パパはおんぞうし? 45
本日は『パパはおんぞうし?』です。❤
とーちゃんは太鼓ではありません?(笑)
それではどうぞ~🎶
私信です。
葉○様
こんばんは~(^^
コメントありがとうございます。😊
秘書室の怖いお姉さん方と冷戦中のつくしちゃんです!
英徳であのいじめを跳ねのけたつくしちゃんなので
本当のところ秘書室のお姉さん方なんて屁でもないと思うのですが(笑)
司君を独り占めしているつくしちゃんに対する風当たりは強く
司君の独占欲も相変わらずのようです!❤
☆様
こんばんは~(^^
コメントありがとうございます。😊
やっぱり最終的にはそうなりますよね~!❤
そこまで頑張ります❣♬
あの日曜日から3日
つむとはまだ少し冷戦中のまま
ほんの少しだけだけど…
話しかけても3回に2回は無視される
ぐらいだ!
そして今日は問題児の会社訪問のきっかけとなった
授業参観が行われる日
俺が英徳の初等部の時だった頃に授業参観なんてあったか?
と思い返してみるが・・
全く覚えていない
あったのかもしれないが
あったとしても親父もババァも
もし日本にいたとしても仕事を理由に
来たことなかっただろうし
そんな学校行事になんて興味もなかっただろうから
知りもしなかっただろう
俺にしても期待なんてしたことなかったし
今となっては覚えてもいない
だけどつくしと一緒になり
柊が幼稚園に通うようになってからは
園での行事には夫婦で必ず参加している
それはつむの時も蓮の時も同じで
入園式から始まり卒園式まで
小学校に入ってからは幼稚園の頃より
親が参加する行事ごとは減ったけれど
図工で作成した作品展なんてやつも
欠かさず見に行っている
そして今日は英徳に転入して初めての参観日
何故か朝から蓮のテンションが高い
朝5時半
まだ暗い中
テンションが高く朝から元気余りまくりの問題児に突撃された
「とーちゃん!」
俺を呼ぶ声と共にうつ伏せで寝ていた背中に
すっげぇ衝撃が走って朝一で
掠れた声で
俺の喉から鶏の首を絞めたような変な音が出た
寝ている俺の背中になんの躊躇もなく飛び乗った蓮
「グェッ!」
「とーちゃん!あさだぞ!
おきろ!」
俺は昔っから寝起きが悪い
その自覚はあるし
つくしも俺を起こすのが一番時間が掛かるとぼやいているし
今までもつくしにろくな起こされ方はしてこなかった
その俺が一瞬で目が覚めた程の衝撃で
俺だけじゃなくて隣で寝ていた蒼とつくしも同時に目を覚ました
普段は蒼も同じ部屋に置かれているベビーベッドで一人で寝ているが
昨晩は夜中に目を覚まし愚図り始めたので
つくしがこちらのベッドへと連れて来ていて俺達の間で寝ていた
サイドボードに置かれている時計を確認するとまだ5時半
ため息と共に背中に乗っている蓮を
後ろ手で捕まえまだ早い!の意志を込めて
布団の中に引きずり込む
「とーちゃん!おきろよ!」
「まだ早い!」
「もう あさだぞ!」
「もう少し寝かせろ!」
隣では突然、起こされた蒼がまた愚図り始め
つくしに抱かれている
「蓮?まだ5時半だから
もう少し寝たら?」
蒼を抱きながらそう言ったつくしに対して蓮は
「もう ねむく ねぇ!
だから とーちゃんも おきろよ!」
お前が眠くないからって俺を起こすなよな!
「とーちゃんはまだ眠い!」
「かあちゃん!おれ はらへったぞ!
あさごはん まだか?」
俺の話しを全く聞いていない問題児は
腹が減ったと朝食をつくしに急かしている
「まだ何も準備出来てないわよ!」
「じゅあ ちょ〜とっきゃうで
じゅんび しろよ!
おれ はらへったぞ〜!
きょうは しゃけのおにぎりが たべたいぞぉ〜!」
「ハァ〜分かったわよ。
でももう少し待ってね」
蓮に根負けしたつくしが愚図ったままの蒼を抱いて
寝室から出て行った後
「あれ?とーちゃん なんで はだかんぼう なんだ?」
昔から裸で寝る癖がある俺
つくしも何か着ろとうるさいが
着ていると逆に寝難くてずっとこのスタイルのまま
布団に蓮を引きずり込んだことで
俺が何も着ていないことに気付いた蓮が
布団を引き剥がしたから空調が整っているとは言え
いきなり真冬の冷気にさらされた身体がブルりと震えた
「寒ぃーよ!
布団、返せ!」
「はだかんぼう だから さみぃんだぞ!」
「お前が布団剥がしたからだろ!」
「いいから おきろよ!」
そう言うと蓮は俺の背中に跨がるように乗ってきて
剥き出しのケツを叩き始めた
「お~き~ろ〜!」
「とーちゃんのケツを叩くな!」
「お・き・ろ・よ!とーちゃん〜!」
リズムを取りながら言葉に合わせて俺のケツを叩く蓮
「とーちゃんのケツは太鼓じゃねぇ!」
「はやく おきろって!」
「分かったから!どけよ!」
とうとう俺も根負けして身体を起こし
欠伸をしながらベッドの上で胡座をかく
「お前なぁ・・ったく!
ハァ〜シャワー浴びるぞ!
一緒に入るか?」
眠気覚ましにシャワーを浴びようと蓮も誘うと
「おぉ!はいるぞ!
トナカイもよぶか?」
トナカイはいい!
なんで犬まで一緒に入るんだよ!?
「呼ばなくていい!
お前だけだ!」
こうして長い一日が始まった

応援ありがとうございます。