司 2 -不易-
本日も『怜』司編の続きです!
それではどうぞ~❤
私信です。
ゆ◯様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます❣(^^♪
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!始まってしまいました!(笑)
暖人君の存在をしっていたらきっと司君はもっと早くに軌道修正が出来ていたと思います。
でもそれが出来なくてあんな結果になってしまいました晩年の司君はきっと・・😊
☆様
こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。(^▽^)/
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
はい・・そんな流れがありました・・😢
自身の子供の存在に関しては・・
居る事は知っている
それだけ
真愛に対して
なんの感情も抱いていなかった
ただ存在しているだけ
日常生活の中で
その存在を身近に認識する事もないまま
時間だけが過ぎていく
真愛と初めて顔を合わせたのは
真愛が小学校低学年ぐらいの頃で
日本の屋敷のエントランスで
初めまして、お父様と言われた事は覚えていた
お父様
そう呼ばれた事の嫌悪感と違和感と共に
記憶の中に残っている
自分の娘なのになんて冷たい父親なんだと言われればそれまで
反論も弁解もしない
だが俺の中では滋同様に娘に対しても
なんの感情も無く
牧野に対してはあれほど揺れ動く感情が
家族である二人に対しては一ミリも動かなかった
時間だけがただ無情に過ぎていく
だがただ無駄に時間だけを消費していたわけじゃない
必死で道明寺を立て直し
自身の足場を固め
時間は経ってしまったが
やっと大河原と決別出来るところまで来ていた
あと少し
その最終仕上げが娘の婚約だった
はっきり言って娘の婚約に興味はなかった
どうしてそこまで自身の血を分けた娘に対して
無関心でいられるのかと問われれば
俺にも分からない
ただ一つ言えることは
牧野じゃないから
もし牧野が生んだ娘なら
例え、血が繋がっていなくても
俺は愛せただろう
だから俺にとっては血など関係無い
そんな物は取るに足らない
俺には牧野じゃなければ全てが無意味
それでもここまで道明寺司として生きてきた
もう
いいだろう?
もう
十分だろう?
娘の婚約者だという男の調査ファイルが届けられた時も
俺はどうでもよかった
だから
そのファイルを開く事も無いまま
秘書へと突き返しただけ
興味がなかった
相手が誰であろうとどうでもいい
事件の後、その事をどれほど後悔したか・・
もし
あの時
届けられたあのファイルを見ていれば
もしかしたら
いや
絶対に気が付いていたはずだ
俺は
あいつの
存在に
気付けた
はずだ
振り返れば
修正するポイント
修正出来たポイントが多々あったはず
それなのに
全てを諦めてしまっていた俺は
何も見ず
何も聞かず
ただ時間だけを消費してしまっていた
俺はすぐそこにあったはずの真実から目を反らし
ただ自身の満たされない心に渦巻く感情に囚われ
ここまで来てしまった
俺の罪だ
牧野をあんな目に合わせてしまったのも
暖人を死なせてしまったのも
全てが自身の罪
今さらに気が付いても
もう遅い
全てが嘘で
全てが真実
ならばその罪と共に
この身が朽ち果てるまで
許さない
最初で最後
たった
一度だけ
暖人から呼ばれた
父さん
という言葉
その言葉を聞いた瞬間
身体に電流が走った
たった
一度っきり
その声が
その言葉が
耳から離れない
慟哭の果てに残った物は
罪と罰
そして
その果てに
やっと
手に入れられたの
少しばかりの心の安寧
長かった
ここに来るまで
本当に長かった
もう人生の大半の時間が過ぎてしまった
残りの時間もあと少しだろう
だが
振り返る時間はまだ残っている

応援ありがとうございます。