Oh~! 3
こんにちは。
本日も『Oh~!』です🎶
あの方達が…💕
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そうなんです❕連絡が行っちゃうんです!( ; ゜Д゜)
怖いですよね…(´д`|||)
司君の規格外の愛なんです❗(笑)
警察署に向かう道中でも西田の携帯に刻々と情報が入ってくる
マンションに置いてきた迫田からの情報によると
部屋の玄関ドアにはピッキングなどカギ以外の方法で無理やりこじ開けたような形跡は無く
窓にも焼き破りなどによる破損箇所は見当たらず
侵入経路は玄関ドアから合鍵などを使って侵入したと思われること
あいつが帰宅した時には施錠されていたようなので間違いないだろうと報告してきた
盗難にあった物に関しては、ほぼあいつが申告したとおりのようで
所謂、金目の物…
換金性の高いブランド物ばかりが盗難にあっている事や
予めあいつの部屋の何処に何があるのか分かった上での侵入だろうと迫田は報告してきた
「西田!最近、あいつの部屋に入った奴全員調べろ!」
「それにつきましては日頃から防犯上、牧野様のお部屋を訪問された人物は全て把握しておりますが、
24時間警備員が常駐しているマンションで居住者のほとんどがファミリー層ですので
怪しい人物が出入りしていればかなり目立つはずですが、
今のところそのような人物についての報告は上がってきておりません。
ですが、唯一イレギュラーな訪問と云えば出張にご出発前に中学時代のご友人達と
ご自宅で鍋パーティーをされた事ぐらいです。」
「その鍋パーティーに来た奴らの身元の確認は出来てんだろーな!?」
「はい、4人とも牧野様の中学校時代のご学友で全て女性でございます。
その内のお一人は松岡様でしたので特に問題は無いと判断いたしましたが。
私の判断ミスだったかもしれません。申し訳ございません。」
リムジンの中でそう答えて頭を下げた西田
盗難にあった物や金が問題なんじゃない!
常日頃からあいつの身辺には気を使っている
俺達と関わりがある以上、何処でどんな奴に目を付けられるか分からないし
何より一番の問題はあいつのあのバカが付くほどお人好しの性格だ!
良くも悪くもあいつは人を惹き付ける
それも無意識にだ!
あいつはそんな自覚が無いからいつも俺に束縛するな!とか監視するな!とか五月蝿い
クソッ!やっぱSP付けとくんだった
SPなんて付けたら別れるとか俺様を脅しやがるから
譲歩してやっていたけれど
今日から24時間ぴったりとSP付きだ!
「西田!今日からあいつにSP付けろ!それから俺の不動産から適当に部屋を見繕え!
今夜からそこに住めるように準備しとけ!」
「畏まりました。」
西田がそう答えたのと同時にリムジンが警察署の前に滑り込んだ
***********
ハァ~
私の口から零れ落ちたため息が一つ…
さっきから、何度も説明しているのに平行線
この刑事さん…何がそんなに引っ掛かっているのか分からないんだけど
とにかく疑いが晴れなくて
さっきから何度も声を大にして説明してもダメ
いい加減、頭に来ちゃって
思わず『もう結構です!被害届は出しません!』って
言おうとしていた所にバタバタと廊下を走る足音が聞こえて来て
私にとっては救世主?登場!
「牧野!何処だ?!」
び、びっくりした!
いきなり大声で名前を呼ばれたと思ったら
美作さんと西門さん
いつ見ても超~イケメン二人組が
真夜中なのに…
ラフな普段着なのに…
私は仕事帰りで香港から着たまんまのスーツ姿で
こんな時間だからお化粧だって半分以上剥げ落ちちゃってるし
顔面から疲れた~感が駄々漏れなのに!
ズルい!
そんな事を考えながらも
私の心は二人を見た瞬間、ホッとしたと言うか…
なんとも形容しがたい安心感みたいなのに包まれて
体から力が抜けていくのが分かった
「美作さん!西門さん!」
パーティションで仕切られたソファーから顔だけ出して二人に応えた
大丈夫か?と近付いてきた二人組に私の前に座っていた女の刑事さんの頬がポッと赤くなったのが分かった
「牧野!大丈夫か?!」
ソファーに座る私の元までたどり着いた二人
「あっ…うん!なんとか…
でも、どうして分かったの?こんな真夜中なのに?」
こんな真夜中なのに…
私、誰にも連絡してないのに…
そう思って投げ掛けた疑問だったけど
私を挟むような形で両脇に腰を下ろした二人は
「その説明は後だ。とりあえずこっちと話しをさせろ。」
と私の返事は待たずに目の前に座っていた二人の刑事さんと話し始めてしまった
まず美作さんが名刺を差し出し続いて西門さんも名刺を刑事さんに差し出した
二人の名刺を確認した刑事さんの動きが止まった
そりゃそうよね…
一人はまんま私の上司で美作商事の御曹子で専務の肩書き
もう一人はあの西門流の次期家元で最近ではテレビなんかでもよく見かける若宗匠なんだもの
二人に名刺を貰った刑事さん達の口が面白いくらいにポカ~ンと開いたまま
「牧野?大丈夫か?」
隣りから小声で私を気遣う言葉の西門さん
いつものからかう調子じゃなくて本当に心配してくれているのが
声の調子とそっと背中に添えられている手の温もりから分かる
「う、うん…大丈夫」
何だろう?ここに来て…なんか泣きそうなんだけど…
私…思ってた以上に気を張ってたのかも…
左横に座る美作さんが刑事さんに事情を聞いてるんだけど
刑事さんの態度がさっきまで私に見せていた態度と全然違っていて
なんかちょっとムカつく!
だけど、口は挟まず黙って聞いていた
美作さんは冷静に私が自分の秘書で
昨日、自分と一緒に2週間の海外出張から戻ったばかりだと説明してくれていて
自分達は英徳学園の高等部からの付き合いなので
身元は保証出来ると話してくれている
流石に刑事さんもこの二人に対して身元を疑うなんて事はしていなくって
どうやらやっと私の疑いは晴れた?みたいなんだけどね
なんかムカつかない?!
疲れてるし
どういう経緯なのか分からないんだけど
こんな真夜中に二人にこんな所まで来てもらっちゃって…
美作さんは出張帰りで疲れてるのに
西門さんだって忙しい人なのに!
私…何にムカついてるんだろう?
刑事さん?
う~ん…確かにちょっとムカついてる!
だけど、この刑事さん達は自分の仕事をしているだけだとも思う
じゃあ、犯人?
確かにムカついてる!
ムカついてるけど…
でも、犯人に対してはムカつくより気持ち悪い!怖い!って感情の方が強いかも
とにかくそろそろ午前2時になろうとしている真夜中
色々な感情が渦巻き過ぎててごちゃごちゃな私
とりあえず被害届にサインして一先ず終了?って所で…
私にとっては最悪のラスボス登場?
後になって冷静に考えるとこの夜の本番はこの男が登場してからだったかも…?

応援ありがとうございます。
本日も『Oh~!』です🎶
あの方達が…💕
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そうなんです❕連絡が行っちゃうんです!( ; ゜Д゜)
怖いですよね…(´д`|||)
司君の規格外の愛なんです❗(笑)
警察署に向かう道中でも西田の携帯に刻々と情報が入ってくる
マンションに置いてきた迫田からの情報によると
部屋の玄関ドアにはピッキングなどカギ以外の方法で無理やりこじ開けたような形跡は無く
窓にも焼き破りなどによる破損箇所は見当たらず
侵入経路は玄関ドアから合鍵などを使って侵入したと思われること
あいつが帰宅した時には施錠されていたようなので間違いないだろうと報告してきた
盗難にあった物に関しては、ほぼあいつが申告したとおりのようで
所謂、金目の物…
換金性の高いブランド物ばかりが盗難にあっている事や
予めあいつの部屋の何処に何があるのか分かった上での侵入だろうと迫田は報告してきた
「西田!最近、あいつの部屋に入った奴全員調べろ!」
「それにつきましては日頃から防犯上、牧野様のお部屋を訪問された人物は全て把握しておりますが、
24時間警備員が常駐しているマンションで居住者のほとんどがファミリー層ですので
怪しい人物が出入りしていればかなり目立つはずですが、
今のところそのような人物についての報告は上がってきておりません。
ですが、唯一イレギュラーな訪問と云えば出張にご出発前に中学時代のご友人達と
ご自宅で鍋パーティーをされた事ぐらいです。」
「その鍋パーティーに来た奴らの身元の確認は出来てんだろーな!?」
「はい、4人とも牧野様の中学校時代のご学友で全て女性でございます。
その内のお一人は松岡様でしたので特に問題は無いと判断いたしましたが。
私の判断ミスだったかもしれません。申し訳ございません。」
リムジンの中でそう答えて頭を下げた西田
盗難にあった物や金が問題なんじゃない!
常日頃からあいつの身辺には気を使っている
俺達と関わりがある以上、何処でどんな奴に目を付けられるか分からないし
何より一番の問題はあいつのあのバカが付くほどお人好しの性格だ!
良くも悪くもあいつは人を惹き付ける
それも無意識にだ!
あいつはそんな自覚が無いからいつも俺に束縛するな!とか監視するな!とか五月蝿い
クソッ!やっぱSP付けとくんだった
SPなんて付けたら別れるとか俺様を脅しやがるから
譲歩してやっていたけれど
今日から24時間ぴったりとSP付きだ!
「西田!今日からあいつにSP付けろ!それから俺の不動産から適当に部屋を見繕え!
今夜からそこに住めるように準備しとけ!」
「畏まりました。」
西田がそう答えたのと同時にリムジンが警察署の前に滑り込んだ
***********
ハァ~
私の口から零れ落ちたため息が一つ…
さっきから、何度も説明しているのに平行線
この刑事さん…何がそんなに引っ掛かっているのか分からないんだけど
とにかく疑いが晴れなくて
さっきから何度も声を大にして説明してもダメ
いい加減、頭に来ちゃって
思わず『もう結構です!被害届は出しません!』って
言おうとしていた所にバタバタと廊下を走る足音が聞こえて来て
私にとっては救世主?登場!
「牧野!何処だ?!」
び、びっくりした!
いきなり大声で名前を呼ばれたと思ったら
美作さんと西門さん
いつ見ても超~イケメン二人組が
真夜中なのに…
ラフな普段着なのに…
私は仕事帰りで香港から着たまんまのスーツ姿で
こんな時間だからお化粧だって半分以上剥げ落ちちゃってるし
顔面から疲れた~感が駄々漏れなのに!
ズルい!
そんな事を考えながらも
私の心は二人を見た瞬間、ホッとしたと言うか…
なんとも形容しがたい安心感みたいなのに包まれて
体から力が抜けていくのが分かった
「美作さん!西門さん!」
パーティションで仕切られたソファーから顔だけ出して二人に応えた
大丈夫か?と近付いてきた二人組に私の前に座っていた女の刑事さんの頬がポッと赤くなったのが分かった
「牧野!大丈夫か?!」
ソファーに座る私の元までたどり着いた二人
「あっ…うん!なんとか…
でも、どうして分かったの?こんな真夜中なのに?」
こんな真夜中なのに…
私、誰にも連絡してないのに…
そう思って投げ掛けた疑問だったけど
私を挟むような形で両脇に腰を下ろした二人は
「その説明は後だ。とりあえずこっちと話しをさせろ。」
と私の返事は待たずに目の前に座っていた二人の刑事さんと話し始めてしまった
まず美作さんが名刺を差し出し続いて西門さんも名刺を刑事さんに差し出した
二人の名刺を確認した刑事さんの動きが止まった
そりゃそうよね…
一人はまんま私の上司で美作商事の御曹子で専務の肩書き
もう一人はあの西門流の次期家元で最近ではテレビなんかでもよく見かける若宗匠なんだもの
二人に名刺を貰った刑事さん達の口が面白いくらいにポカ~ンと開いたまま
「牧野?大丈夫か?」
隣りから小声で私を気遣う言葉の西門さん
いつものからかう調子じゃなくて本当に心配してくれているのが
声の調子とそっと背中に添えられている手の温もりから分かる
「う、うん…大丈夫」
何だろう?ここに来て…なんか泣きそうなんだけど…
私…思ってた以上に気を張ってたのかも…
左横に座る美作さんが刑事さんに事情を聞いてるんだけど
刑事さんの態度がさっきまで私に見せていた態度と全然違っていて
なんかちょっとムカつく!
だけど、口は挟まず黙って聞いていた
美作さんは冷静に私が自分の秘書で
昨日、自分と一緒に2週間の海外出張から戻ったばかりだと説明してくれていて
自分達は英徳学園の高等部からの付き合いなので
身元は保証出来ると話してくれている
流石に刑事さんもこの二人に対して身元を疑うなんて事はしていなくって
どうやらやっと私の疑いは晴れた?みたいなんだけどね
なんかムカつかない?!
疲れてるし
どういう経緯なのか分からないんだけど
こんな真夜中に二人にこんな所まで来てもらっちゃって…
美作さんは出張帰りで疲れてるのに
西門さんだって忙しい人なのに!
私…何にムカついてるんだろう?
刑事さん?
う~ん…確かにちょっとムカついてる!
だけど、この刑事さん達は自分の仕事をしているだけだとも思う
じゃあ、犯人?
確かにムカついてる!
ムカついてるけど…
でも、犯人に対してはムカつくより気持ち悪い!怖い!って感情の方が強いかも
とにかくそろそろ午前2時になろうとしている真夜中
色々な感情が渦巻き過ぎててごちゃごちゃな私
とりあえず被害届にサインして一先ず終了?って所で…
私にとっては最悪のラスボス登場?
後になって冷静に考えるとこの夜の本番はこの男が登場してからだったかも…?

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