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Family 136

こんばんは。🎵
本日も『Family』です。🎶
それではどうぞ~✴

私信です
☆様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
ウフフ💕ボ~イズの予定です💕
お引越し話‥司君まだまだ迷走中のようです‥😅


ア○○ィ○○ョーク様
こんばんは。🎵
コメントありがとうございます。😆
返事が遅くなってごめんなさいm(__)m
みんな収まる所に収まって
ベビーラッシュです🎵
赤ちゃんが生まれたら賑やかになると思います❗😆💕✨






妊娠も6ヶ月を過ぎ

全員が安定期に入り

それと共にあたし以外の妊婦さんの悪阻も少しずつ治まってきて

望ちゃんも体調の良い日が増えてきて
お天気のいい日にはタマさんとお庭で散歩出来るくらいまでになってきて一安心


あたしは相変わらずの毎日


そして健も相変わらずのようで
今日も望ちゃんが
"赤ちゃんの靴が15足もあるんです!
いい加減にするように言って下さい!"
なんて電話がかかってきていたんだけどね


"パパなんて健の時は靴だけで50足超えてたからまだまだ可愛いものよ"

なんて‥

これに関してはあたしが幾ら言ったところで無駄だって思っているから
慰めにもならない返事を返しただけ


"もったいない!"


"無駄遣いしないで!"


20年近く言い続けている言葉を
あたしは未だに言い続けてるんだもの!


パパは今回は男だ!って決めつけちゃってて
何から何まで全部、男の子の物ばかり買ってきてるし

健も同じみたいで全部、男の子の物を揃えていて
最近は子供の名前辞典で男の子の名前ばかり調べている


西門さんにしても同じみたいで
優紀が電話でぼやいてたし

進は周囲が呆れるほど過保護みたいで
お屋敷の中でも桜子の後ろをついて回っていて
最近は密かに小判鮫って呼ばれている









産休と育休を取る為に目一杯詰め込まれたスケジュールには
西田に殺意すら覚える

このところ出張が多い

流石に何週間も海外にってのはないけれど
国内での短期の視察やアジア圏への単発の出張が続いていて
自宅で家族とゆっくり飯を食う暇もねぇ

だがその事に文句を言おうもんなら
西田から嫌味が返ってくる

"出張自体は以前より決まっていた事でございますし
半年も育休を取られるならこれぐらい当然です"


俺だってそれぐらい分かってるけど
ここんとこ忙しすぎて双子とまともに飯も食ってねぇーし
半年をそんな強調すんな!


3日前から沖縄に新たにオープンする予定の
メープルの体験型リゾート施設の視察に出掛け
途中、長崎、広島、静岡と各地のメープルにも視察に立ち寄り
やっと自宅であるマンションに帰りついたのが土曜日の夕方


今夜は久しぶりに双子と飯を食って
風呂にも入れてその後は安定期に入ったつくしと‥


頭の中で色々とシュミレーションしてたのによ~!


なんでお前らがいんだよ!


玄関を開けると起きている時はいつも出迎えに出てくるはずの双子の姿がない


寝てんのか?と考えつつリビングへと続く長い廊下の途中で
ようやく出迎えに出てきたのはチビ

もうチビってデカさじゃねぇけど
尻尾を振りながら足元にまとわりついてきて
一応、歓迎はしているようだ


「ワン!」


「おぅ!今日の出迎えはお前だけか?」


「ワン!」


俺の問いかけに一鳴きしただけで
大人しく後ろについて来るチビを従え
リビングへと足を踏み入れると
そこにはここ最近、定番になりつつある面子が顔を揃えていた


「あっ!司~!おっ帰り~!」


「よぉ!司!」

リビングにいたのはあきらと滋と
相変わらずソファーで寝ている類

「お前らまたいんのかよ?!」


「いるよ~!」


「帰れ!」


「え~さっき来たばっかりなのに!」


「うるせぇ!
それよりつくしは何処だ?!」


「あれ?パパ?帰ってたの?
おかえりなさい」


後ろから聞こえてきた愛しいつくしの声に振り向き
そのまま抱き寄せて頬へとただいまのキスを落とし
少し目立つようになってきたお腹の子供にもただいまのキスをする


「おぅ!ただいま。
調子はどうだ?」


「うん、大丈夫。
ご飯食べるでしょ?」


「あぁ、食うけど
それまでにあいつら追い出しとけよ!」

こちらを眺めながらニヤニヤしているあいつらの方へ視線だけを向ける

「もぅ!帰って早々に子供みたいな事言ってないで
さっさと着替えて来てよ!」


追い出しとけと言った俺の背中を呆れたように押すつくしに促されるまま
着替えて戻ってくるとまだ居やがる!


居るだけじゃなくて飯を食う気満々で
ダイニングに座ってやがる


「帰れっつただろ?!」


「もぅ!パパ!
あたしが食べてって言ったの!
ほら!早く座って!」


「余計な事、言ってんじゃねぇーよ!」


「そんな事言わないでってば!
みんな忙しいのにこうして来てくれてるんだから!」


チッ!


忙しいわけねぇーだろ?!


こいつら最近は毎週末になるとここに入り浸ってんじゃねぇーかよ!


いい歳して週末になると行くとこがない奴らなんてほっとけ!っつーの!


「お前ら、週末になると集まってきやがって!
他に行くとこねぇーのかよ!?」


「そうカリカリすんなって!
俺らにはお前には分からない切実な事情があんだよ!」


つくしはこいつらが毎週末になると集まってくる事に大して違和感は感じていない

妊婦の自分を心配して遊びに来てくれている
ぐらいにしか思ってねぇーみたいだくど

俺はこいつらが時間が出来るとなんでここに集まって来ているのかを知っている


最近の社交界の噂


美作、花沢、大河原の両親が30後半に突入した息子と娘の
結婚相手を本気で探しているようで
毎週のように週末になるとお見合いの席をセッティングしている


まぁ、毎週ってのは言い過ぎだけど
かなり頻繁に見合いをさせられているのは確かなようだ


「切実なって単なる見合いだろーが?!」


「簡単に言うなって!
毎日のように見合い写真と釣書を目の前に山のように積み上げられてる
俺らの身にもなれよ」


「そーだよ!司には分かんないんだよ!
滋ちゃんなんて見合い写真見すぎて最近じゃ全部ドングリにしか見えないんだからね!」


「俺は結婚とかする気ないって
ちゃんと言ってあるから大丈夫だよ」


類の言葉に驚くつくし


「類?本当なの‥?」

「うん、だから俺の両親はもうあきらめないみたいだよ。
最近はあんまり言ってこないからさ」


「そ、そうなんだ‥でも大変なんだね‥みんな‥
おば様達はそれだけ滋さん達に幸せになって欲しいんだと思うんだけど‥」


横に座ってつくしお手製のハンバーグにかぶりついていた
菫の口元を拭いてやりながら話すつくし


「気持ちは分かるんだけどさぁ~
何でもいいからとりあえず結婚しろ!って言われてるみたいでさぁ~
なんか大きなお世話って思っちゃうんだよね‥」


「だよな‥うちもお袋の鼻息が荒くて‥
いい加減勘弁してくれって気分だぜ」


「夢子おば様もそれだけ本気だってことじゃないの?
滋さんも美作さんも本当にいい人いないの?」


「最近じゃあ、司も総二郎も付き合いが悪いし
屋敷とオフィスの往復だけじゃ出会いなんてねぇーだろ?!」


「そ~だよ!滋ちゃんなんて私以外、全員妊婦さんなんだよ!
あ~私も妊娠したぃ~!」


滋さんの最後のセリフにみんな吹き出す


「妊娠したいって‥相手見つけんのが先だろ?!」


「そうだけどさぁ‥お見合いの相手はねぇ‥
即結婚になりそうだしさぁ~なんか面倒臭いんだよねぇ~
なんかさぁ‥後腐れなくてそこそこイケテる
いい男っていないかなぁ~?」


「滋さん‥?あんまり妥協しない方がいいんじゃない‥?」


「う~ん、妥協してるつもりはないんだけどね
出来れば相手をちゃんと見極めて
恋愛したいと思ってるけど
年齢的にその先の事を考えると
あんまり悠長な事も言ってられないかなぁとも思うんだよね~ハァ~」


大きなため息と共にグラスに残っていたワインを飲み干した滋

すかさずあきらがワインをついでやっている

その光景を見ていたつくしが
何気なく発した言葉がこの先の二人の運命を大きく変えていく





応援ありがとうございます。
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kirakira
Posted bykirakira

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