園ちゃんシリーズ 2008年クリスマスVer 6
園ちゃんシリーズ2008年クリスマスVerの第6話です。
それではどうぞ🎶
滋おばちゃんと桜子おばちゃんの目は輝いていた・・・
そしてリビングでお茶を飲んでいた私を見つけるなり
両脇から畳み掛けてくる・・・
「園ちゃん!クリスマスに彼とデートするんでしょ? やったじゃない!
素敵なクリスマスになるように私も桜子も協力するから
園ちゃんは何も心配しなくていいのよ!全部~ この滋ちゃんに任せて大船に乗ったつもりで!」
大船って・・・
泥船の間違いじゃないですか・・・?
「あ、あの滋おばちゃん? 応援してくれる気持ちは嬉しいんだけど・・・」
「 あの小さかった園ちゃんがクリスマスに彼とお泊りデートだなんて
滋ちゃんも桜子もすっごく嬉しいわ!」
お、お泊り?!
お泊りって彼と一夜を共にするって事よね?!
えっ~と・・・勝負下着まで用意しといて今更なんだけど
改めて言われるとすっごく照れちゃうじゃない!
キャ~!顔が熱い!
って・・・
そうじゃなくて!
ダメだわ早いところこの人達を止めないと
クリスマスのデートが大変な事になっちゃう!
「あ、あのね滋おばちゃん!桜子おばちゃん!」
「まずはドレスを準備しないとね!それからヘアメイクに・・・
あ!エステも手配しなきゃね! 園ちゃんは可愛いから何を着ても似合うけど・・・
ドレスは誰に頼む?私、明日フランスへ行って来ようか?」
って・・・
誰か~一人でいいから私の話しを聞いてよ!
「今からフランスへ行って間に合うかしら?」
だからママ・・・そこ真剣に悩むところじゃないから!
「間に合いませんよ。
それよりお二人とももっと大切な事を忘れてませんか?」
そうよ!桜子おばちゃんの言う通り!
一番大切なパパの事を忘れてるわよ!
「ドレスにヘアメイクにエステでしょ?
後は・・何か忘れてるかしら?」
だからママ~!
パパを忘れてるって!!
「あ!ネイルかしら?」
あ!そうだネイルサロンに行かなきゃ!
って・・・
今はそれじゃなくてパパよ!
パパ!
「先輩、違いますよ」
そうよ!
桜子おばちゃん!
すっかりパパの事を忘れてるママ達にガツンと言ってやって!
「あら?じゃあ何?」
「ランジェリーですよ!
勝負下着です!これが一番大切でしょ!?」
桜子おばちゃんの一番は下着なのね・・・
「あ!そうね!すっかり忘れてたわ!
だけどどんなのがいいのかしら?」
「ねぇ! どうせなら下着も全部ドレスと一緒に作らせたらいいんじゃない? 」
「そうね!それだとコーディネートしやすいし!
それにしましょ!」
「ちょ、ちょっと待って!」
あまりの展開に思わず大きな声が出ちゃった・・・
「どうしたの?大きな声出して」
どうしたの?なんて聞かないでよ・・・
どう考えてもおかしいでしょ?
普通、母親が娘のクリスマスデートの下着の心配までする?
「どうしたのって・・・」
その先の言葉が上手く繋げなくて
何も言えなくなっちゃった私
「どうしたの?変な子ね」
変なのはママ達の方よ~!
「だから!ドレスは要らない言ったじゃない!
今日、ワンピースとブーツ買ったし
コートはこの前パパが買ってくれたのがあるからそれを着て行くし !
それに下着も買ったからもういいの!」
口を挟まれる前に一気に畳み掛けた
「あら?もう準備しちゃってるの?
園ちゃんたら本当に彼とのデートが楽しみなのね!」
私って本当にママの遺伝子を受け継いでるのかしら?
ママ達と長年付き合ってるパパを尊敬しちゃう・・・
「園ちゃん!園ちゃん!
どんなランジェリーにしたの?色は黒?それとも赤?」
三人揃って下着に食いついてこないでよ~!
「そ、そんなの・・・どうでもいいじゃない!」
「恥ずかしがらなくていいのに!
園ちゃん真っ赤になっちゃって可愛い!」
恥ずかしいです!
当たり前でしょ!
「ねぇ!園ちゃん?色は何にしたの?」
もう!早くそこから離れてよ!
けどきっとママ達は私が答えるまで許してくれないだろうし
ほっといたら当日、下着まで用意されちゃいそうだから
恥ずかしいけどクリスマスデート用に選んだ下着の色だけ白状した
「い、色は白よ!
もうこれでいいでしょ?!」
「あら? 白って清楚なイメージで園ちゃんにピッタリだと思うんだけど・・ ・
特別な夜なんだから冒険してみてもいいんじゃない?」
冒険ですか?!
「そうですね。
どうせなら思い切りセクシーなランジェリーで彼を挑発してみるの も手ですね」
「黒のレースでTバックにガーターベルトなんてどう?」
Tバックにガーターベルトですって?!
そ、そんなの無理!
いきなりそんな上級者コースは無理です!!
「色は黒より赤の方がセクシーじゃない?」
「あら?白でもセクシーよ!
パパがプレゼントしてくれたのも白だったけど
総レースでセクシーだからパパ頑張っちゃって大変だったんだもの !」
ママ・・・娘の前でそんな話ししないで~
今のは聞きたくなかったです・・・
パパの為にも聞かなかった事にします・・・
「下着も自分で選んだのでいいから!?
それよりもパパの事どうすればいいか考えてよ!」
自分の事なんだからパパの事も
自分でなんとかしなきゃいけないのは分かってるんだけど
ママ達に散々言われてちょっと逆切れ状態で問題を丸投げしちゃっ た・・・
「あ!あきら君がいたんだ!?」
滋おばちゃん・・・
パパはずっと居ます!
「完全に美作さんの事忘れてましたね」
桜子おばちゃん・・・
冷静に言わないでよ・・・
「パパならなんとかなるんじゃない?」
ママ~
また簡単に言わないでよ!
「そうだね!あきら君だし大丈夫だね!」
ママ達ってパパの扱いが乱暴すぎない?
「園ちゃん、大丈夫よ!心配しないで!
どうせパパが帰ってくるのは24日の夜になるんだからそれまでに 出掛けちゃえば
後はママ達がなんとかしといてあげるわよ!」
言い忘れてたけどパパは現在、アメリカに出張中で
24日に帰国の予定なの
「パパには内緒で出掛けていいの?」
「 内緒にしとかないとクリスマスデートが台無しになっちゃうじゃな い!」
それはそうなんだけど・・・
なんだかちょっと気が引ける・・・
「本当に大丈夫なのかな・・・?」
「大丈夫よ!
なんとかなるから心配しないで園ちゃんはデートを楽しんでらっし ゃい!」
自信満々のママ達とは対象的に不安いっぱいの私
だけどいい方法も思い付かなくて
結局、流されたままクリスマスイブを向かえてしまった

応援ありがとうございます。♪
それではどうぞ🎶
滋おばちゃんと桜子おばちゃんの目は輝いていた・・・
そしてリビングでお茶を飲んでいた私を見つけるなり
両脇から畳み掛けてくる・・・
「園ちゃん!クリスマスに彼とデートするんでしょ? やったじゃない!
素敵なクリスマスになるように私も桜子も協力するから
園ちゃんは何も心配しなくていいのよ!全部~ この滋ちゃんに任せて大船に乗ったつもりで!」
大船って・・・
泥船の間違いじゃないですか・・・?
「あ、あの滋おばちゃん? 応援してくれる気持ちは嬉しいんだけど・・・」
「 あの小さかった園ちゃんがクリスマスに彼とお泊りデートだなんて
滋ちゃんも桜子もすっごく嬉しいわ!」
お、お泊り?!
お泊りって彼と一夜を共にするって事よね?!
えっ~と・・・勝負下着まで用意しといて今更なんだけど
改めて言われるとすっごく照れちゃうじゃない!
キャ~!顔が熱い!
って・・・
そうじゃなくて!
ダメだわ早いところこの人達を止めないと
クリスマスのデートが大変な事になっちゃう!
「あ、あのね滋おばちゃん!桜子おばちゃん!」
「まずはドレスを準備しないとね!それからヘアメイクに・・・
あ!エステも手配しなきゃね! 園ちゃんは可愛いから何を着ても似合うけど・・・
ドレスは誰に頼む?私、明日フランスへ行って来ようか?」
って・・・
誰か~一人でいいから私の話しを聞いてよ!
「今からフランスへ行って間に合うかしら?」
だからママ・・・そこ真剣に悩むところじゃないから!
「間に合いませんよ。
それよりお二人とももっと大切な事を忘れてませんか?」
そうよ!桜子おばちゃんの言う通り!
一番大切なパパの事を忘れてるわよ!
「ドレスにヘアメイクにエステでしょ?
後は・・何か忘れてるかしら?」
だからママ~!
パパを忘れてるって!!
「あ!ネイルかしら?」
あ!そうだネイルサロンに行かなきゃ!
って・・・
今はそれじゃなくてパパよ!
パパ!
「先輩、違いますよ」
そうよ!
桜子おばちゃん!
すっかりパパの事を忘れてるママ達にガツンと言ってやって!
「あら?じゃあ何?」
「ランジェリーですよ!
勝負下着です!これが一番大切でしょ!?」
桜子おばちゃんの一番は下着なのね・・・
「あ!そうね!すっかり忘れてたわ!
だけどどんなのがいいのかしら?」
「ねぇ! どうせなら下着も全部ドレスと一緒に作らせたらいいんじゃない? 」
「そうね!それだとコーディネートしやすいし!
それにしましょ!」
「ちょ、ちょっと待って!」
あまりの展開に思わず大きな声が出ちゃった・・・
「どうしたの?大きな声出して」
どうしたの?なんて聞かないでよ・・・
どう考えてもおかしいでしょ?
普通、母親が娘のクリスマスデートの下着の心配までする?
「どうしたのって・・・」
その先の言葉が上手く繋げなくて
何も言えなくなっちゃった私
「どうしたの?変な子ね」
変なのはママ達の方よ~!
「だから!ドレスは要らない言ったじゃない!
今日、ワンピースとブーツ買ったし
コートはこの前パパが買ってくれたのがあるからそれを着て行くし !
それに下着も買ったからもういいの!」
口を挟まれる前に一気に畳み掛けた
「あら?もう準備しちゃってるの?
園ちゃんたら本当に彼とのデートが楽しみなのね!」
私って本当にママの遺伝子を受け継いでるのかしら?
ママ達と長年付き合ってるパパを尊敬しちゃう・・・
「園ちゃん!園ちゃん!
どんなランジェリーにしたの?色は黒?それとも赤?」
三人揃って下着に食いついてこないでよ~!
「そ、そんなの・・・どうでもいいじゃない!」
「恥ずかしがらなくていいのに!
園ちゃん真っ赤になっちゃって可愛い!」
恥ずかしいです!
当たり前でしょ!
「ねぇ!園ちゃん?色は何にしたの?」
もう!早くそこから離れてよ!
けどきっとママ達は私が答えるまで許してくれないだろうし
ほっといたら当日、下着まで用意されちゃいそうだから
恥ずかしいけどクリスマスデート用に選んだ下着の色だけ白状した
「い、色は白よ!
もうこれでいいでしょ?!」
「あら? 白って清楚なイメージで園ちゃんにピッタリだと思うんだけど・・ ・
特別な夜なんだから冒険してみてもいいんじゃない?」
冒険ですか?!
「そうですね。
どうせなら思い切りセクシーなランジェリーで彼を挑発してみるの も手ですね」
「黒のレースでTバックにガーターベルトなんてどう?」
Tバックにガーターベルトですって?!
そ、そんなの無理!
いきなりそんな上級者コースは無理です!!
「色は黒より赤の方がセクシーじゃない?」
「あら?白でもセクシーよ!
パパがプレゼントしてくれたのも白だったけど
総レースでセクシーだからパパ頑張っちゃって大変だったんだもの !」
ママ・・・娘の前でそんな話ししないで~
今のは聞きたくなかったです・・・
パパの為にも聞かなかった事にします・・・
「下着も自分で選んだのでいいから!?
それよりもパパの事どうすればいいか考えてよ!」
自分の事なんだからパパの事も
自分でなんとかしなきゃいけないのは分かってるんだけど
ママ達に散々言われてちょっと逆切れ状態で問題を丸投げしちゃっ た・・・
「あ!あきら君がいたんだ!?」
滋おばちゃん・・・
パパはずっと居ます!
「完全に美作さんの事忘れてましたね」
桜子おばちゃん・・・
冷静に言わないでよ・・・
「パパならなんとかなるんじゃない?」
ママ~
また簡単に言わないでよ!
「そうだね!あきら君だし大丈夫だね!」
ママ達ってパパの扱いが乱暴すぎない?
「園ちゃん、大丈夫よ!心配しないで!
どうせパパが帰ってくるのは24日の夜になるんだからそれまでに 出掛けちゃえば
後はママ達がなんとかしといてあげるわよ!」
言い忘れてたけどパパは現在、アメリカに出張中で
24日に帰国の予定なの
「パパには内緒で出掛けていいの?」
「 内緒にしとかないとクリスマスデートが台無しになっちゃうじゃな い!」
それはそうなんだけど・・・
なんだかちょっと気が引ける・・・
「本当に大丈夫なのかな・・・?」
「大丈夫よ!
なんとかなるから心配しないで園ちゃんはデートを楽しんでらっし ゃい!」
自信満々のママ達とは対象的に不安いっぱいの私
だけどいい方法も思い付かなくて
結局、流されたままクリスマスイブを向かえてしまった

応援ありがとうございます。♪
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