fc2ブログ

Oh~! 1

こんばんは😃🌃

本日は新しいお話しです🎶
予定では中編ぐらい(4~5話程度)になると思いますが
あくまでも予定なので未定です!(笑)
タイトルは『Oh~!』です。←適当なタイトルです…(´д`|||)
わたくし…お話しのタイトルを決めるのが物凄~く苦手なんです❗(涙)
結局、タイトルが思い付かず仮で付けていた物をそのまま使っております。

『Family』は取り敢えず一段落?したかしら?
『二度目』はつくしちゃんNYへ行く!編?
共に続きを妄想しておりますので少しお待ち下さいませ。\(^-^)/


それではどうぞ~✴




私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
ムフフ♥バレちゃってますね!(笑)
手を焼いております❗💕どうしましょう?(笑)











oh~!1

クリスマスイルミネーション輝く東京の街

私、牧野つくしは現在25歳
美作商事で専務をしている美作さんの秘書をしていて
道明寺とは高等部から足掛け8年の付き合いになる

何故、私が美作さんの秘書なんてやってるかって?

NYの大学を卒業後すぐに帰国した道明寺
直ぐに結婚しろ!就職するなら道明寺以外許さない道明寺と
まだ大学生で卒業後は道明寺、美作、花沢、大河原以外で一度は社会人として働きたいと希望を持っていた私

話し合いは何処までも平行線で
私達の喧嘩に首を突っ込み?巻き込まれ?て
いい加減ウンザリしていた美作さんが

『牧野!卒業後は俺の元で秘書として働け!
それなら将来、司と結婚しても役に立つだろ!それが嫌ならさっさと火星にでも移住しろ!』

の一言であっさり決定してしまった

そんな横暴な!って抗議したけれど
珍しく美作さんが本気で怒っちゃってて
口出し出来る雰囲気じゃなくて…

それ以来、美作さんの元で秘書として働いている

秘書歴も早4年
最近では仕事に慣れ楽しさも感じ始めこの道を示してくれた美作さんに感謝しているんだけど
私のそんな気持ちを敏感に感じ取っている道明寺は
最近では顔を合わせる度に早く結婚しろ!と五月蝿い


なんとなくだけど高等部の頃からは考えられないくらい
仕事も私生活も充実した日々を送っている私は今日、2週間の海外出張から戻ったばかり

美作さんに同行してタイにマレーシア、シンガポールを周り
最後に香港で行われたシンポジウムに出席して帰国

帰国後は美作さんを自宅へと送り届けた後、私は一度オフィスへと寄り
出張中に貯まっていた仕事を片付け
オフィスを出たのが午後11時過ぎ


こんな時間だから道明寺にはタクシーで帰るとだけメールして
帰宅したのが午後11時半を少し過ぎていた

今の自宅は大学を卒業後に移り住んだ会社に程近いマンション

通勤時間は地下鉄で約20分程
駅から徒歩5分

都心部に近く交通の便が良いのは勿論だけど
近くには大きな公園がありスーパーも近く環境は抜群
住まいのマンションはファミリータイプで24時間警備員が常駐している
道明寺が管理している15階建てマンションの7階に私の現在の住まいがある

このマンションに決めたのだって
結婚しないなら同棲しろ!と迫る道明寺と
今まで住んでいたボロアパートでいいと言う私の折衷案



部屋の間取りは2LDK
家賃はこの辺りの相場からすれば格安

贅沢すぎるぐらいなんだけど
今となっては、道明寺が時間に関係無く押し掛けてくるから良かったのかもなんて思っている

その部屋に2週間ぶりの帰宅

肩に掛けていたバッグから鍵を取り出しドアを開けた

玄関に入って靴を脱ぎかけた所で感じた微かな違和感…

あれ?って感じ

玄関の壁に備え付けられているシューズクローゼットの左側の扉が少しだけ浮いている

出掛ける時にちゃんと締めたはずなのに…なんて思いながらも
2週間も前の事だけに記憶は曖昧

おかしいなぁ~って思いながらも
クローゼットの扉を軽く押して
そのまま室内へ

廊下からリビングに入り左手で明かりを付けた

パッと明るくなったダイニングから続くリビングは特に変化無し

とりあえずダイニングテーブルの上に肩に掛けていたバッグを置き
コートとジャケットを椅子の背凭れに掛けた

2週間も人気の無かった室内はキンキンに冷えきっていて

私は室内の温度を上げる為にリビングのソファーの前に置かれている
ローテーブルの上に置いてあったエアコンのリモコンを手に取ったところで
その手が止まった

ソファーの横に置かれているローボードの引き出しが2段共少し引き出されている

流石になんだかおかしい!

大した物は入っていない引き出しだけど
出掛ける前に開いていたら流石に気付いたはず

そう思った瞬間、私はまだ入っていなかったベッドルームのドアを開けた

中はってね…

この部屋だけ竜巻が通過したみたいに何もかもがぐちゃぐちゃで

あらゆる引き出しが開けられていて
中の物が散乱している

空き巣だ!

慌てて携帯をバッグから取りだし
110番にダイヤルする

『はい、警察です。事故ですか?事件ですか?』

の問いかけに

「えー…あの…」

なんて上手く言葉が繋げない私に
応対の警察官はゆっくりと言葉を繋げてくる

『落ち着いてください。ゆっくりで大丈夫ですよ。どうされましたか?』

と聞かれてやっと空き巣に入られた事を伝えられた

名前と住所を告げるとすぐに警察官を向かわせますから安心して下さいと言われ
今、一人かと聞かれたのでそうだと答えると
もしかしたらまだ犯人が室内に居るかもしれないので部屋から出て
警察官の到着を待って下さいと告げられた

慌てて部屋から出てマンションの下で警察官の到着を待っている間にも
電話は繋がったままで応対してくれている警察官の落ち着いた声に少しだけ冷静さを取り戻していた

5分程で最寄りの交番から2人のお巡りさんが到着し
バッジを見せながら林と前田と名乗った


「通報いただいた牧野つくしさんですか?」

「はい。」

「部屋を確認させていただきますので少し廊下でお待ち下さい。」

すぐに出て来たお巡りさんは

「2つのお部屋がかなりやられてますね。
今から所轄署に連絡して盗犯係に来てもらいますので
少しここで待っていて下さい。」

「分かりました。」

とは答えたものの慌ててたからジャケットもコートも置いたまんまだから寒い

だけど、あの部屋に入るのはなんだかちょっと腰が引ける

寒いなぁ~なんて思いながらも待つこと30分?
実際はそんなにも経ってないと思うんだけど

ゾロゾロと予想していた以上の人数の警察官が到着して
部屋の中を調べている

私には女性の刑事さんが付いてくれていて
色々と気を使ってくれている
部屋から無くなっている物を確認して下さいと言われた


室内に促され踏み入れたベッドルームと書斎として使っている部屋

どちらも思いっきり荒らされていて

「無くなっている物を教えて下さい。」

なんて言われて困る…

自分の部屋だから何があったのかは分かっているけれど
ここに置いてあった物のほとんどが道明寺やF3に滋さんに桜子
それに椿お姉さんがクリスマスやら誕生日やら出張のお土産やらでプレゼントしてくれた物ばかりだから
私の説明といえば

『黒の革でコレぐらいの大きさでこんなロゴが付いてるバッグ』だとか
『ベージュのヌバックでイタリア製のヒール』だとか
『◯◯ブランドの花柄のワンピース』だとか
『赤い革ベルトの時計』だとか

ボンヤリとした説明しか出来ない

桜子だったらもっとちゃんと説明出来るんだろうけどなぁ~なんて考えていた


以前の私なら高価な物は受け取らなかったけれど
最近では考えを少し変えていた
美作さんの秘書として仕事をする上でキチンとした格好する事も大切なんだと気付いたから
華美ではなく実用的で普段使いも出来る物だけをマンションに置いていて
その他のあのバカデカイ婚約指輪なんかは道明寺のお屋敷に保管してもらっている

お屋敷にある大量のブランド品
洋服にドレス、バッグに靴にアクセサリー類…その他エトセトラ

無くなっていた物はその一部で、
この部屋に置いてあったブランド品に
書斎に置いてあったパソコンと周辺機器
それに、ここに泊まっていく事もある道明寺がお気に入りのブランドの洋服

私が自分で買ったノーブランドの既製品は手付かずのまま残していた

なんかちょっとムカつく!


とりあえず覚えている限りの物を申告し
身元を証明する物としてパスポートと社員証を提示した

室内ではまだ沢山の警察官が忙しそうに作業をしている

なんだか疲れた…
出張から戻ったら空き巣に入られていて
時計を見たらもう日付を超えちゃってて

ほんとなら今頃はトランクの荷物を解いて
お風呂に入ってさっぱりしてビールを飲んで
明日も朝から忙しいから2週間ぶりの自宅のベッドへダイブ!って予定でのだったのに~

疲れてるのに!

疲れてるのに…なのにね

この夜の本番はこれからだったのよね…


「他に無くなっている物はありませんか?
念のためこの中も確認いただけますか?」

そう言って示されたのはクローゼットの足元に置かれている小さな金庫

金庫ってほど大袈裟なものじゃないんだけど
一応、暗証番号と鍵がなければ開かない二重ロック式の貴重品入れ

この中に入っているのは道明寺がNYへ行った時に渡されていた
預金通帳と何でも買えちゃう黒いカード

簡単に引き出しに入れておくだけってのが怖くて
だからと言って持ち歩くのも怖いから
社会人になって初めてのお給料でこの金庫を買った


初任給の使い道が金庫だなんてきっと私ぐらいじゃない?なんて
思いながらもやっと少し安心出来てそのまま…

滅多に開くことのない金庫

暗証番号もうろ覚え…

えーっと…なんてちょっと考えながら扉を解錠して
中の物を取り出してみる

中に入っている物は大学に進学した時に道明寺が俺が働いてかせいだ金だからお前の自由に使え!と
送ってきた通帳とキャッシュカード
それに要らない!って何度も言ってるのに
その度にお前のんだから好きに使えと置いていく何でも買えちゃう黒いカードが数枚と
パーティーの時ぐらいしか使い道のない宝石類が数点

自分でも開けるのに苦労する金庫だから
簡単には開けられないとは思っていたけど
中の物が無事で少しホッとする

中の物を確認しながら隣にいた女性の刑事さんが息を飲むのが分かった


そりゃそうよね…

私だって自分で入れたんだけど
未だに手に取るとドキドキしちゃうもの

それらがちゃんとある事を確認して扉を閉めた後
男性の刑事さんが

「部屋の調べがまだ掛かりそうなのでこちらでは落ち着かないでしょうし、
詳しい書類を作成したいので我々と一緒に署の方までご足労願えますでしょうか?」

と告げてきた

言葉は丁寧なんだけどね

なんか有無を言わせない感じの男性刑事さんに少し嫌な感じがしたのと
とにかく疲れていたのとで

「日を改めてじゃダメですか?」

と返したけれど

女性の刑事さんに

「時間はそれほど掛かりませんし、
ここだと落ち着かなくないですか?」

なんて重ねてこられて渋々、警察署に向かう為にパトカーへと乗り込んだ


パトカーの中でパトカーに乗ったのって2回目だわ…
1回目はあ~思い出したくもない!高等部の頃の思い出…

あ~疲れてるのに!
真夜中なのに!
嫌な事思い出しちゃったじゃない!


警察署に着いて案内されたのは正面玄関から入って左側にある盗犯係

真夜中だけど結構な数の人間が働いている

沢山のデスクが置かれている部屋の端っこに置かれていた
応接セットへと促された


ソファーに腰を下ろしてやっと一息


ホッと一息つきたいところなんだけどね
すぐに目の前のソファーに座った刑事さんが二人

手には数枚の書類を持っていて
それを見ながら刑事さんが発した言葉に唖然とする


「え~牧野つくしさん…
本当に牧野つくしさんで間違いはないですよね?」


刑事さんの言っている言葉が瞬時に理解出来ない


「…は、はい、そうですが…
何か問題でも?」

「いや…貴方が牧野つくしさんだって事を疑っているわけじゃないんですがね…
何故か貴方の身元確認が取れないんですよ。」


身元確認?

私、被害者なんだけど…


それにさっき女の刑事さんにはパスポートに社員証まで提示してある

目の前の男の刑事さんは
やたらと疑っているわけじゃないんですがね…を繰り返しているけど

絶対に疑ってる!

冗談じゃないわよ!?

「大変申し訳ないのですがどなたか身元を保証出来る方に連絡を取っていただく事は何も出来ませんか?」


こんな時間に?

身元を保証って…

こんな真夜中にここまで来てもらうだなんて!

無理に決まってるでしょ?!


そう思って

無理です!朝になってからじゃダメなんですか?

って返すんだけど

刑事さんの答えが

『早くお帰りになりたいでしょ?』

なんて返されて…

そりゃ早く帰りたいって言うかもうどこでもいいから横になりたい!
ってぐらい疲れてるのに!

こんな時はさっさと道明寺に連絡すればいいんだろうけどね

さっき掛かってきた電話でこれからNYとのオンライン会議だって
言ってたからきっと今頃は会議の真っ最中のはず

仕事の邪魔はしたくないし

パパとママは地方だし

進は半年間の海外研修中で日本には居ないし

後はこんな非常識な時間に電話出来るような人なんて思い付かない


それに!身元確認が出来ないって何よ!

そんなの私には関係ないでしょ?!


なんて思うんだけど刑事さん達も自分の仕事をしているだけだとも
思うので強くも出られない

どうしよう?

返す言葉が見つからず
無言で俯いていた私に
目の前の刑事さんが畳み掛けてくる


「いや~困りましたね。」

全然、困ってる風に見えない!

「とにかく牧野さんの身元確認が出来ないんですよ。」

「はぁ?…で、でもさっきそちらの刑事にパスポートと社員証を提示しましたよね?」

目の前のもう一人の女の刑事さんに確認を取るようにゆっくりと視線を合わせると

女の刑事さんは

「はい、見せていただきました。」

と返しただけ

それ以上は私の仕事じゃありません!って雰囲気


何度も何度も

身元確認がぁ~って連呼されて
いい加減ウンザリ


「あの…私は被害者ですよね?
私はここに被害届を出す為に居るんですよね?」


「ええ、そうなんですがね。
身元の確認が取れないのと、
被害状況と被害品に…それに金庫に入っていた物がですね…
美作商事の秘書さんって言うのはブラックカードを何枚も所持出来る程高給なのかと思いましてね。」


唖然としてしまう!

もちろん!美作商事の秘書がそんなに高給取りなわけない!

そりゃ一般の事務職よりは多少は多いわよ

時間は不規則だし残業だって多い
上司に付き添って出張だって行くから
その分の手当ては付くけれど
それだけで他のOLさんと大差ないはず

むしろ仕事量に比べたら安い方だと思う

何度も要らない!って言ってるのに!

やっぱり、あいつのせいだ!


こんな理不尽な疑われ方してるのはあいつのせいだ!

そう思ったら

なんだかすっごくムカついてきた!


「そちらの言い分は分かりましたけど、そんな事で疑われるのは心外です!」

「それは分かっているんですけどね、とにかく牧野さんの身元の確認が出来ない事にはね。困りましたね。」

なんて…

困ってるのはこっちよ!


「我々もあらゆる方法で牧野さんの身元を照会しているんですがね…」


あらゆる方法で…


そう言われて私は

「それじゃこれではどうですか?」


そう言って脇に置いていたバッグから財布を取り出して
その中に入れていた運転免許証と保険証を取り出した

これでどうよ!?って出した免許証と保険証だったのに

刑事さんはそれらをチラリと一瞥しただけで

「免許証もお持ちだったんですね?
おかしいですね、警視庁の免許の照会データには牧野さんのデータが無いんですがね?」


はぁ?

「それにですね、牧野さんがお住まいのお部屋の防犯登録書には全くの別人のお住まいだって
登録されているんですが?どうしましょう?困りましたね。」

免許証の登録が無い?

防犯登録が別人?

なにそれ?


刑事さんの言葉が上手く理解出来なくて黙ってしまった私


何が起こってるの?











応援ありがとうございます。
スポンサーサイト



kirakira
Posted bykirakira

Comments 5

There are no comments yet.

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/08/10 (Fri) 20:14 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018/08/11 (Sat) 08:30 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

悠○様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m

司君は色々とつくしちゃんに内緒にしている事があるようです!
空き巣さんも入るとこ間違えたかも?!(笑)

2018/08/12 (Sun) 18:34 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

ゆ○○○う様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m

つくしちゃん災難だったんですけど…(´д`|||)
それ以上の災難がこれから降りかかるようです❗(笑)
でも…原因は司君?( ; ゜Д゜)かもです❗(笑)

2018/08/12 (Sun) 18:41 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2022/04/22 (Fri) 06:03 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply