日間
身体も頭もすでに限界を超えているはずなのに
神経だけが研ぎ澄まされてゆく
誰一人許さない
地下に放り込んだ闇金の奴らや運転手役だったあの男を
殴り殺したい衝動に駆られる
だけど今は牧野の無事を確認するのが先だ
単純だったはずの誘拐事件に横槍を入れ
掻き回している奴をあぶりだしてやる
上手く立ち回っているつもりだろうけれども
時間の問題
絶対にその正体をあぶり出し
次は俺の手で地獄へと送ってやる
買い物から戻りお昼はあたしが買ってきた物で簡単に準備した物を
二人で食べた
あの女性は連絡してくれただろうか?
そればかりが気になる危うくお皿を割りそうだったけれど
男性は特に変わった様子は無くて不審に思ってもいないようだった
それにしてもこの男性の目的は何なんだろうか?
さっぱり分からない
あたしに対する態度も普通
寧ろ丁寧な感じで威圧的だったりはしないし
夜だって不思議だと思わない?
本気であたしが記憶喪失だと信じているのか分からないんだけど
特に見張られているような雰囲気も無い
そもそもこの男性はどうしてあたしをここに連れて来たんだろう?
道明寺に身代金の要求でもしてるのかな?
とも思ってるんだけどね・・
それならそれで何かしらの動きがあってもいいと思うんだけど
そんな素振りもなくて男性の意図が読めず不気味
今夜もまたこのままの夜なのだろうか・・
事態が一気に動いたのは日も暮れた頃だった
部屋に西田が飛び込んで来て
牧野が監禁されている場所が判明したと告げた
その場所は例の火事になった山小屋から山を一つ越えた所にある元ペンションで
現在は貸別荘として使われている建物
そこの駐車場に例の車が停まっているのが確認され
中に人がいる気配がすると報告があった
現在、SPが貸別荘の周囲を取り囲んでいて
監視を続けているが牧野の姿は確認されておらず
中に何人いるのかもまだ未確認のまま
冬の夜が駆け足でやってくる
急いで車に乗り込み貸別荘へと向かう
日暮れ頃から降り出した雪は勢いを増し
あっという間に辺りを真っ白な世界へと変えてしまう
シンシンと雪が降り続く夜
辺りに生き物の気配はなく
息遣いさえ響くような静かな世界
貸別荘の前の道は舗装されておらず砂利道のまま
タイヤの音で気付かれる可能性があるため
車から降りて徒歩で貸別荘へと近付く
闇に浮かぶように貸別荘からは明かりが漏れている
ここに来る途中に入った連絡によると
貸別荘にもう一台車が入ってきて
中から男が一人
貸別荘へと入っていったと報告があった
犯人がもう一人いる
SPが撮った男の画像が送られてきたが
男の顔に見覚えはなく
西田が調べているがまだ身元は判明していない
耳に挿したままのイヤフォンマイクから刻々と情報が入ってくる
姿勢を低くし足音を立てないようにゆっくりと建物に近付いていく
俺達のいる場所からは中の様子は伺えなかったが
裏から建物に回り込んでいたSPの一人が明かりの点いている窓の下へと
近付き中の様子を確認し報告してくる
”牧野様の姿を発見しました!!”
その声に思わず建物に向かって走る出しそうになったところを
後からあきらに止められた
「司!まだダメだ!
もう少し、状況が分かるまで待て!!」
中途半端なところで・・ごめんなさいm(__)m

応援ありがとうございます。
本日は『Black Lilly』です。
いよいよ緊迫してきました!
昨日の番外編は本当におバカな内容でごめんなさい・・m(__)m
笑っていただけたでしょうか?(#^.^#)
番外編といいつつ番号が付いていたので・・
お察しの方も多いとは思いますが・・続きます!(笑)
もうしばらくお付き合いくださいね。❤
それではどうぞ~🎵
私信です。
☆様
こんばんは~🌙
コメントありがとうございます!
そうですね~タイプ的には弟君タイプかもです。
ちょっと俯瞰で司君たちを観察しております❣(笑)
四日目になっても進展はみられず
連日、捜索に出ているSP達の間にも疲労と焦りの色が濃くなり始めております
そういうわたくもここまで情報が少なすぎると次に打つ手が見つからず
焦りだけが募ります
そんな中、やっと山の捜索をしていたSPから牧野様の痕跡を見つけたと連絡が入り
回収されたドレスの切れ端とおぼしき布に付着していた血液をDNA鑑定した結果
牧野様の物で間違いないと出た
さらにその周辺を重点的に捜索させておりますが
今のところこれ以上の痕跡は発見出来ないままでした
そんな中、司様のスマホに見知らぬ女性から連絡が入り
事態が一変いたしました
急遽、その女性に会いに道の駅に向かいます
花岡様と名乗られたその女性は小さな女のお子様をお連れになられたお母さまで
こちらにお買い物に来られていて偶然、お手洗いで牧野様と遭遇なされたようでございました
お手洗いの中で突然、話しかけられ
その突拍子もない内容に最初は戸惑い
いたずらだと思われたそうですが
あまりにも鬼気迫るご様子の牧野様のお姿にもしもの事を考え
ご連絡をいただけたようでした
花岡様は牧野様が一緒にいた男性の姿と乗っていた車も目撃されておられ
そして目撃だけではなく念のためにと車のお写真もお撮りいただいておりました
これは重要な情報です
今まで白石祐輔の乗った車の車種やナンバーは分かっておりましたが
その行方は用として知れず
また白石祐輔が限りなく怪しくはありましたが
誘拐犯だと確証は得られていなかったからです
花岡様がお撮りになられていたお写真には
運転席に座る白石祐輔の姿がはっきりと写っておりました
これで彼が牧野様の誘拐犯だという事がはっきりとしました
最後に花岡様には謝礼として少しばかりですが現金をお渡しし
今回のことはくれぐれもご内密にとお願いを申し上げたのですが
花岡様が現金を受け取られませんでしたのでわたくしの名刺をお渡しし
今後、もし何かお困りの事がございましたら遠慮なくご連絡をと申し上げ
戻ってまいりました
牧野様は白石祐輔によってこの近辺に拘束されている
大至急、車の捜索を開始しましたが
街中とは違い山間の小さな集落が点在している土地柄
防犯カメラの数が少なく捜索は難航しておりましたが
やっと一件の元ペンションに辿り着きました
クソッ!
俺を置き去りに時間だけが過ぎていく
絶対ぇ許さねぇ
牧野に指一本触れた奴はまとめて地獄へと送ってやる
どす黒い負の感情ばかりが胸にこみ上げてきて
足元を覆いつくす闇が俺を包み込もうとする
怒りや焦り
なんと表現すればいいのか分からない負の感情の数々を抱え込みながら
過ごした4日間
身体も頭もすでに限界を超えているはずなのに
神経だけが研ぎ澄まされてゆく
誰一人許さない
地下に放り込んだ闇金の奴らや運転手役だったあの男を
殴り殺したい衝動に駆られる
だけど今は牧野の無事を確認するのが先だ
単純だったはずの誘拐事件に横槍を入れ
掻き回している奴をあぶりだしてやる
上手く立ち回っているつもりだろうけれども
時間の問題
絶対にその正体をあぶり出し
次は俺の手で地獄へと送ってやる
買い物から戻りお昼はあたしが買ってきた物で簡単に準備した物を
二人で食べた
あの女性は連絡してくれただろうか?
そればかりが気になる危うくお皿を割りそうだったけれど
男性は特に変わった様子は無くて不審に思ってもいないようだった
それにしてもこの男性の目的は何なんだろうか?
さっぱり分からない
あたしに対する態度も普通
寧ろ丁寧な感じで威圧的だったりはしないし
夜だって不思議だと思わない?
本気であたしが記憶喪失だと信じているのか分からないんだけど
特に見張られているような雰囲気も無い
そもそもこの男性はどうしてあたしをここに連れて来たんだろう?
道明寺に身代金の要求でもしてるのかな?
とも思ってるんだけどね・・
それならそれで何かしらの動きがあってもいいと思うんだけど
そんな素振りもなくて男性の意図が読めず不気味
今夜もまたこのままの夜なのだろうか・・
事態が一気に動いたのは日も暮れた頃だった
部屋に西田が飛び込んで来て
牧野が監禁されている場所が判明したと告げた
その場所は例の火事になった山小屋から山を一つ越えた所にある元ペンションで
現在は貸別荘として使われている建物
そこの駐車場に例の車が停まっているのが確認され
中に人がいる気配がすると報告があった
現在、SPが貸別荘の周囲を取り囲んでいて
監視を続けているが牧野の姿は確認されておらず
中に何人いるのかもまだ未確認のまま
冬の夜が駆け足でやってくる
急いで車に乗り込み貸別荘へと向かう
日暮れ頃から降り出した雪は勢いを増し
あっという間に辺りを真っ白な世界へと変えてしまう
シンシンと雪が降り続く夜
辺りに生き物の気配はなく
息遣いさえ響くような静かな世界
貸別荘の前の道は舗装されておらず砂利道のまま
タイヤの音で気付かれる可能性があるため
車から降りて徒歩で貸別荘へと近付く
闇に浮かぶように貸別荘からは明かりが漏れている
ここに来る途中に入った連絡によると
貸別荘にもう一台車が入ってきて
中から男が一人
貸別荘へと入っていったと報告があった
犯人がもう一人いる
SPが撮った男の画像が送られてきたが
男の顔に見覚えはなく
西田が調べているがまだ身元は判明していない
耳に挿したままのイヤフォンマイクから刻々と情報が入ってくる
姿勢を低くし足音を立てないようにゆっくりと建物に近付いていく
俺達のいる場所からは中の様子は伺えなかったが
裏から建物に回り込んでいたSPの一人が明かりの点いている窓の下へと
近付き中の様子を確認し報告してくる
”牧野様の姿を発見しました!!”
その声に思わず建物に向かって走る出しそうになったところを
後からあきらに止められた
「司!まだダメだ!
もう少し、状況が分かるまで待て!!」
中途半端なところで・・ごめんなさいm(__)m

応援ありがとうございます。
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