ミルクティー
こんにちは~(^▽^)/
本日も予約投稿です。
昨日まで連載しておりました『吾亦紅』を沢山の方々に楽しんでいただけて
拍手やコメントをいただきありがとうございました❣(^^♪
皆さんの感想を読みながらニヤニヤしておりました!(笑)
ありがとうございました。
そして本日は少し楽しいお話しをと思い『観察日記』から滋ちゃん編を
Upいたします。
昨日までのお話しとは違って幸せなつかつくをお楽しみいただければ幸いです。
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんにちは~😊
コメントありがとうございます。❤
最後までお付き合いありがとうございました~🎵
ハイ!つくしちゃんある意味最強の猛獣使いですよね!(笑)
丸○様
こんにちは~🎵
コメントありがとうございます❣(^^♪
楽しんでいただけて嬉しいです。😊
司君もずっと苦しんできたことを最後にチラッとだけ書きましたが
まだまだ司君の心情などやどうして浮気しちゃったんだ?的な部分は全くなので
まだまとまりきれていないのですが頭の中にある部分を時期を見てお話しに出来たらなぁっと思っておりますので
楽しみにお待ちいただければ幸いです。❤
ご○ぎつね様
こんにちは~❤
コメントありがとうございます。🎵
最後までお付き合いありがとうございました。
ハイ!私も持って帰りたいです!(笑)
おっきなゲージ準備しますっ!(笑)
いつの頃からか誰かが始めた
司とつくしの観察日記
グループラインに送られてくる二人の写真
スマホの中には既に
かなりの枚数の二人の写真が保存されている
司は私の初恋の人
出会ったのは運命
共に日本を代表する大財閥の跡取り
いずれ親の決めた相手と結婚する
幼い頃からの刷り込みって怖い
あの頃の私はそのことに
大して疑問なんて感じてなかったんだもん
周囲を見回してもそんな人ばかり
結婚相手なんて目と鼻と口が付いていれば上等ぐらいにしか思っていなかった私が
婚約者だと紹介された司に一目で恋に堕ちた
目の前の司を見た瞬間
私の未来ってまだまだ捨てたもんじゃないじゃん!なんて思った
だけどね
司にはつくしがいたの
私が一目惚れした司はつくしの事が好きな司だった
これってかなり複雑で大問題なのよね
だってね
つくしの事が好きな司じゃなきゃダメなんだもん
禅問答みたいじゃない?
答えに辿り着かない
つくしの事が好きな司じゃなきゃ幸せにはなれない
いや・・
そもそもが私なんてお呼びじゃなかった
こんな経験初めて
あの時は気付いて無くて
色々と悪あがきもしてみたけれど
あたしって恋に落ちた瞬間失恋してたじゃん!
秒で初恋終了ってなかなかじゃない?
大河原財閥の一人娘
この肩書きだけで大抵の事はOKな世界で
生きてきたのにお呼びじゃない!なんて
有り得ないでしょ?
でもね
司達と出会ってからは有り得ないことだらけなの
友達にしたってそう
友達ならいる
いや違うな
今まで友達だって思っていた人達は
本当の意味で友達なんかじゃなかった
あたしは友達ってものがどんなものなのか
分かっていなかった
幼稚園の頃からずっと永林で高校までエスカレータ
同級生はみんな一緒
代わり映えしない面子だけど
意地悪される事も無いし遊びにだって行く
頼まれ事だってされる
新しく出来たレストランに行きたいんだけど
予約が取れないから滋さんお願い出来るかしら?
だとか
あのブランドの限定品が手に入らないから
滋さんなんとかならないかしら?
だとか
お願いされたら全てOKしていた
だって友達でしょ?
それが普通でしょ?
そう思っていた
でもね
つくしは私に何もお願いしないの
食事に行っても
お買い物に行っても
あたしが払うのが当たり前だと思っていた
それが友達の証だって思っていたのに
つくしは違うって言ったの
そんなのは友達じゃないって言ったの
お金の掛からない友情なんて知らなかったから
最初は戸惑ったし空回りもしたけれど
今なら分かるの
つくしとは
つくしだけじゃなくて
桜子も優紀ちゃんとも
ただお喋りしてるだけで楽しいんだもん
話題のレストランも流行りのコスメも
限定品のブランドバッグも必要なくて
ただ街角のカフェで一杯のミルクティーがあれば
何時間だってお喋り出来ちゃう
ただ一緒にいるだけで最強だって思える
今日はそんな女子会
桜子んちでお泊り女子会
メイクを落として
すっぴんパジャマで
朝までワインとおつまみと恋バナで盛り上がる予定
大学に行っているつくし達と英徳の正門前で待ちあわせ
あと少しで正門前だけど
なんだか正門前が騒がしい
ちょっとした人だかりが出来ていてその中央には・・
予想通りど迫力の4人組
大学生になった最近では家業が忙しかったり
学部が違っていたりとあの4人が一同に介する事ってほとんど無いのに
今日に限って全員いる・・
当然、4人組だけじゃなくて
つくしと桜子と優紀ちゃんもいるんだけど
ニッシーの隣に立つ優紀ちゃんは
ニッシーと目が合って恥ずかしそうに真っ赤になっているし
つくしの横にはピッタリとくっつきすぎている司と
なんとか司を引き剥がそうと無駄な抵抗をしているつくし
あきら君と桜子はそんな司とつくし見て苦笑いを浮かべていて
類君は相変わらず
ポケットに両手を突っ込んで
目は半分閉じたまま
ボ〜ッと立っているだけ
「あっ!滋さ〜ん!」
あたしに気づいたつくしがあたしに向かって手を振っている
人だかりを掻き分け近付くと
「滋!予定変更だ!」
「へっ?」
「司が寒いから暖かいとこ行くって言い出したから
今からハワイ行くぞ!」
ニッシーの言葉にびっくり
寒いって・・
まだ寒いってほどの気温じゃないじゃん!
むしろ快適
ちょうど良い感じなのに・・
「えっ?今から?!」
「おぅ!お前ら早く乗れ!」
司の言葉と共に目の前に滑り込んで来たのは
ロングボディーのリムジン
次々と乗り込んで行く仲間たち
若干、つくしが抵抗しているような気がするんだけど
そんな抵抗なんて・・
最後には司に抱えられるようにリムジンに乗せられたつくしは
走り出した車内でも司に向かって
「だから!あたしはハワイには行かないって言ってんでしょ!
ハワイは新婚旅行で行くんだから!」
「おぅ!知ってる!」
つくしの横に座り無駄に長い足を組み
つくしを触りまくりながらご機嫌な司
「知ってるんなら降ろしてよ!」
対照的にベタベタ触りまくる司から逃れようと藻掻いているつくし
「新婚旅行のハワイはちゃんと連れてってやる!
おっ!なんだったら区役所寄って届け出してから行くか?!
それなら新婚旅行になるぞ!」
つくしと新婚旅行に行くのは司って・・
決定事項なんだ!?
まぁ、分かっていたけど
つくしもそこをスルーしちゃってるし
「出すわけないでしょ!?バッカじゃないの?
もう!いい加減にしてよ!」
言葉では怒っているんだけどどこか楽しそうなつくしはそう言って
バッグからスマホを取り出すとバイト先にお休みしますの連絡を入れている
最近のつくしって変わったと思うの
前までだったらこんな素直に司の我がままを受け入れて無かったけれど
近頃のつくしはなんだかんだ言いながらも司の我がままを受け入れている
目の前に座る二人のそんなやり取りを聞きながら
今からハワイかぁ〜
あっ!
って事は
たっくさん写真撮れるじゃん!
また増えるね
司とつくしの観察日記
「ねぇねぇ!いい事思いついたんだけど!」
「なになに、滋さん?」
「F4でカメハメハ大王の仮装して
カメハメハ大王の像の前で写真撮らない?」
「「「「撮らねぇ!」」」」
見事にシンクロしたF4の声
車窓に流れる色はミルクティー色
街行く人達の足元を吹き抜ける風が落ち葉を舞い上げている
プロのカメラマン呼んじゃおっと!
~ Fin ~
『ミルクティー』・・紅茶というのは明確には季語として分類されていませんが
紅茶・レモンティー・ジャスミンティー等々紅茶を使った俳句は数多く存在しております。
このお話しでは秋の季語として使っております。(季語に関しては諸説ありますのでご了承くださいませ。)

応援ありがとうございます。
本日も予約投稿です。
昨日まで連載しておりました『吾亦紅』を沢山の方々に楽しんでいただけて
拍手やコメントをいただきありがとうございました❣(^^♪
皆さんの感想を読みながらニヤニヤしておりました!(笑)
ありがとうございました。
そして本日は少し楽しいお話しをと思い『観察日記』から滋ちゃん編を
Upいたします。
昨日までのお話しとは違って幸せなつかつくをお楽しみいただければ幸いです。
それではどうぞ~❤
私信です。
☆様
こんにちは~😊
コメントありがとうございます。❤
最後までお付き合いありがとうございました~🎵
ハイ!つくしちゃんある意味最強の猛獣使いですよね!(笑)
丸○様
こんにちは~🎵
コメントありがとうございます❣(^^♪
楽しんでいただけて嬉しいです。😊
司君もずっと苦しんできたことを最後にチラッとだけ書きましたが
まだまだ司君の心情などやどうして浮気しちゃったんだ?的な部分は全くなので
まだまとまりきれていないのですが頭の中にある部分を時期を見てお話しに出来たらなぁっと思っておりますので
楽しみにお待ちいただければ幸いです。❤
ご○ぎつね様
こんにちは~❤
コメントありがとうございます。🎵
最後までお付き合いありがとうございました。
ハイ!私も持って帰りたいです!(笑)
おっきなゲージ準備しますっ!(笑)
いつの頃からか誰かが始めた
司とつくしの観察日記
グループラインに送られてくる二人の写真
スマホの中には既に
かなりの枚数の二人の写真が保存されている
司は私の初恋の人
出会ったのは運命
共に日本を代表する大財閥の跡取り
いずれ親の決めた相手と結婚する
幼い頃からの刷り込みって怖い
あの頃の私はそのことに
大して疑問なんて感じてなかったんだもん
周囲を見回してもそんな人ばかり
結婚相手なんて目と鼻と口が付いていれば上等ぐらいにしか思っていなかった私が
婚約者だと紹介された司に一目で恋に堕ちた
目の前の司を見た瞬間
私の未来ってまだまだ捨てたもんじゃないじゃん!なんて思った
だけどね
司にはつくしがいたの
私が一目惚れした司はつくしの事が好きな司だった
これってかなり複雑で大問題なのよね
だってね
つくしの事が好きな司じゃなきゃダメなんだもん
禅問答みたいじゃない?
答えに辿り着かない
つくしの事が好きな司じゃなきゃ幸せにはなれない
いや・・
そもそもが私なんてお呼びじゃなかった
こんな経験初めて
あの時は気付いて無くて
色々と悪あがきもしてみたけれど
あたしって恋に落ちた瞬間失恋してたじゃん!
秒で初恋終了ってなかなかじゃない?
大河原財閥の一人娘
この肩書きだけで大抵の事はOKな世界で
生きてきたのにお呼びじゃない!なんて
有り得ないでしょ?
でもね
司達と出会ってからは有り得ないことだらけなの
友達にしたってそう
友達ならいる
いや違うな
今まで友達だって思っていた人達は
本当の意味で友達なんかじゃなかった
あたしは友達ってものがどんなものなのか
分かっていなかった
幼稚園の頃からずっと永林で高校までエスカレータ
同級生はみんな一緒
代わり映えしない面子だけど
意地悪される事も無いし遊びにだって行く
頼まれ事だってされる
新しく出来たレストランに行きたいんだけど
予約が取れないから滋さんお願い出来るかしら?
だとか
あのブランドの限定品が手に入らないから
滋さんなんとかならないかしら?
だとか
お願いされたら全てOKしていた
だって友達でしょ?
それが普通でしょ?
そう思っていた
でもね
つくしは私に何もお願いしないの
食事に行っても
お買い物に行っても
あたしが払うのが当たり前だと思っていた
それが友達の証だって思っていたのに
つくしは違うって言ったの
そんなのは友達じゃないって言ったの
お金の掛からない友情なんて知らなかったから
最初は戸惑ったし空回りもしたけれど
今なら分かるの
つくしとは
つくしだけじゃなくて
桜子も優紀ちゃんとも
ただお喋りしてるだけで楽しいんだもん
話題のレストランも流行りのコスメも
限定品のブランドバッグも必要なくて
ただ街角のカフェで一杯のミルクティーがあれば
何時間だってお喋り出来ちゃう
ただ一緒にいるだけで最強だって思える
今日はそんな女子会
桜子んちでお泊り女子会
メイクを落として
すっぴんパジャマで
朝までワインとおつまみと恋バナで盛り上がる予定
大学に行っているつくし達と英徳の正門前で待ちあわせ
あと少しで正門前だけど
なんだか正門前が騒がしい
ちょっとした人だかりが出来ていてその中央には・・
予想通りど迫力の4人組
大学生になった最近では家業が忙しかったり
学部が違っていたりとあの4人が一同に介する事ってほとんど無いのに
今日に限って全員いる・・
当然、4人組だけじゃなくて
つくしと桜子と優紀ちゃんもいるんだけど
ニッシーの隣に立つ優紀ちゃんは
ニッシーと目が合って恥ずかしそうに真っ赤になっているし
つくしの横にはピッタリとくっつきすぎている司と
なんとか司を引き剥がそうと無駄な抵抗をしているつくし
あきら君と桜子はそんな司とつくし見て苦笑いを浮かべていて
類君は相変わらず
ポケットに両手を突っ込んで
目は半分閉じたまま
ボ〜ッと立っているだけ
「あっ!滋さ〜ん!」
あたしに気づいたつくしがあたしに向かって手を振っている
人だかりを掻き分け近付くと
「滋!予定変更だ!」
「へっ?」
「司が寒いから暖かいとこ行くって言い出したから
今からハワイ行くぞ!」
ニッシーの言葉にびっくり
寒いって・・
まだ寒いってほどの気温じゃないじゃん!
むしろ快適
ちょうど良い感じなのに・・
「えっ?今から?!」
「おぅ!お前ら早く乗れ!」
司の言葉と共に目の前に滑り込んで来たのは
ロングボディーのリムジン
次々と乗り込んで行く仲間たち
若干、つくしが抵抗しているような気がするんだけど
そんな抵抗なんて・・
最後には司に抱えられるようにリムジンに乗せられたつくしは
走り出した車内でも司に向かって
「だから!あたしはハワイには行かないって言ってんでしょ!
ハワイは新婚旅行で行くんだから!」
「おぅ!知ってる!」
つくしの横に座り無駄に長い足を組み
つくしを触りまくりながらご機嫌な司
「知ってるんなら降ろしてよ!」
対照的にベタベタ触りまくる司から逃れようと藻掻いているつくし
「新婚旅行のハワイはちゃんと連れてってやる!
おっ!なんだったら区役所寄って届け出してから行くか?!
それなら新婚旅行になるぞ!」
つくしと新婚旅行に行くのは司って・・
決定事項なんだ!?
まぁ、分かっていたけど
つくしもそこをスルーしちゃってるし
「出すわけないでしょ!?バッカじゃないの?
もう!いい加減にしてよ!」
言葉では怒っているんだけどどこか楽しそうなつくしはそう言って
バッグからスマホを取り出すとバイト先にお休みしますの連絡を入れている
最近のつくしって変わったと思うの
前までだったらこんな素直に司の我がままを受け入れて無かったけれど
近頃のつくしはなんだかんだ言いながらも司の我がままを受け入れている
目の前に座る二人のそんなやり取りを聞きながら
今からハワイかぁ〜
あっ!
って事は
たっくさん写真撮れるじゃん!
また増えるね
司とつくしの観察日記
「ねぇねぇ!いい事思いついたんだけど!」
「なになに、滋さん?」
「F4でカメハメハ大王の仮装して
カメハメハ大王の像の前で写真撮らない?」
「「「「撮らねぇ!」」」」
見事にシンクロしたF4の声
車窓に流れる色はミルクティー色
街行く人達の足元を吹き抜ける風が落ち葉を舞い上げている
プロのカメラマン呼んじゃおっと!
~ Fin ~
『ミルクティー』・・紅茶というのは明確には季語として分類されていませんが
紅茶・レモンティー・ジャスミンティー等々紅茶を使った俳句は数多く存在しております。
このお話しでは秋の季語として使っております。(季語に関しては諸説ありますのでご了承くださいませ。)

応援ありがとうございます。
スポンサーサイト