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Family 99

こんばんは。

本日の『Family』です。🎶

遅くなってごめんなさいm(__)m
物凄く中途半端で纏まっていません‥😅


それではどうぞ~✴



私信です
☆様
こんばんは~♥
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ハイ!ここら辺の事は司パパにお任せしちゃいます❗😆💕✨
ムフフ💕


ア○○ィ○○ョーク様
こんばんは。(#^.^#)
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
息子に焼きもち妬いちゃった司パパですが
司パパの爆弾発言につくしちゃんもビックリで
何だか変な方向に進んでしまっています‥😅
健君と望ちゃんがどんな未来を歩むのかまだ決まっていませんが
司パパとつくしちゃんはきっと見守ってくれると思います。(#^.^#)












朝、電話で呼び出しておいた健がオフィスへと入ってきたが
その表情から察するに恐ろしく機嫌が悪い


俺の前で遠慮無く感情を出してくるのは家族と仲間達だけだが
それにしても俺はなんでこいつにこんなにも睨まれなきゃいけねぇーんだ?

無言のままオフィスに入ってきて
デスクに座る俺の前に立ち
無言のまま俺を睨んでやがる

「んだよ?!」


「父さん、母さんに余計なこと言わないでくんない?」


「余計なことってなんだよ?」

そう問いかけた俺に健は少しだけ視線を外し
恥ずかしそうに呟いた言葉は


「避妊とか」


ブッ!


健からの予想外過ぎる言葉に思わず飲みかけていた珈琲を吹き出しかけた


「それつくしが言ったのか?!」


「そう、朝飯食いながらずっと俺の方を見てブツブツ言ってるから変だなと思ったら
いきなりちゃんと避妊してるのかって
父さん、母さんに余計なこと言ったよね?
じゃなきゃ母さんがいきなりあんな言葉を口にするわけないもん!」


「あぁ、まぁ、童貞じゃねぇとは言ったけど
それ以上の事はなんも言ってねぇーぞ!」


「だから!それが余計なんだって!
二人して朝っぱらからなんの話ししてんだよ?!」



外していた視線を戻し再び不機嫌な表情で俺を見下ろしてくる健


「で、ちゃんとしてんのか?」


「答えたらまた母さんに言うんでしょ?」


「あぁ、言うぞ!
俺とつくしの間には隠し事はねぇーからな!
それに言わなきゃまた勝手な妄想して
ウジウジ考え始めるだけだろーが!」


「それはそうだけどさ‥」


「ウダウダ言ってねぇーで!
どうなんだよ?!」


「父さん達が心配してるような事にはならないから
安心してていいよ」


「心配ってなんだよ?」


「だから子供が出来たから結婚するとか‥」


「お前にとってはそれが心配事なんか?」


俺の言葉に一瞬だけ怪訝な表情を浮かべたが
すぐに引っ込めて

「俺のじゃなくて父さん達のって事だよ。
いきなり子供が出来たから結婚するとか言ったら困るだろ?」


自分でも驚く程に今の健の言葉が癇に触った

健が自分の立場や俺達の立場
周囲の状況を考えての言葉だとは分かっているが

何故か今の言葉に無性にムカついた


「親を舐めてんじゃねぇーぞ!クソガキが!
俺やつくしがそんな事で困るってマジで思ってんのか?!」


「そういうわけじゃないけど‥」


「じゃあ、どういうわけなんだよ?!」

問い詰める俺に健は少し困ったような表情を浮かべ
後ろに置かれているソファーへと移動した


「俺さ、望にプロポーズしたんだ‥
でも今はまだ答えられないって
断られたんだよ!」


健の言葉に自身の片眉だけが上がったのが分かった


「俺としては今すぐ結婚したいって考えてたわけじゃなくて
将来の約束が欲しかったから婚約だけでもしたいって思ってたんだけど‥
俺さ高等部を卒業したらNYの大学に行きたいと思ってるから
出来れば望にも一緒に行って欲しいって思ってて‥」



「行きゃいいじゃねぇーかよ?!」


「簡単に言わないでよ」


「簡単じゃねぇーかよ?!
一緒に向こうの大学に行くのが何が難しいんだよ?」


「俺は父さんみたいに強引には出来ないよ」


「お前、なんか勘違いしてねぇーか?」


グダグダと俺には理解不能な言い訳じみた言葉を吐き始めた健の前に移動しソファーに座った


「俺はお前らが二人でちゃんと話し合って決めた事なら反対なんてしねぇーぞ!」


「それは分かってるけど‥
母さんは違うんじゃないの?
母さんは一緒に行かなかったじゃない」


「お前、俺とつくしの真似したいのか?」


「そんなわけないじゃん!」


「だったら、俺達の時の事なんて
関係ねぇーだろーが!?
それにな!俺は無理やりでも一緒にNYに行きたかったのに
あいつは自分でついて来ないって決めて
4年も遠距離恋愛するつもりだったんだぞ!」


「健?」


「なに?」


「あの頃の俺とつくしは認められてたわけじゃなかったし
祝福されてたわけでもなくて
将来の約束だって曖昧で心の拠り所は
自分の気持ちだけで俺としては離れたくはなかったんだよ。
でも、日本に残るって決めたあいつに無理強いは出来なかったから
一人で行ったんだ」


あの頃の俺はやっと想いが通じたつくしを離したくなかった

だからあの夜


初めてつくしが全てを委ねてくれた夜


わざと避妊しなかった


子供が出来ればあいつの頑なな心を
解きほぐせるんじゃないかと思ったから


つくしは知らないけれど確信犯だったっつーことだ


実際、賭けだったけれど

俺は賭けに勝った


健がつくしの頑なな心を解きほぐし

俺は守る者が増え頑張る事が出来た


「あの頃の俺は頑固な女を口説き落とす事が出来なかったんだよ!
だから腹ん中にいたお前に任せたんだ!」


健を妊娠している事が分かってすぐに入籍だけを済ませ
NYへと戻った俺は守る者が増え周囲が驚く程、安定した


俺はともかくつくしは妊娠も結婚も予想外の事で
戸惑いも大きかったと思うけれど
今となってはあいつのウダウダ考え過ぎる性格を考えると良かったのかも知れないと思っている

唯一、後悔している事と言えば二人でちゃんと話し合って決めた事じゃないって事ぐらいで

それも今となっては必要な事だったんだと思っている










応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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