Black Lilly 29
こんばんは~🎵
本日は『Black Lilly』です。
あと少しです!
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~(^-^)/
コメントありがとうございます❣
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ムフフ♥気に入っていただけて良かったです。
私も同じです!夏井先生の添削が大好きです!(笑)
今回は季語を使わせていただきましたが普段の私は
テレビで夏井先生を見ながら凄いなぁ~あの文字数の中に・・
絶対無理だわと思っております。(笑)
一頻り泣いたらずっと背中を撫でてくれていた道明寺に助け起こされて
建物から出たら後からSPさんに担架で運び出されてきた
あの男性の脇腹の辺りは真っ赤に染まっていて顔には苦悶の表情が浮かんでいた
それを見て男性の所まで行こうとしたんだけどね
道明寺に腕を掴まれ引き留められてしまった
「近付くな!」
「道明寺、離して」
「ダメだ!」
「ダメじゃないってば!
この人はあたしを瀧口君のお兄さんから守ってくれたんだよ!」
「守ってねぇーよ!
最後の最後に怖気づいて仲間割れしただけだろーが!
こいつがお前を監禁してたって事には変わりはねぇんだぞ!」
「そんなの分かってるわよ!
でもこの人、あたしに乱暴な事はしなかったし
瀧口君のお兄さんからあたしを守ろうとしてケガしたんだから・・」
「自業自得だ!
とにかくお前は病院行くぞ!
ほら!もう乗れ!」
「ちょ、ちょっと引っ張らないでよ!」
尚も抵抗するあたしに業を煮やしたのか
道明寺はあたしを軽く抱き上げるとそのままリムジンへと乗り込んでしまった
あの男性の事は気になってはいるけれど
どうしようもなくて道明寺にこれからあの男性はどうなるのかを問いただした
「ねぇ?あの人、ちゃんと病院に連れてくよね?」
「あぁ、傷の手当をさせる」
「助かってくれればいいけど・・」
「大丈夫だろ。応急処置をしたSPが出血は多いけど
傷は深くないって言ってたから助かるだろ」
「そっか、良かった」
「良くねぇーよ!
あんな野郎さっさとくたばれば手間が省けたのに!」
「そんな風に言わないでよね!
確かにあの人のしたことは犯罪だけど
だからって殺されていいわけないし
瀧口君のお兄さんだって殺さなくてよかったと思ってるわよ・・きっと」
「お前はどこまでお人好しなんだよ?!
お前を殺そうとしてた奴らだぞ?!」
「でも死んでないじゃん!
それに大したケガもしてないし!」
「それは結果論だろーが!ったく!」
自分でもね殺されかけたのにっていうのは思うのよ
分かってる
でもね
道明寺の言うように結果論かもしれないけれど
でも
やっぱりあの男性が助かって良かったって思うし
瀧口君のお兄さんにしてもこれ以上の罪を犯さなくて良かったって思う
こんな所がお人好しだって言われる所以なんだろうけど
これがあたしだから
あ!でももう拉致とか誘拐とかは真っ平ごめんだから!!
リムジンが静かに走り出してやっと本当の意味でホッとしたんだと思う
身体から力が抜けてまだ道明寺に聞きたいことや
確かめたいことが沢山あったのに
瞼が重くなってきてブラックアウト
次に気が付いた時にはあたしは
病院のベッドの上だった
どれぐらいの時間が経ったのだろう?
窓の外は暗く
室内の照明も間接照明だけで薄暗く静かだ
ゆっくりと身体を起こしてみたけれど痛みは無く
おおよそ病院だとは思えない豪華な部屋のベッドから
そっと降りて壁のスイッチを入れた
パッと明るくなった室内は予想以上の豪華さで
まるで道明寺がいつも使っているメープルの部屋みたい
どうやらここにはあたし一人らしい
ちょっと残念というか・・
ちょっと寂しいなぁ
なんて思いながら誰かいないかなぁと思いながら
病室のドアをそ~っと開けるとすぐにSPさんが飛んできた
「つくし様!気が付かれましたか?
すぐにドクターをお呼びしますのでベッドでお待ちください」
なんて凄い勢いで言われて慌てて部屋へと逆戻り
そしてSPさんの言葉通り先生がすぐに来てくださったんだけど
簡単な質問と検査だけで終了
怪我と言っても崖から滑り落ちた時に負った擦り傷と軽い捻挫だけで
それもあの男性が手当をしてくれていたのでもうほとんど良くなっている
先生の話だと肉体的なダメージよりも目には見えない精神的なダメージの方が
露見しにくいから後で精神科の先生の診察を受けてから退院の日時を決めるとのことだった
あたしとしては今すぐに退院でも問題ないと思うんだけど
やっぱりそうもいかないみたいで先生の診察の後にはSPさんが
”司様は現在、こちらへ向かわれております”
と教えてくれた
欲を言うとね
目が覚めた時
道明寺に側に居て欲しかったなぁって思った
でもあたしのせいでお仕事どころじゃなかっただろうし
道明寺だけじゃなく美作さん達もきっと
あたしを助ける事を最優先にしてくれていただろうから
きっと忙しいはず
ベッドに戻って再び目を閉じるとやっぱりまだ疲れていたのだろう
スーッと意識が遠のき夢の中へ・・
やっと牧野を取り返し一番近くにある道明寺系列の病院へと運んだ
一頻り泣いた後は疲れたのだろうリムジンの中では俺の膝を枕に眠り続けていた牧野
当然、こいつはこうなるとちょっとの事じゃ目を覚まさない
当たり前のように診察中も眠り続け
病室に移ってもまだ目を覚ます気配すら無い
まぁ、今は眠ってくれている方が好都合
今のうちに後始末をしてしまう
白石祐輔は牧野と同じ病院に運ばれ手術を受けている
まぁ、とりあえずは傷の回復を優先してやる
どんな落とし前を付けさせるにしても元気じゃなきゃ面白くねぇーだろ?
そしてもう一人
例のストーカー野郎の兄貴にはあきらんとこの怪しい研究所って所に連行してある
まずはこいつから
じっくりと話しを聞いてやるよ

応援ありがとうございます。
本日は『Black Lilly』です。
あと少しです!
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんばんは~(^-^)/
コメントありがとうございます❣
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ムフフ♥気に入っていただけて良かったです。
私も同じです!夏井先生の添削が大好きです!(笑)
今回は季語を使わせていただきましたが普段の私は
テレビで夏井先生を見ながら凄いなぁ~あの文字数の中に・・
絶対無理だわと思っております。(笑)
一頻り泣いたらずっと背中を撫でてくれていた道明寺に助け起こされて
建物から出たら後からSPさんに担架で運び出されてきた
あの男性の脇腹の辺りは真っ赤に染まっていて顔には苦悶の表情が浮かんでいた
それを見て男性の所まで行こうとしたんだけどね
道明寺に腕を掴まれ引き留められてしまった
「近付くな!」
「道明寺、離して」
「ダメだ!」
「ダメじゃないってば!
この人はあたしを瀧口君のお兄さんから守ってくれたんだよ!」
「守ってねぇーよ!
最後の最後に怖気づいて仲間割れしただけだろーが!
こいつがお前を監禁してたって事には変わりはねぇんだぞ!」
「そんなの分かってるわよ!
でもこの人、あたしに乱暴な事はしなかったし
瀧口君のお兄さんからあたしを守ろうとしてケガしたんだから・・」
「自業自得だ!
とにかくお前は病院行くぞ!
ほら!もう乗れ!」
「ちょ、ちょっと引っ張らないでよ!」
尚も抵抗するあたしに業を煮やしたのか
道明寺はあたしを軽く抱き上げるとそのままリムジンへと乗り込んでしまった
あの男性の事は気になってはいるけれど
どうしようもなくて道明寺にこれからあの男性はどうなるのかを問いただした
「ねぇ?あの人、ちゃんと病院に連れてくよね?」
「あぁ、傷の手当をさせる」
「助かってくれればいいけど・・」
「大丈夫だろ。応急処置をしたSPが出血は多いけど
傷は深くないって言ってたから助かるだろ」
「そっか、良かった」
「良くねぇーよ!
あんな野郎さっさとくたばれば手間が省けたのに!」
「そんな風に言わないでよね!
確かにあの人のしたことは犯罪だけど
だからって殺されていいわけないし
瀧口君のお兄さんだって殺さなくてよかったと思ってるわよ・・きっと」
「お前はどこまでお人好しなんだよ?!
お前を殺そうとしてた奴らだぞ?!」
「でも死んでないじゃん!
それに大したケガもしてないし!」
「それは結果論だろーが!ったく!」
自分でもね殺されかけたのにっていうのは思うのよ
分かってる
でもね
道明寺の言うように結果論かもしれないけれど
でも
やっぱりあの男性が助かって良かったって思うし
瀧口君のお兄さんにしてもこれ以上の罪を犯さなくて良かったって思う
こんな所がお人好しだって言われる所以なんだろうけど
これがあたしだから
あ!でももう拉致とか誘拐とかは真っ平ごめんだから!!
リムジンが静かに走り出してやっと本当の意味でホッとしたんだと思う
身体から力が抜けてまだ道明寺に聞きたいことや
確かめたいことが沢山あったのに
瞼が重くなってきてブラックアウト
次に気が付いた時にはあたしは
病院のベッドの上だった
どれぐらいの時間が経ったのだろう?
窓の外は暗く
室内の照明も間接照明だけで薄暗く静かだ
ゆっくりと身体を起こしてみたけれど痛みは無く
おおよそ病院だとは思えない豪華な部屋のベッドから
そっと降りて壁のスイッチを入れた
パッと明るくなった室内は予想以上の豪華さで
まるで道明寺がいつも使っているメープルの部屋みたい
どうやらここにはあたし一人らしい
ちょっと残念というか・・
ちょっと寂しいなぁ
なんて思いながら誰かいないかなぁと思いながら
病室のドアをそ~っと開けるとすぐにSPさんが飛んできた
「つくし様!気が付かれましたか?
すぐにドクターをお呼びしますのでベッドでお待ちください」
なんて凄い勢いで言われて慌てて部屋へと逆戻り
そしてSPさんの言葉通り先生がすぐに来てくださったんだけど
簡単な質問と検査だけで終了
怪我と言っても崖から滑り落ちた時に負った擦り傷と軽い捻挫だけで
それもあの男性が手当をしてくれていたのでもうほとんど良くなっている
先生の話だと肉体的なダメージよりも目には見えない精神的なダメージの方が
露見しにくいから後で精神科の先生の診察を受けてから退院の日時を決めるとのことだった
あたしとしては今すぐに退院でも問題ないと思うんだけど
やっぱりそうもいかないみたいで先生の診察の後にはSPさんが
”司様は現在、こちらへ向かわれております”
と教えてくれた
欲を言うとね
目が覚めた時
道明寺に側に居て欲しかったなぁって思った
でもあたしのせいでお仕事どころじゃなかっただろうし
道明寺だけじゃなく美作さん達もきっと
あたしを助ける事を最優先にしてくれていただろうから
きっと忙しいはず
ベッドに戻って再び目を閉じるとやっぱりまだ疲れていたのだろう
スーッと意識が遠のき夢の中へ・・
やっと牧野を取り返し一番近くにある道明寺系列の病院へと運んだ
一頻り泣いた後は疲れたのだろうリムジンの中では俺の膝を枕に眠り続けていた牧野
当然、こいつはこうなるとちょっとの事じゃ目を覚まさない
当たり前のように診察中も眠り続け
病室に移ってもまだ目を覚ます気配すら無い
まぁ、今は眠ってくれている方が好都合
今のうちに後始末をしてしまう
白石祐輔は牧野と同じ病院に運ばれ手術を受けている
まぁ、とりあえずは傷の回復を優先してやる
どんな落とし前を付けさせるにしても元気じゃなきゃ面白くねぇーだろ?
そしてもう一人
例のストーカー野郎の兄貴にはあきらんとこの怪しい研究所って所に連行してある
まずはこいつから
じっくりと話しを聞いてやるよ

応援ありがとうございます。
スポンサーサイト