園ちゃんシリーズ 2008年クリスマスVer 2
園ちゃんシリーズ 2008年クリスマスVerの第2話です。♥
それではどうぞ🎶
我が家では毎年、 クリスマスケーキはママとおばあちゃんが手作りしていて
クリスマスイブの夜に家族揃ってそれを食べてからプレゼントを開 けている
そうなの・・・
今年は彼と二人っきりのクリスマスイブを計画している私にとって これをどうするかが大問題なの・・・
まさか彼とイブの夜を過ごしたいから・・・
なんて本当の事言えないし・・・
ママには大丈夫なんだけどパパがね・・・
そんなの絶対に許してくれるわけない・・・
もしバレたらイブの夜はお屋敷に監禁されちゃうわよ!
そんな最悪の事態だけは避けなきゃ!
あ~どうしよう?!
それとなくママに探りを入れてみようかしら?
「ねぇママ?」
「なぁに?」
「あのねママが私ぐらいの時ってクリスマスはどう過ごしてたの? 」
「ママの時?」
「うん、ママだってクリスマスにはデートしてたんでしょ?」
「園ちゃんはデートがしたいの?」
したいんじゃなくてするんです・・・
「う・・・ううん・・・そうじゃなくて・・・
ママはどうしてたのかなぁ~って思っただけ・・・だよ」
「ママのクリスマスは簡単よ!
ママが園ちゃんぐらいの歳の頃にはもうパパ達と知り合ってたから 」
「パパとデートしてたって事?」
「う~ん、ちょっと違うかな・・・
パパとママは一度も二人だけでクリスマスを過ごした事ないもの」
「えっ?!どうして?」
「だって毎年なんだかんだ言いながらみんな一緒でしょ?
ママは大学生の時はたいていクリスマスにはケーキを売るバイトを してたのよ」
詳しくは聞いてないけれど
なんとな~ くママの家は昔は超貧乏だったって聞いた事があったのを思い出し た
「ママってクリスマスまでアルバイトしてたの?」
「してたわよ。けどねそのケーキ売りのバイトも
パパ達がすぐにケーキを買い占めに来ちゃってたから最後までした 事なかったけどね」
当時の事を思い出したのか
ママが楽しそうに聞かせてくれたママやパパの若い頃のクリスマス の思い出
「ねぇ、ママとパパってお友達だった期間が長かったんでしょ?
その間もクリスマスは一緒だったの? ママもパパも恋人とかいなかったの?」
「あの頃はね・・・ママはいなかったわよ。
パパにはいたみたいだったけど」
「じゃあパパはどうしてその人と過ごさなかったの?」
「過ごさなかったんじゃなくて過ごせなかったのよ」
「どういう事?」
「パパはね昔は人妻専門だったのよ!」
な、なんですとー?!
パパが人妻専門?!
あのママ命で優しくて過保護なパパが不倫好き?!
「そんなびっくりした顔しないで園ちゃん」
「だ、だって・・・」
「今のパパからは考えられないでしょ?けど本当なのよ!
パパったら年上の落ち着いた女の人が好みだって公言して憚らなか ったし
堂々と不倫を純愛だなんて言ってたのよ!」
不倫が純愛?
不倫は不倫でしょ?!
「なんかパパやだ・・・」
「園ちゃん、パパの事嫌いにならないであげてね。
パパはパパなりに真剣に愛する人を探してただけなんだから」
「嫌いにはならないけど・・・」
「それにね! 西門さんなんて両手じゃ足りないくらいの女の人と同時に付き合っ てたし
花沢類なんてクリスマスだって関係無く寝てたんだから!」
ママ・・・全然パパのフォローになってないんだけど・・・
「要するに昔からみんなクリスマスに過ごす相手が居なくて
集まってたって事ね・・・」
「まぁそんなところね。
みんな特殊な家庭環境だったから」
ママが言った特殊な家庭環境・・・
確かに特殊よね・・・

応援ありがとうございます。♪
それではどうぞ🎶
我が家では毎年、 クリスマスケーキはママとおばあちゃんが手作りしていて
クリスマスイブの夜に家族揃ってそれを食べてからプレゼントを開 けている
そうなの・・・
今年は彼と二人っきりのクリスマスイブを計画している私にとって これをどうするかが大問題なの・・・
まさか彼とイブの夜を過ごしたいから・・・
なんて本当の事言えないし・・・
ママには大丈夫なんだけどパパがね・・・
そんなの絶対に許してくれるわけない・・・
もしバレたらイブの夜はお屋敷に監禁されちゃうわよ!
そんな最悪の事態だけは避けなきゃ!
あ~どうしよう?!
それとなくママに探りを入れてみようかしら?
「ねぇママ?」
「なぁに?」
「あのねママが私ぐらいの時ってクリスマスはどう過ごしてたの? 」
「ママの時?」
「うん、ママだってクリスマスにはデートしてたんでしょ?」
「園ちゃんはデートがしたいの?」
したいんじゃなくてするんです・・・
「う・・・ううん・・・そうじゃなくて・・・
ママはどうしてたのかなぁ~って思っただけ・・・だよ」
「ママのクリスマスは簡単よ!
ママが園ちゃんぐらいの歳の頃にはもうパパ達と知り合ってたから 」
「パパとデートしてたって事?」
「う~ん、ちょっと違うかな・・・
パパとママは一度も二人だけでクリスマスを過ごした事ないもの」
「えっ?!どうして?」
「だって毎年なんだかんだ言いながらみんな一緒でしょ?
ママは大学生の時はたいていクリスマスにはケーキを売るバイトを してたのよ」
詳しくは聞いてないけれど
なんとな~ くママの家は昔は超貧乏だったって聞いた事があったのを思い出し た
「ママってクリスマスまでアルバイトしてたの?」
「してたわよ。けどねそのケーキ売りのバイトも
パパ達がすぐにケーキを買い占めに来ちゃってたから最後までした 事なかったけどね」
当時の事を思い出したのか
ママが楽しそうに聞かせてくれたママやパパの若い頃のクリスマス の思い出
「ねぇ、ママとパパってお友達だった期間が長かったんでしょ?
その間もクリスマスは一緒だったの? ママもパパも恋人とかいなかったの?」
「あの頃はね・・・ママはいなかったわよ。
パパにはいたみたいだったけど」
「じゃあパパはどうしてその人と過ごさなかったの?」
「過ごさなかったんじゃなくて過ごせなかったのよ」
「どういう事?」
「パパはね昔は人妻専門だったのよ!」
な、なんですとー?!
パパが人妻専門?!
あのママ命で優しくて過保護なパパが不倫好き?!
「そんなびっくりした顔しないで園ちゃん」
「だ、だって・・・」
「今のパパからは考えられないでしょ?けど本当なのよ!
パパったら年上の落ち着いた女の人が好みだって公言して憚らなか ったし
堂々と不倫を純愛だなんて言ってたのよ!」
不倫が純愛?
不倫は不倫でしょ?!
「なんかパパやだ・・・」
「園ちゃん、パパの事嫌いにならないであげてね。
パパはパパなりに真剣に愛する人を探してただけなんだから」
「嫌いにはならないけど・・・」
「それにね! 西門さんなんて両手じゃ足りないくらいの女の人と同時に付き合っ てたし
花沢類なんてクリスマスだって関係無く寝てたんだから!」
ママ・・・全然パパのフォローになってないんだけど・・・
「要するに昔からみんなクリスマスに過ごす相手が居なくて
集まってたって事ね・・・」
「まぁそんなところね。
みんな特殊な家庭環境だったから」
ママが言った特殊な家庭環境・・・
確かに特殊よね・・・

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