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Family 96

こんにちは。💕

本日も『Family』です。🎶

あきら君がダークです‥😅

それではどうぞ~✴


お知らせです。
本日より少しずつですが本宅の長編をこちらにお引越しする予定です。
放置している未完結の長編『月夜に』と完結している長編『FlyHigh』の2本を
お引越しさせるべく作業中です。
お引越しにあたり久しぶりに2本のお話しを読み返しておりますが
久々過ぎて自分で書いたお話しなのにすっかり忘れております‥😅
読み返しながら誤字脱字の修正と表現のおかしな部分等の修正などを進めております。

本日は後程、長編2本を1話ずつお引越しさせます。
(時間は未定です。)




私信です
☆様
こんにちは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
そうなんです!つくしちゃんに似てるんです!♥
みんなでひよこちゃん食べたのかしら?ムフフ💕



ア○○ィ○○ョーク様
こんにちは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
つくしちゃんと望ちゃんには嫁姑の争いは起こらないと思います❗
逆にすっごく気があって二人で出掛けちゃって司パパと健君が
ヤキモキするかもです🎵
健君達を追いかけ回した人物が特定されたようで本日はあきら君が
かなりのダークです❗😆💕✨











つくし達が出て行って直ぐ後

入れ代わるように西田が入ってきた


「遅くなり申し訳ございません。
問題の詳細が判明いたしましたのでご報告致します」


そう言って西田が貸し出したファイルを受け取り中を確認すると
今夜の出来事が順を追って並べられていた


健達がバイト先を出たのが午後8時過ぎ

健と彼女が乗る車を運転していたのはSPで
助手席にもSPが同乗していた
前後にも警護の車が付き
それぞれ2名づつ同乗し健達の車を挟むよう
車列を作りバイト先を出た

車列が大通りに出た所でまずバンが車列を邪魔するように前方に割り込み
スピードが落ちた所で脇道から出て来た二人乗りのバイクが健達の車を取り囲むように走行し始めた

バンが前方に割り込んだ時点で危険を察知したSPによって
直ぐ警戒措置が取られバンは排除されたが
週末の夜ということもありまだ交通量も多く
小回りのきくバイクに手こずり都内を
走り回っていたようだ


「司?全部捕まえたのか?」


俺の手元の報告書を覗き込むような体勢のあきらから発せられた言葉


「あぁ、その中に一匹
面白れぇーのが入ってたぞ」





そう言って可笑しそうに笑った司

久々に聞く声だった

声だけで肌がゾワソワと粟立つような感覚

普段、牧野達の前では決して見せない
司のもう一つの顔


ファイルの中に見つけたのは

“藤城誠士”の名前


あの孫か‥


「こいつが首謀者か?」


「あぁ、舐めたまねしやがって!
ぶっ殺してやる!」


静かに吐き捨てるように発せられた言葉に
マジなんだと思った

司は本気でこいつを殺るつもりだ


「分かった、でもちょっと待て!」


「口出しすんな!」


「口出しするつもりはねぇーよ!
でもこの手の仕事はお前んとこより
俺んとこの方が慣れてるから今回は
こっちに任せろ!ちょうどいいのがあんだよ!」


「いいのってどんなの?」


「暫くまともに飯が食えなくなるから聞くな!類!」



「クスッ、楽しそうだね」


「楽しくはねぇって‥
とにかくまとめてそっくりこっちに任せろ!」

司の手元からファイルを奪うように抜き取り


「それじゃ、俺は行くわ!」


とだけ残し部屋を出た




このご時世


ビジネスだけではなく何もかもがグローバルだ


情報は瞬時に世界中に拡散し共有される時代だ


表があれば

裏もある


光が射せば

その先には影が出来る


暫くまともに飯が食えなくなる‥


類達にそう言ったのは事実で


今やサディストもサイコパスも

全てがグローバルな時代

決して表には出せない趣味嗜好を人知れず楽しむ奴らがいる


広大な宮殿の庭に放たれた腹を空かせた獣

獲物は生きた人間

狩る物と狩られる者が真逆となった倒錯した世界に

無情の歓びを得る者


固く閉ざされた正面玄関の鍵を開ける為に敢えて裏口の扉を叩く

その為のいい手土産が思いがけず手に入った


ククククッ





司んとこのSPに確保されたのは
藤城誠士を含め8人

年齢も出身も全てバラバラの男達

確保された男の一人がSPが少し脅しを掛けただけで
ベラベラと話した内容によると

全員が初対面で互いの名前も知らず

皆、藤城誠士が闇の求人サイトで集めた素人集団


詳しい仕事内容は知らされず報酬は一人10万

前金として半額を受け取り指定された車を取り囲み
パパラッチの真似事をしろと指示を受けていた

誠士以外は車に乗っている人物が誰なのかさえ分かっていなかった


司から奪うように手にしたファイルを
自身のSPに手渡し地下の駐車場から車に乗り込んだ


移動した先は晴海埠頭の端にひっそりと建てられている海運会社の事務所


この海運会社は表向きは美作とは無関係を装っているが
その実態は戦前より美作の裏家業の一角を担っている


事務所に入ると中に居たのは最近代替わりしたばかりの四代目の男が
一人で俺の到着を待っていた


挨拶など必要ない

事務所に入り奥に置かれていたソファーに腰を下ろすと
すぐに無言のまま目の前のモニターに映し出されたのは
広い倉庫のような場所で手足を拘束され椅子に座らされた藤城誠士の姿


バチン!と大きな音を立てて焚かれたライトに
眩しそうに顔をしかめていた男は
やがて光に慣れ始めると大声で喚き始めた


聞くに堪えない罵詈雑言を一頻り喚き散らした後は
聞かれてもいないのにベラベラと健の誘拐計画を喚き始めた


素人を寄せ集めただけで計画もずさん


「坊っちゃん、こいつが本当にあの藤城の跡取りだったんすか?」


「あぁ、あのまま行けばな」


「ハァ?!まぁ、どっちにしろ藤城はこいつの代でお終まいだったっつー事ですね」


「そうだな」


“バカだ”

“バカ過ぎる”

モニターの中で喚く藤城誠士に眉を潜めながら呟いているのを横目に
秘書から届いたばかりのファイルを捲った


藤城誠士は例の騒動の時に父親と一緒に
特別背任の容疑で逮捕されていたが
積極的な関与は認められず実刑判決は免れていた
現在は執行猶予中で無職

付き合いのあったホステスの部屋に転がり込み
所謂、ヒモ生活を送っていたが最近
その女にも愛想を尽かされたようで
部屋を追い出され
ネットカフェなどを転々としていたらしい

ヒモ生活をしていた時から坊っちゃん育ちが抜けず
女の金でギャンブル三昧で相当ヤバい所からも金を借りている

酒を飲むと気が大きくなるタイプのようで
頻繁に道明寺に対する恨み辛みを口にしていて
いつか復讐してやるだとかどうやら一発逆転を夢見て
大風呂敷を広げていたようだが
実際は女にも見捨てられ借金で首が回らず
追い込みが掛かり逃げ回っていたようで

今回のずさん過ぎる誘拐計画は奴の一発逆転の大風呂敷だったようだ

闇サイトで集められた他の奴らも似たようなもんで
それぞれが崖っぷち


「裏は取れてんのか?」


「はい、概ね各自の証言と一致しております」


「そうか、ならこのまま進めろ!」



「承知いたしました。
それでは早速取りかかります」


四代目の男が恭しく頭を下げ
部屋から出て行った


モニターの中の藤城誠士はまだ何やら喚いていたが
やがて一人の男がカメラ前に現れ誠士の腕に何やら液体を注射すると
すぐに奴の身体から力が抜け落ちた

引き摺られるようにフレームアウトして行った藤城誠士


今後、奴の姿を日本で‥


いや‥


この地球上で見る事はない








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kirakira
Posted bykirakira

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