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Emergency 6

こんにちは。

本日のEmergencyです。\(^-^)/

F4集合…?(^_^)v




それではどうぞ~✴













そして道明寺の肩越しに見えたTVでは未だに報道特別番組が流れていた


「ねぇ!早くアレ止めてもらってよ!」


「あっ!おお!分かった、ちょっと待ってろ。」


そう言うと道明寺はポケットから携帯を取り出すとどこかへ電話をし始めた・・


って・・ここ病室じゃない!


病室での携帯電話は禁止よ!って声を出そうとした瞬間


再び凄い勢いでドアが開いて入ってきたのはF3・・・


病室に入ってきた三人の表情はそれぞれで


美作さんは呆れてるのかな・・?


西門さんは確実に怒ってるな・・!


花沢類は・・う~ん・・分かんない・・


彼だけ表情に変化なし


軽く笑みを浮かべたまま私のベッドまで歩いてきた彼は

道明寺を押しのけるようにして私の目の前に立つと

花沢類の両腕が伸びてきてふわりと包み込むように

私を抱きしめると頬にキスをした・・・

ボンッ!って音が鳴った気がした・・

一瞬で赤く染まる私の頬と病室に響く道明寺の怒鳴り声


「類!てめぇー何やってんだよ!つくしから離れろ!
 こいつに触んな!!」


慌てて花沢類から私を引き離す道明寺・・・


怒鳴られても我関せずの花沢類は


「司のケチ!いつも牧野独り占めしてるくせに、
 たまにはいいでしょ?」


「ケチとか言うな!こいつは俺のもんなんだよ!
 いいか、二度とこいつに触るなよ!
 それにお前も類に抱きしめられて赤くなってんじゃねぇ!!」


怒りの治まらない道明寺を宥めるように割って入って来たのはやっぱり美作さん・・


「まぁまぁ司、そう怒るなよ。
 類だって心配してたんだから。」


「そうだよ、俺だって心配してたんだからね。」


花沢類はそう言うともう一度、私のほうを見ながら


「牧野が無事でよかったよ。」


「・・あ、ありがとう・・それからごめんなさい。」


「俺らには謝罪は無しか?」


「えっ!?あっ・・ご、ごめんなさい、心配かけて・・」


「・・ったくだよ!」


髪をかき上げながら話す西門さん


「お前が居なくなったって司が大騒ぎして大変だったんだぞ!
 まぁ、今回は無事でよかったけど、次は倒れる前に電話して来いよ!」


「・・う、うん・・ごめんなさい・・」


「総二郎、もうそれぐらいでいいでしょ。
 牧野だって反省してるんだし。」


「分かってるよ!だけどな!俺はこの真冬の寒空の下で
 お前が帰ってくるのをアパートの前で3時間も待ってたんだぞ!
 俺が風邪ひいたらお前に看病してもらうからな!」


西門さんはそう言いおえると私の頭をクシャクシャと撫でた・・


キツイ言葉とは裏腹な優しい仕草にまた涙が溢れてくる・・



「・・ありがとう・・」


司の長い指が私の頬を伝い落ちる涙を掬ってくれる・・


「いいか牧野!俺達の迷惑なんて考えなくていいから今度は倒れる前に連絡して来いよ!
 どっちにしたって俺達は迷惑掛けられるんだからな!」


「そーだぞ!どっちみち俺達は司に迷惑掛けられるんだからな!」



「・・うん、分かった・・みんな本当にごめんなさい・・」



「分かったんならいいよ。」


「じゃあそろそろ行くぞ!」


F3達が話し終えた後、いきなりそう言った道明寺に抱き上げられてしまった・・


「ちょ、ちょっと!何処行くのよ?!」


「何処って、屋敷に帰るんだよ!!」


「わ、私はまだ帰れないよ!
 まだ熱下がってないし・・点滴だって終わってないんだから!」


「医者なら屋敷に待機させてある!
 こんなとこに居たら治るもんも治んねぇんだよ!」



なんつぅー言い草よ・・

仮にも私がお世話になった病院なのよ・・


「私はここでいいの!
 年が明けたら退院できるから。それまでここに入院する!」


「ダメだ!お前は屋敷に連れて帰る!
 どうしても此処に居たいって言うんだったら俺も一緒に此処で寝泊りするからな!!」


ハァ?


此処で寝泊りって・・


「バカな事ばっかり言わないでよ!」


「一番のバカはお前なんだよ!
 ウダウダ言ってねぇーで行くぞ!!」


そう言うが早いかまるで重さなど感じていないかのように

私を軽々と抱き上げ病室を後にする道明寺・・


病院の廊下をお姫様抱っこされて運ばれていくのは
今、TVで話題の牧野つくしです・・


穴があったら入りたい心境なんです・・・

もう道明寺の首に腕を巻きつけ顔を隠すぐらいしか思いつかなくて

必死に道明寺にしがみついていた・・・


てっきり車だと思っていた移動方法だったけど

道明寺に抱き上げられたまま連れてこられたのは病院の屋上にあるヘリポートだった


「下はマスコミで一杯だからヘリで行くぞ!」


爆音が鳴り響く屋上で私は道明寺のコートにグルグル巻きにされ
抱き上げられたままヘリに乗り込んだ


ヘリの中でも道明寺の膝の上に乗せられたままで


隣には美作さんが乗り込み目の前には西門さんと花沢類が座っている


お、降ろして欲しいんだけど・・


だけど会話をしようにもこの爆音の中ではそれもままならず


結局、離陸してから10分足らずで道明寺のお屋敷に到着してしまった・・


ヘリから降りる時も


道明寺家の長い廊下を移動する時も


私はずーっと彼に抱えられたままで


連れてこられたのはいつもの東の角部屋・・


そーっとベッドに下ろされてさっそく待機していたお医者様の診察を受けた


だけど・・診察中もずーっと道明寺が張り付いていて診察をしてくださっている

先生もなんだかやりにくそう・・


道明寺が目を光らせていた診察の結果はやはり単なる風邪

それに疲労・・


やっぱり目一杯詰め込んだバイトがマズかったみたい


お医者様からはしばらくの安静を言い渡され


道明寺には


"ベッドから出るな!"


"トイレに行きたかったら俺を呼べ!"


などなどお医者様以上の絶対安静を言い渡されてしまった


ハァ~気が付けばもう一日が終わる時間



大変な一日がやっと終わった・・・














応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

Comments 2

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2018/04/27 (Fri) 22:36 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

悠○様

おはようございます。\(^-^)/
コメントありがとうございます。♪

ウザいぐらいに優しくて甘々の司君です❗(笑)
私もお世話されたいです❗😃💕
GWが始まりましたね❤
素敵なGWをお過ごしくださいね。\(^-^)/

2018/04/28 (Sat) 08:58 | EDIT | REPLY |   

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