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Baby baby baby 5

こんばんは。

ペンギン部屋です。🎶

それではどうぞ~✴











目の前で大きく手を振っている妻の格好は

定番のTシャツにジーンズにスニーカーというスタイル

ここまでは見慣れた格好だからなんとも思わねぇーけど

妻の足元には3羽の鴨

そして妻の肩に1羽の鴨が乗っている

足元にいる3羽は

寝てる‥これは類だな

毛づくろい‥これはあきらだ


そしてブロンド女の足元に擦り寄ってる‥これが総二郎


だとすると‥


肩に乗ってる最後のが俺かよ?

「なんで鴨を肩に乗せてんだよ?!
‥って‥それよか‥なんで鴨連れてんだよ?!」

「ん?鴨君達とお散歩の途中だよ。
 この子は歩くのが嫌みたいで抱えてたんだけど
 いい加減重くなってきちゃったから肩に乗せてみたの。
 凄いよね!意外と落ちないの!流石、道明寺!運動神経は抜群だね!」


なに感心してのか分かんねぇーけど


俺じゃねぇーぞ!

鴨だぞ!


鴨の俺だぞ!!


「鴨のだろ?!俺とは関係ねぇーんだからややこしい言い方すんな!」

「関係なくないよ。
 だって司はヒナちゃん達のパパとママなんだから。」


「だからややこしい言い方すんなっつってんだろ!」

「なんでもいいけどあんたと居ると目立つ!
 さっきからすっごい注目浴びてるし!早く行こ!」

なんでもよくねぇーんだよ!

それになこの場合はお前だぞ!

間違いなく鴨を肩に乗せてるお前だぞ!!


手にしていた3本のリードをSPに手渡すとまだ肩に乗った1羽をそのままに

俺の手を引っ張り歩き始めた妻に引き摺られるように付いて行く

隣を歩く妻の機嫌は悪くない

むしろ良い方だ

この数時間で一体何があったのかは知らねぇーけど

とにかく恥ずかしい事より妻の機嫌がいいのが一番だ!

お昼を食べにやってきたのは妻のお気に入りのセントラルパーク

街のど真ん中にこんなに大きな公園があるなんて素敵!と

NYへと着いた翌日から毎日のように散歩に出かけている

その公園の芝生の上にシートを広げバッグから

妻が取り出したのは三段重ねの重箱

中に入っているのは最近ではすっかり食べなれた妻の手料理

卵焼きにウインナーにから揚げにプチトマトetc‥

そして極めつけは妻お手製の爆弾おにぎり

何で爆弾かって?

それはとにかくデカイから

その小っちぇ手でどうやったらそんなでっけぇのが出来るんだってぐらい大きくて

普通のおにぎりのゆうに3つ分が1つに集約されている

それにぐるりと海苔を巻いてあるから見た目が爆弾そっくり

「爆弾くれ!」

「シャケとこんぶどっちがいい?」

「こんぶ。」

"はい。"と手渡された爆弾‥

その重さに手におにぎりが乗った瞬間、腕が下がる

妻の機嫌を警戒しつつしばらくは食事に専念

爆弾を2個喰わされて食事も終了

お茶を飲みながら重箱を片付けている妻を見ていた


「ねぇ、司?お願いがあるんだけど‥」


「なんだ?なんか欲しいもんでもあんのか?」


「違うよ。あのね‥ヒナちゃん達の名前なんだけど‥もう決めた?」

なんで俺がヒナの名前決めんだよ?

「いいや。」

「良かった~!じゃあ、私が決めてもいい?」

「ああ、お前の鴨なんだからお前が決めればいいだろ。」


「確かに私の鴨だけどヒナちゃん達のママは花沢類だしパパは道明寺でしょ。」

「鴨のだろ!?」

「当たり前でしょ!」

何言ってんのよ!って顔すんな!

ややこしい言い方してんのはお前なんだぞ!!


「分かってるよ!だからお前が好きなのにすればいいだろ!」

「う~ん‥そう思ってね‥いろいろ考えたんだけど‥
 決まらないのよね‥鴨ママの花沢類に聞いたってガァーとしか答えてくれないし、
 鴨パパの道明寺も同じでしょ‥だから思い切って人間の花沢類に電話してみたの。」


「類に何て聞いたんだよ?」


「花沢類の好きな物は何って聞いたのよ。」

「で?類は答えたんか?」


「ううん、なんか眠そうで私の好きなのでいいよって言うから
 決まらないから花沢類の好きな物の中から選ぼうと思って。
 なんでもいいから好きな物を言ってみてって聞いたの。」


「それで?」


"うん、これだよ!"と妻がバッグから出したメモに書かれていたのは


"牧野つくし"

"牧野と一緒に過ごす非常階段"

"牧野と一緒にする日向ぼっこ"

"牧野と一緒の散歩"

"牧野と一緒のお昼寝"

"牧野とのドライブ"

"牧野と飲む総二郎の抹茶ミルク"

"牧野が作ってくれたお弁当"


類のヤロー!

ぜってぇからかってやがんな!

今度あったらぜってぇぶっ殺す!!

「どれも名前にしたら長いでしょ?」

そういう問題かよ?!


睨みつける俺を軽く無視して妻は脳天気に話しを続けていく‥


「牧野つくしだったら私と同じだからややこしいし‥
 他のは長いしどうしようと思って?」


真剣に悩む事か?


「お前はもう牧野つくしじゃねぇーだろ!
 道明寺つくしだろーが!」

「だからね花沢類に私と一緒のこと以外で
 好きな食べ物とか無いって聞いたの。」

「オイ!無視してんじゃねぇーよ!」

「なにが?」

ハァ~聞いてねぇーのかよ‥

もう早くこの話しを終わらせてくれ!


「で?決まったのか?」


「うん、最後にね花沢類が言ったのにしようと思ってる。」


「なんだよ?」


「フルーツグラタン!」


「はぁ?フルーツとグラタンって事か?」

フルーツのグラタン‥

想像しただけで吐き気がする!


「うん。ダメ?」


「いいや‥なんでもいいよ。」


「じゃあ、こっちの黄色方がフルーツちゃんで
 黒い子がグラタンちゃんで決まり~!」

俺のスーツで遊ぶ2羽を捕まえて

"よろしくねフルーツちゃん、グラタンちゃん"

と挨拶をしている妻を眺めながら


この時、俺は一つの決心をしていた


それは‥


類のヤロー!

今度、日本に帰ったときは絶対ぶん殴ってやる!!











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kirakira
Posted bykirakira

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