Family 134
こんばんは。🎵
本日も『Family』です。🎶
意外な‥♥
どうしても4人にしたかったんです❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは~✴
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
色々と気にしない人達なので‥😅
類君とあきら君‥どうしましょう?
あきら君ママが黙っていないと思いますが‥♥
恋愛矢印‥こんがらがりすぎですよね🎵
でもつくしちゃんはそのこんがらがりに気付いていない?💕
ア○○ィ○○ョーク様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
望ちゃんのご両親からもなんとか了解をいただけたので
予定は大幅に変更になりそうですが新しい家族が増えて
益々、賑やかになりそうです❗
子育てはお姑さんがベテランつくしちゃんなので
なにかと心強いと思います❗😆💕✨
なんとかお許しも出て
お義父様の"いや~曾孫かぁ~、健!よくやった!"なんて言葉を皮切りに
広間は一転して和やかな祝福ムードに変わった
んだけどね‥
和やかな祝福ムードの中‥
黙ってことの成り行きを見守っていた桜子が立ち上がった
「先輩、わたくしもお伝えしなければいけないことがあります」
なんだか妙にかしこまった雰囲気に
何言われるんだろう?ってちょっとドキドキしちゃう
「う、うん‥なに?」
返事を返したあたしから視線をあたしの後ろに向けて
放たれた桜子の言葉は全く予想外の物だった
「わたくしも妊娠しました。
父親は進さんです」
は?
桜子の言葉が理解出来なくて‥
今、妊娠してるって言った?
今、進がとか言った?
進って?
もしかしてあたしの弟の進のこと?
瞬間的に浮かぶ思考を脳が上手く処理出来なくて
瞬きだけがせわしなく回る思考を表すかのように回数を重ねていく
周りのみんなも同じだったようで
誰も声を発しない
唯一、あたしの耳に届いた声は隣にいたパパの
"マジか?"
だけ‥
「進さん」
「‥は、はい!」
名前を呼ばれて我に返った進
「赤ちゃんが出来ました」
「は、はい‥マ、マジ‥ですか?」
「はい、マジです。
今夜にでもお伝えしようと思っていたのですが
ちょうどいい機会だったので皆さんの前で
報告させていただきました」
「は、はい‥」
「生んで育てたいと思っていますが
一つ問題があります」
「問題‥ってなに?」
「わたくしは一人っ子で三条家を継ぐ立場です。
そしてあなたは牧野家の長男です。
だから‥」
「だから?」
「わたくしはあなたと結婚することは出来ませんので
一人で生んで育てたいと思います」
「ちょ、ちょっと待って桜子ちゃん!」
結婚は出来ない
一人で生んで育てる
と言った桜子に慌てた進があたしの後ろから
躓きながら桜子の前へ出てきた
「俺の子供なんだよね?」
「はい」
「だったらどうして?
そんな大事な事を勝手に決めるの?!」
「それは‥今、お話しした通りだからです‥」
「だから!そんなの理由になってないよ!」
「立派になってますわ」
「なってないって!
俺は納得してない!」
「我が儘言わないで下さい」
「我が儘なのはそっちの方だろ!」
「えぇ、わたくしは我が儘なんです。
あなたとは結婚出来ません!
一夜の遊びだったんですから!
第一、あなたの年収ではわたくしを満足させる事は出来ませんから」
「そんな‥」
桜子の言葉は嘘だと思った
わざとキツイ言い方をしているだけ
この子、特有の優しさの裏返し
冷たい表情で心の中では号泣してるくせに
本当は人一倍優しくてバランス感覚を持ち合わせていて周囲を気遣える良い子なのに
気遣えるからこそなんだからだと思うんだけど
家がどうとか跡継ぎがどうとか
そんなの桜子がシングルマザーを選択する理由になってないよ‥
「ねぇ?桜子?それは本心なの?」
進の横に立ち桜子の本心を探る
「えぇ、本心ですわ」
「桜子ちゃん!」
桜子の両腕を掴み俯いたままの桜子の表情を下から覗き込む進
「じゃあこの先、進が他の誰かと結婚して
子供も出来て幸せになってもあんたは平気?」
「えぇ‥平気ですわ」
平気ですわなんて言葉とは裏腹に
桜子の瞳から涙が一筋零れ
桜子の腕を掴んでいる進の手の甲に落ちた
「もぅ!あんたも大概、意地っ張りなんだから!」
「先輩にだけは言われたくありません!
ほっといて下さい!」
「ほっとけるわけないでしょ!
もぅ!ほんとに可愛くないんだから!
ほら!進!しっかりしなさい!」
意地を張り続ける桜子
きっとこの子なりにいろんな事を考えて
考えて考え抜いた結果なんだろうけど‥
一体、いつどうやって進とそんな関係になったのかは分からないけれど
進の態度からは決して桜子が言っていたような一夜の過ちだなんて思っている風には感じられない
「桜子ちゃんが俺との事、一夜だけの関係だって思ってたかもしれないけど
俺はそんな風に思ったことないから!
子供の事は正直、驚いてるけど
すっごく嬉しいし一緒に育てたいって思ってる。
収入の事は‥満足させてあげられないかもしれないけど
俺、今まで以上にもっともっと頑張るから!
家のことだってちゃんと考えるから!
だから‥」
そこで言葉を切った進は掴んだままだった桜子の腕を離すと
桜子の前に膝まずいた‥
何をしようとしているのか全員が理解して
全員が固唾をのんで成り行きを見守っていた
そんな中、動いたのは滋さんだった
滋さんは近くにあった花瓶に生けられていた
お義母様が大切に育てられたバラを一輪引き抜くと
お義母様に向かって
"おば様!これもらっていいですか?"
と聞いた
"えぇ、お好きなだけどうぞ"
笑みを浮かべながらそう答えたお義母様
「進君!ホラ!これで頑張って!」
滋さんが膝まずいたままの進にバラを手渡し
そのバラを桜子に差し出した進
「桜子ちゃん、俺が一生守ります。
絶対に桜子ちゃんと子供を幸せにします!
だから、俺と結婚して下さい!」
涙でボロボロなくせに立ち尽くしたまま動こうとしない桜子
そういうあたしも‥
あたしだけじゃなく滋さんも優紀も‥
みんな涙でボロボロなんだけど‥
動こうとしない桜子の横に移動した優紀が
そっと桜子の背中を押した
「ほら、桜子さん」
優紀に背中を押され小さく一歩前に出た桜子は
「わたくし、気が強いですし我が儘で意地っ張りですけど‥
それでもいいですか?」
「大丈夫、全部姉ちゃんで慣れてるから!」
「フフフ‥そうですわね‥」
「あんたたち失礼なんだけど‥」
思わず口を挟んでしまったあたしに
「本当のことだろ?」
「本当のことですわ」
ピッタリと口を揃え
同時に吹き出した二人
そしてやっとバラを受け取った桜子は
進を立ち上がらせるとゆっくりと進の胸元におでこをくっ付けた
ハァ~
その場にいた人達が一斉に息を吐き出すと
誰からともなく拍手が沸き起こり
予想外の新しい家族の誕生を祝福した
どうなることかと思ったけど
良かった~

応援ありがとうございます。
本日も『Family』です。🎶
意外な‥♥
どうしても4人にしたかったんです❗😆💕✨
それではどうぞ~✴
私信です
☆様
こんばんは~✴
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
色々と気にしない人達なので‥😅
類君とあきら君‥どうしましょう?
あきら君ママが黙っていないと思いますが‥♥
恋愛矢印‥こんがらがりすぎですよね🎵
でもつくしちゃんはそのこんがらがりに気付いていない?💕
ア○○ィ○○ョーク様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
望ちゃんのご両親からもなんとか了解をいただけたので
予定は大幅に変更になりそうですが新しい家族が増えて
益々、賑やかになりそうです❗
子育てはお姑さんがベテランつくしちゃんなので
なにかと心強いと思います❗😆💕✨
なんとかお許しも出て
お義父様の"いや~曾孫かぁ~、健!よくやった!"なんて言葉を皮切りに
広間は一転して和やかな祝福ムードに変わった
んだけどね‥
和やかな祝福ムードの中‥
黙ってことの成り行きを見守っていた桜子が立ち上がった
「先輩、わたくしもお伝えしなければいけないことがあります」
なんだか妙にかしこまった雰囲気に
何言われるんだろう?ってちょっとドキドキしちゃう
「う、うん‥なに?」
返事を返したあたしから視線をあたしの後ろに向けて
放たれた桜子の言葉は全く予想外の物だった
「わたくしも妊娠しました。
父親は進さんです」
は?
桜子の言葉が理解出来なくて‥
今、妊娠してるって言った?
今、進がとか言った?
進って?
もしかしてあたしの弟の進のこと?
瞬間的に浮かぶ思考を脳が上手く処理出来なくて
瞬きだけがせわしなく回る思考を表すかのように回数を重ねていく
周りのみんなも同じだったようで
誰も声を発しない
唯一、あたしの耳に届いた声は隣にいたパパの
"マジか?"
だけ‥
「進さん」
「‥は、はい!」
名前を呼ばれて我に返った進
「赤ちゃんが出来ました」
「は、はい‥マ、マジ‥ですか?」
「はい、マジです。
今夜にでもお伝えしようと思っていたのですが
ちょうどいい機会だったので皆さんの前で
報告させていただきました」
「は、はい‥」
「生んで育てたいと思っていますが
一つ問題があります」
「問題‥ってなに?」
「わたくしは一人っ子で三条家を継ぐ立場です。
そしてあなたは牧野家の長男です。
だから‥」
「だから?」
「わたくしはあなたと結婚することは出来ませんので
一人で生んで育てたいと思います」
「ちょ、ちょっと待って桜子ちゃん!」
結婚は出来ない
一人で生んで育てる
と言った桜子に慌てた進があたしの後ろから
躓きながら桜子の前へ出てきた
「俺の子供なんだよね?」
「はい」
「だったらどうして?
そんな大事な事を勝手に決めるの?!」
「それは‥今、お話しした通りだからです‥」
「だから!そんなの理由になってないよ!」
「立派になってますわ」
「なってないって!
俺は納得してない!」
「我が儘言わないで下さい」
「我が儘なのはそっちの方だろ!」
「えぇ、わたくしは我が儘なんです。
あなたとは結婚出来ません!
一夜の遊びだったんですから!
第一、あなたの年収ではわたくしを満足させる事は出来ませんから」
「そんな‥」
桜子の言葉は嘘だと思った
わざとキツイ言い方をしているだけ
この子、特有の優しさの裏返し
冷たい表情で心の中では号泣してるくせに
本当は人一倍優しくてバランス感覚を持ち合わせていて周囲を気遣える良い子なのに
気遣えるからこそなんだからだと思うんだけど
家がどうとか跡継ぎがどうとか
そんなの桜子がシングルマザーを選択する理由になってないよ‥
「ねぇ?桜子?それは本心なの?」
進の横に立ち桜子の本心を探る
「えぇ、本心ですわ」
「桜子ちゃん!」
桜子の両腕を掴み俯いたままの桜子の表情を下から覗き込む進
「じゃあこの先、進が他の誰かと結婚して
子供も出来て幸せになってもあんたは平気?」
「えぇ‥平気ですわ」
平気ですわなんて言葉とは裏腹に
桜子の瞳から涙が一筋零れ
桜子の腕を掴んでいる進の手の甲に落ちた
「もぅ!あんたも大概、意地っ張りなんだから!」
「先輩にだけは言われたくありません!
ほっといて下さい!」
「ほっとけるわけないでしょ!
もぅ!ほんとに可愛くないんだから!
ほら!進!しっかりしなさい!」
意地を張り続ける桜子
きっとこの子なりにいろんな事を考えて
考えて考え抜いた結果なんだろうけど‥
一体、いつどうやって進とそんな関係になったのかは分からないけれど
進の態度からは決して桜子が言っていたような一夜の過ちだなんて思っている風には感じられない
「桜子ちゃんが俺との事、一夜だけの関係だって思ってたかもしれないけど
俺はそんな風に思ったことないから!
子供の事は正直、驚いてるけど
すっごく嬉しいし一緒に育てたいって思ってる。
収入の事は‥満足させてあげられないかもしれないけど
俺、今まで以上にもっともっと頑張るから!
家のことだってちゃんと考えるから!
だから‥」
そこで言葉を切った進は掴んだままだった桜子の腕を離すと
桜子の前に膝まずいた‥
何をしようとしているのか全員が理解して
全員が固唾をのんで成り行きを見守っていた
そんな中、動いたのは滋さんだった
滋さんは近くにあった花瓶に生けられていた
お義母様が大切に育てられたバラを一輪引き抜くと
お義母様に向かって
"おば様!これもらっていいですか?"
と聞いた
"えぇ、お好きなだけどうぞ"
笑みを浮かべながらそう答えたお義母様
「進君!ホラ!これで頑張って!」
滋さんが膝まずいたままの進にバラを手渡し
そのバラを桜子に差し出した進
「桜子ちゃん、俺が一生守ります。
絶対に桜子ちゃんと子供を幸せにします!
だから、俺と結婚して下さい!」
涙でボロボロなくせに立ち尽くしたまま動こうとしない桜子
そういうあたしも‥
あたしだけじゃなく滋さんも優紀も‥
みんな涙でボロボロなんだけど‥
動こうとしない桜子の横に移動した優紀が
そっと桜子の背中を押した
「ほら、桜子さん」
優紀に背中を押され小さく一歩前に出た桜子は
「わたくし、気が強いですし我が儘で意地っ張りですけど‥
それでもいいですか?」
「大丈夫、全部姉ちゃんで慣れてるから!」
「フフフ‥そうですわね‥」
「あんたたち失礼なんだけど‥」
思わず口を挟んでしまったあたしに
「本当のことだろ?」
「本当のことですわ」
ピッタリと口を揃え
同時に吹き出した二人
そしてやっとバラを受け取った桜子は
進を立ち上がらせるとゆっくりと進の胸元におでこをくっ付けた
ハァ~
その場にいた人達が一斉に息を吐き出すと
誰からともなく拍手が沸き起こり
予想外の新しい家族の誕生を祝福した
どうなることかと思ったけど
良かった~

応援ありがとうございます。
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