赤風信子 1
こんにちは~(^▽^)/
本日はちょっとブレイクタイム?です(笑)
タイトルは『赤風信子』です。
なぜタイトルにわざわざ赤と入れているかというと
それは花言葉に関係しております!
あまり書くとまんまなので思いっきりネタバレになってしまうので
この辺で止めておきますが内容的にはいつも通りのおバカな展開なので
これまたいつも通り生暖かい目でよろしくお願いいたします。🎵
それではどうぞ~❤
私信です。
匿名様
こんにちは~🎵
コメントありがとうございます。(^▽^)/
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
まだ私自身迷よっていてどちらに転ぶか微妙ですが
これからもお付き合いよろしくお願いいたします。<(_ _)>
☆様
こんにちは~❤
コメントありがとうございます❣(^^♪
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ウフフ❤愛ちゃんに参戦いただきましたが・・
彼女は相変わらずスパッとしていて司君には辛辣です!(笑)
ザワザワ
ザワザワ
ザワザワ
大学部にも当たり前のようにあるF4ラウンジ
高等部の頃は一箇所しかなかったが
大学部には所謂、学食ってヤツが二か所ある
その理由は学生数が高等部の頃に比べて圧倒的に多いのと
大学部には外部からの入学生が多いから
英徳に進学するぐらいだからそこそこの家柄の奴らが圧倒的だが
それでも毎食のようにランチだけで数千円するラウンジは敷居が高い奴らも多く
牧野に言わせればあっちの学食だって十分高いらしいのだが
手頃な値段で食べられる学食が用意されている
俺達は使ったことねぇけどな
そんな大学部のラウンジに
司が新たに作った俺達専用のラウンジ
一段高い場所にあるのは以前の通りで
この階段を登ってこれるのも俺達と牧野と桜子ぐらい
あっ、後、学校は違うが滋と優紀ちゃんぐらいで
講義の無い空き時間には誰かがここで暇を潰しているってのが
最近の俺達のセオリー
そんなある日
昼にはまだ少し早いが
講義と講義に合間にぽっかりと空いた時間に
書きかけのレポートでも仕上げてしまおうとラウンジに足を踏み入れて
すぐにいつもと違う雰囲気に気がついた
このラウンジを使うのはほぼ高等部から進学組のみだから
話し声が聞こえたとしても騒がしい程ではなく
みな落ち着いていて静かだ
それに今はまだお昼前
人もそれほどおらず
俺みたいに講義の合間の暇つぶしってヤツがほとんどのはずのラウンジが
何やらざわついている
いつもなら俺達の誰かがラウンジに足を踏み入れた途端一斉に視線が向けられる
俺達が入って来ても気付きもしないのは牧野ぐらいで
F4の注目度は今でも健在だ
って事を言っておくぞ!
それなのに今日は誰もこちらを見ない
それどころか気付きもしない
今、ここに居るのが全員、牧野だっていうなら納得も出来るが・・
いや・・
全員、牧野って・・!
めんどくせぇって!
思わず頭に浮かんだ光景を慌てて頭から追い出し
いつもとは違う雰囲気の原因を探す
と・・
いた!
いやがった!
今や英徳の風物詩となりつつある猛獣と珍獣カップル
ザワザワの原因はあの二人
何をやっているのか分からなかったがあの二人が
F4ラウンジではなく一般の奴らに混ざって
窓際のテーブルに座ってやがる
ザワザワの原因は分かったが
何故、あの二人が・・
というより
あの司が専用のスペースに上がらず
下にいるのかは分からない
牧野は一人の時はほとんど専用スペースには上がってはこない
というか
まずこのラウンジには来ない
未だにお昼だって弁当を持ってきていて
中庭でお弁当を広げている事が多いし
弁当じゃない時はもう一つの学食に行くか
もしくは食わない
食わないって選択肢の方が多いような気もするが
とにかく司か俺達が一緒じゃないとここには近寄らない牧野
況してや目立つあんな窓際の席で司と二人でなんて
珍しい事もあるものだと思いながらも
触らぬ神になんとかで
声は掛けずに専用スペースへの階段を登った俺を出迎えたのは
ニヤニヤ顔の総二郎だった
「ヨッ!」
「おぅ!あいつらどうしたんだ?」
ニヤニヤ顔なのが若干気になるがとりあえず総二郎に疑問をぶつけてみた
「ん?なんか知んねぇけど面白いからお前も見てみろよ!」
ラウンジの端から乗り出すように顔を出すと窓際に座る二人が良く見える
この角度からだと牧野は横顔しか見えないが機嫌が悪いようには見えない
そして司の顔は真正面にあり良く見えていて
その表情は若干、引き攣っているように見える
「司の顔が引き攣ってっけど何かあったのか?」
「まぁ、見ててみろよ!」
キャッ!
総二郎の言葉と同時に上がった悲鳴のような声
その悲鳴のような声に引きずられるように二人を見てみれば・・
ハァ?!
何やってんだ?!
「クククッ!なっ?おもしれぇだろ?」
「・・あ、あぁ・・まぁ・・な
一体どうなってんだ?!」
二人が何やってるかって?
それはな・・
あの牧野が公衆の面前で
司に"ア〜ン"なんてやってやがる
二人が座っているテーブルの上には
司の前にはコーヒーだけだが
牧野の前にはラウンジのパティシエが作ったオリジナルのスイーツが
所狭しと並んでいる
生クリームたっぷりのケーキや
チョコの塊のようなケーキに
フルーツがたんまりと乗ったタルトにパフェ
見ているだけで胸焼けしそうなのばっかり
それをあろうことか牧野が司の口に運んでやがる
基本、甘い物は全く食べない司
唯一の例外はバレンタインに牧野がくれるクッキーぐらい
それもほとんど食べずに
牧野には内緒だけど
司はその手作りクッキーを科学のすいを集めて永久保存にしてやがる
科学の無駄遣いだ
普段から甘い物は口にしない司が
牧野に"ア〜ン"されて雛鳥よろしく次々と食べてやがる
が
その表情はちっとも嬉しそうじゃなくて
眉間に皺を寄せ
苦虫を噛み潰したような表情をしている
それなのにも関わらず大人しく食べさせられている司
牧野にしても普段は人前で・・
俺達の前ですらしないような事を・・
「マジで・・何があったんだ?
あれ本当に牧野か?」
牧野のア〜ンに対してほぼ条件反射で口を開けてしまっている司
「クククッ!あきら!お前も口開きっぱだぞ!
お前もア〜ンしてやろうか?!」
総二郎に言われて慌てて口を閉じる
「ハァ!?気持ち悪ぃこと言うな!
で?どうなってんだよ、アレ?」
「さぁな?俺もよく分かんねぇけど
かれこれ30分ほどずっとあんな感じだ」
30分もあの状態?
「なんか見てるだけで胸焼けしてきた・・」
「だろ・・俺もだ。
でも司は愛しのつくしちゃんにア〜ンしてもらって
満更でもねぇんじゃねぇ?」
「そうか?
俺には苦虫を噛み潰したようにしか見えねぇけど?」
「細かい事はいいんだよ!
とにかくあいつらが仲良くやってれば
俺達も平和なんだから気にすんな!」
なんて総二郎は言っているが・・
俺にはあれが平和な光景だとは到底見えない
とにかく関わらないのが一番だから
レポートの仕上げは図書館にでも行って仕上げるか・・
「俺、レポート仕上げなきゃいけないからそろそろ行くわ!」
総二郎にそう告げてここからさっさと退散しようとしたが
「逃げんなって!」
そう言って行きかけていた俺の腕を掴み引き留めた総二郎
「そんなんじゃねぇーよ!
腕、離せって!」
「まぁ、とにかくレポートは諦めろ!」

応援ありがとうございます。
本日はちょっとブレイクタイム?です(笑)
タイトルは『赤風信子』です。
なぜタイトルにわざわざ赤と入れているかというと
それは花言葉に関係しております!
あまり書くとまんまなので思いっきりネタバレになってしまうので
この辺で止めておきますが内容的にはいつも通りのおバカな展開なので
これまたいつも通り生暖かい目でよろしくお願いいたします。🎵
それではどうぞ~❤
私信です。
匿名様
こんにちは~🎵
コメントありがとうございます。(^▽^)/
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
まだ私自身迷よっていてどちらに転ぶか微妙ですが
これからもお付き合いよろしくお願いいたします。<(_ _)>
☆様
こんにちは~❤
コメントありがとうございます❣(^^♪
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ウフフ❤愛ちゃんに参戦いただきましたが・・
彼女は相変わらずスパッとしていて司君には辛辣です!(笑)
ザワザワ
ザワザワ
ザワザワ
大学部にも当たり前のようにあるF4ラウンジ
高等部の頃は一箇所しかなかったが
大学部には所謂、学食ってヤツが二か所ある
その理由は学生数が高等部の頃に比べて圧倒的に多いのと
大学部には外部からの入学生が多いから
英徳に進学するぐらいだからそこそこの家柄の奴らが圧倒的だが
それでも毎食のようにランチだけで数千円するラウンジは敷居が高い奴らも多く
牧野に言わせればあっちの学食だって十分高いらしいのだが
手頃な値段で食べられる学食が用意されている
俺達は使ったことねぇけどな
そんな大学部のラウンジに
司が新たに作った俺達専用のラウンジ
一段高い場所にあるのは以前の通りで
この階段を登ってこれるのも俺達と牧野と桜子ぐらい
あっ、後、学校は違うが滋と優紀ちゃんぐらいで
講義の無い空き時間には誰かがここで暇を潰しているってのが
最近の俺達のセオリー
そんなある日
昼にはまだ少し早いが
講義と講義に合間にぽっかりと空いた時間に
書きかけのレポートでも仕上げてしまおうとラウンジに足を踏み入れて
すぐにいつもと違う雰囲気に気がついた
このラウンジを使うのはほぼ高等部から進学組のみだから
話し声が聞こえたとしても騒がしい程ではなく
みな落ち着いていて静かだ
それに今はまだお昼前
人もそれほどおらず
俺みたいに講義の合間の暇つぶしってヤツがほとんどのはずのラウンジが
何やらざわついている
いつもなら俺達の誰かがラウンジに足を踏み入れた途端一斉に視線が向けられる
俺達が入って来ても気付きもしないのは牧野ぐらいで
F4の注目度は今でも健在だ
って事を言っておくぞ!
それなのに今日は誰もこちらを見ない
それどころか気付きもしない
今、ここに居るのが全員、牧野だっていうなら納得も出来るが・・
いや・・
全員、牧野って・・!
めんどくせぇって!
思わず頭に浮かんだ光景を慌てて頭から追い出し
いつもとは違う雰囲気の原因を探す
と・・
いた!
いやがった!
今や英徳の風物詩となりつつある猛獣と珍獣カップル
ザワザワの原因はあの二人
何をやっているのか分からなかったがあの二人が
F4ラウンジではなく一般の奴らに混ざって
窓際のテーブルに座ってやがる
ザワザワの原因は分かったが
何故、あの二人が・・
というより
あの司が専用のスペースに上がらず
下にいるのかは分からない
牧野は一人の時はほとんど専用スペースには上がってはこない
というか
まずこのラウンジには来ない
未だにお昼だって弁当を持ってきていて
中庭でお弁当を広げている事が多いし
弁当じゃない時はもう一つの学食に行くか
もしくは食わない
食わないって選択肢の方が多いような気もするが
とにかく司か俺達が一緒じゃないとここには近寄らない牧野
況してや目立つあんな窓際の席で司と二人でなんて
珍しい事もあるものだと思いながらも
触らぬ神になんとかで
声は掛けずに専用スペースへの階段を登った俺を出迎えたのは
ニヤニヤ顔の総二郎だった
「ヨッ!」
「おぅ!あいつらどうしたんだ?」
ニヤニヤ顔なのが若干気になるがとりあえず総二郎に疑問をぶつけてみた
「ん?なんか知んねぇけど面白いからお前も見てみろよ!」
ラウンジの端から乗り出すように顔を出すと窓際に座る二人が良く見える
この角度からだと牧野は横顔しか見えないが機嫌が悪いようには見えない
そして司の顔は真正面にあり良く見えていて
その表情は若干、引き攣っているように見える
「司の顔が引き攣ってっけど何かあったのか?」
「まぁ、見ててみろよ!」
キャッ!
総二郎の言葉と同時に上がった悲鳴のような声
その悲鳴のような声に引きずられるように二人を見てみれば・・
ハァ?!
何やってんだ?!
「クククッ!なっ?おもしれぇだろ?」
「・・あ、あぁ・・まぁ・・な
一体どうなってんだ?!」
二人が何やってるかって?
それはな・・
あの牧野が公衆の面前で
司に"ア〜ン"なんてやってやがる
二人が座っているテーブルの上には
司の前にはコーヒーだけだが
牧野の前にはラウンジのパティシエが作ったオリジナルのスイーツが
所狭しと並んでいる
生クリームたっぷりのケーキや
チョコの塊のようなケーキに
フルーツがたんまりと乗ったタルトにパフェ
見ているだけで胸焼けしそうなのばっかり
それをあろうことか牧野が司の口に運んでやがる
基本、甘い物は全く食べない司
唯一の例外はバレンタインに牧野がくれるクッキーぐらい
それもほとんど食べずに
牧野には内緒だけど
司はその手作りクッキーを科学のすいを集めて永久保存にしてやがる
科学の無駄遣いだ
普段から甘い物は口にしない司が
牧野に"ア〜ン"されて雛鳥よろしく次々と食べてやがる
が
その表情はちっとも嬉しそうじゃなくて
眉間に皺を寄せ
苦虫を噛み潰したような表情をしている
それなのにも関わらず大人しく食べさせられている司
牧野にしても普段は人前で・・
俺達の前ですらしないような事を・・
「マジで・・何があったんだ?
あれ本当に牧野か?」
牧野のア〜ンに対してほぼ条件反射で口を開けてしまっている司
「クククッ!あきら!お前も口開きっぱだぞ!
お前もア〜ンしてやろうか?!」
総二郎に言われて慌てて口を閉じる
「ハァ!?気持ち悪ぃこと言うな!
で?どうなってんだよ、アレ?」
「さぁな?俺もよく分かんねぇけど
かれこれ30分ほどずっとあんな感じだ」
30分もあの状態?
「なんか見てるだけで胸焼けしてきた・・」
「だろ・・俺もだ。
でも司は愛しのつくしちゃんにア〜ンしてもらって
満更でもねぇんじゃねぇ?」
「そうか?
俺には苦虫を噛み潰したようにしか見えねぇけど?」
「細かい事はいいんだよ!
とにかくあいつらが仲良くやってれば
俺達も平和なんだから気にすんな!」
なんて総二郎は言っているが・・
俺にはあれが平和な光景だとは到底見えない
とにかく関わらないのが一番だから
レポートの仕上げは図書館にでも行って仕上げるか・・
「俺、レポート仕上げなきゃいけないからそろそろ行くわ!」
総二郎にそう告げてここからさっさと退散しようとしたが
「逃げんなって!」
そう言って行きかけていた俺の腕を掴み引き留めた総二郎
「そんなんじゃねぇーよ!
腕、離せって!」
「まぁ、とにかくレポートは諦めろ!」

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