fc2ブログ

Happy birthday to Beast 2008 3

こんにちは。

ペンギン部屋です。🎶

それではどうぞ~✴











「ああー!分かったよ!とにかく牧野が屋敷に帰ればいいんだろ?!」


「ああ、あいつが機嫌良く戻ってくりゃいいんだよ!」

さりげなく大胆な注文付けてんじゃねぇーよ!


「分かったよ!その代わり俺がどんな方法使おうと後で文句言うんじゃねぇーぞ!」

俺がそう言うと目的を達した猛獣がやっと重い腰を上げ
自分のオフィスへと戻って行った


‥結局、俺はあいつの思う通りに動かされただけじゃねぇーかよ!


くそ!あのバカ夫婦!!


なにかあれば俺んとこに問題を持ち込みやがって!

今回ばかりは俺を頼った事を後悔させてやる!!









妻が帰ってきた

それも超~ご機嫌で!

それは嬉しいんだけど‥

妻が帰宅早々に俺に放った言葉に固まったしまった

「ねぇ司?楽しい誕生日パーティーにしようね!」

「はぁ?」

「え?!司が美作さんに言ったんじゃないの?
 私に誕生日のパーティーの準備をして欲しいって?」

「‥えっ!?‥あ、ああ‥あ、あきらはお前になんて言ったんだ?」

「司の考えじゃなかったの?」


速攻で妻の機嫌の雲行きが怪しくなり始める

「い、いや!言った!俺の考えだ!
 でもあきらがお前にどんな風に伝えたのか知りたかっただけだ!」

「ほんと?」

「ああ、マジだ!だから教えてくれないか?」

「美作さんはね、司が私に自分の誕生日パーティーの準備をして欲しいって。」

「それだけか?」



「え~っとね‥後はお料理だとか場所だとかも私が選んでいいし‥
 あ!それに招待する人も私が選んでいいって言ってたけど?違うの?」


「い、いいや‥違わない‥と‥思う‥」


「ねぇ?私に誕生日パーティー開いて欲しかったんだよね?」


「ああ‥」


クソッ!
あきらのヤロー!余計な事言いやがって!!


俺様の誕生日は妻と二人っきりでまった~りと甘~い夜を過ごす予定だったんだよ!


スケジュールだってそのために誕生日の夜は空けてあったのに!


あきら、ぶっ殺す!


「ねぇ司?」


「ん?」


「楽しいパーティーにしようね!」


「ああ‥そうだな‥」


すっかり機嫌も直りパーティーをする気満々の妻に今さらダメだとも言えず


「なぁ?お前が一人で準備すんのか?
 大変だぞ?!大丈夫か?」


「うん、大丈夫だよ!椿お姉さんも居てくれるし、滋さんと桜子も協力してくれるって!
 それに美作さんのお母様も手伝ってくださるって!」


マジか‥?


「し、滋とあきらのお袋さんはいらねぇーんじゃねぇーか?」


「ん?どうして?みんな司の誕生日パーティー楽しみにしてるよ?」


そういう意味じゃねぇーんだよ!


まぁ姉ちゃんと桜子がいるから道明寺のパーティーで
それほど無茶な事はしねぇーだろうけど‥


今の俺にとって妻の大丈夫!という言葉ほど信用出来ないものは無い!


大丈夫か?俺の誕生日‥


「マジで大丈夫か?」


「大丈夫だって!ねぇ、それより一緒にお風呂に入ってパイレーツごっこする?」


「す、する!!」


「クスッ‥声、裏返ってるよ!」


「うるせぇー!笑うな!行くぞ!!」


「ギャ~~!!」


色気のねぇ声‥








応援ありがとうございます。
スポンサーサイト



kirakira
Posted bykirakira

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply