赤風信子 11(完)
こんばんは~🌙
本日も『赤風信子』です!
そして本日で完結です。🎵
それではどうぞ~❤
お知らせです。
『赤風信子』を独立したカテゴリーに移動させております。<(_ _)>
私信です。
☆様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます❣(^^♪
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
はい!桜子ちゃんにかかれば猛獣も珍獣もお手の物です!(笑)
予想通りですが道明寺さんのご機嫌は・・
それはもう
慣れているはずの美作さんが
ちょっと反応してしまうぐらいに最悪でしたの
なので道明寺さんのスマホに
こないだの写真をお送って差し上げましたの
わたくし
常日頃から先輩の写真を撮りためておりますの
先輩は撮られている事に気が付いていない時が多いですが
決して隠し撮りだとかじゃありませんのよ
わたくしは道明寺さんとは違うので
ストーカーではありませんので念のため申し上げておきますわね
だけどこういう時にはその写真が大変役に立ちますの
わたくしのスマホには膨大な数の
先輩のお写真が保存されておりますが
全てを道明寺さんにってわけじゃありません
出し惜しみしているわけじゃありませんが
有効利用しなきゃもったいないでしょ
それこそ適材適所ですの
道明寺さんは先輩の写真なら
どんな先輩でも可愛いとお思いだと思いますが
わたくしの撮りためた写真の中には
流石にこの写真はいくら先輩でも
道明寺さんにお見せするのは少し可哀想だなと思う物も多々含まれておりますので
それらは決して外には漏れないように厳重に管理しております
今回、道明寺さんに送らせていただいたのは
先日の別荘でのベストショットですの
あくまでもわたくしの視点からではありますが
微妙に寝乱れ着崩れた浴衣の胸元からチラリと覗く膨らみと白い素肌
はだけた足元は太ももが露わになっていて
そこにはまだ出発前夜、道明寺さんに愛された痕跡がハッキリと残ったままで
道明寺さん好みのベストショット
些か・・
かなり?
寝顔の方が残念な感じとなってしまいましたが
元々、残念な方なのでそこの所は・・
それに写ってはおりませんでしたけど
滋さんに比べれば全然マシですのよ
先輩の隣に寝ていた滋さんなんて
飲んでいる途中で暑いからと浴衣を脱いでしまい
下着姿で白眼剝いてらしたんですから!
到底、大河原財閥のお嬢様だとは思えない寝姿で
こちらもかなり残念な感じでしたの
話しは逸れてしまいましたが
道明寺さんからのリクエストでもう一枚
こちらはとって置きの一枚を
滋さんの別荘のプールで撮った
先輩のビキニ姿を送って差し上げましたところ
写真を確認された道明寺さんは口元を押さえられ
顔を真っ赤にされて
なんてウブで可愛いんでしょう
こんな道明寺さんのお顔を拝見出来るなんて
これだから止められませんのよ
そしてここで留めの一言
「先輩、海に行きたいとおっしゃってましたわ」
「お、おぅ、あいつ、どこの海がいいとか言ってたか?」
「いいえ、特には。
ですが水がキレイで白い砂浜のある海で
イルカと泳ぎたいとおっしゃっておりましたわ」
「お、おぅ、そうか、分かった」
「先輩、今年の夏休みはあまりお出かけになられなかったので
今週末ぐらい希望されている海にでもお連れしてあげれば喜ばれるんじゃないですか」
そうお伝えすると
「そ、そうだな。
サンキューな、三条!」
珍しくわたくしの名前を呼び
お礼の言葉まで残して
そそくさと行ってしまわれた道明寺さんの後ろ姿に
“いえ、お役に立ててなによりですわ”
と呟きながら心の中でほくそ笑むと立ち上がる
写真二枚で司の機嫌を急浮上させた桜子
俺達には出来ない芸当で
猛獣を軽くあしらった桜子は司が行ってしまったすぐ後
「それではわたくしもこの辺で」
と席を立ったので
慌てて声を掛ける
「お、おぉ、あっ!桜子!
あの女、どうすんだ?
あのまま放置か?」
そう問いかけた俺に対して足を止め顔だけで振り返り
「それに関しては滋さんがすでに手を打たれておりますわ。
年明けにはアラブの第十二王子様の第三王妃になられると思いますわ」
そう言うとニッコリと微笑んだ
その顔・・
怖ぇって!
「プッ!」
類だけは面白そうに吹き出してやがるが・・
「「・・・・・・・」」
何とも言えない俺と総二郎
桜子の笑顔に黙ってしまった俺達に対して
「それではこれからわたくしは滋さんと水着を買いに行きますので失礼しますわね。
皆さんも週末のご予定は早々にキャンセルなさって下さいね」
最後に聞き捨てならない言葉を残して行ってしまった桜子と
珍しくその桜子に
「俺も行く」
と立ち上がった類
「あら?ご一緒していただけるんですか?」
「ん、俺も水着買いたいし」
「それはご自分のですか?
それとも?」
「そんなの決まってんじゃん」
「フフフッ、ですわね」
「牧野は色が白いから何色を着ても可愛いからね」
悪魔が二人?二匹?
物騒な会話を交わしながら階段を降りて行く
「「・・・・・・・行きたくねぇーー!!」」
同時に重なった俺と総二郎の声が木霊しているカフェ
足元から忍び寄るゾワゾワとした感覚と
訳の分からない疲労感を感じて
すっかり氷が溶けてしまったアイスコーヒーを一口
「不味ぃ・・ハァ〜」
「だな・・ハァ〜」
俺と総二郎のため息だけが響くF4ラウンジ
「「やっぱ行きたくねぇーー!!」」
〜fin〜
最後までお付き合いありがとうございました❣(^^♪

応援ありがとうございます。
本日も『赤風信子』です!
そして本日で完結です。🎵
それではどうぞ~❤
お知らせです。
『赤風信子』を独立したカテゴリーに移動させております。<(_ _)>
私信です。
☆様
こんばんは~❤
コメントありがとうございます❣(^^♪
返事が遅くなってごめんなさい。m(__)m
はい!桜子ちゃんにかかれば猛獣も珍獣もお手の物です!(笑)
予想通りですが道明寺さんのご機嫌は・・
それはもう
慣れているはずの美作さんが
ちょっと反応してしまうぐらいに最悪でしたの
なので道明寺さんのスマホに
こないだの写真をお送って差し上げましたの
わたくし
常日頃から先輩の写真を撮りためておりますの
先輩は撮られている事に気が付いていない時が多いですが
決して隠し撮りだとかじゃありませんのよ
わたくしは道明寺さんとは違うので
ストーカーではありませんので念のため申し上げておきますわね
だけどこういう時にはその写真が大変役に立ちますの
わたくしのスマホには膨大な数の
先輩のお写真が保存されておりますが
全てを道明寺さんにってわけじゃありません
出し惜しみしているわけじゃありませんが
有効利用しなきゃもったいないでしょ
それこそ適材適所ですの
道明寺さんは先輩の写真なら
どんな先輩でも可愛いとお思いだと思いますが
わたくしの撮りためた写真の中には
流石にこの写真はいくら先輩でも
道明寺さんにお見せするのは少し可哀想だなと思う物も多々含まれておりますので
それらは決して外には漏れないように厳重に管理しております
今回、道明寺さんに送らせていただいたのは
先日の別荘でのベストショットですの
あくまでもわたくしの視点からではありますが
微妙に寝乱れ着崩れた浴衣の胸元からチラリと覗く膨らみと白い素肌
はだけた足元は太ももが露わになっていて
そこにはまだ出発前夜、道明寺さんに愛された痕跡がハッキリと残ったままで
道明寺さん好みのベストショット
些か・・
かなり?
寝顔の方が残念な感じとなってしまいましたが
元々、残念な方なのでそこの所は・・
それに写ってはおりませんでしたけど
滋さんに比べれば全然マシですのよ
先輩の隣に寝ていた滋さんなんて
飲んでいる途中で暑いからと浴衣を脱いでしまい
下着姿で白眼剝いてらしたんですから!
到底、大河原財閥のお嬢様だとは思えない寝姿で
こちらもかなり残念な感じでしたの
話しは逸れてしまいましたが
道明寺さんからのリクエストでもう一枚
こちらはとって置きの一枚を
滋さんの別荘のプールで撮った
先輩のビキニ姿を送って差し上げましたところ
写真を確認された道明寺さんは口元を押さえられ
顔を真っ赤にされて
なんてウブで可愛いんでしょう
こんな道明寺さんのお顔を拝見出来るなんて
これだから止められませんのよ
そしてここで留めの一言
「先輩、海に行きたいとおっしゃってましたわ」
「お、おぅ、あいつ、どこの海がいいとか言ってたか?」
「いいえ、特には。
ですが水がキレイで白い砂浜のある海で
イルカと泳ぎたいとおっしゃっておりましたわ」
「お、おぅ、そうか、分かった」
「先輩、今年の夏休みはあまりお出かけになられなかったので
今週末ぐらい希望されている海にでもお連れしてあげれば喜ばれるんじゃないですか」
そうお伝えすると
「そ、そうだな。
サンキューな、三条!」
珍しくわたくしの名前を呼び
お礼の言葉まで残して
そそくさと行ってしまわれた道明寺さんの後ろ姿に
“いえ、お役に立ててなによりですわ”
と呟きながら心の中でほくそ笑むと立ち上がる
写真二枚で司の機嫌を急浮上させた桜子
俺達には出来ない芸当で
猛獣を軽くあしらった桜子は司が行ってしまったすぐ後
「それではわたくしもこの辺で」
と席を立ったので
慌てて声を掛ける
「お、おぉ、あっ!桜子!
あの女、どうすんだ?
あのまま放置か?」
そう問いかけた俺に対して足を止め顔だけで振り返り
「それに関しては滋さんがすでに手を打たれておりますわ。
年明けにはアラブの第十二王子様の第三王妃になられると思いますわ」
そう言うとニッコリと微笑んだ
その顔・・
怖ぇって!
「プッ!」
類だけは面白そうに吹き出してやがるが・・
「「・・・・・・・」」
何とも言えない俺と総二郎
桜子の笑顔に黙ってしまった俺達に対して
「それではこれからわたくしは滋さんと水着を買いに行きますので失礼しますわね。
皆さんも週末のご予定は早々にキャンセルなさって下さいね」
最後に聞き捨てならない言葉を残して行ってしまった桜子と
珍しくその桜子に
「俺も行く」
と立ち上がった類
「あら?ご一緒していただけるんですか?」
「ん、俺も水着買いたいし」
「それはご自分のですか?
それとも?」
「そんなの決まってんじゃん」
「フフフッ、ですわね」
「牧野は色が白いから何色を着ても可愛いからね」
悪魔が二人?二匹?
物騒な会話を交わしながら階段を降りて行く
「「・・・・・・・行きたくねぇーー!!」」
同時に重なった俺と総二郎の声が木霊しているカフェ
足元から忍び寄るゾワゾワとした感覚と
訳の分からない疲労感を感じて
すっかり氷が溶けてしまったアイスコーヒーを一口
「不味ぃ・・ハァ〜」
「だな・・ハァ〜」
俺と総二郎のため息だけが響くF4ラウンジ
「「やっぱ行きたくねぇーー!!」」
〜fin〜
最後までお付き合いありがとうございました❣(^^♪

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