万有引力のススメ ３４
こんにちは～(^^♪
本日は『万有引力のススメ』です。❤
それではどうぞ～🎶
私信です。
葉◯様
こんにちは～(^^♪
コメントありがとうございます。😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ！降参です！（笑）
基本は司君に似ているのだと思いますが蓮君の行動には
無邪気さとか可愛げがあるのでその辺はつくしちゃんによって中和されているのかも…♬（笑）
☆様
こんにちは～(^^♪
コメントありがとうございます。😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
蓮君…遠足前のような感じでめっちゃ早起きで
退屈なのでパパを起こしに来ちゃいました！（笑）
樹の突然のカミングアウトに焦る
確かに樹の言う通りで樹やつくしを伴って出席するパーティーは
事前に出席者を徹底的に調べさせ
少しでも俺と接点のある女が出席する時には
一人で出席するようにしていた
つくしにしてもここ数年は出産が続いていたし
あまり人の多い場所には出たがらなかったから
今のところはメープルまで押し掛けたあの女以外は会った事がなかったけど
親父やお袋が好き勝手に連れ回している樹に関しては
ある程度の行動は付けているＳＰからの報告で把握していたけれど
まさかモーション掛けてくる奴までいたとは考えていなかったから
俺は今、ちょっと焦っている
樹に対して格好つけたいわけじゃねぇけど
軽蔑されるような事は避けたかった
まぁ、１６年も忘れたままほったらかしていて
思い出したからって突然現れて拉致るように連れ帰った時点で
かなりなマイナスだろうけど
一応、その辺の自覚？っつーか‥
過去の諸々を後悔はしてねぇけど
親として息子に軽蔑されるようなことだけは避けたい
「俺はつくししか愛してねぇーぞ！」
「それは知ってるよ。
でも父さんの元カノって人達に会って
やっぱり父さんも普通の男だったんだって思っただけだから」
「普通ってなんだよ？！」
「だから出るとこ出てる迫力のある美人？」
「はぁ～確かにな‥」
大きくため息を付いた父さん
元カノの顔を思い出しているのか‥
少し黙ってから
「確かにな‥昔はそうだった‥
それは否定しねぇ！だけどその誰とも一緒にいたいと思ったことはねぇし
寧ろ俺にモーション掛けてくる女達を軽蔑してた
自分は美人でモテて当たり前だと思ってて
俺と付き合う事も単なるステータスとしか思ってない
頭ん中が空っぽな女ばっかりだ！」
一刀両断なその言い方に父さんってマジで
ちゃんとした恋愛をしてこなかった
恋愛初心者なんだなぁって思った
「なんか酷い言い方だね」
「事実だからしょーがねぇーだろ？！」
父さんにしてみれば今までの相手に対して
相手を思いやるって気持ちの欠片も持ち合わせてなくて
父さんは自分に寄ってくる女の人は
肩書きや財力に群がっているだけだと決めつけていて
はなっから割り切った遊びの相手でしかなくて
そこには打算しか感じられなかったのだろう
まぁ、今までパーティーで会った女の人達って
そんな感じだったから強ち間違いってわけでもないんだろうけど
「まぁ、確かに下心は見え見えだしね‥
でもそれで父さんはずっと一人で寂しくなかったの？」
「寂しいなんて考える暇なんてなかった」
「それって仕事が忙しかったから？」
「そうだな‥でも嫌々仕事してたわけじゃねぇーぞ！
寧ろゲームみたいな感覚で楽しかった
だからそれ以外の事は‥自分の事でさえも二の次で
ただ道明寺をデカクする事に心血を注いでた」
「そうなんだ‥
で、今は？思い出したてからはどうなの？楽しい？」
「あぁ、楽しいな。
でも前とは違う楽しさだな」
「どう違うの？」
「前はただゲーム感覚で勝つ事が全てだったから
他人の目なんて気にもしてなかった。
誰に何を言われてもどう思われてても関係ねぇって感じで
ただ勝った奴が偉いんだって‥
負けた奴らの事なんて歯牙にも掛けてなかったから
簡単に切り捨ててたしそれで相手がどうなったとしても
自業自得だって思ってた」
「だから俺を恨んでる奴はいっぱいいるだろうな‥
前はそんなもん気にしてなかったけど
今は俺の過去の行いがお前達を危険にさらすんじゃねぇかってビクビクしてる」
「だからあんなにＳＰ付けてるんだ」
「あぁ、もしお前になんかあったら
お前だけじゃねぇーけど‥
つくしは絶対に俺を許さねぇーだろうし
なにより俺が俺を許せなくなるしな
だから今は何か決断する時はお前達の事を考えるようにしている
そしたら絶対ぇ間違えないだろ」
つくしと樹を迎えに行ったすぐ後のこと・・
つくしはまだ警戒心がビンビンで
俺との間に微妙な距離感があった頃
警戒されていることもまだ信用されていないことも分かっていたが
その微妙な距離感を払拭したくて
よく夜中に樹が小さかった頃の話を聞いていた
その時につくしが言っていた言葉
"あたしには樹が全てだったの"
"樹の成長が嬉しくてこの子をちゃんとした大人に育てなきゃって思ってた"
"樹が少しでもケガしたり体調を崩したりしたら怖くて
この子になにかあったら生きていけないって思ってた"
"あの子だけだったの・・"
その言葉が胸に刺さったのと同時に
この先何があっても二人を守ろうと誓った
つくしの希望だった樹
今はもう立派に成長して身長だって
俺と同じぐらいになっているけれど
つくしにとってはやっぱり特別で
俺にとってもかけがえのない存在
そんな樹を守る為に過剰な程に神経を使っているし
樹がやり過ぎだって思っていることも分かっているが
やっぱりＳＰは外せない
「ねぇ、父さん？
俺さこのままこっちに残りたいって思ってるんだけど
ダメかな？」
樹がずっとアメリカの大学で学びたいと思っていることは分かっていた
そしてそれを邪魔しているのは
俺の我がままなんだって事も自覚している
応援ありがとうございます。
本日は『万有引力のススメ』です。❤
それではどうぞ～🎶
私信です。
葉◯様
こんにちは～(^^♪
コメントありがとうございます。😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ！降参です！（笑）
基本は司君に似ているのだと思いますが蓮君の行動には
無邪気さとか可愛げがあるのでその辺はつくしちゃんによって中和されているのかも…♬（笑）
☆様
こんにちは～(^^♪
コメントありがとうございます。😊
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
蓮君…遠足前のような感じでめっちゃ早起きで
退屈なのでパパを起こしに来ちゃいました！（笑）
樹の突然のカミングアウトに焦る
確かに樹の言う通りで樹やつくしを伴って出席するパーティーは
事前に出席者を徹底的に調べさせ
少しでも俺と接点のある女が出席する時には
一人で出席するようにしていた
つくしにしてもここ数年は出産が続いていたし
あまり人の多い場所には出たがらなかったから
今のところはメープルまで押し掛けたあの女以外は会った事がなかったけど
親父やお袋が好き勝手に連れ回している樹に関しては
ある程度の行動は付けているＳＰからの報告で把握していたけれど
まさかモーション掛けてくる奴までいたとは考えていなかったから
俺は今、ちょっと焦っている
樹に対して格好つけたいわけじゃねぇけど
軽蔑されるような事は避けたかった
まぁ、１６年も忘れたままほったらかしていて
思い出したからって突然現れて拉致るように連れ帰った時点で
かなりなマイナスだろうけど
一応、その辺の自覚？っつーか‥
過去の諸々を後悔はしてねぇけど
親として息子に軽蔑されるようなことだけは避けたい
「俺はつくししか愛してねぇーぞ！」
「それは知ってるよ。
でも父さんの元カノって人達に会って
やっぱり父さんも普通の男だったんだって思っただけだから」
「普通ってなんだよ？！」
「だから出るとこ出てる迫力のある美人？」
「はぁ～確かにな‥」
大きくため息を付いた父さん
元カノの顔を思い出しているのか‥
少し黙ってから
「確かにな‥昔はそうだった‥
それは否定しねぇ！だけどその誰とも一緒にいたいと思ったことはねぇし
寧ろ俺にモーション掛けてくる女達を軽蔑してた
自分は美人でモテて当たり前だと思ってて
俺と付き合う事も単なるステータスとしか思ってない
頭ん中が空っぽな女ばっかりだ！」
一刀両断なその言い方に父さんってマジで
ちゃんとした恋愛をしてこなかった
恋愛初心者なんだなぁって思った
「なんか酷い言い方だね」
「事実だからしょーがねぇーだろ？！」
父さんにしてみれば今までの相手に対して
相手を思いやるって気持ちの欠片も持ち合わせてなくて
父さんは自分に寄ってくる女の人は
肩書きや財力に群がっているだけだと決めつけていて
はなっから割り切った遊びの相手でしかなくて
そこには打算しか感じられなかったのだろう
まぁ、今までパーティーで会った女の人達って
そんな感じだったから強ち間違いってわけでもないんだろうけど
「まぁ、確かに下心は見え見えだしね‥
でもそれで父さんはずっと一人で寂しくなかったの？」
「寂しいなんて考える暇なんてなかった」
「それって仕事が忙しかったから？」
「そうだな‥でも嫌々仕事してたわけじゃねぇーぞ！
寧ろゲームみたいな感覚で楽しかった
だからそれ以外の事は‥自分の事でさえも二の次で
ただ道明寺をデカクする事に心血を注いでた」
「そうなんだ‥
で、今は？思い出したてからはどうなの？楽しい？」
「あぁ、楽しいな。
でも前とは違う楽しさだな」
「どう違うの？」
「前はただゲーム感覚で勝つ事が全てだったから
他人の目なんて気にもしてなかった。
誰に何を言われてもどう思われてても関係ねぇって感じで
ただ勝った奴が偉いんだって‥
負けた奴らの事なんて歯牙にも掛けてなかったから
簡単に切り捨ててたしそれで相手がどうなったとしても
自業自得だって思ってた」
「だから俺を恨んでる奴はいっぱいいるだろうな‥
前はそんなもん気にしてなかったけど
今は俺の過去の行いがお前達を危険にさらすんじゃねぇかってビクビクしてる」
「だからあんなにＳＰ付けてるんだ」
「あぁ、もしお前になんかあったら
お前だけじゃねぇーけど‥
つくしは絶対に俺を許さねぇーだろうし
なにより俺が俺を許せなくなるしな
だから今は何か決断する時はお前達の事を考えるようにしている
そしたら絶対ぇ間違えないだろ」
つくしと樹を迎えに行ったすぐ後のこと・・
つくしはまだ警戒心がビンビンで
俺との間に微妙な距離感があった頃
警戒されていることもまだ信用されていないことも分かっていたが
その微妙な距離感を払拭したくて
よく夜中に樹が小さかった頃の話を聞いていた
その時につくしが言っていた言葉
"あたしには樹が全てだったの"
"樹の成長が嬉しくてこの子をちゃんとした大人に育てなきゃって思ってた"
"樹が少しでもケガしたり体調を崩したりしたら怖くて
この子になにかあったら生きていけないって思ってた"
"あの子だけだったの・・"
その言葉が胸に刺さったのと同時に
この先何があっても二人を守ろうと誓った
つくしの希望だった樹
今はもう立派に成長して身長だって
俺と同じぐらいになっているけれど
つくしにとってはやっぱり特別で
俺にとってもかけがえのない存在
そんな樹を守る為に過剰な程に神経を使っているし
樹がやり過ぎだって思っていることも分かっているが
やっぱりＳＰは外せない
「ねぇ、父さん？
俺さこのままこっちに残りたいって思ってるんだけど
ダメかな？」
樹がずっとアメリカの大学で学びたいと思っていることは分かっていた
そしてそれを邪魔しているのは
俺の我がままなんだって事も自覚している
応援ありがとうございます。
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