130億とちょっとの女 14 -30億の女-
こんばんは~😊
本日も『130億とちょっとの女』です❣(^^♪
それではどうぞ~❤
真夏日に台風と気の休まる暇がありませんが
皆さん、気を付けてお過ごしくださいね。
私信です。
☆様
こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。(^▽^)/
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!色んな物をすっ飛ばして暴走中です!(笑)
鳴り響く着信音に
恐怖を覚えて動けない
画面に表示されている番号は全て知らない物ばかりで
鳴っては切れて
また鳴ってを繰り返している
そんな状況に桜子はまず固定電話から線を引き抜き
続いてあたしと自分のスマホの電源をオフにした
そうして訪れた静寂
だけどそれも一瞬だけで
今度は事務所のインターフォンが鳴った
ピンポ〜ンと
音は軽いんだけど
今は恐怖でしか無い
このビルは謂わば雑居ビル
街中のどこにでもあるビルだから
入って来ようと思えば簡単
それにこの事務所は普段はあたしと桜子だけ
以前から女だけなんて危険だから
男性を置いておいた方がいいと類達に言われていた
あたしもその必要性は感じていたんだけどね
実際は・・
そこまで手が回らなかったの
小さな個人事務所で
それほど案件があるわけじゃなくて
経営は苦しい
ここの家賃に桜子のお給料にと
毎月なんとかやっているって感じだから
桜子に渡しているお給料だって
彼女にしてみれば
お小遣いにもならないくらいの薄給だから
他に雇うんだったら彼女のお給料を上げたい
あっ!でもね
一応、警戒はしていたのよ
離婚協議の話し合いの時なんかは
険悪な状況に陥る場合があるから
この事務所で話し合いが行われる時なんかは
類の所からSPさんを派遣して貰ってたりもしたのよ
だけど今は事務所には桜子と二人だけ
多少は腕っぷしには自信があっても
対応するのが戸惑われて
桜子と二人
ドアの方を眺め息を潜めていた
ピンポ〜ン
ピンポ〜ンと
鳴り続けているインターフォン
インターフォンの画面には男性が二人写っていて
その内の一人はカメラを持っているから
マスコミの人だろうって事は分かるんだけど
来るにしては早くない?
「ねぇ、桜子?どうしたらいいと思う?
あたしとしてはとりあえず道明寺をぶん殴ってやりたい気分なんだけど・・」
「道明寺をぶん殴るのはとりあえず後です!
今はここから出る事を考えないと」
「だよね・・でもピンポン鳴らしてる人達・・
帰ってくれるかな?」
「簡単には帰らないでしょうね」
「だよね・・じゃあ出れないね・・」
「簡単に諦めないで下さい!
ほら!先輩!とりあえず美作さんか花沢さんに連絡して
ここから出る手助けをお願いしてください!」
「そ、そうよね、分かった!」
全く!
今回の事は聞いておりませんわ!
日曜日の京都での顛末は先輩から聞いておりましたが
プロポーズされたなんて聞いておりませんわ!
況してやOKされていたなんて!
翌日の月曜日には訴えは取り下げるとの旨の連絡はいただきましたから
とりあえずの不毛な争いは回避出来て
わたくしとしてはホッとしておりましたのよ
だってこの一件以降は全く仕事にならなくて
それでなくても火の車の事務所経営なのに!
いよいよわたくしも無給かと覚悟いたしましたもの
まぁ、わたくしとしては
無給でも大した問題ではないのですけど
そのような状況に陥れば
先輩が無理をされるのが目に見えて明らかですもの
わたくしは先輩のお側にいたいだけなので
先輩の負担になるような事態だけはなんとしても避けたいのです
そんな感じでとりあえずはホッとしておりましたら
いきなりでしたのよ
本当に
もう
道明寺さんがここまでだとは
考えておりませんでしたわ!
あの方に常識など求めてはおりませんが
結婚という物に対する考え方があまりにも違い過ぎていて
流石のわたくしも驚いておりますのよ
いつプロポーズされたんですか?
OKしたんですか?
詰め寄るわたくしに対し先輩はキョトンとしたまま
首をブンブンと横に振るばかり
その表情から推測出来た事は・・
やられた!
全く!
それならそうと一言ぐらいあってもいいと思うんですけど!
準備だって出来たのに!
って!
今、ここで怒っても無意味ですから
この問題は一先ず後回しにしますけど・・
今回、道明寺さんは
マスコミに先輩を隠すつもりは無いってことですね
今まで道明寺さんは先輩の情報が漏れないように
それはそれは神経を使って
先輩を世間の好奇な目から守ってらしたのに
結婚を発表した途端に解禁だなんて
先輩を逃さない為なのでしょうけれど・・
それならば尚更
一言ぐらい言っておいて下さい!

応援ありがとうございます。
本日も『130億とちょっとの女』です❣(^^♪
それではどうぞ~❤
真夏日に台風と気の休まる暇がありませんが
皆さん、気を付けてお過ごしくださいね。
私信です。
☆様
こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。(^▽^)/
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
ハイ!色んな物をすっ飛ばして暴走中です!(笑)
鳴り響く着信音に
恐怖を覚えて動けない
画面に表示されている番号は全て知らない物ばかりで
鳴っては切れて
また鳴ってを繰り返している
そんな状況に桜子はまず固定電話から線を引き抜き
続いてあたしと自分のスマホの電源をオフにした
そうして訪れた静寂
だけどそれも一瞬だけで
今度は事務所のインターフォンが鳴った
ピンポ〜ンと
音は軽いんだけど
今は恐怖でしか無い
このビルは謂わば雑居ビル
街中のどこにでもあるビルだから
入って来ようと思えば簡単
それにこの事務所は普段はあたしと桜子だけ
以前から女だけなんて危険だから
男性を置いておいた方がいいと類達に言われていた
あたしもその必要性は感じていたんだけどね
実際は・・
そこまで手が回らなかったの
小さな個人事務所で
それほど案件があるわけじゃなくて
経営は苦しい
ここの家賃に桜子のお給料にと
毎月なんとかやっているって感じだから
桜子に渡しているお給料だって
彼女にしてみれば
お小遣いにもならないくらいの薄給だから
他に雇うんだったら彼女のお給料を上げたい
あっ!でもね
一応、警戒はしていたのよ
離婚協議の話し合いの時なんかは
険悪な状況に陥る場合があるから
この事務所で話し合いが行われる時なんかは
類の所からSPさんを派遣して貰ってたりもしたのよ
だけど今は事務所には桜子と二人だけ
多少は腕っぷしには自信があっても
対応するのが戸惑われて
桜子と二人
ドアの方を眺め息を潜めていた
ピンポ〜ン
ピンポ〜ンと
鳴り続けているインターフォン
インターフォンの画面には男性が二人写っていて
その内の一人はカメラを持っているから
マスコミの人だろうって事は分かるんだけど
来るにしては早くない?
「ねぇ、桜子?どうしたらいいと思う?
あたしとしてはとりあえず道明寺をぶん殴ってやりたい気分なんだけど・・」
「道明寺をぶん殴るのはとりあえず後です!
今はここから出る事を考えないと」
「だよね・・でもピンポン鳴らしてる人達・・
帰ってくれるかな?」
「簡単には帰らないでしょうね」
「だよね・・じゃあ出れないね・・」
「簡単に諦めないで下さい!
ほら!先輩!とりあえず美作さんか花沢さんに連絡して
ここから出る手助けをお願いしてください!」
「そ、そうよね、分かった!」
全く!
今回の事は聞いておりませんわ!
日曜日の京都での顛末は先輩から聞いておりましたが
プロポーズされたなんて聞いておりませんわ!
況してやOKされていたなんて!
翌日の月曜日には訴えは取り下げるとの旨の連絡はいただきましたから
とりあえずの不毛な争いは回避出来て
わたくしとしてはホッとしておりましたのよ
だってこの一件以降は全く仕事にならなくて
それでなくても火の車の事務所経営なのに!
いよいよわたくしも無給かと覚悟いたしましたもの
まぁ、わたくしとしては
無給でも大した問題ではないのですけど
そのような状況に陥れば
先輩が無理をされるのが目に見えて明らかですもの
わたくしは先輩のお側にいたいだけなので
先輩の負担になるような事態だけはなんとしても避けたいのです
そんな感じでとりあえずはホッとしておりましたら
いきなりでしたのよ
本当に
もう
道明寺さんがここまでだとは
考えておりませんでしたわ!
あの方に常識など求めてはおりませんが
結婚という物に対する考え方があまりにも違い過ぎていて
流石のわたくしも驚いておりますのよ
いつプロポーズされたんですか?
OKしたんですか?
詰め寄るわたくしに対し先輩はキョトンとしたまま
首をブンブンと横に振るばかり
その表情から推測出来た事は・・
やられた!
全く!
それならそうと一言ぐらいあってもいいと思うんですけど!
準備だって出来たのに!
って!
今、ここで怒っても無意味ですから
この問題は一先ず後回しにしますけど・・
今回、道明寺さんは
マスコミに先輩を隠すつもりは無いってことですね
今まで道明寺さんは先輩の情報が漏れないように
それはそれは神経を使って
先輩を世間の好奇な目から守ってらしたのに
結婚を発表した途端に解禁だなんて
先輩を逃さない為なのでしょうけれど・・
それならば尚更
一言ぐらい言っておいて下さい!

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