続・ミッションインポッシブル 6
こんばんは。🎵
スーパーサラリーマンシリーズのミッションインポッシブルの続編です。🎶
それではどうぞ~✴
「あの・・・専務?
落とし前って・・・?」
「とりあえずその話しは後だ!
お前が探してる資料ってのはこれだろ?」
そう言いながら美作専務はいつの間にか後ろに控えていた秘書に合図を送ると
美作専務の後ろから秘書さんが脇に抱えていたファイルの中から
スッーと俺へと差し出した書類
礼を言ってそれを受け取り後輩に確認を取る
「これでいいのか?」
デスク越しに俺から書類を受け取った後輩は
パラパラと書類をめくりながら
”はい、確かにこれです!ありがとうございます!”
と美作専務へ頭を下げている
とりあえず問題は一つ解決したけれど
どうしてこの書類を美作専務が持っていたんだ?
それに俺の大問題はまだ何一つ解決していない・・・
「あの・・・どうして美作専務がこれをお持ちだったのでしょうか?」
「あのバカ女が朝一の会議に必要だからお前に渡せって連絡してきたんだよ!
クソッ!朝っぱらから夫婦して俺をパシリみたいに使いやがって!」
「あの・・・夫婦っていうのは・・・道明寺さんと牧野先輩の事でしょうか?」
「それ以外、誰がいんだよ!簡単に俺に命令すんなつっーの!」
いや・・・俺が命令したわけじゃないから・・・
俺に言われても・・・
もしかして俺・・・八つ当たりされてたりする・・・?
「あのぅ・・・専務?先程のおとしまえがどうとか・・・
覚悟がどうだとかは一体なんのお話しだったのでしょうか・・・?」
「あ~その話しか、その前にとりあえず辞表を書け!」
「グフッ!?」
専務の言葉に上手く言葉を吐き出せなくて
喉元で空気が爆発した感じ・・・
「司はクビにしろ!なんて言って息巻いてたけど
司の言いなりになるのは俺のプライドが許さねぇーし
司の言いなりでお前をクビにしたなんて事が牧野にバレたら
また面倒臭ぇから早く辞表を書け!」
なんとも横暴な・・・
「あ、あの・・・俺はどうしてクビにならなきゃいけないんでしょうか?
なんかその・・・昨日、皆さんのお気に触るような言動を・・・」
「ハァ~お前、マジでな~んも思い出さねぇみたいだな・・・」
「すみません・・・」
「お前、昨日酔っ払って司の企みをぜ~んぶ吐いたんだよ!
お陰でこっちは牧野にこってり絞られて機嫌の悪い司に当たり散らされて
えらい迷惑してんだよ!分かったらさっさと辞表出せ!」
ゲッ!?
「あ・・・あの・・・俺が話してしまった道明寺さんの企みって・・・もしかして・・・?!」
「そのもしかしてだよ!」
冷たく言い放たれた美作専務の言葉が見えない刃となって俺に突き刺さる・・・
「ったく!あのバカもお前を使って下手な小細工しやがって!」
「す、すみません!あの・・・俺・・・NYで夜中に道明寺さんに呼び出されて・・・
断れなくて・・・」
「それも全部、昨日お前が酔った勢いで話したから知ってんだよ!
調子に乗ってベラベラとしゃべりやがって!」
ヤバイとかそんなレベルじゃない・・・
美作専務の冷たい視線がうなだれたように頭を垂れた俺の後頭部に降り注ぐ
NYで道明寺さんに
もし牧野先輩にバレたら
一生こき使ってやる!と言われている・・・
「あの・・・専務・・・俺、道明寺さんに一生こき使ってやる!
って言われてたんですけど・・・」
「じゃあ、一生こき使われてろ!」
「そ、そんな・・・・・・
な、なんとかなりませんか?助けて下さい!専務!」
「なんともなんねぇーよ!
ウダウダ言ってねぇーでお前はさっさと辞表書いてデスク整理しろ!」
「そんな・・・・・・」
「うるせぇ!俺も忙しいんだよ!」
泣き付く俺に取り付く島も無く
にべもなくあっさりと拒否されてしまった・・・
一夜にして無職決定・・・?
天国から地獄へ落とされた感じだったけど
こんなのはまだまだ地獄の入口にすぎなかった・・・

応援ありがとうございます。
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「あの・・・専務?
落とし前って・・・?」
「とりあえずその話しは後だ!
お前が探してる資料ってのはこれだろ?」
そう言いながら美作専務はいつの間にか後ろに控えていた秘書に合図を送ると
美作専務の後ろから秘書さんが脇に抱えていたファイルの中から
スッーと俺へと差し出した書類
礼を言ってそれを受け取り後輩に確認を取る
「これでいいのか?」
デスク越しに俺から書類を受け取った後輩は
パラパラと書類をめくりながら
”はい、確かにこれです!ありがとうございます!”
と美作専務へ頭を下げている
とりあえず問題は一つ解決したけれど
どうしてこの書類を美作専務が持っていたんだ?
それに俺の大問題はまだ何一つ解決していない・・・
「あの・・・どうして美作専務がこれをお持ちだったのでしょうか?」
「あのバカ女が朝一の会議に必要だからお前に渡せって連絡してきたんだよ!
クソッ!朝っぱらから夫婦して俺をパシリみたいに使いやがって!」
「あの・・・夫婦っていうのは・・・道明寺さんと牧野先輩の事でしょうか?」
「それ以外、誰がいんだよ!簡単に俺に命令すんなつっーの!」
いや・・・俺が命令したわけじゃないから・・・
俺に言われても・・・
もしかして俺・・・八つ当たりされてたりする・・・?
「あのぅ・・・専務?先程のおとしまえがどうとか・・・
覚悟がどうだとかは一体なんのお話しだったのでしょうか・・・?」
「あ~その話しか、その前にとりあえず辞表を書け!」
「グフッ!?」
専務の言葉に上手く言葉を吐き出せなくて
喉元で空気が爆発した感じ・・・
「司はクビにしろ!なんて言って息巻いてたけど
司の言いなりになるのは俺のプライドが許さねぇーし
司の言いなりでお前をクビにしたなんて事が牧野にバレたら
また面倒臭ぇから早く辞表を書け!」
なんとも横暴な・・・
「あ、あの・・・俺はどうしてクビにならなきゃいけないんでしょうか?
なんかその・・・昨日、皆さんのお気に触るような言動を・・・」
「ハァ~お前、マジでな~んも思い出さねぇみたいだな・・・」
「すみません・・・」
「お前、昨日酔っ払って司の企みをぜ~んぶ吐いたんだよ!
お陰でこっちは牧野にこってり絞られて機嫌の悪い司に当たり散らされて
えらい迷惑してんだよ!分かったらさっさと辞表出せ!」
ゲッ!?
「あ・・・あの・・・俺が話してしまった道明寺さんの企みって・・・もしかして・・・?!」
「そのもしかしてだよ!」
冷たく言い放たれた美作専務の言葉が見えない刃となって俺に突き刺さる・・・
「ったく!あのバカもお前を使って下手な小細工しやがって!」
「す、すみません!あの・・・俺・・・NYで夜中に道明寺さんに呼び出されて・・・
断れなくて・・・」
「それも全部、昨日お前が酔った勢いで話したから知ってんだよ!
調子に乗ってベラベラとしゃべりやがって!」
ヤバイとかそんなレベルじゃない・・・
美作専務の冷たい視線がうなだれたように頭を垂れた俺の後頭部に降り注ぐ
NYで道明寺さんに
もし牧野先輩にバレたら
一生こき使ってやる!と言われている・・・
「あの・・・専務・・・俺、道明寺さんに一生こき使ってやる!
って言われてたんですけど・・・」
「じゃあ、一生こき使われてろ!」
「そ、そんな・・・・・・
な、なんとかなりませんか?助けて下さい!専務!」
「なんともなんねぇーよ!
ウダウダ言ってねぇーでお前はさっさと辞表書いてデスク整理しろ!」
「そんな・・・・・・」
「うるせぇ!俺も忙しいんだよ!」
泣き付く俺に取り付く島も無く
にべもなくあっさりと拒否されてしまった・・・
一夜にして無職決定・・・?
天国から地獄へ落とされた感じだったけど
こんなのはまだまだ地獄の入口にすぎなかった・・・

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