Black Lilly ３
こんばんは～🎵
本日も『Black Lilly』です！
事件です❣
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～😊
コメントありがとうございます。(^^♪
ハイ❣ある意味一番厄介です！（笑）
でも頼りになります❣
牧野の研修は順調に進んでいて
司との関係は一進一退？
いや・・
一歩進んで三歩下がる？
ぐらいの進捗状況
俺達もなんとなくこの状況に慣れ始め
相変わらず牧野と司のゴタゴタに巻き込まれつつも
これが通常運転になりつつあった
そんなある日
牧野が消えた
ある日、突然
牧野が俺達の前から消えた
最初に異変に気付いたのは司
日課になりつつあった牧野の部屋への訪問？押しかけ？
まぁ、表現はどっちでもいいが
とにかくいつものように薔薇の花と甘い物を持ち
牧野の新しい部屋へと出向いたが牧野はまだ帰宅していなかった
いや
正確には部屋に明かりが付いていなかったので
まだ帰宅していないと思った
そこで奴は合鍵を使い部屋の中へと入った
この場合、司の異常性が功を奏しただけだが
普通は入らない
でも司だから・・
なんでもかんでも司だからで納得してしまう俺達も相当なものだが
それでも重要なのはそこじゃない
合鍵を使って牧野の部屋に不法侵入・・
いや
入った司はすぐに異変に気が付いた
部屋には牧野が一度帰った形跡があった
類が就職祝いだと贈った仕事用に使っているバッグが
ソファーの上に置かれていて
テーブルの上には牧野のスマホも置かれたままで
牧野がいつも使っていたキーケースだけが失っていた
時間は午後１０時過ぎ
時間的に考えて流石に近所のスーパーに出かけているって事はないだろうし
近くのコンビニに出かけているにしては時間が掛りすぎている
実際、司も当初はコンビニにでも出かけているのかと思ったらしい
だけど３０分待っても戻ってこない
連絡をしようにも牧野のスマホはテーブルの上
そして司の野生の勘が何かあったと告げていた
司にとってはそれだけで十分
そして司の持てる力を全て使って牧野の行方を捜索した結果
牧野の身に何が起こったのか判明したのは日付が変わってからだった
司から連絡を受け
仕事を切り上げ集まった牧野の部屋
道明寺の情報解析部門の精鋭たちが
アパート周辺の防犯カメラを徹底的に洗い出し
解析を進めた結果
最悪の事態が映っていた
その日、牧野が帰宅したのは午後７時過ぎ
周囲は既に暗く街灯の光の下
左手にスーパーの袋を持った牧野がアパートの階段を登って行く姿が映っていた
その袋はダイニングテーブルの上に中身はそのままで置かれたままだった
そして牧野が帰宅して数分後
一人の男が牧野の部屋のインターフォンを押し
牧野がドアを開けた瞬間、二人の姿は室内に消えた
そしてその約１０分後
男が牧野を抱えるようにして部屋から出て
そのままアパート前に停められていた車の後部座席に牧野を乗せ
走り去っていた
車種とナンバーは既に判明していて
男の身元もすぐに判明した
男は以前、俺と類が調べた中に入っていた
名前は瀧口康介 ２２歳
牧野の大学の同級生で牧野が特に仲が良かった内の一人だった男
この男、調査当時は牧野の友人の女と付き合っていて
その女との関係も良好で牧野を加えた数人で良く遊びにも出かけていた
だからノーマークだった
その男が牧野を連れ去った
何が目的なのかは分からないが
とにかく今はその事実だけで十分だった
司によって牧野を連れ去った男の車の追跡が行われた結果
車は首都高を抜け東名高速道路をの富士出口で降りていた
そこからの足取りはまだ不明だが瀧口の資料を見ていた類が気が付いた
富士出口から約３０分ほどの距離に瀧口の両親が所有している別荘があった
瀧口の実家は小規模だが病院を経営していて長男が跡継ぎとして内科医をしていて
次男の康介は国家公務員試験に合格しこの春から厚労省に入庁している
俺達の足元にも及ばないが世間一般ではそこそこの家のお坊ちゃまってところだろうけれど
牧野に手を出すなんて怖い者知らずもいいところだ
静かに怒りがＭＡＸを超えている司と共に別荘に踏み込んだ俺達
そこで俺達が見た物は・・
ベッドで下着姿で手足を拘束され男に組み敷かれ
今まさに襲われようとしていた牧野の姿だった
身体を動かし必死で抵抗していた牧野を間一髪のところで救出し
近くの道明寺系列の病院へと運んだ
牧野のケガは大した事はなく手足に擦り傷を負ったぐらいだったが
精神的なダメージが大きくしばらくは事件を知ったタマさんが病室に付き添っていた
その後、男はどうしたかって？
知らない
司がどうしたのか
まぁ、だいたいの予測はつくが聞いていないし
聞くつもりもないし知りたくもない
ただ瀧口の実家である病院は事件後すぐに閉院していて
実家は売りに出され康介本人もだが家族の行方を知る者は誰もいない
そんな事件の後から司と牧野の関係は劇的に変化していた
事件後しばらくは精神的なダメージが大きく
不安定だった牧野
身体的な傷が癒えた後はすぐに退院し東京へと戻ったが
とても一人にしておける状態ではなかったし
牧野の両親も地方在住で実家に帰ったとしても
仕事が忙しく牧野の面倒を見れる状況にはなかった
かと言って司の屋敷じゃ落ち着かないだろうからと
都内にあった司のマンションで静養することになった
というか・・
司が一方的に決めたことだったが
タマさんのアシストもあって
牧野は文句を言うことなくそれを受け入れていた
部屋にはタマさんが付き添い
いつの間にか司もちゃっかり一緒に暮らし始めていたが
タマさんが目を光らせていたこともあって
当然、部屋は別々であわよくばなんて展開はなかったようだったし
なにより司は牧野の弱みにつけ込むような考えはなかったようで
牧野にだけはどこまでも優しくて紳士的なストーカー君だった
応援ありがとうございます。
本日も『Black Lilly』です！
事件です❣
それではどうぞ～❤
私信です。
☆様
こんばんは～😊
コメントありがとうございます。(^^♪
ハイ❣ある意味一番厄介です！（笑）
でも頼りになります❣
牧野の研修は順調に進んでいて
司との関係は一進一退？
いや・・
一歩進んで三歩下がる？
ぐらいの進捗状況
俺達もなんとなくこの状況に慣れ始め
相変わらず牧野と司のゴタゴタに巻き込まれつつも
これが通常運転になりつつあった
そんなある日
牧野が消えた
ある日、突然
牧野が俺達の前から消えた
最初に異変に気付いたのは司
日課になりつつあった牧野の部屋への訪問？押しかけ？
まぁ、表現はどっちでもいいが
とにかくいつものように薔薇の花と甘い物を持ち
牧野の新しい部屋へと出向いたが牧野はまだ帰宅していなかった
いや
正確には部屋に明かりが付いていなかったので
まだ帰宅していないと思った
そこで奴は合鍵を使い部屋の中へと入った
この場合、司の異常性が功を奏しただけだが
普通は入らない
でも司だから・・
なんでもかんでも司だからで納得してしまう俺達も相当なものだが
それでも重要なのはそこじゃない
合鍵を使って牧野の部屋に不法侵入・・
いや
入った司はすぐに異変に気が付いた
部屋には牧野が一度帰った形跡があった
類が就職祝いだと贈った仕事用に使っているバッグが
ソファーの上に置かれていて
テーブルの上には牧野のスマホも置かれたままで
牧野がいつも使っていたキーケースだけが失っていた
時間は午後１０時過ぎ
時間的に考えて流石に近所のスーパーに出かけているって事はないだろうし
近くのコンビニに出かけているにしては時間が掛りすぎている
実際、司も当初はコンビニにでも出かけているのかと思ったらしい
だけど３０分待っても戻ってこない
連絡をしようにも牧野のスマホはテーブルの上
そして司の野生の勘が何かあったと告げていた
司にとってはそれだけで十分
そして司の持てる力を全て使って牧野の行方を捜索した結果
牧野の身に何が起こったのか判明したのは日付が変わってからだった
司から連絡を受け
仕事を切り上げ集まった牧野の部屋
道明寺の情報解析部門の精鋭たちが
アパート周辺の防犯カメラを徹底的に洗い出し
解析を進めた結果
最悪の事態が映っていた
その日、牧野が帰宅したのは午後７時過ぎ
周囲は既に暗く街灯の光の下
左手にスーパーの袋を持った牧野がアパートの階段を登って行く姿が映っていた
その袋はダイニングテーブルの上に中身はそのままで置かれたままだった
そして牧野が帰宅して数分後
一人の男が牧野の部屋のインターフォンを押し
牧野がドアを開けた瞬間、二人の姿は室内に消えた
そしてその約１０分後
男が牧野を抱えるようにして部屋から出て
そのままアパート前に停められていた車の後部座席に牧野を乗せ
走り去っていた
車種とナンバーは既に判明していて
男の身元もすぐに判明した
男は以前、俺と類が調べた中に入っていた
名前は瀧口康介 ２２歳
牧野の大学の同級生で牧野が特に仲が良かった内の一人だった男
この男、調査当時は牧野の友人の女と付き合っていて
その女との関係も良好で牧野を加えた数人で良く遊びにも出かけていた
だからノーマークだった
その男が牧野を連れ去った
何が目的なのかは分からないが
とにかく今はその事実だけで十分だった
司によって牧野を連れ去った男の車の追跡が行われた結果
車は首都高を抜け東名高速道路をの富士出口で降りていた
そこからの足取りはまだ不明だが瀧口の資料を見ていた類が気が付いた
富士出口から約３０分ほどの距離に瀧口の両親が所有している別荘があった
瀧口の実家は小規模だが病院を経営していて長男が跡継ぎとして内科医をしていて
次男の康介は国家公務員試験に合格しこの春から厚労省に入庁している
俺達の足元にも及ばないが世間一般ではそこそこの家のお坊ちゃまってところだろうけれど
牧野に手を出すなんて怖い者知らずもいいところだ
静かに怒りがＭＡＸを超えている司と共に別荘に踏み込んだ俺達
そこで俺達が見た物は・・
ベッドで下着姿で手足を拘束され男に組み敷かれ
今まさに襲われようとしていた牧野の姿だった
身体を動かし必死で抵抗していた牧野を間一髪のところで救出し
近くの道明寺系列の病院へと運んだ
牧野のケガは大した事はなく手足に擦り傷を負ったぐらいだったが
精神的なダメージが大きくしばらくは事件を知ったタマさんが病室に付き添っていた
その後、男はどうしたかって？
知らない
司がどうしたのか
まぁ、だいたいの予測はつくが聞いていないし
聞くつもりもないし知りたくもない
ただ瀧口の実家である病院は事件後すぐに閉院していて
実家は売りに出され康介本人もだが家族の行方を知る者は誰もいない
そんな事件の後から司と牧野の関係は劇的に変化していた
事件後しばらくは精神的なダメージが大きく
不安定だった牧野
身体的な傷が癒えた後はすぐに退院し東京へと戻ったが
とても一人にしておける状態ではなかったし
牧野の両親も地方在住で実家に帰ったとしても
仕事が忙しく牧野の面倒を見れる状況にはなかった
かと言って司の屋敷じゃ落ち着かないだろうからと
都内にあった司のマンションで静養することになった
というか・・
司が一方的に決めたことだったが
タマさんのアシストもあって
牧野は文句を言うことなくそれを受け入れていた
部屋にはタマさんが付き添い
いつの間にか司もちゃっかり一緒に暮らし始めていたが
タマさんが目を光らせていたこともあって
当然、部屋は別々であわよくばなんて展開はなかったようだったし
なにより司は牧野の弱みにつけ込むような考えはなかったようで
牧野にだけはどこまでも優しくて紳士的なストーカー君だった
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