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二度目の恋の話をしよう 8

こんにちは。

本日の二度目です。🎵
中途半端な所でぶった切っておりますが…😅


それではどうぞ~✴




私信です。
☆様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
新しいのも妄想しなくちゃ!ですね\(^-^)/
頑張りますっ!😆




クソッ!


あきらの野郎!


何が個人情報だよ!


手間かけさせやがって!



思いがけないダチからの抵抗に出鼻をくじかれイライラが募る


あきらとの電話を叩き切ってすぐ内線で

あの女の事を調べるように指示を出すと


5分もしない内に西田がオフィスへと入って来た


手渡されたファイルに記されていたのは


今日、街中で偶然見つけたあの女の過去と現在


氏名・住所・携帯番号・年齢はもちろんだが


血液型から家族構成に留学先の大学名にその当時の住所に

ゼミの教授の氏名に交友関係に果ては食べ物の好みまで

この短時間では絶対に調べられないほどの情報量 だ


ファイルをめくりながら訝しげな視線を送る俺に気付いた西田は


「それは道明寺のデーターベースに保存されていた物でございます。」


と告げた



「どうして、うちのデーターベースにこの女の情報が入ってんだよ?!」



「牧野様は英徳のご出身で在学中は司様のご学友であられます美作様、西門様、花沢様と
 親交を深めておられましたし現在では美作様の第一秘書をされておりますので。」



分かったような・・


分かんねぇーような理由だけど深くは考えていなかった

とにかくあの女の住所と携帯番号が手に入った事に満足していた


俺様の手を振り払って逃げた牧野つくし!


覚悟しとけよ!


ぜってぇ捕まえてやるからな!!


仕事を終えオフィスを出たのが午後10時


地下の駐車場に停めてある自分の車に乗り込み



カーナビに彼女の自宅住所を設定すると街へと滑り出した



夜の街を40分ほどで彼女の住むマンションに到着



近くに車を停め



今どきオートロックにもなっていない安っぽいマンションへと

入って行きエレベーターで5階へと上がる




503号室



これが彼女の部屋番


エレベーターを降り左へと折れると同じ色のドアが並んでいる


端から順に501・502と表示されているドアの前を通り過ぎる


503号室と書かれた表札には名前は書かれていなかったが


迷わずインターフォンを鳴らした



廊下に面してる窓からは明かりが漏れていて


人がいる気配はするのに幾らインターフォンを鳴らしても応答が無い


わざわざ俺様がこんな所まで出向いてやっているのに


シカトするなんていい度胸してんじゃねぇーかよ!



ムカついてドアノブに手を掛け


ガチャガチャと回すと同時に中に居るはずの彼女を呼ぶ



「オイ!居るのは分かってんだぞ!
 さっさと出て来い!!」


大声で叫び中の反応を窺うけど変化無し



「オイ!出てこねぇーとドア蹴破るぞ!!」


その言葉と同時にドアを蹴ると

やっと中から反応が返ってきた



「・・・ど、どちら様ですか・・?」


ドアの向こうから聞こえてきた小さな声



「俺だ!道明寺司だ!さっさと開けろ!!」



「・・あ、あの・・な、なにかご用でしょうか?」


「話しがあるんだよ!いいから顔見せろ!!」



「・・ご、ご近所の迷惑になるので大きな声出さないでください!
 そ、それに私には話す事なんて何も無いので帰ってください!」




「お前に無くても俺にはあるんだよ!
 グダグダ言ってねぇーでさっさと開けろ!
 じゃねぇーとマジでドア 蹴破るぞ!!」



ガンガンとドアを蹴っていると


やっと中から鍵を開ける音がして


目の前のドアが少しだけ開いた


ほんの数センチだけ開いたドア



「オイ!なんでチェーン掛けたままなんだよ?!
 これも外せ!!」



「お、お断りします!
 お話しなら聞きますから大きな声出さないでください!」




「ダメだ!これも外して俺を中へ入れろ!
 じゃねぇーともっと大声出すぞ!!」



さらに大きな声で 怒鳴ると


彼女は慌てて俺を制してからやっとチェーンを外しドアを開けた



開いたドアからすかさず身体を中へと滑り込ませると


慌てている彼女の横をすり抜け部屋へと上がり込んだ



「・・あっ!・・ちょ、ちょっと!」



「あん?なんだよ?!」



「・・か、勝手に・・上がらないで下さい!」




勝手に上がるなと彼女は怒っているけど


小さな玄関からすぐに部屋で上がっても上がらなくても


大して変わらねぇーじゃねぇーかよ!


それにしてもせっめぇ部屋だな・・



こんなとこに住んでんのか?



靴を脱いで部屋へと上がりこむと


左横には小さな小さなキッチンらしき物が備え付けられてあり


奥の部屋の大部分を占めているのはベッド



マジでこんなとこで生活できんのか?


ソファーもねぇ・・


仕方なくベッドへ腰を下ろすと



「ちょ、ちょっと!そこに座らないで下さい!」



慌てて俺の腕を引っ張りベッドから引き摺り下ろす彼女



「座るとこねぇーだろ?!」



「・・・す、座らないで・・いいでしょ・・」



小さな小さな彼女の声・・・



「ああん?!なんか言ったか?!」



「い、いえ・・あの・・ゆ、床にお願いします・・」



そう言いながら小さなクッションを


俺の方へと押し出した彼女に小さく溜息が零れる・・


警戒心丸出しで思いっきり腰が引けているのが手に取るように分かる


彼女の言うとおり大人しく床に座 った俺


彼女は相変わらず少し離れた場所に立ったまま



「なに突っ立ってんだよ?!
 お前も座れ!」



俺の言葉に恐る恐るその場に座った彼女


警戒心むき出しのその態度が軽く癪に障り


ついつい余計な事を口走ってしまう俺・・


「お前、いつもこんな簡単に男を部屋に上げてんのか?」



俺のこの言葉を聞いた途端、今までほとんど目を合わせなかった彼女が


顔を真っ 赤にして俺を睨んでいる



「失礼ね!あんたが強引に上がりこんで来たんでしょ!
 そんな事言う為に来たんだったら帰って下さい!」



すんげぇ剣幕で怒りはじめた彼女


「冗談だ!本気にすんな!」



「帰ってください!」



「話しは終わってねぇーんだよ!
 それよりお前は客にコーヒーも出さねぇーのか?」



「コーヒーが飲みたければ自分のお屋敷で飲んでくださ い!
 それよりお話しって何でしょうか?
 さっさと話して出て行ってください!」



「そう慌てんな!
 時間ならたっぷりあるんだからよ!」



俺を睨み続けている彼女


気の強い女だ!


気に入った!


今までこんな女は俺の周りには居なかった


大抵の女は俺様が声を掛けるとそれだけで


喜んで部屋までついて来るのに


この女はわざわざ部屋まで出向いてやっている俺様に喜ぶどころか


さっさと帰れと追い出そうとする










応援ありがとうございます。

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kirakira
Posted bykirakira

Comments 6

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2018/05/03 (Thu) 11:55 | EDIT | REPLY |   

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2018/05/03 (Thu) 16:13 | EDIT | REPLY |   

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2018/05/03 (Thu) 19:13 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

悠○様

こんにちは。
コメントありがとうございます。

頑固なつくしちゃんと絶賛暴走中の司君です❗😃💕
頑なに拒否しているつくしちゃんが段々と…♥
攻める司君で頑張りますっ!\(^-^)/

2018/05/04 (Fri) 12:36 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

ゆ○○○う様

こんにちは。
コメントありがとうございます。

司君が暴走してます❗😃💕
つくしちゃんには迷惑ですよねぇ~(>_<)
今さら記憶のない司君につくしちゃんがどうするのか?
楽しみにしててくださいね。\(^-^)/

2018/05/04 (Fri) 12:39 | EDIT | REPLY |   

kirakira  

の○子様

こんにちは。
コメントを残していただけると妄想の励みになります。\(^-^)/
ありがとうございます。♥

司君らしい…そう言っていただけて嬉しいです🎵😍🎵
50歳を過ぎて突然思い出した司君の心情を感じとっていただけて
本当に嬉しいです❗😆
これからもお付き合いよろしくお願いいたします。m(__)m

2018/05/04 (Fri) 12:45 | EDIT | REPLY |   

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