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修羅場ってる? 13

こんにちは。💕

本日は『修羅場ってる?』です🎶

司君…南半球へGO~!(笑)


それではどうぞ~✴




私信です
☆様
こんにちは。🎶
コメントありがとうございます。😆
司君…つくしちゃんからの愛のムチですが
あんまり懲りてませんね…😅(笑)



ア○○ィチ○○ク様
こんにちは。
コメントありがとうございます。😆
朝からつくしちゃんの愛のムチが炸裂したようですが
司君は例の三人組に関してもちゃんと制裁をくだしているはずです♪
つくしちゃんが秘書になった司君はこれから益々、暴れん坊さんになってしまうかもしれませんが
その時は西田さんが対処してくれると思います❗\(^-^)/










ハァ~やっと解放された~!


道明寺が乗せられたリムジンが走り去った後
横から聞こえてきた大きなため息


私の肩に肘を乗せるようにして凭れ掛かってくる美作さん

「ちょっと!重いって!」


「肩ぐらい貸せよ!」


「ヤダ!」


「俺の今日一日の苦労も知らねぇーで冷たい女だな!」

なんて言いながらも笑みを浮かべている美作さん


「ところで、なんで美作さんと道明寺がここに居たのよ?」


「おっ!それ聞きたいか?」


「ふざけてないでちゃんと説明してよね!」


「分かってるって!
とりあえず車ん中でたっぷりと説明してやるから乗れよ!」


その言葉と同時に目の前に滑り込んできたのは美作さんのリムジン


三人で乗り込むとすぐに車は東京の街へと走り始めた


でね


車を中で美作さんが話してくれた
彼が体験した道明寺との濃密な時間


朝からオフィスに突撃されて

ラリアットされて

二言目には殺すぞ!って言われて

類に助けを求めたのに

“めんどくさいから”の一言で断られて

道明寺の威圧的な態度に耐えきれず

西門さんちの問題と私との関係を話してしまい

西門さんちの問題にまで首を突っ込んできそうな道明寺の気を反らせる為に
私の番号を教えたけれど


何度掛けても繋がらない電話に痺れを切らした道明寺に
再び襲撃されてあっさりと今夜集まる予定がある事を話してしまった事を話してくれた

んだけどね…

最後の一言が余計



「お前が電話に出ねぇのが悪ぃんだろ!」


だって…


「出るわけないでしょ!
怖いわよ!今日だけで一体何百回掛かってきたと思ってんのよ!
メッセージなしで履歴だけって…
気持ち悪くて出るわけないでしょ!」


「とにかく!あいつの目的はおまえなんだからお前が責任持って対処しろよ!
ってかちゃんと見張っとけよ!
いっそのこと鎖にでも繋いで檻に入れとけ!」


酷い言われようだけど

私だって出来ることならそうしたい


ここに来ての道明寺は迷惑でしかないから

とりあえず西門さんちの問題が片付くまでなんとかならないかしら?


ん?


あっ!


なるかもしれない!



「檻にってのは無理だけど
とりあえず西門さんの問題が片付くまで大人しくしててもらう方法はあるかも!」


あんまり使いたくはない手なんだけどね

このまま日本に居られたんじゃ
暴走しまくっている道明寺を止められる自信はないし

何より一足飛びに私との関係を修復しようとしている彼と
向き合う精神的余裕も時間的余裕も今の私にはないし

私にだってこれからの事を考える時間が必要だから
彼にはちょっと酷かもしれないけれど
しばらくの間、日本を離れてもらおう

そう考えて私はNYへと電話を掛けた


3コールで直ぐに出てくださったお義母様に
手短に事情を話すと


“分かりました。司の事はこちらで引き受けます。
しばらくブラジルにでも出張に行かせておくから
安心してそちらの問題を解決しなさい。”


と言っていただけた



これで一安心でしょ?












都内に佇む静観な屋敷

周囲をぐるりと土塀に囲まれた西門流家元が住まう屋敷
広大な敷地には
家元の住居である本宅に加えよく手入れされた日本庭園に
大小合わせて六つもの茶室や別棟には茶道会館まで備えられていて
普段は大勢のお弟子さんやお手伝いさんがいるが
今日は家元の信頼が厚い古参の弟子が一人
緊張した面持ちで朝から客人を迎える準備をしていた

人払いされた屋敷はいつも以上に静まり返っていて
日本庭園の鹿威しの音が響いていた


いよいよ対決の日



これに先立ち総二郎は家元と家元夫人を食事名目でメープルホテルに呼び出し
俺達が同席する中、真実を告げられた家元と家元夫人のショックは大きく

二人共にしばらく呆然とした後は俺達に涙ながらに謝罪されていた

特に牧野に対しては今まで総二郎の愛人だと信じきっていた
家元夫人からの風当たりは相当に強く
事あるごとに目の敵にされていた

初めて総二郎の口から真実を聞いた家元夫人は座っていたソファーから降りると
床に直接座り土下座する勢いでの謝罪に牧野が慌てて止めていた


“本当に本当にごめんなさい。
何も知らなくて…貴女には嫌な思いばかりさせてしまって本当にごめんなさい。
そして西門を助けてくれてありがとう。”


涙ながらに謝罪を繰り返す家元と家元夫人
そして弁護士や牧野の調査会社を仕切っている上田という男も加わり

対決の日に向けた打ち合わせを重ね


最後の茶器を取り戻してから二週間後

やっと今日を迎えられた


人気の消えた屋敷は朝から静寂に包まれていた


人目につかないようまだ陽が昇り切る前に
裏口からそっと総二郎の屋敷に入った俺達


静かに対決の時を待っていた


総二郎の嫁さんは一週間程前から実家に帰っている

って

この女


総二郎が屋敷に寄り付かない事をいいことに
頻繁に里帰りを繰り返していて
最近では総二郎並に屋敷に寄り付かなくなっていた


その女も含め


今日は不正を働いている重鎮の一家を
後継者問題を話し合うという名目で呼び出しいた


続々と到着する重鎮一族

重鎮本人にその妻

そして顧問弁護士の肩書きを持つ長男に
税理士をしている娘夫婦

最後には総二郎の嫁さんも到着し

全員が揃った

大広間には上座に家元と家元夫人が並んで座り

その横には総二郎

そして総二郎の横には牧野

牧野の隣に俺と類が座っていた

弁護士と上田は牧野の後ろに控えるように座っている

大広間に通された重鎮一族は
襖を開けた瞬間
並び座る俺達を見て一瞬だけたじろいだように足を止めたが

すぐに総二郎の隣に牧野が座っているのを見つけ激昂し始めた


「家元!一体これはどういう事だ?!
なぜこの女がここにいるんだ?!
今日は後継者問題を話し合う場じゃないのか?!」


「とりあえず座りませんか?」


激昂し牧野を睨みつけるようにして立つ重鎮に
家元は穏やかにそう告げたが
重鎮は素直には従わず帰る素振りさえ見せた

家元に対する礼儀を欠いたその態度に
重鎮の本質を伺い知る事が出来た


「座りなさい!」


部外者がいる事を理由に着席を拒み続けている重鎮一族に対して発せられた家元の鋭い声


ピンと張り詰めた空気の中で隣に座る牧野は
眉一つ動かさず凛とした佇まいで前を向いたまま


家元が鋭い声を発した事によってようやく
渋々ながら家元の言葉に従い


全員が席についた

いよいよ終わりの始まりが


始まった













応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 6

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2018/10/19 (Fri) 14:15 | EDIT | REPLY |   

ヒメママ  

面白い

毎日楽しみに待ってます‼️
いままで色んな二次をよんできたけどワクワクしてます⁉️司可哀想‼️

2018/10/19 (Fri) 17:26 | EDIT | REPLY |   

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2018/10/20 (Sat) 21:59 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

つ○○ん○様

こんにちは。🎶
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってしまってごめんなさいm(__)m
そしてボケボケのメールごめんなさいm(__)m
勘違いしておりました。…😅

楽しんでいただけて嬉しいです🎵😍🎵
坊っちゃん…南半球に飛ばされちゃいましたが
日本にいるメンバーはとりあえず平穏です❗(笑)

2018/10/21 (Sun) 15:40 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

ヒメママ様

こんにちは。🎶
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってしまってごめんなさいm(__)m

楽しんでいただけて嬉しいです🎵😍🎵
司君…地球の反対側に飛ばされちゃいました❗(笑)
きっと地球の反対側で雄叫びを上げていると思います❗\(^-^)/

2018/10/21 (Sun) 15:54 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

あ○様

こんにちは。🎶
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってしまってごめんなさいm(__)m

坊っちゃん…いらない子になっちゃってますけど…😅
今だけだから~💕
坊っちゃんはどこまで行っても坊っちゃんだと思うので
これからまだまだ懲りずに大暴れしてくれると思います❗\(^-^)/

2018/10/21 (Sun) 15:59 | EDIT | REPLY |   

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