Emergency 2
こんにちは。
沢山の方に訪問いただきありがとうございます。♥
本日のEmergencyです。🎵
なんだか司君が暴走しているようです❗(笑)
それではどうぞ~✴
私信です。
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
私も長~い空白を埋めたいと思っています。😆
これからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
ふぁ○○○〜○○マ様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
読み逃げ大歓迎です。🎶どんどんしちゃってくださいませ。\(^-^)/
予想!めっちゃ当たってます❗⤴(笑)
司君が暴走気味です❕
大したお話しは置いておりませんがこれからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
目が覚めた時には日暮れの早い冬の空が暗くなりかけていた
午後4時すぎ
熱が出て汗をかいているから着替えたほうがいいのだろうけど
電話する相手を考える事すら億劫だし
何より間を空けずに打ち続けている点滴のせいか目を閉じれば
すぐに眠ってしまうような状態
自分でもかなり悪い事が分かる
それにしても何時ぶりだろう・・?
こんなにひどい風邪をひいたのは・・・
記憶の糸を手繰り寄せてみる
そうだあれは小学生の頃だ・・・
普段は丈夫な私が夜中にいきなり高熱を出したので
パパもママも大慌てでぐったりする私をパパがおんぶしてくれて
病院まで連れて行ってくれたっけ・・・
病気で心細くなっているのだろうか・・?
パパとママの顔を思い出しただけで涙が出てきちゃう・・・
あ~あ~・・今頃、道明寺は何してるんだろう?
NYは今、真夜中だろうから寝てるんだろうなぁ~
会いたいなぁ~道明寺に・・
グスン・・涙だけじゃなくて鼻水まで出てきちゃった
胸元からお布団を引っ張り上げて頭からすっぽり被って
顔を隠した・・・
横向きに猫みたいに丸くなって目を閉じる
首元に掛かったままの土星を指先で感じながらゆっくりと
意識が遠のいていく・・・・
今度はどれぐらい時間が経ったのだろうか・・?
なんだかガヤガヤザワザワとした騒がしい雰囲気に目が覚めた
頭まですっぽり被ったままだった布団から顔を出すと
私は同じ病室のおばちゃん達に取り囲まれていた・・・
ギョッとして起き上がると同時にいっせいに話しかけてくる
おばちゃん達・・・
"あんた、名前は牧野つくしって言うのかい?"
"あんた、英徳大学に通ってるのかい?"
に始まって
"あんた、ファミレスでバイトしてるのかい?"
"あんた、身長は?"
"体重は?"
"足のサイズは?"
まで・・・
何なの一体・・???
質問の意味をまだ熱でボーっとする頭で考えてみるけど
全く分からない・・・
名前や大学を聞かれるのは変じゃないと思うんだけど
身長、体重、足のサイズはどうだ・・???
「・・あ、あの・・なんなんでしょうか・・?」
「さっきからあんたの事をTVでやってるんだよ!」
ハァ???
私の事・・?
TVで・・・?
やってる・・・・?
バラバラの単語が文章にならない・・・
キョトンとしている私にもう一人のおばちゃんが
「あんた、牧野つくしって名前で英徳大学の4回生なんだろ?」
「・・は、はい・・」
「さっきからあんたの恋人がTVであんたの事を探してるんだよ!」
恋人・・?
恋人・・って・・道明寺・・??
道明寺が探してる・・?
それもTVで・・!!!!!
頭によぎったのは恐ろしい光景
隣のベッドのおばちゃんが自分のTVを私にも
見えるように角度を変えてくれた・・・
そしてTVの中にあったものは・・・・
"緊急報道特別番組"
という仰々しいタイトルと自分の顔写真だった・・・
私が目にした恐ろしい光景・・・
TVの中では有名なニュースキャスターさんの
"ただ今より特別捜査本部が置かれております
道明寺財閥本社ビルより中継でお送りいたします。"
の声と共に画面が見慣れたビルに切り替わった
ビルの前では若い男性レポーターさんが少し興奮気味に
私の失踪(?)状況などを話しをしている
し、失踪・・・??
・・って・・・私が・・??
全く状況を理解出来ないままTVの中では話しがどんどん進んでいく
"ただ今より捜査本部で道明寺司氏同席による会見が始まる模様です。"
そうして画面が室内の映像に切り替わった
画面の中では恐ろしい程、眼光鋭い男が腕を胸元で組んで
身動ぎ一つせずに座っていた・・・
約3週間ぶりに見る恋人の姿・・
ちょっと痩せた・・?
ちゃんとご飯食べてる・・?
仕事、そんなにきつかったの・・?
それにどうして日本にいるの・・?
年明けまで帰ってこれないって言ってたじゃない・・?
浮かび上がる数々の疑問に答えが見出せないまま
会見が始まってしまった
それにしてもTVの中の異様に緊迫した雰囲気と
今の自分の状況に恐ろしくギャップを感じてしまって
自分の事なんだけど何だか遠い世界の出来事のようで・・
なんだか夢を見ているみたいなんだけど・・・・
夢であって欲しいんだけど・・・
だけど・・・夢なんかじゃなかった・・・
TVの中にばかり気を取られていたけど・・・
フッと視線を上げるとおばちゃん達は全員私を見ている
それにおばちゃん達だけじゃなかった・・
他の病室の患者さん達も入り口付近でこちらを見ている・・・
「TVで探してるのはあんただろ?」
少し遠慮気味に声を掛けてきたのは隣のベッドのおばちゃん
「・・は、はい・・多分・・わ、私です・・」
そう言葉を返したのを合図に入り口付近でこちらの様子を窺っていた人達も
いっせいに私のベッドを取り囲みそれぞれが話し始めちゃって
病室はちょっとしたパニック状態・・
すぐに騒ぎに気付いた看護婦さんが飛んできてくれて
取りあえず他の病室の患者さんは外へと出してくれた
その後は院長さんだとか理事長さんだとか婦長さんだとか
偉い人が一杯来ちゃって挨拶されるけど・・
全く頭に入ってこない・・・
偉い人達に囲まれちゃってパニくっている私を助けてくれたのは
おばちゃん達
「あんた、早くこの彼に連絡した方がいいんじゃないのかい?」
そ、そうよね・・・?
だってTVの中ではどんどん会見が進んじゃってるもの・・・
TVの中では記者さんからの質問に警視長官だって人が答えている
警察は失踪事件ではなく誘拐事件の可能性も視野に入れて捜査している
と発表しているが・・
"牧野さんの自らの意志による失踪の可能性の方が大きいんじゃないんですか?
それとも何か誘拐事件だと証明する物があるんですか?"
その言葉に即座に反応したのが誰よりも眼光鋭い私がよく知る男だった・・
"つくしが自分の意志で俺から逃げたって言いてぇーのか?!"
記者さんに向けられる冷たい視線と言葉の刃・・
もう!記者さん脅してどうすんのよ!!・・バカ!
険悪な雰囲気の中、慌てて司と記者さんの間に入ったのが警視長官様・・
ご苦労様です・・
額に一杯の汗を浮かべた警視長官様は・・・
"捜査の詳しい状況はこの後、捜査一課長から説明がありますので。"
早口でそう言い終えると道明寺を促して席を立ってしまった・・
記者さん達の声が会見場から出て行く司を追いかけている

応援ありがとうございます。
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それではどうぞ~✴
私信です。
☆様
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私も長~い空白を埋めたいと思っています。😆
これからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
ふぁ○○○〜○○マ様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
読み逃げ大歓迎です。🎶どんどんしちゃってくださいませ。\(^-^)/
予想!めっちゃ当たってます❗⤴(笑)
司君が暴走気味です❕
大したお話しは置いておりませんがこれからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
目が覚めた時には日暮れの早い冬の空が暗くなりかけていた
午後4時すぎ
熱が出て汗をかいているから着替えたほうがいいのだろうけど
電話する相手を考える事すら億劫だし
何より間を空けずに打ち続けている点滴のせいか目を閉じれば
すぐに眠ってしまうような状態
自分でもかなり悪い事が分かる
それにしても何時ぶりだろう・・?
こんなにひどい風邪をひいたのは・・・
記憶の糸を手繰り寄せてみる
そうだあれは小学生の頃だ・・・
普段は丈夫な私が夜中にいきなり高熱を出したので
パパもママも大慌てでぐったりする私をパパがおんぶしてくれて
病院まで連れて行ってくれたっけ・・・
病気で心細くなっているのだろうか・・?
パパとママの顔を思い出しただけで涙が出てきちゃう・・・
あ~あ~・・今頃、道明寺は何してるんだろう?
NYは今、真夜中だろうから寝てるんだろうなぁ~
会いたいなぁ~道明寺に・・
グスン・・涙だけじゃなくて鼻水まで出てきちゃった
胸元からお布団を引っ張り上げて頭からすっぽり被って
顔を隠した・・・
横向きに猫みたいに丸くなって目を閉じる
首元に掛かったままの土星を指先で感じながらゆっくりと
意識が遠のいていく・・・・
今度はどれぐらい時間が経ったのだろうか・・?
なんだかガヤガヤザワザワとした騒がしい雰囲気に目が覚めた
頭まですっぽり被ったままだった布団から顔を出すと
私は同じ病室のおばちゃん達に取り囲まれていた・・・
ギョッとして起き上がると同時にいっせいに話しかけてくる
おばちゃん達・・・
"あんた、名前は牧野つくしって言うのかい?"
"あんた、英徳大学に通ってるのかい?"
に始まって
"あんた、ファミレスでバイトしてるのかい?"
"あんた、身長は?"
"体重は?"
"足のサイズは?"
まで・・・
何なの一体・・???
質問の意味をまだ熱でボーっとする頭で考えてみるけど
全く分からない・・・
名前や大学を聞かれるのは変じゃないと思うんだけど
身長、体重、足のサイズはどうだ・・???
「・・あ、あの・・なんなんでしょうか・・?」
「さっきからあんたの事をTVでやってるんだよ!」
ハァ???
私の事・・?
TVで・・・?
やってる・・・・?
バラバラの単語が文章にならない・・・
キョトンとしている私にもう一人のおばちゃんが
「あんた、牧野つくしって名前で英徳大学の4回生なんだろ?」
「・・は、はい・・」
「さっきからあんたの恋人がTVであんたの事を探してるんだよ!」
恋人・・?
恋人・・って・・道明寺・・??
道明寺が探してる・・?
それもTVで・・!!!!!
頭によぎったのは恐ろしい光景
隣のベッドのおばちゃんが自分のTVを私にも
見えるように角度を変えてくれた・・・
そしてTVの中にあったものは・・・・
"緊急報道特別番組"
という仰々しいタイトルと自分の顔写真だった・・・
私が目にした恐ろしい光景・・・
TVの中では有名なニュースキャスターさんの
"ただ今より特別捜査本部が置かれております
道明寺財閥本社ビルより中継でお送りいたします。"
の声と共に画面が見慣れたビルに切り替わった
ビルの前では若い男性レポーターさんが少し興奮気味に
私の失踪(?)状況などを話しをしている
し、失踪・・・??
・・って・・・私が・・??
全く状況を理解出来ないままTVの中では話しがどんどん進んでいく
"ただ今より捜査本部で道明寺司氏同席による会見が始まる模様です。"
そうして画面が室内の映像に切り替わった
画面の中では恐ろしい程、眼光鋭い男が腕を胸元で組んで
身動ぎ一つせずに座っていた・・・
約3週間ぶりに見る恋人の姿・・
ちょっと痩せた・・?
ちゃんとご飯食べてる・・?
仕事、そんなにきつかったの・・?
それにどうして日本にいるの・・?
年明けまで帰ってこれないって言ってたじゃない・・?
浮かび上がる数々の疑問に答えが見出せないまま
会見が始まってしまった
それにしてもTVの中の異様に緊迫した雰囲気と
今の自分の状況に恐ろしくギャップを感じてしまって
自分の事なんだけど何だか遠い世界の出来事のようで・・
なんだか夢を見ているみたいなんだけど・・・・
夢であって欲しいんだけど・・・
だけど・・・夢なんかじゃなかった・・・
TVの中にばかり気を取られていたけど・・・
フッと視線を上げるとおばちゃん達は全員私を見ている
それにおばちゃん達だけじゃなかった・・
他の病室の患者さん達も入り口付近でこちらを見ている・・・
「TVで探してるのはあんただろ?」
少し遠慮気味に声を掛けてきたのは隣のベッドのおばちゃん
「・・は、はい・・多分・・わ、私です・・」
そう言葉を返したのを合図に入り口付近でこちらの様子を窺っていた人達も
いっせいに私のベッドを取り囲みそれぞれが話し始めちゃって
病室はちょっとしたパニック状態・・
すぐに騒ぎに気付いた看護婦さんが飛んできてくれて
取りあえず他の病室の患者さんは外へと出してくれた
その後は院長さんだとか理事長さんだとか婦長さんだとか
偉い人が一杯来ちゃって挨拶されるけど・・
全く頭に入ってこない・・・
偉い人達に囲まれちゃってパニくっている私を助けてくれたのは
おばちゃん達
「あんた、早くこの彼に連絡した方がいいんじゃないのかい?」
そ、そうよね・・・?
だってTVの中ではどんどん会見が進んじゃってるもの・・・
TVの中では記者さんからの質問に警視長官だって人が答えている
警察は失踪事件ではなく誘拐事件の可能性も視野に入れて捜査している
と発表しているが・・
"牧野さんの自らの意志による失踪の可能性の方が大きいんじゃないんですか?
それとも何か誘拐事件だと証明する物があるんですか?"
その言葉に即座に反応したのが誰よりも眼光鋭い私がよく知る男だった・・
"つくしが自分の意志で俺から逃げたって言いてぇーのか?!"
記者さんに向けられる冷たい視線と言葉の刃・・
もう!記者さん脅してどうすんのよ!!・・バカ!
険悪な雰囲気の中、慌てて司と記者さんの間に入ったのが警視長官様・・
ご苦労様です・・
額に一杯の汗を浮かべた警視長官様は・・・
"捜査の詳しい状況はこの後、捜査一課長から説明がありますので。"
早口でそう言い終えると道明寺を促して席を立ってしまった・・
記者さん達の声が会見場から出て行く司を追いかけている

応援ありがとうございます。
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