Day Light 9
こんにちは。
今日は風が強いですね。
本日のDayLightです🎶
動き始める?(^_^)v
それではどうぞ🎶
私信です。
拍手コメントのお礼
ゆ○○み様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
長らく潜伏生活をしておりましたが、やっと地下から這い出て来ました!(^_^)v
迷子にしてしまっていてごめんなさい。m(__)m
私も今はもう閉鎖されてしまったサイト様に足しげく通った記憶があります❗😃💕
素敵なサイト様が沢山あり楽しかったですよね♪
長いだけが取り柄?のサイトですがこれからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっと本心を言ったね」
類が座り込んだままのジャックの前に移動し
視線を合わせるように腰を落としそう言った
ずっと疑問だった
その疑問の正体が知りたくて
俺達と会っていなかった時期の牧野の事を調べようと思ったのに
結果出てきた事実はたいした事の無い物ばかりで
牧野から聞いていた以上の事を知る事は出来なかった
だけどそのかわりジャックの事はかなり調べる事が出来た
ジャックが話した内容も
ほとんどはすでに報告書に書かれていた事柄がほとんどだったけれど
ずっと抱いている疑問の正体を知りたくて
長い告白に耳を傾けていた
牧野の自殺未遂に病室への不審者の侵入未遂
それに加えて牧野とジャックの部屋の火災
立て続けに起こった出来事に不信感ばかりが募っていたけれど
ゼウスと言う男の存在とジャックの部屋からも火が出た事
そしてジャックがゼウスから受けていたと告白した脅迫まがいの要求に
なんとなくジャックが怪しいと感じていたのは間違いで
ジャックも被害者なのかと感じ始めていたけれど
彼が最後に放った一言で
やっぱり自分の勘は間違っていなかったんだと感じた
ジャックは今回の出来事を確かに俺達のせいだと言った
彼のその言葉に全てが集約されていると思った
俺達のせい・・・
俺達が再び牧野に関わった事によって
俺達以外の誰かの止まったままだった時計の針も動き始めてしまった・・・
一番に頭に浮かんだのは司のお袋さんの顔
だけどジャックが一度ゼウスと一緒にいるところを見たというだけでは
今回の件に司のお袋さんが関わっているという証拠にはならない
もっと確実な
もっと決定的な証拠が無いと
俺達が束になってかかって行ったところで
事実を揉み消され真実は闇に葬り去られるだけだ
「あんたの本当の狙いは司のお袋さん・・・道明寺楓なんじゃないの?
だから司に近付いた・・・そうなんじゃない?」
ジャックは俯いたままで黙り込み何も答えない
「話したくないなら構わないけど
俺達を巻き込んだのは自分だって事を忘れないでね」
ジャックは何か考えている様子だったけど
それを言葉にする事はなかった
俺はジャックの前から再び元のソファーに戻ると
厳しい表情の三人を見回した
三人共、脳裏に浮かんでいるのは同じ事だろう・・・
信じたくないけれど今の状況だと
その考えを拭い去る事が出来ない
司にとっては最悪の状況だと思う
「どうする?」
静かに問い掛けた俺の声が部屋に響く
しばらく誰も何も答えなかったが
やがて司が意を決したように真っ直ぐに顔を上げると
「相手が誰だろうと関係ねぇ!
牧野を傷付ける奴は俺がぶっ殺してやる!」
「それが自分の母親でも?」
「言っただろ!相手が誰であろうと俺は許さない!」
「そう・・・分かった。
じゃあまず調べないとね。
ジャック?あんたの部屋からも火が出たんだろ?」
ジャックに問い掛けると
彼は僅かに顔を上げ小さく頷いた
あきらと総二郎が心配気にチラリとこちらを見たけれど
二人共何も言わなかった
「なら消防があんたを探してるんじゃないの?
とりあえず一度、部屋に戻った方がいいと思うんだけど?」
「俺の事はどうだっていい!どうせ部屋にはたいした物は置いてないしどうって事ない!
それよりもつくしの部屋からも火が出たんだろ?!
それに病院に変な男が現れたし!俺にはそっちの方が重要だ!
行くならつくしの部屋か病院に行く!」
「あんたはまだ自分の立場が分かってないようだけど俺達はあんたを信用してるわけじゃない!
そんな奴に牧野を任せるわけないだろ」
「俺をつくしから遠ざけようっていうのか?!」
「しばらくはね・・・それからあんなには監視を付けさせてもらうから
妙な動きしたらすぐに排除するから覚悟しといて」
「あんたらおかしいんじゃないのか?!俺も被害者なんだぞ!」
「勘違いしないで欲しいんだけど俺達を巻き込んだのはあんただ!
これからは俺達のやり方でやる。あんたの指図は受けないよ。
分かったらさっさと行って」
きつい口調できっぱりと言い切ると
ジャックは俺を一瞬だけ睨み付けるような視線を向けたけれど
特に口を開く事は無くそのまま立ち上がり部屋から出て行った
部屋にはやっと四人だけになった
ジャックが出て行ってすぐ
総二郎とあきらが緊張していた体から少しだけ力を抜いたのが分かった
だけど司はそのまま体制を崩さない
「で・・・これからどうするよ?調べるっても相手が・・・なぁ・・・」
総二郎はソファーの背もたれに体を預けるような体勢のままで
最後の言葉だけはあきらの方を見ながら言いにくいそうに濁した
「司?本当に大丈夫か?
もし・・・もしもだけど・・・本当にお袋さんが関わってたらお前・・・」
「あきら・・・大丈夫だ・・・
ババァとは今さら親子関係がどうとかってレベルでもねぇし・・・
何より今回の事の発端が俺にあるんなら俺が決着をつける!
いい加減うんざりなんだよ!
もしババァがこれに関わってるとしたらそれは俺のせいだ!
俺が今まで曖昧にやり過ごしてきたせいでまた牧野を傷付けちまった・・・
俺はこれ以上俺のせいで牧野が傷付つくところを見たくねぇんだ!
だから相手がババァであろうと関係ねぇ!きっちり落とし前つけてやる!!」
「・・・分かったよ・・・けど絶対に無理すんなよ!
じゃないと目を覚ました牧野がまた悲しむ事になるぞ!
それから俺達がいるって事も絶対に忘れるなよ!」
「あぁ・・・分かってる」
やっと進むべき方向は決まった
だけどまだ始まったばかり
問題も疑問も何一つ解決していない
それぞれが胸に複雑な想いを抱えながら夜は更けていく

応援ありがとうございます。♪
今日は風が強いですね。
本日のDayLightです🎶
動き始める?(^_^)v
それではどうぞ🎶
私信です。
拍手コメントのお礼
ゆ○○み様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
長らく潜伏生活をしておりましたが、やっと地下から這い出て来ました!(^_^)v
迷子にしてしまっていてごめんなさい。m(__)m
私も今はもう閉鎖されてしまったサイト様に足しげく通った記憶があります❗😃💕
素敵なサイト様が沢山あり楽しかったですよね♪
長いだけが取り柄?のサイトですがこれからもお付き合いよろしくお願いします。m(__)m
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっと本心を言ったね」
類が座り込んだままのジャックの前に移動し
視線を合わせるように腰を落としそう言った
ずっと疑問だった
その疑問の正体が知りたくて
俺達と会っていなかった時期の牧野の事を調べようと思ったのに
結果出てきた事実はたいした事の無い物ばかりで
牧野から聞いていた以上の事を知る事は出来なかった
だけどそのかわりジャックの事はかなり調べる事が出来た
ジャックが話した内容も
ほとんどはすでに報告書に書かれていた事柄がほとんどだったけれど
ずっと抱いている疑問の正体を知りたくて
長い告白に耳を傾けていた
牧野の自殺未遂に病室への不審者の侵入未遂
それに加えて牧野とジャックの部屋の火災
立て続けに起こった出来事に不信感ばかりが募っていたけれど
ゼウスと言う男の存在とジャックの部屋からも火が出た事
そしてジャックがゼウスから受けていたと告白した脅迫まがいの要求に
なんとなくジャックが怪しいと感じていたのは間違いで
ジャックも被害者なのかと感じ始めていたけれど
彼が最後に放った一言で
やっぱり自分の勘は間違っていなかったんだと感じた
ジャックは今回の出来事を確かに俺達のせいだと言った
彼のその言葉に全てが集約されていると思った
俺達のせい・・・
俺達が再び牧野に関わった事によって
俺達以外の誰かの止まったままだった時計の針も動き始めてしまった・・・
一番に頭に浮かんだのは司のお袋さんの顔
だけどジャックが一度ゼウスと一緒にいるところを見たというだけでは
今回の件に司のお袋さんが関わっているという証拠にはならない
もっと確実な
もっと決定的な証拠が無いと
俺達が束になってかかって行ったところで
事実を揉み消され真実は闇に葬り去られるだけだ
「あんたの本当の狙いは司のお袋さん・・・道明寺楓なんじゃないの?
だから司に近付いた・・・そうなんじゃない?」
ジャックは俯いたままで黙り込み何も答えない
「話したくないなら構わないけど
俺達を巻き込んだのは自分だって事を忘れないでね」
ジャックは何か考えている様子だったけど
それを言葉にする事はなかった
俺はジャックの前から再び元のソファーに戻ると
厳しい表情の三人を見回した
三人共、脳裏に浮かんでいるのは同じ事だろう・・・
信じたくないけれど今の状況だと
その考えを拭い去る事が出来ない
司にとっては最悪の状況だと思う
「どうする?」
静かに問い掛けた俺の声が部屋に響く
しばらく誰も何も答えなかったが
やがて司が意を決したように真っ直ぐに顔を上げると
「相手が誰だろうと関係ねぇ!
牧野を傷付ける奴は俺がぶっ殺してやる!」
「それが自分の母親でも?」
「言っただろ!相手が誰であろうと俺は許さない!」
「そう・・・分かった。
じゃあまず調べないとね。
ジャック?あんたの部屋からも火が出たんだろ?」
ジャックに問い掛けると
彼は僅かに顔を上げ小さく頷いた
あきらと総二郎が心配気にチラリとこちらを見たけれど
二人共何も言わなかった
「なら消防があんたを探してるんじゃないの?
とりあえず一度、部屋に戻った方がいいと思うんだけど?」
「俺の事はどうだっていい!どうせ部屋にはたいした物は置いてないしどうって事ない!
それよりもつくしの部屋からも火が出たんだろ?!
それに病院に変な男が現れたし!俺にはそっちの方が重要だ!
行くならつくしの部屋か病院に行く!」
「あんたはまだ自分の立場が分かってないようだけど俺達はあんたを信用してるわけじゃない!
そんな奴に牧野を任せるわけないだろ」
「俺をつくしから遠ざけようっていうのか?!」
「しばらくはね・・・それからあんなには監視を付けさせてもらうから
妙な動きしたらすぐに排除するから覚悟しといて」
「あんたらおかしいんじゃないのか?!俺も被害者なんだぞ!」
「勘違いしないで欲しいんだけど俺達を巻き込んだのはあんただ!
これからは俺達のやり方でやる。あんたの指図は受けないよ。
分かったらさっさと行って」
きつい口調できっぱりと言い切ると
ジャックは俺を一瞬だけ睨み付けるような視線を向けたけれど
特に口を開く事は無くそのまま立ち上がり部屋から出て行った
部屋にはやっと四人だけになった
ジャックが出て行ってすぐ
総二郎とあきらが緊張していた体から少しだけ力を抜いたのが分かった
だけど司はそのまま体制を崩さない
「で・・・これからどうするよ?調べるっても相手が・・・なぁ・・・」
総二郎はソファーの背もたれに体を預けるような体勢のままで
最後の言葉だけはあきらの方を見ながら言いにくいそうに濁した
「司?本当に大丈夫か?
もし・・・もしもだけど・・・本当にお袋さんが関わってたらお前・・・」
「あきら・・・大丈夫だ・・・
ババァとは今さら親子関係がどうとかってレベルでもねぇし・・・
何より今回の事の発端が俺にあるんなら俺が決着をつける!
いい加減うんざりなんだよ!
もしババァがこれに関わってるとしたらそれは俺のせいだ!
俺が今まで曖昧にやり過ごしてきたせいでまた牧野を傷付けちまった・・・
俺はこれ以上俺のせいで牧野が傷付つくところを見たくねぇんだ!
だから相手がババァであろうと関係ねぇ!きっちり落とし前つけてやる!!」
「・・・分かったよ・・・けど絶対に無理すんなよ!
じゃないと目を覚ました牧野がまた悲しむ事になるぞ!
それから俺達がいるって事も絶対に忘れるなよ!」
「あぁ・・・分かってる」
やっと進むべき方向は決まった
だけどまだ始まったばかり
問題も疑問も何一つ解決していない
それぞれが胸に複雑な想いを抱えながら夜は更けていく

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