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プリズム 1

こんばんは~🎵
本日はまた新しいお話しです。
このお話しはそれほど長くはならない予定ですが
まだまだこの先がどうなるのか?分かりません!
内容的にはいつものようにおバカさんな展開になると思いますので
笑っていただければと思っております❣(^^♪
現在、『二度目』『130億』と同時進行で書き進めておりますので
サクサクっとは進まないと思いますが楽しんでいただければと思っております。
それではどうぞ~❤


不安定な天候が続いておりますので気を付けてお過ごしくださいね。<(_ _)>




私信です。
☆様
こんばんは~🌙🌃
コメントありがとうございます。❤
う~ん・・あの司君があっさりとOKするわけはないので
つくしちゃんに秘策があるのか?
司君がどんな手を使ってくるのか?
現在、脳みそフル回転で妄想中で~す❣(^^♪

























「プッ!ククククククッ・・」



かれこれ5分ほど


目の前に座る


ソウルメイトという名の悪魔がずっと笑っている




「もぅ!いい加減止めてよ!」



「クククッ・・ん、ごめん・・クククッ」



「もぅ!ハァ〜〜」




とりあえず笑っている悪魔君は置いといて

今のあたしの状況を説明するわね


簡単に言うと



道明寺とは彼が記憶喪失になって

NYへと行ってしまってからは自然消滅



あたしは周囲の助けを借りながら

なんとか高等部を卒業し

そのまま大学部に進み

卒業後は滋さんの所に就職したの



大学まで英徳に進むつもりは無かったし

そもそもが大学なんてムリだと思ってたから

なんとか小さな不動産会社への就職を決めていたのに


F3が勝手にそれをキャンセルし・・



就職をキャンセルって何?って感じだけど


あたしの知らない間に

就職先の不動産会社が花沢の傘下に組み込まれていて

内定も取り消されていて


おまけに大学部の授業料を四年分


きっちりと前払いされていて



美作さんに出世払いにしといてやるとか

笑顔で言われて万事休す


今となっては感謝してるんだけど・・



そしていざ就職って時になって

俄然張り切りだしたのが滋さんで



滋さん曰く


“あたしだってもっとつくしと一緒にいたかったのに
あたしだけずっと違う学校で寂しかったんだから
就職は大河原に決まりね!
つくしが断ったらあたしも大河原辞めるから!”



って意味不明なお嬢様パワー炸裂で


結局、滋さんの所にお世話になる事になったの


さっきも言ったけど



今となっては大きなお世話であたしに関わってくれたみんなには

本当に感謝している


諦めていた大学にも通えて


就職だってどうでもいいプライドだけ一人前だったあたしを

お嬢様パワーで引っ張ってくれたから


ちゃんと一人で生活出来ているし

両親に仕送りだって出来ている




でね

そんなあたしが

どうして悪魔なソウルメイトに大笑いされてるかって言うと・・



話しは三日前に遡る



その日、あたしは振られました


正確には振られたのとはちょっとちがくて・・


お付き合いしていた男性に騙されてた?的な


真剣に将来を考え始めていた男性のヒミツを知ってしまった?的な


感じ



あたしがお付き合いしていたのは

取引先の男性で歳は五つ上


仕事を一緒にする内に

少しずつ距離が近付き

少しずつ

少しずつ

前に進んでいる


ものだとあたしは思ってたの


付き合い始めて一年

実際、彼から結婚の話しとかも出ていたし!


式はどうする?

だとか


新婚旅行はどこにする?


とかね


そんな話しをしていれば


当然、期待するでしょ?


いつプロポーズされるんだろう?


とか


どんなシチュエーションでだろう?


とか


女なんだから


一度ぐらい


夢見るわよね?



それなのにね・・


あたしの乙女な夢は三日前


儚くも脆く消え去ってしまったの


現在、29歳



このタイミングで彼に関西地方への移動の辞令が出たの


当然、あたしは一緒にって思ってたし


彼もそのつもりだと思ってたんだけど


蓋を開けてみれば


彼は一人で関西へ


あれ?あたしは?って感じだったんだけど



彼曰く


移動までの時間があまり無くてバタバタしているから
落ち着いたら君を呼ぶからそれに月に一度は戻ってくるから


なんて


彼もちゃんと考えてくれてるんだって

ちょっとウルウルしながら新幹線のホームで

彼を見送ったあたし



それがね


夏の始まりの頃だったの



遠距離恋愛だけど彼とは頻繁に連絡を取り合っていたし

約束通り月に一度はこっちに戻ってきてくれていた



だからね


あたしは自分の未来が明るいって事を

全く疑っていなかったの




それが三日前に何があったのかって?


それはね・・


彼の誕生日が近かったから


お祝いしたくて


プレゼントも選んで


新しいワンピースに袖を通して


彼を驚かせようと


彼には内緒で


彼の住む街へと向かったの


新大阪駅から在来線に乗り換えて約一時間


辿り着いたのは所謂、下町って感じの小さな駅で


駅の周辺には住宅街が広がっていて


駅から聞いていた住所までの道すがら


あたしもここに住むのか〜なんて


考えながら歩いていた



そしてね


見ちゃったの・・



聞いていたのはマンションだったはずなのに


そこにあったのは建売りの真新しい一軒家で

家の周囲には花が植えられていて小さな可愛い花が咲いていて

家の前には白いワゴン車と後部座席に子供を乗せるキャリアが付いたママチャリと

子供用のピンクの小さな自転車が停まっていた



あれ?


間違えたかな?


最初はそう思ったんだけでね


掛けられていた表札は彼と同じで


混乱して立ち尽くすあたしの目の前でドアが開き

出てきたのは小さな女の子を抱っこした彼だった



そうなの・・



彼には奥さんと子供がいたの


だけじゃなくて・・



彼の全てがウソだった



そもそもが彼は東京に単身赴任中で

こっちに来たのは転勤じゃなくて

転勤が終わって家に戻っただけだった・・



あたしは浮気相手だった


こんなのアリ?


ナシよね?


知らなかったとはいえ


あたし一年も不倫してたの?



ショックがとかってレベルじゃなくて

その後、どうやって東京に戻ってきたのかも分からない



悲しいとか


悔しいとか


って感情よりも先に


一年間も騙されていた事がショックで


そのことにあの時


あの瞬間まで気が付いていなかった事がショックで・・


色んな感情が一気に湧き上がってきて

誰かと話しがしたくて類を呼び出した




東京駅まで迎えに来てくれた類は

駅で一人佇むあたしの手を優しく掴むと

車に乗せてくれてメープルのラウンジへと連れて来てくれた



類に今日の出来事を話したあたし


でねこの悪魔君はこんな時


あたしを慰めたり励ましたりなんてしないの


笑いながらも


ただ話しを聞いてくれて


ただ側に居てくれる


その空気感が心地よくて


ついついお酒を飲みすぎて



でね・・



翌朝、目を覚ました



あたしの隣に眠っていたのは



ソウルメイトじゃなくて



道明寺だったの・・



















応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 6

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2022/09/03 (Sat) 21:00 | EDIT | REPLY |   

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2022/09/03 (Sat) 21:06 | EDIT | REPLY |   

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2022/09/04 (Sun) 10:21 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

パ○ちゃん様

こんばんは~🎵
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m

えっと・・・私も分かっておりません!(笑)

が!のっけから波乱含みの展開でつくしちゃんがやらかしていて

楽しいお話しになる予感です❣(^^♪

2022/09/05 (Mon) 19:48 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

き〇粉様

こんばんは~😊
コメントありがとうございます。❤
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m

つくしちゃん・・のっけからやらかしてます!(笑)
不倫は不可抗力かもしれませんが・・
その後がね・・朝目覚めたら隣には司君!なんてヨダレ物の展開ですが
つくしちゃんは違ったようです~❣(^^♪

2022/09/05 (Mon) 19:50 | EDIT | REPLY |   
kirakira

kirakira  

ク○ゲ様

こんばんは~🌙
コメントありがとうございます。🎵

つくしちゃんの不倫に司君の記憶にと波乱含みな始まりですが

それほど深刻な内容ではなく楽しいお話しになるような予感がするので

類君のように笑っていただければと思っております❣(^^♪

2022/09/05 (Mon) 19:52 | EDIT | REPLY |   

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