Black Lilly 14
こんばんは~🎵
本日も『Black Lilly』です。
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~😊
コメントありがとうございます❣
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!そろそろですが・・その前に一波乱?です・・💦
ア〇ティ〇チョーク様
こんばんは~(^^♪
コメントありがとうございます。♪
海ちゃんの頭の中はお花が満開のようで
つくしちゃんも呆れちゃって返す言葉も無かったようです。
浅はかな彼女ですがそんな彼女には相応しい未来が待っていると思います。
つくしちゃんは逆に暴走する司君の心配しているようですが・・💦
西田が部屋から出て行ってからちょうど一時間が過ぎた
部屋には重苦しい沈黙と息が出来ないほどの怒りが渦巻いている
そんな中やっと西田が中島海の旦那だという男を連れて来た
この男
名前は白石祐輔
年齢は俺達より三つ上の30歳
道明寺とも美作とも取引のある商社の専務秘書をしていて
商談などで何度か顔を合わせたことのある男だった
見た目は普通だがその仕事ぶりは誠実で担当している専務からの信頼も厚い
どうしてこの男があんな女と・・
疑問はあるが男と女の事は当事者にしか分からない物がある
西田に伴われて部屋へと入ってきた男は明らかに緊張した面持ちで
真冬だというのに額に汗が浮かんでいる
その男に司の怒りがぶつけられる
男は仕事帰りだったようで妻が自宅に居ないことにまだ気が付いていない様子だった
話を進めていく内に分かったことは
男は本当に何も知らなかったようで司の怒りに怯えしどろもどろになりながらも
妻が遊び歩いていることは薄々感づいてはいたが借金があったことも
妻が何をしようとしているのかも分からないと答えた
その口調から嘘を言っているようには見えなかった
ある意味予想通り
もし夫婦で共謀しているのだとしたら呑気に自宅近くをうろつくはずはない
空振りだったが旦那が共犯者ではないということは分かっただけでも収穫だった
残るは車の行方と運転していた男の身元
旦那は助手席に座っているのは自分の妻だと答え
運転している男に見覚えはないと答えた
だとするとこちらは西田の報告待ち
中島海の旦那に関しては
全面的に信用したわけじゃないが
調査報告書に怪しい点は無かったし
男の態度に不審な所も無い
それに専務秘書という肩書から
一旦自宅に帰すことにした
但し、監視は付けてあるから
怪しい動きをすればすぐに分かると警告だけはしておいた
西田に伴われて部屋を出て行く間際
男は床に頭が付くほどのお辞儀をして出て行った
この男を帰すなんて今までの司じゃありえないこと
この場で怒りに任せて殴り殺してても不思議じゃない
なのに司はそれをしなかった
終始、ソファーから動かず男を睨みつけていただけ
男が取引先の重役の秘書だから?
司にとってそんな事は関係ない
例え相手が神であろうと目的の為なら手段は択ばないはず
なのに今回、司はこの男を監視を付けただけであっさりと帰してしまった
なにか考えがあったのだろうか?
「司?あの男帰して良かったのか?」
「あの男、絶対なにか隠してやがる。
でも今はまだそれが何かは分からねぇ!
だから暫く泳がしておく!始末するのはいつでも出来んだろ?!
とにかく今はあいつを無事に取り返すことを最優先させるぞ!」
「分かった」
確かに司の言う通り
あの男の始末なんていつでも出来る
だから今は牧野を無事に救出することを最優先にする
事態が動いたのはそれから一時間ほどが過ぎた
午前〇時過ぎだった
部屋に西田が飛び込んできて
珍しく少し息を上がらせたまま早口に告げたのは
運転席にいた男の身元が分かった事と
その男の身元から女との繋がりも分かったと告げた
女と男は同じところから金を借りていた
それもかなりの額
お互い借金で首が回らない状態
そしてその繋がりから少しだけ今回の誘拐のからくりが見えてきた
実行犯の二人の共通項である闇金
この闇金、一応
駅前になんとかファイナンスと看板を掲げてはいるが
その実態は正規のルートではもう何処も相手にしてもらえないような
崖っぷちな奴らに金を貸して
返せなくなったら・・
って・・
ほとんどの奴が返すことなんて出来ない
で、返せなければ適材適所・・
分かるだろ?
そしてその闇金を探った結果
どうやら闇金の連中の動きが騒がしいらしい
だがこれだけではまだはっきりとしたことは分からなかったが
道明寺のSPが女がよく連れ歩いていた黒人から
重要な情報を手に入れてきた
その黒人曰く女から金儲けの話を持ちかけられたらしいが
計画が杜撰だったこととバックにいるのが反社だったこともあり断わったと言っていたらしく
金を手に入れて女を殺してくれたら一生困らないだけの金をやると言われたと話した
その計画が恐らくこの誘拐事件だろう
事件の大まかな計画は分かったが
まだ牧野の居場所が分からないまま
「どうする司?」
「決まってんだろ!牧野の命が掛かってんだぞ!
闇金の奴ら全員連れて来い!
俺がまとめて始末してやる!」
「それは止めた方がいいんじゃない」
ずっと黙ったまま話を聞いていた類だった
「なんで止めた方がいいんだ?
なんか考えがあんのか?」
「ん・・犯人達がどうやってお金を取るつもりなのかは分からないけど
今どき現金の受け渡しとかレトロな手は使わないでしょ
それに俺が闇金側だったら闇金に金を借りてるような奴を信用なんてしないし
後々面倒だから実行犯の二人も始末するよ
どうせもう使い道なんてないしね
だから絶対に牧野を連れ去った奴らと合流するはずだから
今は闇金を見張ってた方が早いんじゃない」
確かに類の言っていることは一理ある
「確かに一理あるな・・」
「そんな悠長なことしてられっかよ!
あいつの命が掛かってんだぞ!」
「分かってるよ。
でも身代金の要求さえまだでしょ?
まだ殺すには早いと思うけど」
類がそう言ったタイミングで司のスマホが鳴り
スマホを手に取った司の表情が一層凶悪な物に変わったのが分かった
「どうした、司?」
「あいつのスマホから身代金の要求が着た
朝までに10億を仮想通貨で払えだとよ!
クソッ!舐めやがって!」
「どうする?」
「決まってんだろうーが!
全員ぶっ殺すだけだ!」
そう言うが早いか司はそのまま部屋から出て行ってしまい
俺達は慌てて後を追った
地下の駐車場から車に乗り込むと同時に闇金を張っていたSPから
闇金の連中が車で出かけたと連絡が入りその後を追うように
俺達が乗った車も夜の闇へと走り出した

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ア〇ティ〇チョーク様
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海ちゃんの頭の中はお花が満開のようで
つくしちゃんも呆れちゃって返す言葉も無かったようです。
浅はかな彼女ですがそんな彼女には相応しい未来が待っていると思います。
つくしちゃんは逆に暴走する司君の心配しているようですが・・💦
西田が部屋から出て行ってからちょうど一時間が過ぎた
部屋には重苦しい沈黙と息が出来ないほどの怒りが渦巻いている
そんな中やっと西田が中島海の旦那だという男を連れて来た
この男
名前は白石祐輔
年齢は俺達より三つ上の30歳
道明寺とも美作とも取引のある商社の専務秘書をしていて
商談などで何度か顔を合わせたことのある男だった
見た目は普通だがその仕事ぶりは誠実で担当している専務からの信頼も厚い
どうしてこの男があんな女と・・
疑問はあるが男と女の事は当事者にしか分からない物がある
西田に伴われて部屋へと入ってきた男は明らかに緊張した面持ちで
真冬だというのに額に汗が浮かんでいる
その男に司の怒りがぶつけられる
男は仕事帰りだったようで妻が自宅に居ないことにまだ気が付いていない様子だった
話を進めていく内に分かったことは
男は本当に何も知らなかったようで司の怒りに怯えしどろもどろになりながらも
妻が遊び歩いていることは薄々感づいてはいたが借金があったことも
妻が何をしようとしているのかも分からないと答えた
その口調から嘘を言っているようには見えなかった
ある意味予想通り
もし夫婦で共謀しているのだとしたら呑気に自宅近くをうろつくはずはない
空振りだったが旦那が共犯者ではないということは分かっただけでも収穫だった
残るは車の行方と運転していた男の身元
旦那は助手席に座っているのは自分の妻だと答え
運転している男に見覚えはないと答えた
だとするとこちらは西田の報告待ち
中島海の旦那に関しては
全面的に信用したわけじゃないが
調査報告書に怪しい点は無かったし
男の態度に不審な所も無い
それに専務秘書という肩書から
一旦自宅に帰すことにした
但し、監視は付けてあるから
怪しい動きをすればすぐに分かると警告だけはしておいた
西田に伴われて部屋を出て行く間際
男は床に頭が付くほどのお辞儀をして出て行った
この男を帰すなんて今までの司じゃありえないこと
この場で怒りに任せて殴り殺してても不思議じゃない
なのに司はそれをしなかった
終始、ソファーから動かず男を睨みつけていただけ
男が取引先の重役の秘書だから?
司にとってそんな事は関係ない
例え相手が神であろうと目的の為なら手段は択ばないはず
なのに今回、司はこの男を監視を付けただけであっさりと帰してしまった
なにか考えがあったのだろうか?
「司?あの男帰して良かったのか?」
「あの男、絶対なにか隠してやがる。
でも今はまだそれが何かは分からねぇ!
だから暫く泳がしておく!始末するのはいつでも出来んだろ?!
とにかく今はあいつを無事に取り返すことを最優先させるぞ!」
「分かった」
確かに司の言う通り
あの男の始末なんていつでも出来る
だから今は牧野を無事に救出することを最優先にする
事態が動いたのはそれから一時間ほどが過ぎた
午前〇時過ぎだった
部屋に西田が飛び込んできて
珍しく少し息を上がらせたまま早口に告げたのは
運転席にいた男の身元が分かった事と
その男の身元から女との繋がりも分かったと告げた
女と男は同じところから金を借りていた
それもかなりの額
お互い借金で首が回らない状態
そしてその繋がりから少しだけ今回の誘拐のからくりが見えてきた
実行犯の二人の共通項である闇金
この闇金、一応
駅前になんとかファイナンスと看板を掲げてはいるが
その実態は正規のルートではもう何処も相手にしてもらえないような
崖っぷちな奴らに金を貸して
返せなくなったら・・
って・・
ほとんどの奴が返すことなんて出来ない
で、返せなければ適材適所・・
分かるだろ?
そしてその闇金を探った結果
どうやら闇金の連中の動きが騒がしいらしい
だがこれだけではまだはっきりとしたことは分からなかったが
道明寺のSPが女がよく連れ歩いていた黒人から
重要な情報を手に入れてきた
その黒人曰く女から金儲けの話を持ちかけられたらしいが
計画が杜撰だったこととバックにいるのが反社だったこともあり断わったと言っていたらしく
金を手に入れて女を殺してくれたら一生困らないだけの金をやると言われたと話した
その計画が恐らくこの誘拐事件だろう
事件の大まかな計画は分かったが
まだ牧野の居場所が分からないまま
「どうする司?」
「決まってんだろ!牧野の命が掛かってんだぞ!
闇金の奴ら全員連れて来い!
俺がまとめて始末してやる!」
「それは止めた方がいいんじゃない」
ずっと黙ったまま話を聞いていた類だった
「なんで止めた方がいいんだ?
なんか考えがあんのか?」
「ん・・犯人達がどうやってお金を取るつもりなのかは分からないけど
今どき現金の受け渡しとかレトロな手は使わないでしょ
それに俺が闇金側だったら闇金に金を借りてるような奴を信用なんてしないし
後々面倒だから実行犯の二人も始末するよ
どうせもう使い道なんてないしね
だから絶対に牧野を連れ去った奴らと合流するはずだから
今は闇金を見張ってた方が早いんじゃない」
確かに類の言っていることは一理ある
「確かに一理あるな・・」
「そんな悠長なことしてられっかよ!
あいつの命が掛かってんだぞ!」
「分かってるよ。
でも身代金の要求さえまだでしょ?
まだ殺すには早いと思うけど」
類がそう言ったタイミングで司のスマホが鳴り
スマホを手に取った司の表情が一層凶悪な物に変わったのが分かった
「どうした、司?」
「あいつのスマホから身代金の要求が着た
朝までに10億を仮想通貨で払えだとよ!
クソッ!舐めやがって!」
「どうする?」
「決まってんだろうーが!
全員ぶっ殺すだけだ!」
そう言うが早いか司はそのまま部屋から出て行ってしまい
俺達は慌てて後を追った
地下の駐車場から車に乗り込むと同時に闇金を張っていたSPから
闇金の連中が車で出かけたと連絡が入りその後を追うように
俺達が乗った車も夜の闇へと走り出した

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