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遥か 5

こんばんは~(^^♪
本日も『遥か』です。
なんだかポエムのような仕上がりですが…💦
それではどうぞ~🎶




私信です。
ユ◯ママ様
こんばんは~😊
コメントありがとうございます❣
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
楽しんでいただけて嬉しい!(。>ω<。)ノ
有り得ない設定のお話しですが最後までお付き合いよろしくお願いします!
私まだ衣替えなにも進んでいません…😢
そろそろやらないととは思っているのですが
まだ日中暑かったりするとなかなか進みません💦

☆様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます❣
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!パパさんでした!
年齢的には司君と近いですし一人娘を溺愛中なので(笑)
強敵になってもらおうかと…❤(笑)















は、恥ずかしい・・

自分でもかなりこっ恥ずかしい事を言っている自覚はある

一応ね

精神年齢はかなり大人なつもりなんだけど
諸々の経験値は全くであの頃と変わっていなくて
余裕なんて無い

だけどね

勢いとはいえ

今夜

こうして再会出来たのって
やっぱり奇跡だと思うし

あたしと道明寺ってこうなる運命だったんだって思うから


今夜ぐらいは

諸々の問題は忘れて

ずっと夢みていたあの島の夜を
もう一度、体験したい

そう思ってるから

二人だけで過ごしたいって言ったんだけど・・

目の前にいる道明寺はあたしの言葉に動きを止めて
あたしの真意を確かめるように顔を覗き込んでくるから
恥ずかし過ぎて思わず顔をそらした


「こっち見ろよ!」


「・・///////////は、恥ずかしいって!」


「二人だけなんだから恥ずかしい事なんてなんもねぇーだろ?」


「・・そ、そうかもしれないけど・・」


「お前、今の言葉に嘘はねぇよな?」

「・・う、うん・・ない」


「分かった。
もう遠慮はしねぇぞ」


そう言った道明寺は静かに椅子から立ち上がると
ゆっくりとあたしの横へと移動してきて
まだ座ったままのあたしの背中と膝裏に腕を差し入れると
軽々と抱き上げベッドルームのドアを足で押し開けた


お姫様抱っこのまま運ばれていくあたし

彼の首に両腕を回し
至近距離で見た道明寺の顔は
あの島で見た時よりも大人びていて目が離せない

あの島での夜

あたし達は結ばれていた

身も心も一つになった夜

何もかもが幸せで

不安なんて一つも無くて

泣けるほど幸せで

あの時のあたし達はまさかあの夜が
最後の夜になるなんて夢にも思っていなかった


あの夜から続く長い長い時間が
今、やっと動き始めた


二人の重さに沈み込むベッド

互いの温もりを分け合いながら
ゆっくりと夜に溶けていく

一つ

一つ

互いの身体に刻み込むように
繰り返す律動に痺れるような感覚を覚える長い夜

今度こそ

絶対に

なにがあっても

離れない


絡み合った手と手が・・・

流れ落ちる汗が・・・

速まる鼓動が・・・

溶け合い

一つになった夜


目尻から流れ落ちた一筋の泪が
離れ離れだった全てを忘れさせてくれる

その息遣いさえも・・・


全てが

泣けるほど

幸せでパーフェクト








泣けるほどの幸せがあるんだって事を知った
20年前のあの島での夜

最初で最後になるだなんて
あの時の俺は夢にも思っていなかった

ずっと考えていた

この20年間

忘れた事はなかった


最後にこいつが言った言葉を・・

すぐに戻ってくるから・・

なんて言いながら

先に行ってしまった牧野に会いたくて

会いたくて

何度も

何度も

考えた

目の前に横たわる

この線を越えれば

お前の元へと行けるのかと・・

何度も

何度も

最後の一歩を踏み出しそうになって
その都度、牧野が最後に残した言葉が蘇る

そんな夜を繰り返しながら
今日まで生きてきた

もしかしたら

この瞬間も

幻かもしれない

とうとう限界を超えてしまった男が
最期に見た既視感なのかもしれない

だが

それなら


それでかまわない


あの泣けるほどの幸せに包まれたまま
逝けるのなら

それでも

かまわない

そう思えるほどの

幸福感に包まれながら

ゆっくりと溶け合う夜










応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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