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つくしちゃんBD2021 12

こんばんは~😊
本日は『つくしちゃんBD』話です。❤
すっごく中途半端ですが・・💦
楽しんでいただければ嬉しいです。🎵
それではどうぞ~(#^^#)






私信です。
☆様
こんばんは~(^^♪
コメントありがとうございます。
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
流れが定まらず右往左往しております・・( ;∀;)



A〇oma様
こんばんは~(^▽^)/
そして初めまして。<(_ _)>
コメントありがとうございます。
楽しんでいただけて良かったです。❤
色々と書き散らかすのが得意な管理人なので
これからも気長にお付き合いよろしくお願いいたします❣
















ったく!

何回言っても慣れないこいつにため息

こいつの言い分も分かってはいるが
それでも心配で毎回同じ事を言ってしまう

少しずつ慣れてくれればいいと思ってはいるが
いつもトラブルに巻き込まれているこいつが心配で
つい言葉尻がキツくなってしまう


で、最後には必ず俺が折れておしまいで
今日も同じ


戸惑いながらも俺の環境を受け入れようと頑張っているこいつの頭を撫でたタイミングで
西田が到着した


公民館の軒先でさっき俺が外に投げ捨てた靴を
拾い上げ並べた西田は


「司様、お待たせして申し訳ございませんでした。
準備が整いましたのでお持ちいたしました」


と告げ

そのまま牧野に向かって


「まずは牧野様、お誕生日おめでとうございます。
ご挨拶が遅くなり申し訳ございませんでした」


と言った


「あ、いえ。
西田さんまでわざわざありがとうございます」


「それから牧野様のご親戚の皆様
わたくしは道明寺財閥で司様の秘書を勤めております
西田と申します。
ご挨拶が遅れて申し訳ございません。
本日は急な訪問に驚かれたことだと思います。
皆様方はもうご存知だと思いますが
そちらにおいでの牧野様は司様とご婚約なされておられます。
ですがまだ正式には発表はしておりません。
正式な発表は年が明けました1月の31日
司様のお誕生日を予定しておりますので
皆様方にはその日までどうかご内密にお願いしたいと思っております。
また発表になりました暁には皆様方にも
ご迷惑をお掛けすることとなりますので
重ねてお詫び申し上げます。」


「は、はあ・・迷惑だなんてことは・・
おめでたいことですし・・ねぇ?みんな?」


「あぁ、そうだ。
驚いてはいるけれどめでたいことだからかまわねぇけんど・・
迷惑って具体的にどういったことだ?
俺達もなんかするのか?」

親戚のみんなは西田さんの登場にびっくりした様子だったんだけど
西田さんの丁寧な挨拶にみんな慌てて居ずまいを正している


「いいえ、皆様方のお手を煩わせるようなことはございませんが
発表後はマスコミがこちらに押しかけることもあるかと考えております。
勿論、マスコミに関しましてはこちらで出来る限り
対処いたしますが何かと皆様方にも
ご不便をお掛けするかもしれませんので」



「それなら問題ねぇ!
ここら辺はよそもんがウロウロしてたら目立つし
わしらもなんも喋らんよ!」


「ありがとうございます。
そう言っていただけて安心致しました。
本日は皆様方にご迷惑料と言ってはなんですが
皆様で宴を催されていると伺いましたので
楽しんでいただければとメープルホテルよりシェフを同行させました」



そう言った西田さんの後ろから
続々とシェフさんやらボーイさん達やらが
公民館の庭先に入ってきて
横一列に並んでお辞儀しちゃったもんだから
みんな度肝を抜かれちゃって
一瞬フリーズした後に慌ててお辞儀しかえしている


でね


どうなったかっていうとね


ボーイさん達にSPさん達に親戚のおじちゃん達まで加わって
あっという間にテントが建てられて
公民館の庭先に即席のビッフェ会場が出来てしまった

綺麗に並べられたお料理の数々

メニューは和洋折衷

西田さんが

“皆様、何がお好みか分かりませんでしたので
和洋折衷揃えさせていただきました”

なんて・・


お酒にしても普段は日本酒しか飲まないおじちゃん達が
シャンパンやワインを飲んでいるし
ちっちゃな子達も楽しめるようにと
綿菓子を作る機械まで持ち込まれていて
みんな我先にと割り箸を突っ込んで
ぐるぐる回している

ぐるぐる回している中に滋さんも入っちゃってるんだけど

みんな楽しそう




「ありがとね、道明寺」


「おぅ!気にすんな!
どうせお前の母ちゃん達に挨拶に来なきゃと思ってたから
ちょうどいい機会になった」


「うん、ありがとう・・」


親戚ばかりの宴会だったの公民館が
いつの間にかメープルのブッフェ会場みたいになっていて
びっくりだけどみんな楽しそうで良かった

類はね相変わらずで公民館のストーブの前で寝ちゃってて
変な生き物だと思われているのか?
ちっちゃい子達にツンツンされたりして
おもちゃにされているし

桜子は春菜さんと美容談議中で
滋さんは綿菓子とお団子をツマミにシャンパンを飲んでいて
順調に酔っぱらいへの道を爆進中で

西門さんはそんな滋さんを横目に
おばちゃん達に囲まれて顔が引き攣っているし

美作さんは滋さんにカクテルを頼まれて
シェーカーを振り出したんだけど
その姿がおばちゃん達のハートをぶち抜いちゃったみたいで
シェーカーを振る美作さんの周りにもおばちゃん達が取り囲んでいて
おばちゃん達のリクエストに次々と応えてあげている

そんな光景を道明寺と二人
縁側に座り眺めていた


「お前、寒くねぇか?
これ着てろ」

と、自分が着ていた上着を
あたしに掛けてくれた


「うん、お酒飲んでるから大丈夫だよ。
あんたこそ寒くない?大丈夫?」


「俺は大丈夫だからお前着てろ」


「うん・・ありがと」


にっこりと微笑むと少し照れたような道明寺の顔が近付いてきて
チュッと触れるかどうかの軽いキスをしてきた

「////////////////」


途端に真っ赤になるあたしの顔

それにつられたように道明寺の顔も赤くなっていて

「その顔止めろ!」

「あんただって真っ赤じゃん!」


「お前のが伝染るんだよ!」


せっかくいい感じだったのに
すぐにいつもの流れになるあたりがあたし達らしくて笑っちゃう

で、二人して笑っていると
後ろから酔っぱらい街道爆進中の滋さんから声が掛かる


「あ〜そこ〜!
イチャイチャしない〜!
いいなぁ〜!滋ちゃんもイチャイチャした〜い!」


とすぐ近くにいた西門さんに襲いかかった


「ウォッ!止めろ!滋!」

酔っぱらっていて足元の覚束ない滋さんが
西門さんの方へと倒れこんでいて

倒れこまれた西門さんも予想外の事だったのか
上手く受け身を取れなくて滋さんに乗りかかられたまま
後ろへと転がってしまっている

そんな滋さんをため息をつきながら助け起こしている桜子


「滋さん、いい加減にしてください!
飲みすぎですよ!」



「ごめ〜ん!ごめん!」


「あれ?道明寺さん?」


滋さんと西門さんの騒動に気を取られていたら
後ろから進の声が

「よっ!弟!」


その声に振り返ったら家族の姿が・・

家族全員が揃うのは二年ぶり

ママは今日までお仕事でパパが進を駅まで迎えに行って
その帰りにママもピックアップして帰ってくる予定になっていた







応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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