パパはおんぞうし? 31
こんにちは。🎵
本日は『パパはおんぞうし?』です。🎶
とりあえず謝っておきます❗ごめんなさいm(__)m
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは。\(^-^)/
コメントありがとうございます。😆
ムフフ♥猛獣専属の調教師さんです❗💕
葉○様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
司君は大喜びですが‥😅
西田さんによってつくしちゃんが‥(笑)
『クスッ、それでどうしたの?』
耳に心地よいつくしの声
真夜中の電話
まるで独身時代に戻ったかのような錯覚に陥るが
話している内容はあの頃にはいなかった子供達の話題ばかり
つくしと柊が隔離生活に入ってからはスマホ越しの会話
子供達が寝静まった深夜の夫婦二人だけの時間
いつもなら俺が座るソファーの足元に腰を下ろし
俺の膝を枕代わりにその日一日あった事を話す
俺達の貴重な時間だが今はそれが出来ない
柊もつくしも熱は下がりすっかり良くなっているが
まだ感染の可能性がある為
隔離生活を続けている
久しぶりの柊と二人だけの時間になんとなく嬉しそうなつくしとは対照的に
体調が戻った柊はかなり暇を持て余しているようで
“ずーっとゲームばっかり!”
とつくしが言っていた
一日の出来事を話す俺に時折笑いながら話すつくしの声はもうすっかり元に戻っている
「オフィスから出て行こうとしていた女を引き止めて
秘書にココアを持ってこさせて最後にはメシに誘ってたぞ」
『へぇ〜蓮の初恋だね。
でも相手の都合とか考えてない強引なところはパパにそっくりじゃない』
笑い声を含んだつくしの声が俺の疲れた脳に心地よく響く
「俺そっくりとか言うなって!
俺はあんな年上好みじゃねぇーよ!」
『歳のことなんて言ってないから。
あたしなんて高校生の頃にパパにお屋敷に拉致されたのよ。
覚えてるでしょ?』
「覚えてねぇーよ!そんな昔のことは!
おっ!そういえばお前もあの頃
庭を匍匐前進してたよな?」
『ゲッ!思い出させないでよ!
私の黒歴史なんだから!』
「ハハハハ、いい思い出だろ?」
『まぁね、今となってはね・・
で、その後はどうなったの?
食事に誘ったんでしょ?断られたの?』
「いいや、週末に屋敷に招待したぞ」
『へぇ〜やるじゃない!』
退出しようとした女を引き止めた蓮
引き止められた女は戸惑っていたから
“仕事が終わるまで蓮の相手をしていてもらえないか”と
俺が助け船を出した
俺の仕事が終わるまでの二時間ほど
ずっと楽しそうに話をしていた二人
そして最後に女をメシに誘った蓮
普通に考えれば小学生のガキが
自分より二十も歳が上の女になに言ってんだ?って感じだろ?
でも蓮は至って真剣で誘っていれその横顔からもそれが分かったから
蓮の代わりに俺が“蓮が世話になったお礼だからよければ週末に屋敷に遊びに来ないか”と付け加えていた
その結果、女からの返事は戸惑いながらもYESで
蓮は特別なちょこパイを食わせてやるぞ!と約束をしていた
本来であれば幾ら道明寺で働く者であっても
簡単に屋敷に招待したりはしないが
二時間ほどだが蓮と接している様子と
秘書が手渡してきた女の調査書を見て大丈夫だと判断していた
女の名前は宮下真理
歳は25歳
国立の大学の教育学部を卒業し
小学校の教師になる事を希望していたようだが
希望が叶わず昼は派遣会社に登録し道明寺のビルメンテナンス会社で働き
夜は週に何度か塾で講師をしながら毎年、教員採用試験に挑戦している
大学時代の成績も悪くなく
勤務態度も真面目で遅刻も無い
出身は地方で地元には両親と弟がいる
都内のアパートで一人暮らし
なんとなくつくしと似ていて
そんなところも好印象だったのかもしれないが
とにかく蓮は大喜びで週末を楽しみにしている
『そっか、じゃあ週末にはご馳走作らなきゃだね』
「あぁ、でもその前に良くなって
早く顔見せてくれよ」
『プッ、どうしたのいきなり?
パパも寂しくなった?』
「なったじゃなくてずっと寂しいんだよ!
お前がいないと寂しくて死にそうだ・・
なぁ、俺が寝るまでなんか話しててくれよ」
『クスッ、死なないでよ』
「じゃあ早く出て来いよ」
『後一日だから我慢して』
「出てきたら覚悟しとけよ」
『病み上がりだから』
「優しくしてやる」
『ウソばっかり!』
「ウソじゃねぇーよ!」
『クスッ・・じゃあ・・寂しくて眠れないパパの為に
ハンバーグの作り方教えあげる』
「なんだそれ?
俺を蓮と一緒にすんな!」
『まずね・・準備する材料は合い挽きミンチ肉と玉ねぎと付け合せには・・』
寝るまで何か話せと言った俺に
ハンバーグの作り方を話し始めたつくし
なんだそれ?と思いながらも
ダイレクトに耳元で響くつくしの声が心地よくて
いつの間にか眠りに落ちていた
やっとつくしと柊の隔離生活が終わり
久しぶりに家族六人が揃ったリビング
夕食を食べ終え風呂にも入り普段なら子供達はそろそろ寝る時間
なのにも関わらず四人が四人ともつくしから離れようとしない
クソッ!さっさと寝ろよ!
リビングのソファーに座るつくしの膝の上には蒼
右には紬で左には蓮
そして足元には柊がベッタリとくっついていて全く隙が無い
まぁずっとつくし無しの時間が続いていたから分からなくはねぇーが邪魔だ!
つくしにまとわりついたままの四人にため息を溢しつつ
早く寝ろと念を送る俺の足元にはトナカイという名のハスキー犬
我が家に来てまだ1ヶ月ちょっとだが来た頃より
一回り体がデカくなったトナカイは俺のスリッパを分解中
無惨にもバラバラにされていくスリッパを横目に
先に風呂に入ろうと立ち上がりかけた瞬間
スリッパに夢中のトナカイがオナラをしやがった
ブッ!と響いたその音にいっせいに俺の方を見る奴ら
「とーちゃんが オナラ したぞ!」
「パパ、さいあく〜!」
「父さん、臭っ!」
「パッパ ブゥ〜」
「お、俺じゃねぇーよ!
今のはトナカイだ!」
ありえない濡れ衣に慌てて反論するが
疑いにみちた視線を向けてくる柊と紬
蓮はオナラの音を再現していて
蒼はその音を聞いてケラケラと笑っている
そんな状況なのに笑いながら見ているだけのつくし
助けろよ!
「今のはパパしかないじゃん!」
「つむ!決めつけるな!」
「そうだぞ とーちゃん!
とーちゃんの ケツから おとが したぞ!」
「ケツって言うな!蓮!
とにかく俺じゃねぇ!」
「父さんが動いた瞬間、音がしたじゃん!」
「そうだけどタマタマだ!絶対に俺じゃねぇ!
トナカイだ!」
「あやまれば ゆるして やるぞ!とーちゃん!」
「とりあえず謝ってよね!パパ!」
「父さん!」
ここぞとばかりに口撃してくる三人
「だから俺じゃねぇ!
つくし!お前もなんとか言えよ!」
「プッ!私?
ん〜三人共、パパをそんなに責めないであげて。
パパだって人間なんだからオナラぐらい出ちゃうわよ。
もう許してあげて」
助けを求めた俺に笑いながら
止めを刺してくるつくし
分かっててやってんな?!
ムカつく!
覚えてろよ!
「そういうんじゃねぇーよ!
風呂入ってくる!」
「あっ!とーちゃんが にげたぞ!」
クソッ!
俺じゃねぇーし!
逃げてもねぇーよ!

応援ありがとうございます。
本日は『パパはおんぞうし?』です。🎶
とりあえず謝っておきます❗ごめんなさいm(__)m
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは。\(^-^)/
コメントありがとうございます。😆
ムフフ♥猛獣専属の調教師さんです❗💕
葉○様
こんにちは✨😃❗
コメントありがとうございます。😆
司君は大喜びですが‥😅
西田さんによってつくしちゃんが‥(笑)
『クスッ、それでどうしたの?』
耳に心地よいつくしの声
真夜中の電話
まるで独身時代に戻ったかのような錯覚に陥るが
話している内容はあの頃にはいなかった子供達の話題ばかり
つくしと柊が隔離生活に入ってからはスマホ越しの会話
子供達が寝静まった深夜の夫婦二人だけの時間
いつもなら俺が座るソファーの足元に腰を下ろし
俺の膝を枕代わりにその日一日あった事を話す
俺達の貴重な時間だが今はそれが出来ない
柊もつくしも熱は下がりすっかり良くなっているが
まだ感染の可能性がある為
隔離生活を続けている
久しぶりの柊と二人だけの時間になんとなく嬉しそうなつくしとは対照的に
体調が戻った柊はかなり暇を持て余しているようで
“ずーっとゲームばっかり!”
とつくしが言っていた
一日の出来事を話す俺に時折笑いながら話すつくしの声はもうすっかり元に戻っている
「オフィスから出て行こうとしていた女を引き止めて
秘書にココアを持ってこさせて最後にはメシに誘ってたぞ」
『へぇ〜蓮の初恋だね。
でも相手の都合とか考えてない強引なところはパパにそっくりじゃない』
笑い声を含んだつくしの声が俺の疲れた脳に心地よく響く
「俺そっくりとか言うなって!
俺はあんな年上好みじゃねぇーよ!」
『歳のことなんて言ってないから。
あたしなんて高校生の頃にパパにお屋敷に拉致されたのよ。
覚えてるでしょ?』
「覚えてねぇーよ!そんな昔のことは!
おっ!そういえばお前もあの頃
庭を匍匐前進してたよな?」
『ゲッ!思い出させないでよ!
私の黒歴史なんだから!』
「ハハハハ、いい思い出だろ?」
『まぁね、今となってはね・・
で、その後はどうなったの?
食事に誘ったんでしょ?断られたの?』
「いいや、週末に屋敷に招待したぞ」
『へぇ〜やるじゃない!』
退出しようとした女を引き止めた蓮
引き止められた女は戸惑っていたから
“仕事が終わるまで蓮の相手をしていてもらえないか”と
俺が助け船を出した
俺の仕事が終わるまでの二時間ほど
ずっと楽しそうに話をしていた二人
そして最後に女をメシに誘った蓮
普通に考えれば小学生のガキが
自分より二十も歳が上の女になに言ってんだ?って感じだろ?
でも蓮は至って真剣で誘っていれその横顔からもそれが分かったから
蓮の代わりに俺が“蓮が世話になったお礼だからよければ週末に屋敷に遊びに来ないか”と付け加えていた
その結果、女からの返事は戸惑いながらもYESで
蓮は特別なちょこパイを食わせてやるぞ!と約束をしていた
本来であれば幾ら道明寺で働く者であっても
簡単に屋敷に招待したりはしないが
二時間ほどだが蓮と接している様子と
秘書が手渡してきた女の調査書を見て大丈夫だと判断していた
女の名前は宮下真理
歳は25歳
国立の大学の教育学部を卒業し
小学校の教師になる事を希望していたようだが
希望が叶わず昼は派遣会社に登録し道明寺のビルメンテナンス会社で働き
夜は週に何度か塾で講師をしながら毎年、教員採用試験に挑戦している
大学時代の成績も悪くなく
勤務態度も真面目で遅刻も無い
出身は地方で地元には両親と弟がいる
都内のアパートで一人暮らし
なんとなくつくしと似ていて
そんなところも好印象だったのかもしれないが
とにかく蓮は大喜びで週末を楽しみにしている
『そっか、じゃあ週末にはご馳走作らなきゃだね』
「あぁ、でもその前に良くなって
早く顔見せてくれよ」
『プッ、どうしたのいきなり?
パパも寂しくなった?』
「なったじゃなくてずっと寂しいんだよ!
お前がいないと寂しくて死にそうだ・・
なぁ、俺が寝るまでなんか話しててくれよ」
『クスッ、死なないでよ』
「じゃあ早く出て来いよ」
『後一日だから我慢して』
「出てきたら覚悟しとけよ」
『病み上がりだから』
「優しくしてやる」
『ウソばっかり!』
「ウソじゃねぇーよ!」
『クスッ・・じゃあ・・寂しくて眠れないパパの為に
ハンバーグの作り方教えあげる』
「なんだそれ?
俺を蓮と一緒にすんな!」
『まずね・・準備する材料は合い挽きミンチ肉と玉ねぎと付け合せには・・』
寝るまで何か話せと言った俺に
ハンバーグの作り方を話し始めたつくし
なんだそれ?と思いながらも
ダイレクトに耳元で響くつくしの声が心地よくて
いつの間にか眠りに落ちていた
やっとつくしと柊の隔離生活が終わり
久しぶりに家族六人が揃ったリビング
夕食を食べ終え風呂にも入り普段なら子供達はそろそろ寝る時間
なのにも関わらず四人が四人ともつくしから離れようとしない
クソッ!さっさと寝ろよ!
リビングのソファーに座るつくしの膝の上には蒼
右には紬で左には蓮
そして足元には柊がベッタリとくっついていて全く隙が無い
まぁずっとつくし無しの時間が続いていたから分からなくはねぇーが邪魔だ!
つくしにまとわりついたままの四人にため息を溢しつつ
早く寝ろと念を送る俺の足元にはトナカイという名のハスキー犬
我が家に来てまだ1ヶ月ちょっとだが来た頃より
一回り体がデカくなったトナカイは俺のスリッパを分解中
無惨にもバラバラにされていくスリッパを横目に
先に風呂に入ろうと立ち上がりかけた瞬間
スリッパに夢中のトナカイがオナラをしやがった
ブッ!と響いたその音にいっせいに俺の方を見る奴ら
「とーちゃんが オナラ したぞ!」
「パパ、さいあく〜!」
「父さん、臭っ!」
「パッパ ブゥ〜」
「お、俺じゃねぇーよ!
今のはトナカイだ!」
ありえない濡れ衣に慌てて反論するが
疑いにみちた視線を向けてくる柊と紬
蓮はオナラの音を再現していて
蒼はその音を聞いてケラケラと笑っている
そんな状況なのに笑いながら見ているだけのつくし
助けろよ!
「今のはパパしかないじゃん!」
「つむ!決めつけるな!」
「そうだぞ とーちゃん!
とーちゃんの ケツから おとが したぞ!」
「ケツって言うな!蓮!
とにかく俺じゃねぇ!」
「父さんが動いた瞬間、音がしたじゃん!」
「そうだけどタマタマだ!絶対に俺じゃねぇ!
トナカイだ!」
「あやまれば ゆるして やるぞ!とーちゃん!」
「とりあえず謝ってよね!パパ!」
「父さん!」
ここぞとばかりに口撃してくる三人
「だから俺じゃねぇ!
つくし!お前もなんとか言えよ!」
「プッ!私?
ん〜三人共、パパをそんなに責めないであげて。
パパだって人間なんだからオナラぐらい出ちゃうわよ。
もう許してあげて」
助けを求めた俺に笑いながら
止めを刺してくるつくし
分かっててやってんな?!
ムカつく!
覚えてろよ!
「そういうんじゃねぇーよ!
風呂入ってくる!」
「あっ!とーちゃんが にげたぞ!」
クソッ!
俺じゃねぇーし!
逃げてもねぇーよ!

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