Oh~! 5
本日も『Oh~!』です🎶
つくしちゃんビックリ!( ; ゜Д゜)
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
まさにKINGでKNIGHTですよね❗💕
素直に?ムフフ♥
ちょっとだけ…❤
真夜中の警察署
空き巣の被害確認をしていたら
突然現れたF4
それぞれが週刊誌やテレビなんかで騒がれちゃってる
超美形の御曹子達だから
知っている人も多いだろう
その4人がなんてことない一人の女を囲み笑いあっている光景に周囲が息を飲んでいる状況
異常事態だと思う
だってね…
色々諸々…
手続きしてくれてた刑事さんだとかをね
道明寺は軽く一瞥?威嚇?
とにかく私を疑っていた刑事さんにチラリと鋭い視線を投げただけで
後は完全無視して
私を縦抱きにしたまま警察署から立ち去ろうとした時に
またバタバタと走る足音が響いてきて
目の前で立ち止まった制服姿のおじさんは
警視総監だと名乗ったんだもの!
びっくりして靴が脱げ落ちちゃった…
カコンと床に音を立てて落ちた私のヒール
道明寺は警視総監さんも私のヒールも無視したまま立ち止まる事なく出口に向かって歩を進める
「あっ!私のヒール!?」
振り返りそう言うと後ろを歩いていた美作さんがヒールを拾い上げてくれた
んだけど…
返してくれる事なく
私のヒールを軽く指先に引っ掛けたまま歩いてくる…
なんかその光景に一気に正気に戻る私
「えっーと…ちょっと!道明寺!自分で歩けるから下ろして!
それに、警視総監って!あの人ほっといていいの?偉い人なんでしょ?!」
「暴れんな!ジッとしてろ!」
いや…だから!警視総監さんだって!
そんな偉い人、完全スルーしちゃって大丈夫なの?!
こんな時間にこんな所に警視総監さんなんて
絶対、あんたに会いにでしょ?
それしかないわよね?
なのに…スルーしちゃって…
「ねぇ!道明寺ってば!」
「うるせぇーな!耳元で叫ぶな!
後の事は西田に任せとけ!」
そう言うと警察署前にこれでもかって威圧感満載のリムジンが横付けされていて
運転手の河本さんが開けてくれたドアからリムジンに放り込まれた
リムジンのドアから顔だけ入れてきた西田さんに
「牧野様、後の事はお任せくださいませ。」
なんて言われてドアが閉められる
リムジンの中で道明寺の膝の上で横抱きに座らされている私
それを全く気にする様子のない三人
下ろしてほしくてもぞもぞと身体を捻るとますます私を抱く腕に力を込める道明寺
「もう!いい加減、下ろしてよ!」
「黙ってろ!バカ女!」
ありゃ?
さっきまでとはうって変わって低い声
本気で怒っている声色に思わず身体がビクリと反応して
マジマジと道明寺の顔を見上げた
「お、怒って…るよね?」
「当たり前だ!」
「ご、ごめんなさい…」
思わず俯く私
「なんでさっさと俺に連絡してこねぇーんだよ!
それに!携帯のバッテリーぐらいちゃんと確認しとけ!
毎回、毎回!お前は携帯の意味ねぇーだろーが!」
至近距離で旋毛に降り注ぐ怒り…
ほらね…やっぱりこの展開でしょ…
なんて思うんだけど
なんか…道明寺の怒りはごもっともだなぁって思うから
とりあえず大人しく聞いておく
「ご、ごめんね…でも、どうしてみんなは私が警察署に居るって分かったの?」
至極全うな疑問だと思ったんだけどね
道明寺は答えるつもりは無いみたいで
ギロリと睨まれただけ
代わりに答えてくれたのは美作さん
「あのお巡りがお前の身元確認しようとしてただろ?」
「あっ…うん…」
「お前だけじゃなくて俺らもだけどな、
なんかあった時の為に警察のデータベースには俺らの情報が保存されてるんだよ。」
ん?初耳なんだけど…その情報
「ん?あんた達の情報がってのは分かるんだけど…どうして?そこに私のも入ってんの?」
単純に疑問に思った事を口にしただけなのに…
周りから一斉にため息が…
そ、そんな顔しないでよ!
「お前なぁ~…マジでそれ聞いてんのか?」
「えっ…うん、マジだけど…?」
「ハァ~だから司が心配するんじゃねぇかよ!
お前、自分の立場分かってんのか?!
道明寺財閥の御曹子の婚約者で俺の秘書なんだぞ!
もうちょっと自覚を持て!」
強い口調でそう言われ…
なんだかちょっとだけ反省…?
でも!なんだかちょっと納得出来ない…かも
「で、でも…」
「でもじゃねぇーんだよ!
今回は空き巣だけで済んだけど、もしお前になんかあったら日本の経済が終わるんだぞ!分かったか!」
そ、そんな大袈裟な…
「日本の経済が終わるなんて事…無いでしょ?」
「あるんだよ!お前に何かあったら司もダメになる!
そうなったら道明寺は終わりだ!
道明寺が終わったらリーマンショックぐらいじゃ済まねぇ!どうだ?分かったか?!」
「とにかく、警察に保管されてるデータベースは警視庁上層部の数人にしかアクセス権がねぇーんだよ!
誰かが勝手にアクセスしようとしただけで俺らにも連絡が来るってシステムになってるから、
今夜の事も俺ら全員に連絡が来た!って事だ。」
あ、あたし…そんな大それたシステムに組み込まれちゃってるの?
ハァ~…零れ落ちたため息一つ
「ため息つくな!」
「あっ!それでさっき警視総監さんまで来ちゃってたの?」
「そうだよ!
単なる所轄署の平の巡査がしつこくお前の身元確認なんてするからこんな面倒臭ぇー事になってんだよ!」
「あの刑事さんはちゃんと仕事してただけでしょ?」
まぁ、かなりムカついてイライラしてた事は認めるけど
なんかトゲのある言い方に…
思わず刑事さんを庇うような発言をしちゃった
「お前もキレて大声出してたじゃねぇかよ!?」
「そ、そうだけど…やっぱり一番悪いのは空き巣に入った泥棒でしょ?」
全員で当たり前だ!みたいな顔してこっち見ないでよ!
なんだか、マジ疲れちゃった…
「ねぇ?これから何処に行くの?私、今夜はあの部屋に帰りたくないんだけど…」
ずっと道明寺の膝に乗せられたまんま
放してくれそうにないから諦めて彼の胸元に自分の身体を預ける
「当たり前だ!誰があんな部屋にお前を帰すかよ!
とりあえず今夜はメープルに行くぞ!その後の事はこれから考える!いいな!」
いいな!なんて強い口調で言われて
疲れてたのもあってあんまり深く考えずに
今夜はメープルかぁ~なんて単純に
「分かった」って返事しちゃったのよね
後々、この考え無しの返事に仰け反る事になるなんて思いもしないで…
メープルに到着していつも使っている道明寺専用のスィートに入ると
やっとソファーに下ろしてもらえた
思わず『疲れた~』の言葉と共にそのままソファーに倒れ込むように身体を横たえると
「おい!とりあえず風呂入ってさっぱりして来い!」
と道明寺の声
リムジンの中の時よりは口調から少し怒気が薄くなっているけど
まだ機嫌は悪いって事は分かる
だから、ここは大人しく彼に従いバスルームへと向かった

応援ありがとうございます。