Family 108
こんにちは。🎵
本日は『Family』です。🎶
やっと動き出しましたが‥😅
中途半端な感じでごめんなさいm(__)m
それではどうぞ～✴
私信です
☆様
こんにちは。♥
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ムフフ💕楽しんでいただけましたか？🎵😍🎵
ごめんなさい！書き方が悪かったかもです‥
このお話しの続きと書いてしまいましたが
内容的には全く別のお話しなんです‥😅
つくしちゃんを堪能する司君は皆さんの妄想で❗よろしくお願いします🙇⤵
巡回ルートにある村々を回っていた人間から緊急の連絡が入ったのは
東京の空がうっすらと白み始めた頃だった
あきらから入った連絡によると
２つ目に訪れた村で彼女は次に襲撃のあった村を訪問する予定だと言っていて
その村には予定日まで後一週間程の初産の妊婦さんがいるので
心配なので生まれるまで滞在する予定だと話していたらしい
これで松岡があの村に滞在していたのがほぼ確定的になった
オフィスには昨夜遅く京都から慌てて帰京してきた総二郎もいる
重苦しい空気に支配されるオフィス
つくしと桜子は目を真っ赤にしたまま
ソファに座り互いに手を握りあっている
静かに内線の受話器を持ち上げ
西田にＧＯサインを出した
美作さんからの電話が最悪の状況を告げている事は
電話で話すパパの表情で分かった
美作さんとの会話を終えたパパは険しい表情のままで
告げられたのは優紀があの村に居た可能性がほぼ確定的になったという事
頭の中が真っ白で思考が上手く回らなくて
ただただ涙だけが溢れ出てきて
繋いだままの桜子の手を爪が食い込むほど強く握りしめていた
もし優紀に何かあったらどうしよう？
いや！優紀は強い女性だからどんな逆境の中でも生きる事を諦めたりしない！
彼女なら大丈夫！
止めどなく沸き上がる不安を押し流すように涙が溢れ
押し潰されそうになる不安を凌駕するように大丈夫だと自らに言い聞かせている
パパが西田さんにＧＯサインを出したのが分かった
これから遠く離れた地で命をかけた
戦いが始まる
救出作戦が始まってからは後方支援についているアメリカ海軍の空母から
衛星回線を通じて現場の部隊から逐一報告が入るようになった
この回線はロンドン、パリ、ドバイ、東京に繋がっていて
それぞれがそれぞれの地で状況を見守っている
隊員のヘルメットに取り付けられているカメラから
リアルタイムで映像が流れてくる
現地は夜
月も新月で明かりはほとんど無い暗闇の中を
無言で進んで行く隊員
ぼんやりと映し出されているのは
隊員が持つライフルの銃身と粗末な建物
足元は舗装などされておらず先ほどまで降っていた雨の影響で
足元はぬかるんでいる
そんな中をゆっくりと慎重に歩を進めていた隊員の足が止まり
しゃがみこむように体勢を低くし
手で合図をしたのを皮切りにそれは一斉に始まった
飛び交う怒声と銃声がアフリカの夜を切り裂き
ライフルから発射される弾丸が闇を紅く染める
時間にして１０分程
やがて銃声が止み
闇を押し流すようにライトが灯されて
映し出された光景に息を飲んだ
地面に転がる無数の屍と闇に紛れ身を隠すように部屋の隅にかたまり
身を寄せ合う村人
“村は完全に掌握した。
襲撃犯は全員死亡。
当方の被害はゼロ。
村人は一ヶ所に集められていたが
生存者の中にターゲットの姿は見当たらないため引き続き捜索する。”
画面の向こうから聞こえてきた隊員の言葉に
つくしと三条がほぼ同時に崩れ落ち
三条を助け起こしている総二郎も顔面が蒼白になっている
「パパ‥」
「大丈夫だ！まだ決まったわけじゃない！諦めんな！」
つくしを助け起こしながら吐いた言葉を
自分にも言い聞かせている
そうだ！まだ決まったわけじゃない！
諦めんな！
あいつはつくしのダチだけあって
根性と生命力に溢れた女だ
何があっても最後まで生きる事を諦めない女のはずだ
“診療所で外国人を発見！
ですがターゲットではありませんでした！”
“保護したのはアメリカ人女性！
足に被弾している為、ヘリで搬送予定です！
その女性の証言でターゲットは村を脱出した可能性が出てきましたので
範囲を広げ引き続き捜索を続行します！”
“現在、村は完全に掌握状態で指揮権を政府軍に委譲し
我々はターゲットの保護に専念します”
“あっ！少々お待ち下さい”
報告を続けていた隊員の声が途切れ
オンのままの通信回線を通じて数人の話し声が聞こえてきた
“保護したアメリカ人女性が話をしたいと申し出ておりますが
いかがなされますか？”
“分かった、出せ！”
隊員のヘルメットに取り付けられているカメラに映し出されたのは
若い白人女性だった
足には包帯が巻かれていたが
その包帯は血と泥で汚れていて
顔にも着ている衣服も血や泥で汚れている
別の隊員に支えられながら話す彼女は
自分はコネチカット出身のジェシカ・ハーパーだと名乗り
一年前にこちらに赴任し松岡優紀と一緒に活動していると告げた
“彼女を最後に見たのは？”
“襲撃があった時も一緒にいました”
彼女の語った処によると
襲撃のあった夜、若い妊婦に出産の兆候がみられたため
診療所では準備の真っ最中だった
その準備の最中に突然、銃声が響き
続いて大勢の人間の怒鳴り声が聞こえ
危険を察した彼女と松岡は咄嗟に妊婦を車に乗せ逃げようとしたが
運悪く自分は足を被弾してしまい
逃げ遅れてしまったが彼女と妊婦だけは何とか逃がす事が出来た
だけど襲撃犯が車を見つけ追いかけて行ったので逃げきれたのかは分からない
それ以降、彼女も妊婦も姿を見ていないと告げた
そして最後に‥
“彼女が無事な事を祈っている、
誰だか知らないけれど助けてくれてありがとう”
神のご加護をと告げ迎えに来たアメリカ軍のヘリに乗り込んだ
応援ありがとうございます。
本日は『Family』です。🎶
やっと動き出しましたが‥😅
中途半端な感じでごめんなさいm(__)m
それではどうぞ～✴
私信です
☆様
こんにちは。♥
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ムフフ💕楽しんでいただけましたか？🎵😍🎵
ごめんなさい！書き方が悪かったかもです‥
このお話しの続きと書いてしまいましたが
内容的には全く別のお話しなんです‥😅
つくしちゃんを堪能する司君は皆さんの妄想で❗よろしくお願いします🙇⤵
巡回ルートにある村々を回っていた人間から緊急の連絡が入ったのは
東京の空がうっすらと白み始めた頃だった
あきらから入った連絡によると
２つ目に訪れた村で彼女は次に襲撃のあった村を訪問する予定だと言っていて
その村には予定日まで後一週間程の初産の妊婦さんがいるので
心配なので生まれるまで滞在する予定だと話していたらしい
これで松岡があの村に滞在していたのがほぼ確定的になった
オフィスには昨夜遅く京都から慌てて帰京してきた総二郎もいる
重苦しい空気に支配されるオフィス
つくしと桜子は目を真っ赤にしたまま
ソファに座り互いに手を握りあっている
静かに内線の受話器を持ち上げ
西田にＧＯサインを出した
美作さんからの電話が最悪の状況を告げている事は
電話で話すパパの表情で分かった
美作さんとの会話を終えたパパは険しい表情のままで
告げられたのは優紀があの村に居た可能性がほぼ確定的になったという事
頭の中が真っ白で思考が上手く回らなくて
ただただ涙だけが溢れ出てきて
繋いだままの桜子の手を爪が食い込むほど強く握りしめていた
もし優紀に何かあったらどうしよう？
いや！優紀は強い女性だからどんな逆境の中でも生きる事を諦めたりしない！
彼女なら大丈夫！
止めどなく沸き上がる不安を押し流すように涙が溢れ
押し潰されそうになる不安を凌駕するように大丈夫だと自らに言い聞かせている
パパが西田さんにＧＯサインを出したのが分かった
これから遠く離れた地で命をかけた
戦いが始まる
救出作戦が始まってからは後方支援についているアメリカ海軍の空母から
衛星回線を通じて現場の部隊から逐一報告が入るようになった
この回線はロンドン、パリ、ドバイ、東京に繋がっていて
それぞれがそれぞれの地で状況を見守っている
隊員のヘルメットに取り付けられているカメラから
リアルタイムで映像が流れてくる
現地は夜
月も新月で明かりはほとんど無い暗闇の中を
無言で進んで行く隊員
ぼんやりと映し出されているのは
隊員が持つライフルの銃身と粗末な建物
足元は舗装などされておらず先ほどまで降っていた雨の影響で
足元はぬかるんでいる
そんな中をゆっくりと慎重に歩を進めていた隊員の足が止まり
しゃがみこむように体勢を低くし
手で合図をしたのを皮切りにそれは一斉に始まった
飛び交う怒声と銃声がアフリカの夜を切り裂き
ライフルから発射される弾丸が闇を紅く染める
時間にして１０分程
やがて銃声が止み
闇を押し流すようにライトが灯されて
映し出された光景に息を飲んだ
地面に転がる無数の屍と闇に紛れ身を隠すように部屋の隅にかたまり
身を寄せ合う村人
“村は完全に掌握した。
襲撃犯は全員死亡。
当方の被害はゼロ。
村人は一ヶ所に集められていたが
生存者の中にターゲットの姿は見当たらないため引き続き捜索する。”
画面の向こうから聞こえてきた隊員の言葉に
つくしと三条がほぼ同時に崩れ落ち
三条を助け起こしている総二郎も顔面が蒼白になっている
「パパ‥」
「大丈夫だ！まだ決まったわけじゃない！諦めんな！」
つくしを助け起こしながら吐いた言葉を
自分にも言い聞かせている
そうだ！まだ決まったわけじゃない！
諦めんな！
あいつはつくしのダチだけあって
根性と生命力に溢れた女だ
何があっても最後まで生きる事を諦めない女のはずだ
“診療所で外国人を発見！
ですがターゲットではありませんでした！”
“保護したのはアメリカ人女性！
足に被弾している為、ヘリで搬送予定です！
その女性の証言でターゲットは村を脱出した可能性が出てきましたので
範囲を広げ引き続き捜索を続行します！”
“現在、村は完全に掌握状態で指揮権を政府軍に委譲し
我々はターゲットの保護に専念します”
“あっ！少々お待ち下さい”
報告を続けていた隊員の声が途切れ
オンのままの通信回線を通じて数人の話し声が聞こえてきた
“保護したアメリカ人女性が話をしたいと申し出ておりますが
いかがなされますか？”
“分かった、出せ！”
隊員のヘルメットに取り付けられているカメラに映し出されたのは
若い白人女性だった
足には包帯が巻かれていたが
その包帯は血と泥で汚れていて
顔にも着ている衣服も血や泥で汚れている
別の隊員に支えられながら話す彼女は
自分はコネチカット出身のジェシカ・ハーパーだと名乗り
一年前にこちらに赴任し松岡優紀と一緒に活動していると告げた
“彼女を最後に見たのは？”
“襲撃があった時も一緒にいました”
彼女の語った処によると
襲撃のあった夜、若い妊婦に出産の兆候がみられたため
診療所では準備の真っ最中だった
その準備の最中に突然、銃声が響き
続いて大勢の人間の怒鳴り声が聞こえ
危険を察した彼女と松岡は咄嗟に妊婦を車に乗せ逃げようとしたが
運悪く自分は足を被弾してしまい
逃げ遅れてしまったが彼女と妊婦だけは何とか逃がす事が出来た
だけど襲撃犯が車を見つけ追いかけて行ったので逃げきれたのかは分からない
それ以降、彼女も妊婦も姿を見ていないと告げた
そして最後に‥
“彼女が無事な事を祈っている、
誰だか知らないけれど助けてくれてありがとう”
神のご加護をと告げ迎えに来たアメリカ軍のヘリに乗り込んだ
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