Black Lilly 21
こんばんは~😊
お待たせしてしまってごめんなさい。m(__)m
思いのほかバタバタとしていて更新のタイミングを逃しておりました・・💦
あまり進んでおりませんが本日も『Black Lilly』です。
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!それはもうグルグルしております!
今のところ司君はずっと待ての状態が続いて
意外にも大人しいじゃない?といった感じなのですが
この反動が後々に・・💦(笑)
また新しい一日が始まってしまった
牧野が誘拐されてから既に四日目になる
時間の経過と共に司の苛立ちが大きくなっていくのが目に見えて分かる
苛立つ気持ちは分かる
俺達だってみんなそうなのだから
だけど牧野の居場所が判明しない
それと同時に中島海の旦那の居場所も判明しないまま
この数時間で分かった事と言えば
白石祐輔は都内のマンションから行方をくらませた後
大通りまで出るとタクシーに乗り込むと実家近くの駅前で降りた事までは分かっているが
それから先の足取りはまだ分かっていない
駅前でタクシーを降りてはいるが電車には乗っておらず
実家にも現れていない
周辺の防犯カメラを片っ端から当たっているが
まだ足取りは掴めていない
じりじりとした時間だけが過ぎていく
「先に始末しとくか?」
「あぁ、お前に任せる」
「分かった」
何もしていない時間がもどかしくて
地下に入れたままの闇金の連中と運転手役だった男の始末を先にと思い
一応、司に確認を入れてから部屋を出た
膠着状態のまま時間だけが過ぎ
部屋の中には重苦しい空気が充満していて
とりあえずあの部屋から一度、外に出て
冷たい空気に当たりたかった
あの男達の始末を口実に部屋を出たけれど
実際は部屋から出ずとも電話一本で済む話
それでも一度、外に出て頭の中を整理したかった
当初、単純だと思われていた誘拐事件
実際、犯人はすぐに判明し
牧野の監禁場所を突き止めるのにも時間は掛からなかった
だからすぐに終わると思っていた
牧野を誘拐し俺達にケンカを売るなんて
なんて身の程知らずのバカ共なんだと
鼻で笑っておしまいのはずだったのに
事態は予想外に展開していて火事から二日経った今でも
牧野の行方は分からないまま
もしもまだあの山に居るとすればこの寒さじゃ命が危ない
もちろん司んとこのSPだけではなく美作も花沢のSPも
周辺の山を捜索しているが今のところまだ見つかったという報告は上がってこない
SP達がこれだけ捜索しても見つからないという事は
もう山には居ないということなのだろうと思っている
だとすれば運転手役だった男と一緒に山小屋から逃げた牧野は
どこに行ってしまったのだろうか?
運転手役の男がそうだったように
牧野もケガをしている可能性が高い
もしかしたら誰かに保護されて病院へと行っている可能性も考え
この周辺の病院にも捜索を掛けているがまだ病院にも現れてはいない
だとすると牧野はどこに消えてしまったのだろうか?
牧野がもし無事だとするならば絶対に何が何でも司に連絡をしてくるはず
だから今はそれが出来ない状況にあるという事
ケガをしていないだろうか?
また怖い思いをしてはいないだろうか?
心配する感情を
あいつなら大丈夫だ
なんせ英徳で俺達に刃向かってきた雑草女だからなと
自身を鼓舞するかのような感情が交互に現れる
俺でさえこんななのだから
司はもっとだろう
もっと激しい感情と戦いながら
その時を待っているのだろう
やっぱり疲れていたのだろう
少し眠ってしまっていたようだった
目が覚めたけれど窓の外はまだ真っ暗なまま
相変わらず周囲は静かなまま
喉が乾いてお水を飲みたかったっていうのもあるんだけど
今なら周囲の状況を少しでも確認出来るんじゃないか
あわよくばここから脱出出来るんじゃないかと考えて
そーっと部屋のドアを開けて
薄く開いたドアからゆっくりと廊下へと出た
無理は禁物
分かってるんだけどはやる気持ちを押さえつつ
足音を立てないようにゆっくりと進む
夕食を食べた時に下に下りたから
だいたいの間取りは分かっている
ダイニングにあったキャビネットの上に
車のキーが置かれていたのを見ている
それが手に入れば車で逃げられる
忍び足で階段の途中まで来た辺りでダイニングにまだ明かりが点いているのに気が付いた
まだ起きているのだろうか?
それなら万事休すなんだけど
あたしのいる所からじゃ男性の姿は確認出来ないんだけど
微かに話し声が聞こえる
誰かと電話で話をしているみたいだった
話している内容までは聞き取れなかったんだけど
男性が話しているというより電話の相手が話していて
それに返事をしているだけのようで男性の”はい””分かりました”
しか聞き取れなかった
誰と話してるんだろう?
仕事かな?
そんな雰囲気でもなかったけど
もしかしてまだ他にもいるの?
考えれば考えるだけ混乱する思考
男性が電話を終え立ち上がりこちらに来る気配がしたので
急いで部屋へと戻る
音を立てないようにそーっと
でも急いで部屋へと戻りベッドへと入った
しばらくするとドアが開く音がして男性が部屋へと入ってきたのが
気配だけで分かった
あたしは寝たふりをしたまま
神経を男性の気配に集中させている
男性はあたしが眠っているのを確認するとすぐに部屋から出て行った
ホッと息を吐きだす
とにかく今夜もここから逃げ出すのは無理みたい・・

応援ありがとうございます。
お待たせしてしまってごめんなさい。m(__)m
思いのほかバタバタとしていて更新のタイミングを逃しておりました・・💦
あまり進んでおりませんが本日も『Black Lilly』です。
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!それはもうグルグルしております!
今のところ司君はずっと待ての状態が続いて
意外にも大人しいじゃない?といった感じなのですが
この反動が後々に・・💦(笑)
また新しい一日が始まってしまった
牧野が誘拐されてから既に四日目になる
時間の経過と共に司の苛立ちが大きくなっていくのが目に見えて分かる
苛立つ気持ちは分かる
俺達だってみんなそうなのだから
だけど牧野の居場所が判明しない
それと同時に中島海の旦那の居場所も判明しないまま
この数時間で分かった事と言えば
白石祐輔は都内のマンションから行方をくらませた後
大通りまで出るとタクシーに乗り込むと実家近くの駅前で降りた事までは分かっているが
それから先の足取りはまだ分かっていない
駅前でタクシーを降りてはいるが電車には乗っておらず
実家にも現れていない
周辺の防犯カメラを片っ端から当たっているが
まだ足取りは掴めていない
じりじりとした時間だけが過ぎていく
「先に始末しとくか?」
「あぁ、お前に任せる」
「分かった」
何もしていない時間がもどかしくて
地下に入れたままの闇金の連中と運転手役だった男の始末を先にと思い
一応、司に確認を入れてから部屋を出た
膠着状態のまま時間だけが過ぎ
部屋の中には重苦しい空気が充満していて
とりあえずあの部屋から一度、外に出て
冷たい空気に当たりたかった
あの男達の始末を口実に部屋を出たけれど
実際は部屋から出ずとも電話一本で済む話
それでも一度、外に出て頭の中を整理したかった
当初、単純だと思われていた誘拐事件
実際、犯人はすぐに判明し
牧野の監禁場所を突き止めるのにも時間は掛からなかった
だからすぐに終わると思っていた
牧野を誘拐し俺達にケンカを売るなんて
なんて身の程知らずのバカ共なんだと
鼻で笑っておしまいのはずだったのに
事態は予想外に展開していて火事から二日経った今でも
牧野の行方は分からないまま
もしもまだあの山に居るとすればこの寒さじゃ命が危ない
もちろん司んとこのSPだけではなく美作も花沢のSPも
周辺の山を捜索しているが今のところまだ見つかったという報告は上がってこない
SP達がこれだけ捜索しても見つからないという事は
もう山には居ないということなのだろうと思っている
だとすれば運転手役だった男と一緒に山小屋から逃げた牧野は
どこに行ってしまったのだろうか?
運転手役の男がそうだったように
牧野もケガをしている可能性が高い
もしかしたら誰かに保護されて病院へと行っている可能性も考え
この周辺の病院にも捜索を掛けているがまだ病院にも現れてはいない
だとすると牧野はどこに消えてしまったのだろうか?
牧野がもし無事だとするならば絶対に何が何でも司に連絡をしてくるはず
だから今はそれが出来ない状況にあるという事
ケガをしていないだろうか?
また怖い思いをしてはいないだろうか?
心配する感情を
あいつなら大丈夫だ
なんせ英徳で俺達に刃向かってきた雑草女だからなと
自身を鼓舞するかのような感情が交互に現れる
俺でさえこんななのだから
司はもっとだろう
もっと激しい感情と戦いながら
その時を待っているのだろう
やっぱり疲れていたのだろう
少し眠ってしまっていたようだった
目が覚めたけれど窓の外はまだ真っ暗なまま
相変わらず周囲は静かなまま
喉が乾いてお水を飲みたかったっていうのもあるんだけど
今なら周囲の状況を少しでも確認出来るんじゃないか
あわよくばここから脱出出来るんじゃないかと考えて
そーっと部屋のドアを開けて
薄く開いたドアからゆっくりと廊下へと出た
無理は禁物
分かってるんだけどはやる気持ちを押さえつつ
足音を立てないようにゆっくりと進む
夕食を食べた時に下に下りたから
だいたいの間取りは分かっている
ダイニングにあったキャビネットの上に
車のキーが置かれていたのを見ている
それが手に入れば車で逃げられる
忍び足で階段の途中まで来た辺りでダイニングにまだ明かりが点いているのに気が付いた
まだ起きているのだろうか?
それなら万事休すなんだけど
あたしのいる所からじゃ男性の姿は確認出来ないんだけど
微かに話し声が聞こえる
誰かと電話で話をしているみたいだった
話している内容までは聞き取れなかったんだけど
男性が話しているというより電話の相手が話していて
それに返事をしているだけのようで男性の”はい””分かりました”
しか聞き取れなかった
誰と話してるんだろう?
仕事かな?
そんな雰囲気でもなかったけど
もしかしてまだ他にもいるの?
考えれば考えるだけ混乱する思考
男性が電話を終え立ち上がりこちらに来る気配がしたので
急いで部屋へと戻る
音を立てないようにそーっと
でも急いで部屋へと戻りベッドへと入った
しばらくするとドアが開く音がして男性が部屋へと入ってきたのが
気配だけで分かった
あたしは寝たふりをしたまま
神経を男性の気配に集中させている
男性はあたしが眠っているのを確認するとすぐに部屋から出て行った
ホッと息を吐きだす
とにかく今夜もここから逃げ出すのは無理みたい・・

応援ありがとうございます。
スポンサーサイト