fc2ブログ

遥か~Epilogue~

こんばんは~(^^
本日は新しいお話しです!←性懲りなくまた始めてしまいます…( ;∀;)
タイトルは『遥か』です。
Epilogueは謎ばかりですがあまり説明はせずに謎のままで
(すぐに謎は解けますが…(笑))
進めていきますのでいつものように生暖かい目でよろしくお願いいたします。❤
それではどうぞ~🎶



お知らせです。
shortに置いていた『彼と彼女の場合』を独立したカテゴリへと移動させました。


私信です。
葉◯様
こんばんは~♪
コメントありがとうございます。😊
こちらのパパは今までの行いを猛省中です!
息子はもう大人なのですがパパ歴がまだまだ短い
新米パパなのでこちらのパパは色々と葛藤中です。❤(笑)



☆様
こんばんは~♪
コメントありがとうございます。😊
ありがとうございます!
同じです!私も復習しました!(笑)












それは

まるで

デジャヴ





~遥か~






風と遊ぶ粉雪が舞う街中で


不意に視界に現れた少女に


目眩のような既視感


デジャヴだと思った






会いたくて


会いたくて


もう一度


会えるなら


この命さえ


いらないと思っていた




20年前

確かにこの手で掴んでいたはずだった

この世でたった一つの希望が奪われた

あの日

港で道明寺に恨みを持つ暴漢によって命を奪われた牧野

騒然とする港で牧野から流れ出る血の温かさを今でもまだ覚えている

事切れる直前

最後に牧野が俺に残した言葉

“なにがあっても最期まで生き抜いて”

“大丈夫・・泣かないで・・すぐに戻ってくるから・・
そして今度はあたしが・・あんたを・・見つけるから・・
待っていて・・約束だから・・”


あの時交わした約束を俺は今も待っている






今年もまたこの季節が巡ってきた

あれから20年もの月日が流れた
あの事件以降、俺は日本を離れずっとNYで暮らしている
もう二度と誰も傷つける事のないようにビジネスのやり方を根本から改め
あいつが言っていたように最期の時が来るまで生きている

年に数回の帰国はあいつに会うため
事件後、牧野の両親は愛娘の死を受け止めきれないまま
世間の好奇な目から逃れるように東京を離れ
東北地方の山間の小さな集落に隠れるように引っ越し今はそこで民宿を営んでいる
弟の進は高校を卒業後に地元の役場に就職し結婚し子供も産まれている

そして牧野の墓は両親が住む集落にある寺にある
俺は毎年、あいつの命日ではなく誕生日にそこを訪れている

毎年

年齢分の赤いバラの花束を持ちその場に立つ

毎年一本ずつ増えていく赤いバラの花が叶わなかった夢の続きを見せてくれる

何度も挫けそうになる心をその都度、奮い立たせいつまでも約束の時を待ち続けている




約束の時まであと少し・・・










何だこれ?意味不明だと思いますが
思いついてしまったので始めます…


応援ありがとうございます。
スポンサーサイト



kirakira
Posted bykirakira

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply