Oh~! 6
本日も『Oh~!』です🎶
司く~ん💕
短くてごめんなさいm(__)m
このお話しを始める時には中編ぐらいで~だとかほざいておりましたが…(´д`|||)
終わりが見えません…のでもうしばらくお付き合いくださいませ!(笑)
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
ムフフ♥やっぱりアレしかないですよね❗💕(笑)
ペ○か○○○ん様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
楽しんでいただけて嬉しいです🎶
ペ○か○○○ん様もお体にはご自愛くださいませ。
苛つく!
最高に苛つく!
この苛つきの原因は牧野じゃない
いや!ちょっとはあいつに対してだな
付き合い始めてもう10年近く
婚約して5年
相変わらず自分の立場が理解出来ていないボケっぷりに苛つくけれど
一番はあいつの部屋に入った犯人と
必要以上の取り調べをしたあの刑事
どちらもこのままでは済まさない!
お人好しのあいつの事だからあの刑事の事は自分の仕事をしただけだと思っているだろうし
犯人に対してもきっと罪を認めて反省しているのであれば…
なんて甘ちょろい言葉を吐くのだろう
だから、ここから先はあいつには何も知らせるつもりはない
苛立ちを隠し切れないままバスルームに向かうあいつの背中を見送り
ソファーへと腰を下ろした
類達もそれぞれソファーに座り
あきらが目の前に酒を置いた
「部屋に入った奴の目星は付いてんのか?」
「ああ、今、西田が調べてる。」
恐らく警察なんかより先に犯人を見つけられるだろう
あいつは分かっていないが盗まれた物はみなあいつの為だけに作られた特注品で
世界に一つしか存在していない
市販品に似たデザインで作らせているので素人が見分けるのはかなり難しいだろうが
専門家が見れば使われている素材やタグなどですぐに判別出来るし
何よりもしもの時の為に道明寺が開発した高性能の小型GPSが組み込まれているから
それを辿ればすぐに犯人なんて見つかるし
ネットなんかで売りさばこうとしても
道明寺のサイバーチームがすぐに見つけるだろう
朝には犯人は誰か判明しているはず
「そうか。それで?これからどうすんだ?」
「とりあえずあいつは俺のマンションに引っ越しさせる!
それから、あきら!朝一であいつを俺の秘書に移動させろ!」
「朝一でか?お前の気持ちも分かるけどあいつ怒るぞ!?」
「怒っても構わねぇ!これ以上、好き勝手にさせられるか!
代わりの秘書を朝一でそっちに寄越すから好きに使え!」
「別に秘書には困ってねぇから代わりのは必要ねぇけど、
牧野がちゃんと納得するようにしてやれよ!じゃねぇーと後々こっちにとばっちりが来るからな!」
「分かってるよ!」
そう言ってグラスの中の琥珀色の液体を飲み干した所で
ガチャリとドアが開く音がしてバスローブ姿のままの牧野が部屋に入って来た
普段ならリムジンの中で爆睡して絶対に起きないこいつなのに
今夜は余程、気が張っていたのだろう珍しく起きていた
風呂に入りやっと一息ついたのか
普段ならこいつらの前でバスローブ姿でなんて恥ずかしがるはずなのに
今夜は特に気にする様子も無くそのまま俺の座るソファーに横向きに正座するように腰を下ろすと
そのまま俺の膝に倒れ込んで来た
顔を覗き込むと類みたく半分寝てやがる!
「おい!こんなとこで寝んな!風邪引くだろ!」
ベッドへと運ぶ為に抱き上げようとした時
ムクリと身体を起こした牧野が半分しか開いていない瞳で俺を見た
本人は睨んでいるつもりのようだが
全く効果なし
無視したまま次の行動に移そうとする
「ねぇ!」
「分かってる!なんもしねぇー!ちゃんと警察に引き渡す!」
「ほんと?」
「あぁ、約束する!だから心配すんな!」
長い付き合いだからこいつは俺のしようとしている事?しそうな事?は手に取るように分かる
俺もその逆でこいつの言いたい事?言いそうな事?は分かる
全て本心を伝えているわけではないが
こいつが知らなくていい事もある
それに、今の半分寝ている状態での会話はいつも朝になれば覚えていない事も多いから
ついでに畳み掛けておく
「お前、今日から俺の秘書に移動だからな!
それに部屋は俺のマンションを準備させるから今夜から一緒に住むぞ!いいな?分かったか?!」
「…う~ん…分かっ…た…
眠い…けど…髪…乾かし…たい」
もう半分以上、意識が飛んでいて
自分で何言ってんのか全く分かってねぇな
「しょーがねぇーな」
立ち上がりドライヤーを手に部屋に戻ると
あいつらは少し呆れたような表情を浮かべていたが
構わず牧野の髪を乾かし始めた
ドライヤーの爆風を浴びながら
完全に寝てしまった牧野を
抱き上げベッドへと運んだ

応援ありがとうございます。