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Oh~! 11

こんばんは😃🌃


本日は『Oh~!』です🎶

中途半端でごめんなさいm(__)m


それではどうぞ~✴




私信です
☆様
こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
月夜の本編を放置したままでごめんなさいm(__)m
司君と雛ちゃん父娘の間にどんな時間が流れて来たのか?✴
妄想してみてくださいませ🎶←丸投げ?!( ; ゜Д゜)









合鍵を使ってあいつの部屋へと入る


玄関にはトランクが一つ置かれたまま


真正面に見える廊下の先のリビングからは明かりが漏れていたが
人の気配がしない

玄関にはあいつの靴が脱ぎ揃えられていたから
居るのは確かだろうけれど…

何やってんだ?

寝てんのか?


そう思って静かにリビングへと続くドアを開けて室内に入っていくと


あいつはダイニングの椅子に座り
ボンヤリとしていた

「オイ!」

「キャッ!」

声を掛けると驚いたように飛び上がり
身体ごと大きく振り返った牧野


「そんな驚くことねぇーだろ?!」


「あっ…ご、ごめん…
いきなりだったからびっくりしちゃった…迎えに来てくれたの?」

「あぁ!会議から戻ったら居ない薄情な婚約者を迎えに来てやったぞ!」


「何それ?」


「何それ?じゃねぇーよ!
俺を置いて先に帰えんな!
心配すんだろ!」

「ご、ごめん…どうしても持って行きたい物があったから…」


「もう、終わったのか?」

「うん、終わったんだけどね…」


「ん?どうした?」


ずっと様子がおかしいのには気づいていた

こいつは上手く隠しているつもりだろうけど
隠しきれていない

盗られた物の事を気にしているのだろう

こいつの気持ちが少しでも楽になるならと思い横に座り
頭を抱き寄せ艶のある黒髪に口付ける

「お前が気にする事じゃない」

「だって…やっぱり気になるんだもん…どうしてこの部屋だったのかな?とか
長い時間、留守になる事を知ってたのかな?とか…
ねぇ?何か分かったの?警察から連絡はあった?」



抱き寄せた頭を少し上げて
大きな瞳で問いかけてくる

こいつは答えを欲しがっている…


それは分かっているがどこまで
こいつに正直に話していい物なのか決めかねていた


「ねぇ?何か分かった事があるんでしょ?」

「あぁ…」


「だったら教えて欲しいの。
隠されるのは嫌だから!」

こいつはこいつなりに何かいつもと違う空気を感じているのだろう

このまま何も伝えずしらばっくれて
内緒のまま処理する事だって出来る

なるべくこいつが傷つかずに済ませる方法だってあるだろうけど

こいつの表情が何故かそれを躊躇わせた



「あぁ…分かった事はある…
だけどその前に聞きたい事もあるから先に質問に答えろよ」


「うん…どんな事?」


「出張に行く前に鍋パーティーしただろ?」

「う、うん…したけど…それが?」

「その経緯を教えてくれ」


「う、うん…」


牧野の語った所によると
同窓会には参加しなかったが
後日、仲が良かった数名のメンバーでの飲み会があり
それに参加した時に久々に顔を合わせた事もあり
盛り上がり鍋パーティーをする事になったらしい

「最初は優紀と理央ちゃんの三人で鍋パーティーしようって盛り上がりってたんだけど
後から絵理奈から連絡があって彼女も含めた四人でここでする事になったんだけど…それが何か関係してるの?」


「あぁ…それで?当日はどうしたんだ?
詳しく話してくれ」


「詳しく?う~んとね…」






鍋パーティー自体は以前から優紀と二人でしようねって約束していた事だった

それがお互いの予定が合わず伸び伸びになっていたんだけど
同窓会後に行われた飲み会の席でその話になり
久しぶりに会った理央ちゃんも含めた三人で
優紀オススメの博多にある料亭の鶏の水炊きの鍋セットをお取り寄せして
私の部屋でしようって事に決まった


優紀がお取り寄せの手配なんかをしてくれて
それぞれが足りない食材やお酒なんかを持ち寄って始まった

当日は金曜日

みんな翌日はお休みだったから時間を気にしないでって事で
パジャマ持参で鍋パーティーが始まった


優紀以外の二人と会うのは久しぶりで
理央ちゃんとは高校、大学と年一回ぐらいは会っていたけれど
絵理奈とは中学を卒業以来だった

それぞれが近況なんかを話しながら
仕事の愚痴や恋話なんか…

缶ビール片手に鍋をつつきながらのなんてことない女子会

自分の事はあんまり詳しく話した記憶はなくて
美作商事に勤めていて来週から海外に出張なの!
ってぐらいで…


お土産買ってくるね~!とか

じゃあ!その時にまたみんなで集まって女子会しよう~!とか

その後は昔、理央ちゃんがシンガポールで食べたドリアンの臭いが凄くて苦手だったけれど
食べてみると意外と美味しかった!とか

次は何処に行きたい?だとか

旅行話で盛り上がったり…


気を使わなくていい友人との楽しい夜だった


「全員ここに泊めたのか?」


「う、うん…ダメだった?」

「いいや。それで?」


「え~っと…翌日はみんなお昼ぐらいまで寝てて…
それぞれ帰って行ったけど…?」


「その後は?」


「その後?
後片付けを手伝ってくれてた優紀が夕方に帰ってからは…
洗濯してお掃除もして…夜にはお屋敷からお迎えが来たから…
後は知ってるでしょ?」


翌日の土曜日は夜になんの前触れもなく
突然、お屋敷からお迎えの車が来て
お屋敷に強制連行されて

翌週からの海外出張に大反対で
機嫌が最悪だった彼に寝室に監禁されていて
部屋に帰って来たのが日曜日の夜遅くだった


出張前なのにまともに準備する時間もなくて
ほとんど徹夜で飛行機に乗り込んだ


「お前が出張で部屋を開けるのを知ってたのは
そいつらだけか?」


「ん?あんたも知ってたじゃない?」


「俺達以外でって言ってんだよ!」

「う~ん…多分、同僚の秘書さん達は知ってるけど
それ以外には話してないもの。
あっ!ママには話したけど!」


「お袋さんはいいんだよ!」


「ふぅ~ん…でも、どうして鍋パーティーの事、知ってたの?
私、話してなかったよね?
それにさっきからその事ばっかり気にしてるみたいだけど…
もしかして…?
ねぇ?何か分かってるんだったらちゃんと教えてよ!」

詰め寄るように身体を寄せた私の背中に回された手

両腕でしっかりと抱き締められて
彼の顎が私の頭に乗せられる


「俺はお前が傷つくのを見たくないし、お前を守りたいと思ってる」


「うん…」


「でも、嘘を付きたくないし誤魔化しもしたくない!」


「うん…分かってる…」


「今回の事はお前自身に危害を加えられたわけじゃないけど
十分、傷ついてると思ってるから
俺はお前を傷つけた奴を許すつもりはない!」


「うん…私も許したくないし…
ちゃんと罪を償って欲しいと思ってる…」


「今、分かっている事を話したら
またお前を傷つける事になると思う。
だから、話すべきか迷ってる…」


「司?…大丈夫…だと思う…
何を聞いても…傷つく事になっても
私は本当の事が知りたいしこのままうやむやにしたくないし…
私が傷ついてもあんたが慰めてくるでしょ?」


少し苦しそうで真剣な彼の表情を胸元から見上げるように見ていた

道明寺は優しい


だけどそれは私にだけ

普段、私に向けられている優しさを他人にも向けるなんて絶対にしない人だから


有り得ない事だけど、もしもF3や桜子達が私を傷つけるような事があれば
彼は容赦なく彼等だって切り捨てるだろう

だから私は知っている

今回の犯人が誰であろうと

彼は絶対に許さないって事を…










応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 2

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2018/08/29 (Wed) 00:53 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

つ○○ん○様

こんばんは😃🌃
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m

はい!ケチョンケチョン(笑)にしてやるつもりですが…!
出来るかしら?

2018/08/30 (Thu) 19:23 | EDIT | REPLY |   

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