二度目の恋の話をしよう 2
二度目の2話目です。
それではどうぞ~✴
有り得ねぇーー
この俺様が一目惚れなんて・・・
TVの天気予報で梅雨明け宣言が出されたと同時に蝉が鳴きはじめ
東京の街中はうだるような暑さでアスファルトからは陽炎が立っている
大学の4年間をNYで過ごし卒業と同時に日本に戻り4年
現在は日本支社の専務の肩書きを持ち仕事をしている
取引先との会食を終えオフィスへと戻る道すがら
午後からの予定変更を告げる秘書の声に耳を傾けながら
信号待ちで止まったリムジンの中から
陽炎立つアスファルトの向こうに視線を向けていた・・・
うだる様な暑さの中
道行く大勢の人間の中で一人の女に目が釘付けになった・・
一瞬にして心を奪われる・・
なんて事有り得ないと思っていた・・
だけどリムジンの中から見つけた彼女に
俺は自分でも呆れるくらい心を奪われてしまった
リムジンの横の歩道から目の前の信号を渡ろうとしている彼女
オフホワイトの膝丈の スカートからスラリと伸びた脚
ブラウンに染められた髪は肩口までの長さで軽くウェーブが掛かっていて
肩からはビジネスバッグが掛けられていて
スカートと同色のジャケットを左手に持っている
外の気温は30℃をゆうに超えているはずなのに・・・
アスファルトには陽炎も立っているのに・・
道行く人々の中で彼女だけが軽やかにアスファルトを蹴り上げている
まるで重力なんて存在していないかのように軽やかに歩く彼女・・
彼女の背中には羽が生えている・・・
&n bsp;
彼女は背中の大きな翼を羽ばたかせ今にも飛び立とうとしている天使なんだ・・
そう思った瞬間、俺の頭の中に浮かんだのは彼女は俺の天使だという事
もう理屈じゃない
俺の中の野生の勘が絶対に彼女を見失っちゃいけないと警告音と発している
もう足が体が勝手に動き始めていた
自分でリムジンのドアを開け陽炎立つアスファルトへ一歩足を踏み出した
突然、飛び出した俺に驚いて秘書の声が追いかけてくるけど
それを無視したまま目の前で点滅を始めている信号を一気に渡り切った< /div>
信号を渡り切った所で彼女に追いつき後ろから声を掛けると同時に腕を掴んだ
いきなり腕を捕まれ振り向いた彼女は
驚いて黒めがちな大きな瞳を見開いて俺を見つめている
俺はどうしたいのだろうか・・?
本能のままに彼女を呼び止めたけど・・
次に繋ぐべき言葉が見つからない・・
歩道の真ん中で見詰め合ったまま
不思議な事に街中の喧騒もすべて消えていた
行き交う人の足音も車のエンジン音も
なにも聞こえてこない・・
ただ耳に届くのは彼女の微かな息づかいだけ・・
「・・あ、あの・・なにかご用ですか・・?」
少し湿り気を含んだ彼女の声・・
「・・あっ・・ああ・・お前・・」
「・・はい・・?」
「俺と結婚しねぇーか?」
これがほろ苦くもどかしい恋の始まりだった

応援ありがとうございます。
それではどうぞ~✴
有り得ねぇーー
この俺様が一目惚れなんて・・・
TVの天気予報で梅雨明け宣言が出されたと同時に蝉が鳴きはじめ
東京の街中はうだるような暑さでアスファルトからは陽炎が立っている
大学の4年間をNYで過ごし卒業と同時に日本に戻り4年
現在は日本支社の専務の肩書きを持ち仕事をしている
取引先との会食を終えオフィスへと戻る道すがら
午後からの予定変更を告げる秘書の声に耳を傾けながら
信号待ちで止まったリムジンの中から
陽炎立つアスファルトの向こうに視線を向けていた・・・
うだる様な暑さの中
道行く大勢の人間の中で一人の女に目が釘付けになった・・
一瞬にして心を奪われる・・
なんて事有り得ないと思っていた・・
だけどリムジンの中から見つけた彼女に
俺は自分でも呆れるくらい心を奪われてしまった
リムジンの横の歩道から目の前の信号を渡ろうとしている彼女
オフホワイトの膝丈の スカートからスラリと伸びた脚
ブラウンに染められた髪は肩口までの長さで軽くウェーブが掛かっていて
肩からはビジネスバッグが掛けられていて
スカートと同色のジャケットを左手に持っている
外の気温は30℃をゆうに超えているはずなのに・・・
アスファルトには陽炎も立っているのに・・
道行く人々の中で彼女だけが軽やかにアスファルトを蹴り上げている
まるで重力なんて存在していないかのように軽やかに歩く彼女・・
彼女の背中には羽が生えている・・・
&n bsp;
彼女は背中の大きな翼を羽ばたかせ今にも飛び立とうとしている天使なんだ・・
そう思った瞬間、俺の頭の中に浮かんだのは彼女は俺の天使だという事
もう理屈じゃない
俺の中の野生の勘が絶対に彼女を見失っちゃいけないと警告音と発している
もう足が体が勝手に動き始めていた
自分でリムジンのドアを開け陽炎立つアスファルトへ一歩足を踏み出した
突然、飛び出した俺に驚いて秘書の声が追いかけてくるけど
それを無視したまま目の前で点滅を始めている信号を一気に渡り切った< /div>
信号を渡り切った所で彼女に追いつき後ろから声を掛けると同時に腕を掴んだ
いきなり腕を捕まれ振り向いた彼女は
驚いて黒めがちな大きな瞳を見開いて俺を見つめている
俺はどうしたいのだろうか・・?
本能のままに彼女を呼び止めたけど・・
次に繋ぐべき言葉が見つからない・・
歩道の真ん中で見詰め合ったまま
不思議な事に街中の喧騒もすべて消えていた
行き交う人の足音も車のエンジン音も
なにも聞こえてこない・・
ただ耳に届くのは彼女の微かな息づかいだけ・・
「・・あ、あの・・なにかご用ですか・・?」
少し湿り気を含んだ彼女の声・・
「・・あっ・・ああ・・お前・・」
「・・はい・・?」
「俺と結婚しねぇーか?」
これがほろ苦くもどかしい恋の始まりだった

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