Black Lilly 6
こんばんは~🎵
本日も『Black Lilly』です❣
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~😊
コメントありがとうございます。(^^♪
ハイ!もちろんどんな時も頼りになるあの方です!❤
退院後は一緒に暮らし始めた俺達
まぁ、タマが目を光らせていて一緒の部屋にいるってだけだが
それでもかなりの進展
事件後はかなり精神的なダメージが残ってしまった牧野
外に出ることも少なくなり
退院当初は一人で部屋にいることも出来なかったが
少しずつ回復し始め事件から3か月後にはすっかり以前の明るさを取り戻していた
季節はもう夏
この頃になると牧野は仕事の事を気にし始めていたが
俺としては仕事なんてしなくていい
そう思っている
だけど牧野は違う
中途半端になってしまった研修にしても
入社2週間で休職しなければならなかったことも
かなり気にしていたから俺が一肌脱いでやることにした
牧野の会社を買収し道明寺の傘下に組み入れ
牧野を道明寺日本支社の秘書室へと移動させ
俺の第2秘書にしてやった
こうすれば全て解決だろ?
これならいくら休職していても問題は無い
それに部屋だけでなくオフィスでも俺がすぐ側にいる
牧野には心強いことこの上ねぇだろ?
そう思ってわざわざ買収して移動させてやったのに
牧野には大不評で
”秘書なんて出来るわけないでしょ!?
それもあんたの秘書だなんて!?
なに考えてんのよ!?バッカじゃないの?!
辞めてやる!辞表出してやる!!”
とか言い出しやがった
出せるもんなら出してみろ!!
片っ端から破り捨ててやるからな!!
ちょっと見直したのに!!
いつも優しくて
どんなに冷たくしてもめげなくて
私がピンチの時には絶対に助けに来てくれて
記憶が戻ったのは嬉しかったけど
私なんかのどこがそんなに良いんだろって思っちゃうぐらい
酷い言葉を投げつけて冷たくして突き放しても全然めげなくて
毎日のように薔薇の花と甘い物を持って会いに来て
その執念深さにはちょっと・・
ううん・・かなり引いている
でもね
全くめげないの
鋼のメンタルなのよね
私はよく分からない
自分の気持ちがよく分からない
嫌いじゃないんだけど
どっちかって言うと好きなんだと思う
だけどこの好きは友達としての好きってだけで
あの頃に抱いていた感情とは少し違うの
またあの頃のように戻れるとは思わなくて
戻りたいとも思わなくて
その事を伝えても道明寺は笑いながら
”お前の気持ちは分かってるから”
とか言ってまた次の日には何事もなかったかのように
薔薇の花と甘い物を持って会いに来る
でもって私の感情はグルグルグルグルと渦を巻いたまま
そんな時にあの事件が起こったの
あの時、道明寺達の姿を見て本当に心の底から安心した
それと同時にまた彼が助けに来てくれた
また彼に助けられた
そう思った
だからねタマさんの提案に乗って道明寺のマンションで
同居生活をする事をOKしたんだけど
まさかそれが3カ月にもなるとは思っていなかった
自分でも思っていた以上に精神的なダメージが大きくて
気持ちも沈みがちで外に出るのも怖くて
夜になると部屋に一人でいることも出来なくて
ずっとタマさんについていてもらっていた
そんな毎日を過ごすうちに少しずつ気持ちも前向きになれて
周囲の色々なことにも意識がいくようになり
やっぱり一番気になったのは仕事の事
たった2週間で休職しなければならなくなってしまって
研修も中途半端なまま
同期のみんなはもう研修も終わって
それぞれの部署に配属になっているのに
私だけって焦りが出てきてそろそろ仕事に復帰したいと道明寺に相談したのよね
そしたらあいつ!
なんて言ったと思う?
会社は買収したから道明寺の傘下に入った
お前は秘書室に配属になって俺の第2秘書だ
って言ったの
はぁ?でしょ?
だからね辞表出してやる!って言ったの
そしたら出せるもんなら出してみろ!!
だって・・
出してやるわよ!!
出してやろうじゃないのよ!!
少しだけ見直してたのに
少しだけ頼りにし始めてたのに
またいつものケンカ
そんなどこまでも平行線の私達にタマさんが
”つくし、仕事を辞めたければそれはあんたの権利だから辞めな。
でもね辞めるのはいつだって出来るしもし辞めたところで坊ちゃんは諦めないよ
あんたがどこに行ったって結局は同じだろうから無駄な事は止めて
一日でも早く秘書として仕事を覚えた方があんたの為になるんだよ”
って言ってくれた
その言葉で私は気持ちを切り替えて秘書として
一日でも早く戦力になれるように頑張り始めたの
道明寺は仕事なんて出来なくてもいい
寧ろ出来ない方がいいと思ってたみたいだけど
冗談じゃない!!
バリバリ仕事が出来る女になって
道明寺をこき使ってやる!!
こうして私と道明寺の新しい関係がスタートして
それからしばらくは上司と部下そしてただの同居人って間柄だったんだけど
少しずつ
少しずつ
道明寺が仕事をしている姿を身近で見て
少しずつ
少しずつ
その距離が近づいて
少しずつ
少しずつ
関係が変化してきて
やっと素直に彼の気持ちを受け入れることが出来るようになった
まだまだムカつく事は沢山あるのよ
金銭感覚とか意味不明だし
言動だって意味不明だし
でもね
いつも私には優しくて
いつも私には正直な彼に
今までのわだかまりだとかが浄化されて
私にとっても彼はかけがえのない相手となった

応援ありがとうございます。
本日も『Black Lilly』です❣
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~😊
コメントありがとうございます。(^^♪
ハイ!もちろんどんな時も頼りになるあの方です!❤
退院後は一緒に暮らし始めた俺達
まぁ、タマが目を光らせていて一緒の部屋にいるってだけだが
それでもかなりの進展
事件後はかなり精神的なダメージが残ってしまった牧野
外に出ることも少なくなり
退院当初は一人で部屋にいることも出来なかったが
少しずつ回復し始め事件から3か月後にはすっかり以前の明るさを取り戻していた
季節はもう夏
この頃になると牧野は仕事の事を気にし始めていたが
俺としては仕事なんてしなくていい
そう思っている
だけど牧野は違う
中途半端になってしまった研修にしても
入社2週間で休職しなければならなかったことも
かなり気にしていたから俺が一肌脱いでやることにした
牧野の会社を買収し道明寺の傘下に組み入れ
牧野を道明寺日本支社の秘書室へと移動させ
俺の第2秘書にしてやった
こうすれば全て解決だろ?
これならいくら休職していても問題は無い
それに部屋だけでなくオフィスでも俺がすぐ側にいる
牧野には心強いことこの上ねぇだろ?
そう思ってわざわざ買収して移動させてやったのに
牧野には大不評で
”秘書なんて出来るわけないでしょ!?
それもあんたの秘書だなんて!?
なに考えてんのよ!?バッカじゃないの?!
辞めてやる!辞表出してやる!!”
とか言い出しやがった
出せるもんなら出してみろ!!
片っ端から破り捨ててやるからな!!
ちょっと見直したのに!!
いつも優しくて
どんなに冷たくしてもめげなくて
私がピンチの時には絶対に助けに来てくれて
記憶が戻ったのは嬉しかったけど
私なんかのどこがそんなに良いんだろって思っちゃうぐらい
酷い言葉を投げつけて冷たくして突き放しても全然めげなくて
毎日のように薔薇の花と甘い物を持って会いに来て
その執念深さにはちょっと・・
ううん・・かなり引いている
でもね
全くめげないの
鋼のメンタルなのよね
私はよく分からない
自分の気持ちがよく分からない
嫌いじゃないんだけど
どっちかって言うと好きなんだと思う
だけどこの好きは友達としての好きってだけで
あの頃に抱いていた感情とは少し違うの
またあの頃のように戻れるとは思わなくて
戻りたいとも思わなくて
その事を伝えても道明寺は笑いながら
”お前の気持ちは分かってるから”
とか言ってまた次の日には何事もなかったかのように
薔薇の花と甘い物を持って会いに来る
でもって私の感情はグルグルグルグルと渦を巻いたまま
そんな時にあの事件が起こったの
あの時、道明寺達の姿を見て本当に心の底から安心した
それと同時にまた彼が助けに来てくれた
また彼に助けられた
そう思った
だからねタマさんの提案に乗って道明寺のマンションで
同居生活をする事をOKしたんだけど
まさかそれが3カ月にもなるとは思っていなかった
自分でも思っていた以上に精神的なダメージが大きくて
気持ちも沈みがちで外に出るのも怖くて
夜になると部屋に一人でいることも出来なくて
ずっとタマさんについていてもらっていた
そんな毎日を過ごすうちに少しずつ気持ちも前向きになれて
周囲の色々なことにも意識がいくようになり
やっぱり一番気になったのは仕事の事
たった2週間で休職しなければならなくなってしまって
研修も中途半端なまま
同期のみんなはもう研修も終わって
それぞれの部署に配属になっているのに
私だけって焦りが出てきてそろそろ仕事に復帰したいと道明寺に相談したのよね
そしたらあいつ!
なんて言ったと思う?
会社は買収したから道明寺の傘下に入った
お前は秘書室に配属になって俺の第2秘書だ
って言ったの
はぁ?でしょ?
だからね辞表出してやる!って言ったの
そしたら出せるもんなら出してみろ!!
だって・・
出してやるわよ!!
出してやろうじゃないのよ!!
少しだけ見直してたのに
少しだけ頼りにし始めてたのに
またいつものケンカ
そんなどこまでも平行線の私達にタマさんが
”つくし、仕事を辞めたければそれはあんたの権利だから辞めな。
でもね辞めるのはいつだって出来るしもし辞めたところで坊ちゃんは諦めないよ
あんたがどこに行ったって結局は同じだろうから無駄な事は止めて
一日でも早く秘書として仕事を覚えた方があんたの為になるんだよ”
って言ってくれた
その言葉で私は気持ちを切り替えて秘書として
一日でも早く戦力になれるように頑張り始めたの
道明寺は仕事なんて出来なくてもいい
寧ろ出来ない方がいいと思ってたみたいだけど
冗談じゃない!!
バリバリ仕事が出来る女になって
道明寺をこき使ってやる!!
こうして私と道明寺の新しい関係がスタートして
それからしばらくは上司と部下そしてただの同居人って間柄だったんだけど
少しずつ
少しずつ
道明寺が仕事をしている姿を身近で見て
少しずつ
少しずつ
その距離が近づいて
少しずつ
少しずつ
関係が変化してきて
やっと素直に彼の気持ちを受け入れることが出来るようになった
まだまだムカつく事は沢山あるのよ
金銭感覚とか意味不明だし
言動だって意味不明だし
でもね
いつも私には優しくて
いつも私には正直な彼に
今までのわだかまりだとかが浄化されて
私にとっても彼はかけがえのない相手となった

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