パパはおんぞうし? 11
こんばんは。(#^.^#)
遅くなりましたが
新年明けましておめでとうございます。
今年も変わらずお付き合い宜しくお願いいたします。
本日は『パパはおんぞうし?』です。🎶
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そして新年明けましておめでとうございます。♥
今年もまった~り更新だと思いますがお付き合い宜しくお願いします❗😆💕✨
夕方、あきらの屋敷から蓮を引き取り
途中、柊も学校でピックアップしてつくしの病院へと向かった
紬はつくしに今日の事を嬉しそうに話し
蓮は二日連続での冷却シートにつくしからの雷を恐れて
俺に貼り付いたまま離れようとしない
病院に来るまでの車中でもしきりにたんこぶを気にしていて
"とーちゃん!おれ、ぜったいかあちゃんにしかられるぞ!
かあちゃん、おれをきらいになるんじゃねぇーか?
どうすればいいんだ?!かあちゃんにきらわれたら おれ、はらへりすぎてしぬぞ!"
"なんで腹減って死ぬんだよ?"
"だって!かあちゃん、おこったら
れんはおやつぬきだからね!とかいうんだぜ!おにじゃねぇ?"
お前はおやつだけで生きてんのかよ?!
"おやつぐらい食わなくても死なねぇだろ?!"
"ダメだ!しぬぞ!
ちょこぱいたべないと おれ しぬぞ!"
"ありんこかお前は?"
"とーちゃん!おれ、ありんこじゃねぇーぞ!
れんだぞ!"
"分かってるっつーの!"
"とーちゃん!おれ、はらへった!
これ、くって いいか?"
おやつの話をしていたからなのか
突然、お腹が空いたと言い始めた蓮は
あきらのお袋さんが土産にと持たせてくれた
お菓子が入ったバスケットに手を突っ込みを始めた
"ダメだ!車の中で食うな!
もう着くから少し我慢しろ!
柊!バスケットを蓮の手の届かないとこに移動させとけ!"
"え~はらへった~!"
"分かったから、ちょっとだけ我慢しろ!"
バックミラーで柊がバスケットを移動させているのを確認しながら
アクセルを踏み込んだ
つくしの病室に着いたらつくしは授乳が終わったところで
赤ん坊を引き取り俺がゲップをさせる
「ねぇ、パパ?そろそろこの子の名前決めないとね」
「あぁ、一応、考えてあるぞ」
「おれもかんがえたぞ!」
「お前はいいっつーの!」
「え~かっこいいのかんがえたのにぃ~」
俺に拒否られた蓮がむくれ出し
つくしが助け船を出す
「蓮はどんなの考えてくれたの?」
「ぜろわん だ!
かっこいいだろ?かーちゃん!」
「仮面ライダーじゃん!
蓮っておバカ!」
蓮の案を聞いた紬が間髪いれず発した突っ込み
「バカじゃねぇーぞ!
ぜろわんはつぇーんだぞ!」
あまりのゼロワン押しに苦笑いのつくし
「ねぇ、蓮?ゼロワンが強いのはママも知ってるけど
ゼロワンだと仮面ライダーみたいに変身しちゃって
すぐに蓮より強くなっちゃうけど大丈夫?」
笑いながらそう言ったつくしの言葉に
蓮は少しだけ考えるように押し黙る
「‥‥」
「ケンカしたら負けちゃうよ。
蓮はお兄ちゃんなのに大丈夫?」
「だいじょうぶじゃねぇ!
ダメだ!おれがおとーとをまもってやるんだ!」
「でしょ、じゃあ、違うのにしない?
とりあえずパパが考えてくれたお名前も聞いてみない?」
「おぅ!きくぞ!」
つくしの提案に期待を込めた八つの目が俺を見ている
「ゴホン」
咳払いを一つ
一人ずつ顔を見渡す
「あおい だ」
「あおい?
どんな字書くの?」
「草冠に倉の蒼って字を使う。
青々と草木が生い茂るように
こいつの人生が実り多い物になるようにって願いを込めた。
どうだ?」
まだ腕に抱いたままの赤ん坊の顔を覗き込みながら話す俺
「うん!つむはさんせ~い!」
「俺も」
「れんもさんせいだぞ!」
子供達からは賛成の声
「つくしは?」
「うん、あたしも賛成」
「よし!じゃあ、決まりだな!
こいつは蒼だ!」
「きまり~!
おい!あおい!にいちゃんだぞ!
かあちゃんはおれのだからな!」
「お前んじゃねぇーよ!
俺のもんだ!」
「ふ、ふぎゃ~」
「もう!ケンカしないの!
びっくりして泣いちゃったじゃない!」
泣き出した蒼を俺から抱き取り
あやしているつくし
「わるいのはとーちゃんだぞ!」
「お前だろ?!」
「どっちも悪い!」
賑やかな声が響く病室
それぞれが笑顔でこれが我が家の通常運転
ベッドの端に腰掛け蒼を抱きながら幸せそうなつくしに
つくしと並んで座り蒼の頭を撫でて喜んでいる紬
つくしの脇に立ったまま蒼に指を掴ませ笑っている柊
好き勝手なことばかり言っているくせに
まだまだ俺とつくしにべったりで
今も俺の背中によじ登ろうとしている蓮
そしてそんな全てが嫌じゃない
むしろ心地よく感じている俺
まだまだ長い人生の途中
これからますます賑やかになるはず

応援ありがとうございます。
遅くなりましたが
新年明けましておめでとうございます。
今年も変わらずお付き合い宜しくお願いいたします。
本日は『パパはおんぞうし?』です。🎶
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そして新年明けましておめでとうございます。♥
今年もまった~り更新だと思いますがお付き合い宜しくお願いします❗😆💕✨
夕方、あきらの屋敷から蓮を引き取り
途中、柊も学校でピックアップしてつくしの病院へと向かった
紬はつくしに今日の事を嬉しそうに話し
蓮は二日連続での冷却シートにつくしからの雷を恐れて
俺に貼り付いたまま離れようとしない
病院に来るまでの車中でもしきりにたんこぶを気にしていて
"とーちゃん!おれ、ぜったいかあちゃんにしかられるぞ!
かあちゃん、おれをきらいになるんじゃねぇーか?
どうすればいいんだ?!かあちゃんにきらわれたら おれ、はらへりすぎてしぬぞ!"
"なんで腹減って死ぬんだよ?"
"だって!かあちゃん、おこったら
れんはおやつぬきだからね!とかいうんだぜ!おにじゃねぇ?"
お前はおやつだけで生きてんのかよ?!
"おやつぐらい食わなくても死なねぇだろ?!"
"ダメだ!しぬぞ!
ちょこぱいたべないと おれ しぬぞ!"
"ありんこかお前は?"
"とーちゃん!おれ、ありんこじゃねぇーぞ!
れんだぞ!"
"分かってるっつーの!"
"とーちゃん!おれ、はらへった!
これ、くって いいか?"
おやつの話をしていたからなのか
突然、お腹が空いたと言い始めた蓮は
あきらのお袋さんが土産にと持たせてくれた
お菓子が入ったバスケットに手を突っ込みを始めた
"ダメだ!車の中で食うな!
もう着くから少し我慢しろ!
柊!バスケットを蓮の手の届かないとこに移動させとけ!"
"え~はらへった~!"
"分かったから、ちょっとだけ我慢しろ!"
バックミラーで柊がバスケットを移動させているのを確認しながら
アクセルを踏み込んだ
つくしの病室に着いたらつくしは授乳が終わったところで
赤ん坊を引き取り俺がゲップをさせる
「ねぇ、パパ?そろそろこの子の名前決めないとね」
「あぁ、一応、考えてあるぞ」
「おれもかんがえたぞ!」
「お前はいいっつーの!」
「え~かっこいいのかんがえたのにぃ~」
俺に拒否られた蓮がむくれ出し
つくしが助け船を出す
「蓮はどんなの考えてくれたの?」
「ぜろわん だ!
かっこいいだろ?かーちゃん!」
「仮面ライダーじゃん!
蓮っておバカ!」
蓮の案を聞いた紬が間髪いれず発した突っ込み
「バカじゃねぇーぞ!
ぜろわんはつぇーんだぞ!」
あまりのゼロワン押しに苦笑いのつくし
「ねぇ、蓮?ゼロワンが強いのはママも知ってるけど
ゼロワンだと仮面ライダーみたいに変身しちゃって
すぐに蓮より強くなっちゃうけど大丈夫?」
笑いながらそう言ったつくしの言葉に
蓮は少しだけ考えるように押し黙る
「‥‥」
「ケンカしたら負けちゃうよ。
蓮はお兄ちゃんなのに大丈夫?」
「だいじょうぶじゃねぇ!
ダメだ!おれがおとーとをまもってやるんだ!」
「でしょ、じゃあ、違うのにしない?
とりあえずパパが考えてくれたお名前も聞いてみない?」
「おぅ!きくぞ!」
つくしの提案に期待を込めた八つの目が俺を見ている
「ゴホン」
咳払いを一つ
一人ずつ顔を見渡す
「あおい だ」
「あおい?
どんな字書くの?」
「草冠に倉の蒼って字を使う。
青々と草木が生い茂るように
こいつの人生が実り多い物になるようにって願いを込めた。
どうだ?」
まだ腕に抱いたままの赤ん坊の顔を覗き込みながら話す俺
「うん!つむはさんせ~い!」
「俺も」
「れんもさんせいだぞ!」
子供達からは賛成の声
「つくしは?」
「うん、あたしも賛成」
「よし!じゃあ、決まりだな!
こいつは蒼だ!」
「きまり~!
おい!あおい!にいちゃんだぞ!
かあちゃんはおれのだからな!」
「お前んじゃねぇーよ!
俺のもんだ!」
「ふ、ふぎゃ~」
「もう!ケンカしないの!
びっくりして泣いちゃったじゃない!」
泣き出した蒼を俺から抱き取り
あやしているつくし
「わるいのはとーちゃんだぞ!」
「お前だろ?!」
「どっちも悪い!」
賑やかな声が響く病室
それぞれが笑顔でこれが我が家の通常運転
ベッドの端に腰掛け蒼を抱きながら幸せそうなつくしに
つくしと並んで座り蒼の頭を撫でて喜んでいる紬
つくしの脇に立ったまま蒼に指を掴ませ笑っている柊
好き勝手なことばかり言っているくせに
まだまだ俺とつくしにべったりで
今も俺の背中によじ登ろうとしている蓮
そしてそんな全てが嫌じゃない
むしろ心地よく感じている俺
まだまだ長い人生の途中
これからますます賑やかになるはず

応援ありがとうございます。
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