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Family 38

こんばんは🌙😃❗

本日も『Family』です🎶


う~ん…なんか纏まりきれてないような…(´д`|||)


でも、つくしちゃんの心情が伝わればいいなぁ~


文才が欲しい…(´д`|||)


それではどうぞ~✴





私信です
☆様
こんばんは🌙😃❗
コメントありがとうございます。😆
お人好し全開のつくしちゃんですが
その優しさに司パパも癒されると思います❗😃💕












パパの執務室のドアの前で立ち止まり一度深呼吸してから少し控え目にノックしてみると
中からすぐに西田さんがドアを開けてくれた


西田さんに続いて一歩中へと入る


当たり前なんだけど本当の執務室よりかなりシンプルって云うより
無機質な感じがする執務室


ここに来るまでだって大変だった

だって…

病室のドアを開けた途端SPさんの背中のドアップで
廊下だけで何人居るの?って具合


みんなビシッとスーツ姿で耳にはイヤホンを指していて

あたしの姿と言えば…

パジャマの上にガウンを羽織って足元は病院のスリッパって有り様


そのギャップに慌ててガウンの前を閉じた

“つくし様!どちらへ?”


なんて…


思わず”すいません”って謝っちゃったじゃない!

彼の所に行きたいだけなんですけど…

伝えると何やらイヤホンマイクで連絡を取り合うSPさん達


SPさんが開けてくれたエレベーターに恐縮しながら乗り込むと
あたしを取り囲むように3人のSPさんが乗り込んで来て

たった一つ下の階に行くだけでこの警備いる?


エレベーターを下りてからも
待ち構えていた別のSPさんに


お足元にご注意下さい。

ご案内致します。


だなんて案内されちゃって

大袈裟過ぎる警備にため息も出ない


パパの過保護っぷりが数ランクアップしちゃったのね…

これから先が思いやられる





西田のデスクの内線が鳴って
つくしが執務室に来たがっていると連絡が入った後、すぐにドアをノックする音が聞こえ
西田の後ろからつくしが姿を現した


手にしていた書類を置きつくしをソファーへと座らせ
西田に出て行くよう目線だけで指示し
俺もつくしの隣に腰を下ろした

「どうした?寂しくなったのか?」


少し硬い表情のつくしが気になり
わざと軽く声を掛けた


「う…ん…そういう訳じゃないんだけど…
ちょっと話したい事があったから…ごめんね、忙しいのに」


「いいや、大丈夫だ!
なんだ?話したい事って?」


「うん…あのね…彼女のことなんだけど…」


「彼女?」


「うん、藤城麗奈さんの事…」


ゆっくりと話し始めたつくしの言葉に
つくしに向けた視線が鋭い物に変わっていくのが分かる

が…


ある意味、つくしの話した事は俺の中では想定内だった

自分の痛みは二の次で他人の痛みは敏感に感じ取り
それに心を痛めるこいつだから
あの女の事を気に掛けるだろうとは思ってはいたが


自分を襲ってきた相手に対して
これ以上、傷つけるような事はしないでくれだと!?

お人好しにもほどがあるぞ!



「そんなに怒んないでよ!」


「別にお前に怒ってるわけじゃねぇーだろ!」


「分かってるけど…
でもね…パパは因果応報って言葉知ってる?」







因果応報って言葉知ってる?と聞いた途端
パパの瞳が一段と細くなった…


でもここでこの視線に負けちゃダメだから
頑張って想いを伝える為に言葉を繋げる



「パパが怒ってるのは分かってるし、あたしも怒ってる。
だけどね…あたしは怒りに支配されて仕返しするみたいに誰かを傷つけたくないの。
人に向けた刃は絶対にいつか自分に返ってくると思ってるし…
何より子供達の事が心配なの…彼女の事は許せないけど…
だからって負の感情に飲み込まれるのは嫌!
パパにもそんな所にいて欲しくないの!」


許すとか見逃すとかじゃなくて

負けたくない

この先だって何が起こるか分からないけど

誰も何もあたし達家族を壊す事なんて出来ない

これだけは断言出来る!







つくしの言いたい事は俺だって理解出来る


だけど譲れない物もある


「大丈夫だ!お前の気持ちは分かってるから心配すんな!」

決して誤魔化そうとしたわけじゃないが

手を緩めるつもりもない

この話はこれで終わりだとの意思表示も込めて

少し強い口調でまだ何か言いたげなつくしを遮った


「分かってない!」


強い瞳

一歩も引かないとでも言いたげな


キッと挑みかかるよな意志の強い眼差し


「分かってるてんだろ!?」


「分かってない!パパは何にも分かってない!」


次第に大きくなる互いの声


なんでこんな事でこいつとケンカしなきゃなんねぇーんだよ!?


「俺はお前と喧嘩する気はねぇーけど
これに関しては譲る気もねぇーぞ!」


「あたしも同じ!だけど本気で藤城さんに怒ってるパパを止められるとも思ってない…
でもね…彼女に対して何かをする前に健や翼の事を思い出して欲しいの…
健や翼だけじゃなくこれから生まれてくるこの子達の事も思い出して欲しいの…
それと同時に彼女のお腹にいる赤ちゃんの事も思い出してあげて欲しいの!
赤ちゃんに彼女の罪は関係ないから!」


「手加減しろってか?!」

「違うよ!何もすんなって言ってんの!
あたしは彼女の事を知ってるの!
彼女のパパへの気持ちの始まりはあたしと同じなの!」


「お前、何の話ししてんだ?」


「あたしね…NYの大学で短期留学してた彼女と話してたのを…思い出したの…
いきなり話し掛けられてびっくりしたんだけど…
来たばっかりでまだ友人もいなくて寂しいって言ってた…
その彼女と話してる時にパパを見かけて…彼女…名前も知らないパパに恋したの!
だから…彼女はパパが道明寺だからとかに関係なくパパに恋した数少ない女の人だから…」


「何処がお前と一緒なんだよ?
それに俺の事、知らなかったって話しマジで信じてんのか?!」


「少なくともあたしは信じてるの!甘いって言われても信じたいの!
だから…お願い!この先、彼女が赤ちゃんと一緒に生きていけるだけの余地を残しておいてあげて欲しいの!」


さっきまで俺に挑み掛かるような視線を向けていた大きな瞳に
今にも零れ落ちそうな涙を溜めて
必死で訴えてくるつくし

ハァ~

俺はこの涙に弱ぇーんだよ!


「ハァ~、分かったよ!
お前が悲しむような事はしない!」

大袈裟なため息を溢しながら
横に座るつくしを抱き寄せる


許すわけじゃねぇ


見逃すわけでもねぇ


藤城一族に関しては容赦しねぇ


馬鹿な娘を野放しにした落とし前はきっちりつけてもらう

だかあの女に関しては司法の手に委ねてやるよ!


だけどな…この先


一度でも俺の前に姿を現したら

その時は容赦しねぇからな!












応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 4

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2018/07/25 (Wed) 20:15 | EDIT | REPLY |   

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2018/07/26 (Thu) 20:24 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

悠○様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆

伝わってますかね?ムフフ♥
愛の力で!大丈夫じゃないかと思っていますが💕
やっぱりちょっと心配ですね…(笑)

2018/07/26 (Thu) 21:25 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

こ○ぎ様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆

いいですねぇ~✴
司君をワタワタさせちゃいます?
板挟みになって泣いちゃわないかしら…(笑)
すっごく不機嫌になったつくしちゃんにどんなお仕置きしてもらいましょう?
ムフフ♥楽しいですね♪
ビバ!鬼!です💕(笑)

2018/07/26 (Thu) 21:36 | EDIT | REPLY |   

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