Family 121
本日は『Family』です。🎶
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは~✴
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
海老名のメロンパン❗有名ですよねぇ♥
私は食べた事ないのですがメロンパンは大好きです💕
もちろんつくしちゃんは食べているはずです🎵
そして司君も甘ぇ~なんて言いながらも一緒に食べていると思います❗😆💕✨
パーティーの途中で姿を消してしまった健と彼女
パーティー終了後、健の彼女の捕獲に失敗した姉ちゃんは
怒りながらも健達の代わりに翼と双子を連れてカナダの別荘に行ってしまった
その別荘に自分の子供達も呼び寄せてバカンスらしい
俺としては邪魔してくる奴が居なくて
つくしと二人っきりで悪くない夜なのに
当のつくしはさっきから浮かない顔で
ドレス姿のままソファーに座り込み
お得意の独り言を呟いてやがる
「疲れたのか?」
つくしの横に腰を下ろしそっと抱き寄せなると
抵抗なく預けられる身体の重さが心地いい
「ん‥疲れたのは疲れたんだけどね‥」
「で?」
「今夜のパーティー‥あれで本当に良かったのかなぁって‥」
小さく呟くように吐露されたつくしの心境
「健の事か?」
パーティーで親父とババァによって
健の婚約者で来年には二人揃ってこっちの大学に通う事になったと紹介されてしまった健の彼女の事をつくしは心配しているようだった
「うん‥なんだか二人の意思を無視して周りが強引に話を進めちゃってるような気がして‥
望ちゃんは本当はどう思ってるのかなぁって‥
そこら辺をちゃんと聞きたかったのに‥もぅ!健ったら!なんで逃げるかなぁ?!」
「逃げたんじゃねぇーだろ?
二人っきりになりたかっただけじゃねぇ?俺みたいに」
俺に凭れ掛かったままのつくしの額に軽くキスを落とす
「もぅ!誤魔化さないでよ!」
「誤魔化してなんてねぇーよ!」
「ねぇ?ほんとに知らないの?
健が何処に行ったのか?」
「知らねぇーよ!
興味ねぇーし!ガキじゃねぇーんだからその内帰ってくんだろ?!」
「もぅ!まだまだガキだっつーの!」
今夜のパーティーは規模はそれほど大きくなく
招待されていたのはアメリカ国内の主要な取引先の重役連中がメインで
招待客の人数も2~300人ほど
俺の感覚としてはちょっとしたホームパーティーって規模だったが
親父をはじめ普段はこっちにいない俺達家族まで出席して
道明寺家が全員集合ってちょっとしたサプライズ付きのパーティーだった
俺がこっちでパーティーに出席するのはそれほど珍しい事じゃない
こっちに出張の際には必ずといっていいほど
スケジュールに入っている
かったるいだけのパーティーも大切なビジネスの場だって事は理解しているから
昔ほど毛嫌いはしていない
まぁ、相変わらず何狙いなのか分かんねぇ変な女がモーション掛けてきたりもするけれど
つくし以外の女なんてどれもこれも犬か猫ぐらいにしか見えねぇ
いや、犬猫以下だな
ハエか蚊みたいなもんだ
ブンブンとうるせぇだけ
未だにあわよくばなんて考えている輩も数多くいて
最近では健狙いの奴も増えてきていて
実際、俺やババァの元には数多くの縁談話が来ている
俺もババァも全てスルーしているが
どうやら最近、ババァの元には簡単にスルーしきれない縁談話が持ち込まれたようだった
その話をババァがどうしたのか聞いてねぇが
親父とババァには健にはちゃんと将来を考えている相手がいて
俺とつくしは賛成しているって事は伝えてあった
まぁ、逐一報告するまでもなく
親父とババァには全てお見通しだっただろうけれど
邪魔すんな!って釘を刺す意味でも報告はしてあった
そして今夜
パーティーで親父とババァは俺達に了解の無いまま
健と彼女を紹介してしまった
健的にも俺達にしても婚約者として紹介する事に
なんも問題はない
だけどまだ17歳の彼女に一生を決めてしまうような
将来の選択を本人の意思を無視して強引に進めてしまう事を
つくしは危惧している
大人しく抱かれながらもまだブツブツと言っているつくしを抱き上げ
膝の上に乗せ額と額をくっ付ける
「なぁ?分かってんのか?」
「なにが?」
「今夜は俺達だって二人っきりなんだぞ!」
「ゲッ!ヤダ!
あたし疲れてるしそんな気分じゃないからヤダ!」
大袈裟に驚き身体を仰け反らせ今さらながらの反応を見せる
つくしの腰を押さえ逃げられないように固定する
「まだ何も言ってねぇーだろ?!」
「い、言わなくても分かるもん!」
ガキみたくプーっと頬を膨らませながら
目を逸らすつくし
「ほぉ~なんだよ?言ってみろよ!」
「ど、どうせ‥優しくするとか
手加減するとか‥お前に拒否権はないだとか言うんでしょ?!
だけど!今夜だけはぜ~ったいにダメだからね!」
「んでだよ?俺はいつもお前に優しいだろ?
手加減だってしてやってるし!
俺が本気出したらあんなもんじゃ済まねぇーぞ!」
「ゲッ?!あれで手加減してるなんて言わないでよね!
とにかく今夜はダメ!疲れてるしお義父様やお義母様がいらっしゃるのに
寝坊なんて出来ないんだから!」
「親父らなんてほっとけ!
向こうだって気にしてねぇーし!」
「あたしが気になるの!
そ、それに今夜はパパに話たい事が沢山あるからダ~メ!」
「話なら風呂に入りながら幾らでも聞いてやる!」
「嫌だ!ひ、一人で入りたい!」
「我が儘言うな!洗ってやるから!」
「いい!自分でするから!」
「ほら!暴れんな!
とりあえず風呂入るぞ!」
「ギャ~!い~や~だ~!」
無駄な抵抗をするつくしを抱え上げ
バスルームに運びキスをしながら
ドレスを脱がせた頃にはすっかり大人しくなり
宣言通り優しく身体を洗ってやり
力が抜けトロトロになったつくしを堪能した
目は虚ろで上気した頬のままくったりと俺の胸元に身体を預けてくるつくしを抱いたままバスタブに浸かる
「なぁ?気持ち良かっただろ?」
「もぅ!バカ!」
右手で顎を掴み上を向かせチュッとキスをすると
潤んだ瞳のまま睨んでいるつもりなんだろうけど俺には逆効果
横抱きで俺の脚の間につくしを入れ
顔中にキスを落としながら空いている手は
つくしの腰辺りを行ったり来たりさせている
一戦交えたバスルーム
気を抜けばつくしはこのまま眠ってしまう
愛し合える時間は限られている
未だ色褪せることのないつくしへの想い
尽きることのないこの愛情の全てつくしに注ぎ込みたくて
同じ熱を感じたくて‥
濃密な空気が充満する部屋で
二人っきりの夜がゆっくりと過ぎてゆく‥

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