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続・かりゆしの島 4

こんばんは。(#^.^#)
本日は久しぶりの『続・かりゆしの島』です。🎶
久しぶりすぎて私が読み返してしまいました‥😅
短いですが‥
それではどうぞ~✴


私信です
ゆ○様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
短編のお話し楽しんで頂けて嬉しいです🎵😍🎵
ケンカしながらも仲良しのつかつく
格好いい司君と可愛いつくしちゃんを妄想するのは楽しいので
これからも妄想出来たらなぁ~と思っています❗😆💕✨


☆様
こんばんは~✴
コメントありがとうございます。😆
いいですねぇ~♥バックハグ💕
次はず~っとバックハグしたままでとかムフフ💕ですよね🎵








その人影はあっという間に私達の元まで辿り着くと
私を押し退け千尋の前にしゃがみ込んだ

「千尋!大丈夫か?
どこが痛い?!」


現れたのは司なんだけど

突然現れた見知らぬ大人に名前を呼ばれ
千尋は驚き戸惑いの表情を浮かべ
助けを求めるような視線を私に向けている


「つ、司、肩を脱臼しただけだと思うから大きな声出さないで」


千尋だけじゃなく周囲には島の子供達もみんないる状況で
突然現れた見知らぬ大人に警戒しているのが分かるから
怖がらせないように努めて冷静に話す


「脱臼しただけだと!?
大丈夫か?!千尋!
お父さんがすぐに痛くないようにしてやるからな!」



「‥お、父さん?なの‥?」


痛みに顔を歪めながらも彼の言葉の
そこだけに反応した千尋は大きく目を見開き
言葉の真偽を確かめるように私を見ている


「えぇ、この人が千尋のお父さんよ‥でもね‥」


「「「えーーっ!」」」



周囲から同時に上がった驚きの声に
私の声はかき消され言葉を繋げなかった


「ちぃちゃんのパパカッコいい~!」


「凄~い!背が高い~!」


千尋を心配し集まっていた子供達が
口々に騒ぎ出し
その騒ぎに気付いた大人達も集まってきてしまい結構な騒ぎに‥


「千尋?ケガしたのか?」


「あっ!先生!
千尋が木から落ちて肩を脱臼したみたいなんです
診ていただけますか?」



「ダメだ!俺の船にいる主治医に診せる!
ヤブ医者は引っ込んでろ!」


ハァ~


「ちょっと!なんてこと言うのよ!
先生はヤブ医者なんかじゃないわよ!
千尋は私の娘なんだから余計な口出さないで!」


「うるせぇ!俺は千尋の父親なんだぞ!」


「今さら父親面しないでよ!」


思わず口をついて出てしまった言葉にハッとする

我ながら酷い事を言っている自覚はある

だけど私はいきなり現れて自分勝手に振る舞おうとする彼に腹を立てていた

「父親面なんてしてねぇ!
心配してるだけだ!お前こそ母親なら千尋の事、もっとちゃんと見てろ!」

このままじゃ売り言葉に買い言葉で
喧嘩になるだけだって分かっているけれど
彼の放った言葉にカチンときて止まらない

「なんですって?!私が母親としてちゃんとしてないって言いたいわけ?」


「そこまで言ってねぇーだろーが!」


「言ってるじゃない!」


「言ってねぇ!」


言い争う私と彼にストップを掛けたのは先生だった

「ヒートアップしているところ邪魔して済まないけど
ここで君達が言い争っていても解決はしないだろうから
取り敢えず千尋を診療所に運ぶよ」


「触るな!
俺が運ぶ!」


結局、彼が千尋を診療所まで運び
診察室の中にまでズカズカと上がり込み
診察に口だけじゃなくて手も足もって‥

出せる物は全部出して邪魔してくるので
診察室から強制退場させた


診断の結果、千尋の怪我は肩の脱臼と足首の捻挫と
その他、多数の打撲と擦過傷

その他、多数の打撲と擦過傷はいつ出来た傷なのか微妙なんだけど

とにかく全治1週間

この1週間は大人しくしているようにと
先生にちょっときつめのお説教を貰い
診察室から出た途端に千尋に駆け寄り抱き寄せている彼


ハァ~


どういうつもりかは分からないけど
また突然現れた彼に親子二人だけの
穏やかな生活がかき乱される事になりそうだった








応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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