チャッピー 1
こんばんは。
ペンギン部屋の『チャッピー』です。🎶
鴨にヤギに犬にインコです❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
後程、『螺旋』もUpする予定ですが、時間は未定です。
私信です
☆様
こんばんは。🎶
コメントありがとうございます。😆
いつもありがとうございます。💕
続きですよね?💕…どんなのがいいですか?
ハゲネタ引っ張ってみます?(笑)
季節は巡りに巡って‥
妻がNYへ来て3度目の夏がやって来た
NYの夏の気温は東京とほぼ同じ
但し東京のような湿気は無いので過ごしやすいけれど
それでも日中は陽射しがきつく妻の日課である散歩も
日中ではなく早朝
まだ陽射しがきつくなる前に散歩に出かけている
それは俺様が休日だって関係無い
俺様を一人ベッドに残したまま妻は鴨とヤギを連れて散歩に出かける
休日ぐらいのんびりと妻と朝のひと時を過ごしたいと思っているのに
妻はそんな俺様の気持ちなんて気付くはずも無く
今朝も目を覚ましたら既にベッドに妻の姿は無かった
ハァ~
休みの日ぐらいのんびり出来ねぇーのかよ?
目覚めた瞬間から零れた溜息が
開け放たれていた窓から吹き込む風に流されて行く
床に落ちたままだったローブを拾い上げ
袖を通しながらリビングへと入って行くと
そこに妻の姿は無く
いや‥
妻だけではなくヤギも鴨もいない
時計はそろそろ午前8時を指そうとしている
もうそろそろ帰ってくる頃だな
リビングのテーブルの上に置かれている新聞を手に取り
サーバーからコーヒーを注ぎソファーに座り煙草に火をつけた
ちょうど煙草を一本吸い終わったタイミングで妻達が帰ってき
「ただいま~司~おはよう~!」
「おぅ!おかえり。」
妻の後ろから続々と入ってくるヤギと鴨と犬‥
犬?
なんで増えてんだよ?!
「おい!その犬なんだよ?!」
妻の足元には灰色の薄汚れたきったねぇ~小型犬がこっちを見てやがる!
「この子ね散歩の途中で見つけたの。
首輪はしてるんだけど迷子みたいなのよね。」
「そんな事どうだっていいんだよ!
なんで連れて帰ってくんだって言ってんだよ!?」
「だって‥この子お腹すいてるみたいだったし、
なんか私に懐いちゃっててチャッピーって呼んだらついて来ちゃったんだもん。」
ついて来ちゃったって‥
「どうするつもりなんだよ?!
そんな汚ねぇー犬!?」
「この子、ちゃんと洗ってあげたら綺麗になると思うし
首輪してるからきっと飼われてた子だと思うのよね。
だから飼い主さん探してあげようと思って‥
ねぇ?それまでの間だけだからこの子飼っちゃダメ?」
「ダメだ!俺様が犬嫌いなのは知ってんだろ?!
それに鴨とヤギでもう一杯なんだよ!さっさと元の場所へ捨てて来い!」
「ねぇ、司?お願い!
司には近づけないようにするから!」
卑怯だこの女!
こんな時だけしおらしいフリしてお願いしやがる!
俺がダメだって言えねぇの分かっててやってんだろ?!
クソッ!
「好きにしろ!だけどこいつを置くは飼い主が見つかるまでだぞ!
それからぜってぇーそいつを俺様に近づけんな!」
「ありがとう、司。
おいで、チャッピー!」
『ワン!』
妻においでといわれて付いて行く犬
チャッピーって‥
妻にとって犬=チャッピーらしく
全ての犬をチャッピーと呼んでいる
今までチャッピーと呼ばれて返事した犬は初めてだけど
散歩の途中で見かける犬はどれもこれも全てチャッピーと呼んでいる
どうして妻は犬=チャッピーなのかと言うと
妻が子供の頃に近所の家が飼っていた犬の名前がチャッピーで
妻と仲良しでよく一緒に散歩に行っていたらしい
ちなみにチャッピーって微妙な名前の犬の種類はブルドッグだったらしい
妻が犬を連れてバスルームに消えた後
散歩から戻った鴨とヤギの食事タイムが始まる
早くしろとばかりにエサ箱を覗き込みながらメェ~と一鳴きするヤギと
ガァガァと大合唱を始める鴨
エサ箱にエサを入れるまで続く混声合唱に溜息と共に立ち上がり
エサを用意する俺様
ったく!
なんで俺様が休日にこいつらの世話しねぇーといけねぇーんだよ!
ヤギと鴨は空腹が満たされるとそのままそれぞれの定位置で眠り始めた頃
妻がバスルームからまだ濡れたままの犬をバスタオルに包んで出てきた
「ねぇ、司?
チャッピーね足を怪我してるみたいなの。
病院に連れて行くから運転して!」
今さっき俺様にそいつを近付けんなって言ったばっかだろ?!
なんで俺様が貴重な休日に犬のために運転しなきゃなんねぇーんだよ!?
「俺様は休みなんだよ!
行きたければ車呼べ!」
「今日は日曜日だよ!運転手さんだってお休みなんだから邪魔しちゃ悪いじゃない!」
俺様の休みも邪魔しちゃ悪いと思えよな!

応援ありがとうございます。
ペンギン部屋の『チャッピー』です。🎶
鴨にヤギに犬にインコです❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
後程、『螺旋』もUpする予定ですが、時間は未定です。
私信です
☆様
こんばんは。🎶
コメントありがとうございます。😆
いつもありがとうございます。💕
続きですよね?💕…どんなのがいいですか?
ハゲネタ引っ張ってみます?(笑)
季節は巡りに巡って‥
妻がNYへ来て3度目の夏がやって来た
NYの夏の気温は東京とほぼ同じ
但し東京のような湿気は無いので過ごしやすいけれど
それでも日中は陽射しがきつく妻の日課である散歩も
日中ではなく早朝
まだ陽射しがきつくなる前に散歩に出かけている
それは俺様が休日だって関係無い
俺様を一人ベッドに残したまま妻は鴨とヤギを連れて散歩に出かける
休日ぐらいのんびりと妻と朝のひと時を過ごしたいと思っているのに
妻はそんな俺様の気持ちなんて気付くはずも無く
今朝も目を覚ましたら既にベッドに妻の姿は無かった
ハァ~
休みの日ぐらいのんびり出来ねぇーのかよ?
目覚めた瞬間から零れた溜息が
開け放たれていた窓から吹き込む風に流されて行く
床に落ちたままだったローブを拾い上げ
袖を通しながらリビングへと入って行くと
そこに妻の姿は無く
いや‥
妻だけではなくヤギも鴨もいない
時計はそろそろ午前8時を指そうとしている
もうそろそろ帰ってくる頃だな
リビングのテーブルの上に置かれている新聞を手に取り
サーバーからコーヒーを注ぎソファーに座り煙草に火をつけた
ちょうど煙草を一本吸い終わったタイミングで妻達が帰ってき
「ただいま~司~おはよう~!」
「おぅ!おかえり。」
妻の後ろから続々と入ってくるヤギと鴨と犬‥
犬?
なんで増えてんだよ?!
「おい!その犬なんだよ?!」
妻の足元には灰色の薄汚れたきったねぇ~小型犬がこっちを見てやがる!
「この子ね散歩の途中で見つけたの。
首輪はしてるんだけど迷子みたいなのよね。」
「そんな事どうだっていいんだよ!
なんで連れて帰ってくんだって言ってんだよ!?」
「だって‥この子お腹すいてるみたいだったし、
なんか私に懐いちゃっててチャッピーって呼んだらついて来ちゃったんだもん。」
ついて来ちゃったって‥
「どうするつもりなんだよ?!
そんな汚ねぇー犬!?」
「この子、ちゃんと洗ってあげたら綺麗になると思うし
首輪してるからきっと飼われてた子だと思うのよね。
だから飼い主さん探してあげようと思って‥
ねぇ?それまでの間だけだからこの子飼っちゃダメ?」
「ダメだ!俺様が犬嫌いなのは知ってんだろ?!
それに鴨とヤギでもう一杯なんだよ!さっさと元の場所へ捨てて来い!」
「ねぇ、司?お願い!
司には近づけないようにするから!」
卑怯だこの女!
こんな時だけしおらしいフリしてお願いしやがる!
俺がダメだって言えねぇの分かっててやってんだろ?!
クソッ!
「好きにしろ!だけどこいつを置くは飼い主が見つかるまでだぞ!
それからぜってぇーそいつを俺様に近づけんな!」
「ありがとう、司。
おいで、チャッピー!」
『ワン!』
妻においでといわれて付いて行く犬
チャッピーって‥
妻にとって犬=チャッピーらしく
全ての犬をチャッピーと呼んでいる
今までチャッピーと呼ばれて返事した犬は初めてだけど
散歩の途中で見かける犬はどれもこれも全てチャッピーと呼んでいる
どうして妻は犬=チャッピーなのかと言うと
妻が子供の頃に近所の家が飼っていた犬の名前がチャッピーで
妻と仲良しでよく一緒に散歩に行っていたらしい
ちなみにチャッピーって微妙な名前の犬の種類はブルドッグだったらしい
妻が犬を連れてバスルームに消えた後
散歩から戻った鴨とヤギの食事タイムが始まる
早くしろとばかりにエサ箱を覗き込みながらメェ~と一鳴きするヤギと
ガァガァと大合唱を始める鴨
エサ箱にエサを入れるまで続く混声合唱に溜息と共に立ち上がり
エサを用意する俺様
ったく!
なんで俺様が休日にこいつらの世話しねぇーといけねぇーんだよ!
ヤギと鴨は空腹が満たされるとそのままそれぞれの定位置で眠り始めた頃
妻がバスルームからまだ濡れたままの犬をバスタオルに包んで出てきた
「ねぇ、司?
チャッピーね足を怪我してるみたいなの。
病院に連れて行くから運転して!」
今さっき俺様にそいつを近付けんなって言ったばっかだろ?!
なんで俺様が貴重な休日に犬のために運転しなきゃなんねぇーんだよ!?
「俺様は休みなんだよ!
行きたければ車呼べ!」
「今日は日曜日だよ!運転手さんだってお休みなんだから邪魔しちゃ悪いじゃない!」
俺様の休みも邪魔しちゃ悪いと思えよな!

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