園ちゃんシリーズ 2008年クリスマスVer 5
園ちゃんシリーズ2008年クリスマスVerの第5話です。
それではどうぞ🎶
「あのねママ、私、今お付き合いしてる人がいるの」
「あら?やっと紹介してくれる気になったのね!」
「へっ?!ママ、知ってたの?!」
「もちろん!最近、 園ちゃん綺麗になったしお休みの日にはお洒落して出掛けてるんだ もの!
ママだって園ちゃんにも大切な人が出来たんだって分かるわよ!
それにママだけじゃなくてパパ以外はみんな気がついてるわよ!」
パパは知らないのね・・・
ちょっとホッとしたような・・・
でも他のみんなにはバレバレだったなんて・・・
別に隠してたわけじゃないんだけど
なんかちょっと複雑な乙女心です
「パパ以外はみんな知ってたんだね・・・」
「クスッ・・・園ちゃん分かりやすいんだもの!可愛い!」
いえいえ・・・ママも歳のわりには十分可愛いわよ・・・
ママ達にバレバレだった事にちょっと拍子抜けしちゃった
「ねぇ園ちゃん、いつママに紹介してくれるの?」
「えっ・・・あの・・・えっとね・・・」
「もう!園ちゃんたら!
出し惜しみしちゃって!そんなにいい男なの?!」
出し惜しみしてるわけじゃないんだけど・・・
「じゃあどんな人なのかだけでもママにこっそり教えて!
みんなには内緒にしとくから!」
いや・・・そんなんじゃないんだけど・・・
なんだか上手く説明出来ないんだけど
最後のみんなには内緒にしとくからっていうのは絶対嘘でしょ!
「別に隠してたわけじゃないんだけどね・・・
彼は大学の一つ先輩でお父さんは会社を経営されてるんだけど・・ ・
うちみたいに大きな会社じゃなくて普通の家庭なの・・・」
「あら?!彼のお父様のお仕事なんて気にしてたの?」
「う~ん・・・特にそういうんじゃないんだけど・・・
釣り合わないとか・・・言われるんじゃないかなって・・・」
「バカね!そんな事誰も気にしないわよ!
ママの実家は超貧乏だったのよ!
もしそんな事を気にするんだったらパパとママは結婚なんてしてな いわよ」
「分かってるんだけど・・・やっぱりパパとママって特別でしょ・ ・・?」
「そんな事ないわよ! そりゃ周りを見渡せばいろいろ問題のあるメンバーばっかりだけど
みんなね自分が苦労した分、 子供には悲しい思いをさせたくないって思ってるのよ。
だから絶対に釣り合わないなんて言ったりしないわよ!」
「ほんと?」
「ええ、本当よ!」
「ありがとう、ママ!」
ママの言葉が嬉しくて思わずはなちゃん越しに抱きついた
「あのね・・・ 彼にクリスマスイブは二人で過ごしたいって言われてるの・・・」
抱きついたまま小さな声でママに告げた
「キャー!園ちゃん!クリスマスに彼とお泊り?!」
ママ・・・声が大きいです・・・
「園ちゃんはなんてお返事したの?
もちろんOKしたわよね?!」
「う、うん・・・OKはしたんだけど・・・怒らないの?」
「どうして怒るの?」
「だって・・・ 娘がクリスマスイブに彼と二人だけで過ごしたいなんて言ったら
普通は怒るんじゃないの?」
「そうなの?じゃあ怒った方がいいのかしら?」
「そ、そんな無理に怒らなくてもいいと思うけど・・・」
「大変!のんびりしてられないわ!」
私の話しは聞いてないのね・・・
「な、何が大変なの?」
「だって素敵なクリスマスにするために計画練らなくちゃ!
もう彼と何処に行くか決めてるの?」
ママが練らなくてもいいんだけど・・・
「ううん・・・まだ特に何も話してないけど・・・」
「そんなダメよ!
クリスマスまで後一週間しかないんだから急がないと!!」
「そ、そんなのは彼が決めて・・・」
「まずはドレス作らなきゃね!それに美容院とエステも予約して!
いやん!急に忙しくなってきたわ!ママ頑張るからね!」
ママは頑張らないで~!
「マ、ママ? 頑張ってくれるのは嬉しいんだけどドレスは必要ないし・・・
当日の予定は彼に任せてあるから・・・」
「あら?ドレスはいらないの?」
「い、いらない!それよりも・・・パパどうしよう?
ちゃんと言った方がいいよね?」
「あ!パパね・・・パパがいたのね・・・」
忘れてたのね・・・
「けどパパの事なら大丈夫よ! なんとかなるからパパの事はママに任せておいて!
園ちゃんは安心して彼の事だけに集中してていいのよ」
安心なんて出来ないよ~!
「マ、ママ!あのね・・・ママが応援してくれるのは
すっごく嬉しいし心強いんだけど・・・」
「ママも園ちゃんが幸せそうで嬉しいわ!」
ママは最後まで言わせてくれなかった・・・
また勝手に暴走し始めちゃったママは
バッグから携帯を取り出すと誰かに電話をかけ始めた
「もしもし、滋さん?
園ちゃんの一大事なの!すぐにお屋敷に来て!」
ゲッ!!
ママ~~!!
止めて~~!!
ママ一人でも大変なのに滋おばちゃんまで・・・
あっ!滋おばちゃんだけじゃすまないか・・・
だってママからの電話を切ったすぐ後、
滋おばちゃんは絶対に桜子おばちゃんにも連絡してるもの~!
私はほんのちょっとクリスマスイブに彼と過ごしたいだけなのよ・ ・・
なのにどんどん話しが違う方へ違う方へ行っちゃってるじゃない! !
あ~やっぱりママに相談したのは間違いだったのかな?
「あのねママ?」
「ねぇ、園ちゃん? 彼へのクリスマスのプレゼントはもう用意したの?」
ダメだ・・・
もうママは私の話しなんて全く聞こえてない・・・
「ま、まだ・・・なんだけど・・・
考えてはいるんだけど何がいいのか分からなくて・・・」
「あら?それじゃあプレゼントも選ばないとね!」
"まだまだいろいろ決める事が残ってるわね!"
なんて・・・
すっかり暴走しちゃてるじゃない・・・
「マ、ママ?プレゼントは自分で選ぶから!」
「あら?そう?残念だわ・・
ママも選びたかったのに!」
何が残念なのよ~!
頬を膨らませて可愛く言ったってダメだからね!
お屋敷までの帰り道
車内ではずっとこんな調子で暴走しまくりだったママ
だけどママなんてまだ序の口で
お屋敷に帰りついて30分もしないうちに駆けつけてきた
滋おばちゃんと桜子おばちゃんはもっと凄かった・・・

応援ありがとうございます。♪
それではどうぞ🎶
「あのねママ、私、今お付き合いしてる人がいるの」
「あら?やっと紹介してくれる気になったのね!」
「へっ?!ママ、知ってたの?!」
「もちろん!最近、 園ちゃん綺麗になったしお休みの日にはお洒落して出掛けてるんだ もの!
ママだって園ちゃんにも大切な人が出来たんだって分かるわよ!
それにママだけじゃなくてパパ以外はみんな気がついてるわよ!」
パパは知らないのね・・・
ちょっとホッとしたような・・・
でも他のみんなにはバレバレだったなんて・・・
別に隠してたわけじゃないんだけど
なんかちょっと複雑な乙女心です
「パパ以外はみんな知ってたんだね・・・」
「クスッ・・・園ちゃん分かりやすいんだもの!可愛い!」
いえいえ・・・ママも歳のわりには十分可愛いわよ・・・
ママ達にバレバレだった事にちょっと拍子抜けしちゃった
「ねぇ園ちゃん、いつママに紹介してくれるの?」
「えっ・・・あの・・・えっとね・・・」
「もう!園ちゃんたら!
出し惜しみしちゃって!そんなにいい男なの?!」
出し惜しみしてるわけじゃないんだけど・・・
「じゃあどんな人なのかだけでもママにこっそり教えて!
みんなには内緒にしとくから!」
いや・・・そんなんじゃないんだけど・・・
なんだか上手く説明出来ないんだけど
最後のみんなには内緒にしとくからっていうのは絶対嘘でしょ!
「別に隠してたわけじゃないんだけどね・・・
彼は大学の一つ先輩でお父さんは会社を経営されてるんだけど・・ ・
うちみたいに大きな会社じゃなくて普通の家庭なの・・・」
「あら?!彼のお父様のお仕事なんて気にしてたの?」
「う~ん・・・特にそういうんじゃないんだけど・・・
釣り合わないとか・・・言われるんじゃないかなって・・・」
「バカね!そんな事誰も気にしないわよ!
ママの実家は超貧乏だったのよ!
もしそんな事を気にするんだったらパパとママは結婚なんてしてな いわよ」
「分かってるんだけど・・・やっぱりパパとママって特別でしょ・ ・・?」
「そんな事ないわよ! そりゃ周りを見渡せばいろいろ問題のあるメンバーばっかりだけど
みんなね自分が苦労した分、 子供には悲しい思いをさせたくないって思ってるのよ。
だから絶対に釣り合わないなんて言ったりしないわよ!」
「ほんと?」
「ええ、本当よ!」
「ありがとう、ママ!」
ママの言葉が嬉しくて思わずはなちゃん越しに抱きついた
「あのね・・・ 彼にクリスマスイブは二人で過ごしたいって言われてるの・・・」
抱きついたまま小さな声でママに告げた
「キャー!園ちゃん!クリスマスに彼とお泊り?!」
ママ・・・声が大きいです・・・
「園ちゃんはなんてお返事したの?
もちろんOKしたわよね?!」
「う、うん・・・OKはしたんだけど・・・怒らないの?」
「どうして怒るの?」
「だって・・・ 娘がクリスマスイブに彼と二人だけで過ごしたいなんて言ったら
普通は怒るんじゃないの?」
「そうなの?じゃあ怒った方がいいのかしら?」
「そ、そんな無理に怒らなくてもいいと思うけど・・・」
「大変!のんびりしてられないわ!」
私の話しは聞いてないのね・・・
「な、何が大変なの?」
「だって素敵なクリスマスにするために計画練らなくちゃ!
もう彼と何処に行くか決めてるの?」
ママが練らなくてもいいんだけど・・・
「ううん・・・まだ特に何も話してないけど・・・」
「そんなダメよ!
クリスマスまで後一週間しかないんだから急がないと!!」
「そ、そんなのは彼が決めて・・・」
「まずはドレス作らなきゃね!それに美容院とエステも予約して!
いやん!急に忙しくなってきたわ!ママ頑張るからね!」
ママは頑張らないで~!
「マ、ママ? 頑張ってくれるのは嬉しいんだけどドレスは必要ないし・・・
当日の予定は彼に任せてあるから・・・」
「あら?ドレスはいらないの?」
「い、いらない!それよりも・・・パパどうしよう?
ちゃんと言った方がいいよね?」
「あ!パパね・・・パパがいたのね・・・」
忘れてたのね・・・
「けどパパの事なら大丈夫よ! なんとかなるからパパの事はママに任せておいて!
園ちゃんは安心して彼の事だけに集中してていいのよ」
安心なんて出来ないよ~!
「マ、ママ!あのね・・・ママが応援してくれるのは
すっごく嬉しいし心強いんだけど・・・」
「ママも園ちゃんが幸せそうで嬉しいわ!」
ママは最後まで言わせてくれなかった・・・
また勝手に暴走し始めちゃったママは
バッグから携帯を取り出すと誰かに電話をかけ始めた
「もしもし、滋さん?
園ちゃんの一大事なの!すぐにお屋敷に来て!」
ゲッ!!
ママ~~!!
止めて~~!!
ママ一人でも大変なのに滋おばちゃんまで・・・
あっ!滋おばちゃんだけじゃすまないか・・・
だってママからの電話を切ったすぐ後、
滋おばちゃんは絶対に桜子おばちゃんにも連絡してるもの~!
私はほんのちょっとクリスマスイブに彼と過ごしたいだけなのよ・ ・・
なのにどんどん話しが違う方へ違う方へ行っちゃってるじゃない! !
あ~やっぱりママに相談したのは間違いだったのかな?
「あのねママ?」
「ねぇ、園ちゃん? 彼へのクリスマスのプレゼントはもう用意したの?」
ダメだ・・・
もうママは私の話しなんて全く聞こえてない・・・
「ま、まだ・・・なんだけど・・・
考えてはいるんだけど何がいいのか分からなくて・・・」
「あら?それじゃあプレゼントも選ばないとね!」
"まだまだいろいろ決める事が残ってるわね!"
なんて・・・
すっかり暴走しちゃてるじゃない・・・
「マ、ママ?プレゼントは自分で選ぶから!」
「あら?そう?残念だわ・・
ママも選びたかったのに!」
何が残念なのよ~!
頬を膨らませて可愛く言ったってダメだからね!
お屋敷までの帰り道
車内ではずっとこんな調子で暴走しまくりだったママ
だけどママなんてまだ序の口で
お屋敷に帰りついて30分もしないうちに駆けつけてきた
滋おばちゃんと桜子おばちゃんはもっと凄かった・・・

応援ありがとうございます。♪
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