遥か 24
本日も『遥か』です🎵
それではどうぞ~o(^▽^)o
私信です。
ゆ〇様
こんばんは~(^-^)/
コメントありがとうございます❣
ハイ!暴走しちゃいますね!❤(笑)
やっと再会出来た仲間たちがこれから
司君とつくしちゃんの間をひっかきまわしてくれると思います!←特に類君が・・(笑)
すぐに気が付いた類君は流石ですよね!桜子ちゃんも滋ちゃんもあっさりと受け入れてくれたので
残るは二人です!
ち〇こ様
こんばんは~(^∇^)ノ
コメントありがとうございます❣
類君、一発で分かっちゃいました!
流石!類君です!
類君にしか分からない何かがあるんだと思いますが
また司君がその目に見えない何かにヤキモキしそうです!
が、類君は司君で遊ぶのが好きなので!(笑)
☆様( ̄^ ̄)ゞ
こんばんは~
コメントありがとうございます❣
ムフフ♥泣かせちゃいました?
実は私も自分で書きながら泣いてました~!(笑)
つくしちゃん良かった良かった!ヽ(≧∀≦)ノ
「ほら!滋ちゃん!桜子ちゃんも!
ちゃんと説明するからこっちに座ってちょうだい」
姉ちゃんが抱き合いながら泣いている女達をソファーへと促す
やっと説明してくれるらしい
今の状況だと説明されたところで納得出来る自信はないけれど
とにかく姉ちゃんの話を聞きながら・・
目の前のソファーに並んで腰を下ろした司と少女を見ていた
近くでマジマジと見た少女はまだ本当に幼い顔をしていて
化粧っけの無いその顔は中学生だと言っても通用するぐらいで
一体、幾つなんだ?という疑問も浮かんでくる
俺は至って常識的な人間だ
それなりに気遣いも出来て思いやりもあり
大人としての落ち着きもあり
自分では紳士だと思っている・・
いや
常に紳士でありたいと思って行動している
だからこの現実を受け入れるのは相当のシフトチェンジが必要だった
俺と総二郎以外は既にこの有り得ない状況を受け入れているようだが
俄かには信じがたいこの状況に総二郎の顔には困惑と怒りのような物が浮かんでいて
牧野の生まれ変わりだと言った少女に対しての口調も冷たい
「どうやら類達は信じたみてぇーだけど俺はまだ
そんな戯言を信じちゃいない
あんたが牧野の生まれ変わりだって証拠は?」
「証拠って言われても・・う~ん・・
千人切り?一期一会?」
「そんなもん誰だって知ってんだろ?
牧野の証拠にはなんねぇーよ!」
「だよね・・う~んとじゃあ優紀は?
あたしの親友の松岡優紀。覚えてるでしょ?
優紀が変な男に遊ばれててそこを助けてくれた時は西門さんって
思ってたよりいい人なのかなぁ~なんて思ったけど
そのあと優紀をホテルに連れ込んだりして・・やっぱり最悪って思った
で、あたしと道明寺もその後を追って・・まんまと二人には騙されて・・
あの夜は散々だったじゃダメ?あっ!それに!道明寺があたしを助けるために
ボコボコにされて入院した時だって!美作さんと一緒になって悪趣味な嘘であたしを騙して!
あの時は本当に道明寺が死んじゃったって思ったんだからね!」
「・・・・・・・」
つらつらと淀みなく言葉を繋ぐ少女
初対面であるはずの俺達に対し全く臆することもなく
年齢差を気にすることなく話すその話し方はまるで牧野そのもので・・
話す内容も牧野じゃなきゃ知り得ない内容ばかりで
ますます混乱している
総二郎も同じようで
その表情から怒りのような感情は消えたが
まだ半信半疑といった表情を浮かべている
「美作さんも疑ってるよね?」
「あぁ、疑ってるというか信じらんねぇ!」
「だよね・・あたしだってこの状況を受け入れるまでかなりの時間が掛ったから・・
まぁ、あたしの場合は逆なんだけどね・・あたしの場合・・自分は牧野つくしだって思ってるんだけど・・
周囲はそうじゃないでしょ?両親にとってはあたしは遥で牧野つくしじゃないの・・
でもあたしは遥に慣れてなくて・・牧野つくしとしての自我が邪魔して遥には成れなくて・・
両親の事は好きだし感謝だってしてるんだけど・・甘えることが出来ないっていうか・・
だから小さなころからあたしってかなりドライな子供だって思われてたの・・
美作さんと西門さんの反応って正常だと思うの。でもね嘘は一つも言ってない
あたしは牧野つくしで20年前、島から戻った港で刺されて死んだけど瀬戸口遥として生まれ変わった。
これは真実であたしはずっと道明寺に会いたいと思ってここまで生きてきたの・・
それに道明寺だけじゃないみんなにも美作さんや西門さんにも会いたいと思ってたから
思いがけず今日、みんなに会えて本当に嬉しいの!」
「つくし~私も嬉しいよ~!」
「先輩、わたくしもです。
先輩だけあの頃のままだっていうのがちょっと
いえ、かなりムカつきますけど
また会えて本当に嬉しいです」
「俺も。また司だっていうのが気に入らないけど
こうやって会えたんだから今度は俺も頑張る」
何を頑張るのかは知りたくないが・・
「類!お前は頑張らなくていい!
邪魔すんな!こいつは俺のもんだ!!」
司と類の懐かしいやり取りに意識がグッと過去へと引き戻され
感情が揺れる
「ねぇ、あきら君もニッシーも信じられないならそれでいいじゃない?
また新しくお友達から始めればいいんじゃない?」
ガキみたいなことを真顔で言う滋
「お友達からって・・滋!余計なこと言うな!
うわぁ!司!落ち着け!友達以上になるつもりはねぇって!
とにかく!まだ半信半疑だけど俺は分かったというか・・
とりあえずは納得した!牧野なんだろ?だったら俺が言うことは一つだけだ!
牧野!お帰り!猛獣使い復活だな!?」
滋の友達からって言葉に敏感に反応した野獣から逃げるためソファーから腰を浮かしがら
そう言った俺に続いて総二郎も
「・・だな。俺もまだ半信半疑だけど・・
類も桜子も滋も姉ちゃんまでとなると流石にな・・・信じるしかねぇーだろ・・
まぁ、とりあえず、お帰り、牧野!それから二度と千人切りの話はすんなよ!」
「どうして?みんな知ってる事でしょ?」
「ニッシー千人切り達成出来なかったし
今となっちゃ次期家元の黒歴史だもんね〜」
「出来なかったんじゃなくてバカバカしくなって止めたんだよ!
黒歴史って言うな!あれはあれで過去の輝かしい栄光だ!」
「プッ、総二郎もあきらも牧野が居なくなってからはすっかり真面目になったんだよね。
今じゃすっかり枯れた親父だもんね」
「笑うな!類!枯れてねぇーし!親父でもねぇ!
落ち着いてるって言えよ!」
「そうだぞ!
俺達は至って普通で常識的で常に紳士なんだよ!」
笑いながら俺達が枯れていると言った類にマジで反論している総二郎と俺
こんな軽口もどこか懐かしくてこそばゆい
類のこんな風な笑い声も
こんなにも言葉数多く話す声も聞くのは本当に久しぶりだった
マジ
まだ
半信半疑というか心も気持ちも頭も整理出来ていないが
20年ぶりに仲間が揃った
ってことだよな?
で、ここに至ってフッと笑いがこみ上げてきた
自分でもこの有り得ない状況にとうとうおかしくなったか?
と一瞬思ったがそうじゃなくて
総二郎も同じく笑ってやがる
俺も総二郎も嬉しいんだと思う
本当に心の底から嬉しいんだと思う
この20年
こんなにも嬉しいと思ったことは無かった
だから
人間て嬉しいと自然に笑うんだな
初めて知ったよ
「あきら?気持ち悪いんだけど」
「お前だってずっと笑ってんだろ、類?」
「だね」
「だな」

応援ありがとうございます。